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18、狙撃1
しおりを挟む「『切断者』っと」
『原初の風よ、強者と弱者、真理の連鎖、獣の顎門、獲物の血肉を蹂躙し噛み砕き千切れ裂け!!ーーー暴風顎門』
さらに一週間かかったが、《レコレクター》をもう一個作る事に成功した日、魔族が大群で攻めてきた。
私達宮廷に仕えている者達は王様を守る為、また、優れた技術を相手に取られてはいけない為、前衛職以外は戦場に出てはいけない。
もし負けたとしても隣国へ転移魔法を使い、転移することができる。
なので私達は宮廷内で二番目に高い建物の屋上に登った、ちなみに一番高い建物は王族がいる住まいだ。
なぜそんなところに登るのかって?、そりゃもちろん敵を狙撃する為だ、ついでに《レコレクター》の性能を試しちゃおうとそういう事だ。
私は呟くと杖のトリガー引き絞る、眼下の敵を両断された、近くの複数の敵を斬り刻む風の刃が乱れ飛ぶ、チェルシーの魔法だ。
『泥弾』
『我望む道閉ざす敵を焼き貫けーーー炎槍!!』
泥性の魔法弾で敵を貫く、するとその横の相手が炎の槍で焼き貫かれた。
「チェルシー、貴方結構やるじゃん」
「ふん、魔技師だって魔法が使えた方が都合がいいのよ」
「そういうもんか~」
『水弾』
『我望む、道閉ざす敵を浄化し、貫けーー聖槍!』
敵を魔法で狙撃していく私達。
「ーーーうん?、あーー、南の方からも敵来てんな、あ、よく見ると四方から攻めてきてるじゃん、チェルシー南と東をお願い、私は北と西を片付ける」
「了解」
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