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第六話
1年後、オリエーンズ王国の女王となったティアーナは、王宮である女性とお茶を楽しんでいた。
前国王、偽王太子エドワード、その母である愛妾はすぐに大陸全ての国が参加する大陸連合裁判にかけられ、総括して平和への罪ということで有罪となった。
前国王は処刑、愛妾は強制労働15年ののち処刑となった。
強制労働先は10年前に発見された新大陸で、凶悪犯罪者が送られる場所となっている。最も重い刑を彼女は受けることとなった。
そして偽王太子であったエドワードは母親と前国王にのせられ、出自を知らなかったことを考慮され、幽閉となったが、その後、オリエーンズ王国で起こされた裁判で王太子と名乗っていたときの気に入らないものへの処罰が殺人と殺人教唆となり、処刑が決まった。
「何はともあれ王国が無事でよかったわ」
「いろいろありましたものね。……それにしてもさすが陛下ですね。以前より繁栄していますわ」
「ふふ、ありがとう。邪魔をするものがいなくなってわたくしの思うとおりに政治が動かせるようになったのですもの。でも、すべてはあなたのおかげだわ。改めてありがとうございます、アナスタシア様」
偽王太子エドワードを断罪し、大陸連合に連れ帰ったアナスタシアはその働きが認められて大陸連合裁判所捜査局長に就任した。史上最年少かつ初めての女性大陸連合役員となったのだ。
そんな彼女は1年前の断罪以来初めてオリエーンズ王国にやってきた。
「当然のことをしたまでです」
「謙虚ね、でも、あなたがこの国の救世主であることに変わりはないわ。いえ、あなたは聖女だったわね」
「聖女はもうこりごりです。実際には他人の婚約者なんてとりませんよ」
「冗談よ。それより、演劇を観ているような感じだったわ。平民で聖女で……そんな設定よく思いつきましたわね」
ノルディマン帝国の伯爵令嬢のままエドワードを落とすことはできないので、別の人物なる必要があったとはいえ、なぜ平民なのかしら……とティアーナは思いつつ尋ねる。
「貴族令嬢の名があったほうが動きやすいかったのでは?」
「ふふふ。陛下の先ほどのお言葉はある意味正しいですわ。私はあるお話になぞらえて任務に取り組んだのです」
「まぁ。どんなお話かしら?」
「平民でありながら聖女の力に目覚めた主人公が、貴族が通う王国最高峰の学園でこの国の王太子と出会い、恋をし、結ばれ王妃になり幸せに暮らす、というお話です」
「そのようなお話があったのね。でも、聖女とはいえ、平民が王太子と結ばれるなんて難しすぎるのでは?」
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強制労働先は10年前に発見された新大陸で、凶悪犯罪者が送られる場所となっている。最も重い刑を彼女は受けることとなった。
そして偽王太子であったエドワードは母親と前国王にのせられ、出自を知らなかったことを考慮され、幽閉となったが、その後、オリエーンズ王国で起こされた裁判で王太子と名乗っていたときの気に入らないものへの処罰が殺人と殺人教唆となり、処刑が決まった。
「何はともあれ王国が無事でよかったわ」
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「ふふ、ありがとう。邪魔をするものがいなくなってわたくしの思うとおりに政治が動かせるようになったのですもの。でも、すべてはあなたのおかげだわ。改めてありがとうございます、アナスタシア様」
偽王太子エドワードを断罪し、大陸連合に連れ帰ったアナスタシアはその働きが認められて大陸連合裁判所捜査局長に就任した。史上最年少かつ初めての女性大陸連合役員となったのだ。
そんな彼女は1年前の断罪以来初めてオリエーンズ王国にやってきた。
「当然のことをしたまでです」
「謙虚ね、でも、あなたがこの国の救世主であることに変わりはないわ。いえ、あなたは聖女だったわね」
「聖女はもうこりごりです。実際には他人の婚約者なんてとりませんよ」
「冗談よ。それより、演劇を観ているような感じだったわ。平民で聖女で……そんな設定よく思いつきましたわね」
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「ふふふ。陛下の先ほどのお言葉はある意味正しいですわ。私はあるお話になぞらえて任務に取り組んだのです」
「まぁ。どんなお話かしら?」
「平民でありながら聖女の力に目覚めた主人公が、貴族が通う王国最高峰の学園でこの国の王太子と出会い、恋をし、結ばれ王妃になり幸せに暮らす、というお話です」
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