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三章
DIY④
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取り敢えずやる気は見せたものの、まずは何を作ろうかと頭を悩ませる。
木材を糸で持ち上げて、おもむろに《斬糸》でスッパリと真っ二つに切り落として。うん、こんなもんかな?
そうだ、椅子を作ってみよう。
認めてもらうんならウッディさん専用でいいかな? 背格好を《魔力解析》で測って、ふむふむ。だいたいオッケー。
やることが決まればあとは材料を切り出すだけ。
ざっくざく切り落として、あとは組み立てる。と、ここで問題が発生。
そう、重ねればくっつくわけではないということですね。ここで種族LV15で覚えた新兵器の【ホール】の出番です。言ってみれば任意の場所に任意の大きさの穴を穿つスキルですね。合わせる場所に一直線に穴を開けて、その穴へ通すようにくり抜いた穴を通せば……よし、くっついた!
「ミュウさんすごーい。あとであたし専用の椅子も作ってよ」
『いいよー。これの後ね』
「いえーい、やったー!」
「何が一体どうなって? ミュウ君、木工スキルも無いのにどうすればこんなことができるんだい?」
『え? 普通にできませんか?』
「いやいやいや、理屈だけじゃどうにも……いや、ちょっと待てよ?」
ウッディさんはオーバー気味なアクションで驚いた後、何かを思いついて作業を始めてしまいました。
『どしたんだろね?』
「さぁ。でもミュウさんに触発されて火がついたんじゃない? さっきよりも俄然やる気出して打ち込んでるもん」
『そっか、そだね』
何がきっかけになったのかわからないけど、わたしの一言で彼は何かを見出したようです。木材を選別し始めて事にあたる姿は、なるほど……情熱を感じさせました。
さて、適当に切りそろえた脚を組み立て終えたら背もたれをくっつけましょうか。ここは体重を乗せる場所なのでしなる方がいいですかね?
うむぅ、穴埋めだけじゃ、後方にのしかかる強度が足りなさそうですね。普通はどうやってくっつけているんでしょうか? マリさんに聞いてみましょう。
『マリさん、背もたれってどうやって重心を支えてるんですかね?』
「え? そんなの知らないよ。あたしそっちの知識全然だもん」
チッ 使えないですね。
「あ、今心の中で舌打ちしたでしょー? あたしそういうのわかるんだからねー?」
『し、してないもん! マリさんたら自意識過剰じゃないの?』
慌てて誤魔化してみたけど、彼女には通用しませんでした。わたしは抵抗むなしく彼女のおもちゃにされ、擽りの刑に処されました。
いやね、全然くすぐったくはないのですけど、言うなればスキンシップみたいなものです。少し抵抗するとより過激に責めてくるんですよ。それでムキになってつい長引いてしまうことがよくあるんです。それが原因かは知りませんが、何故か皆さんのこちらをみる目が暖かなものに変わっていました。
先ほどまでは若干畏怖すら感じていた様子でしたのに、今ではそれすら感じさせないように、すっかりとそんな感情は溶けて流れていったようです。まさかこれを狙って? はは、マリさんに限って、ないない。
結局背もたれの件は力技で解決しました。横がダメなら縦に突き刺そう。それで耐久は兎も角なんとか出来上がります。突き刺した場所に横から貫通させて再度埋める事で安定性をキープさせました。実用させるには要検討ですね。
それは普段座っているアンティークなチェアとは似ても似つかない無骨な作りですが、我ながら上出来だと自分を褒め称えます。誰も褒めてくれないときはせめて自分だけでも褒めてあげませんとね。悲しいかな、できて当たり前と育てられてきましたので褒められた事なかったんですよね。なので何か作り上げたときは自分で褒める習慣がすっかり定着してました。悲しい。
早速レシピ登録してもう一個作り、ゲンさん達にプレゼント。
彼らは何故かウッディさんにお礼を言ってましたが、それ作ったのわたしなのに。ぐぬぬ……
しかしそれを切り出してしまうのは野暮な事。ですので、違うところでストレスを発散しました。
『はい、出来たよ、マリさんの専用チェア』
「わーい! ありがとう、って……ねぇミュウさん、これってどう見ても樹木を真横にスライスしただけだよね?」
『気のせいですよ。さ、座ってみてください。マリさんの大き過ぎるお尻がベストフィットする筈です』
「あ、ほんとだ。見た目に反して座り心地は最高! ねぇ……今サラッとディスった?」
『し、してないもん。自意識過剰なんじゃないの?』
その返しに彼女はにっこり。
反面わたしは後退ります。だって彼女の目の奥は全然にっこりしてないんですもん。
すっかり周りからの視線が生暖かくなった頃、スタミナ切れでグデっとしているマリさんの元へ、ウッディさんが駆けつけてきました。
「おーい」
「どったの棟梁」
『さっきのやつができたんじゃない?』
「ああ、で? さっきは結局何作ってたわけ?」
「これだ!」
そう言われて見せてもらったのは木の板を斜めにスライスした物。片方には窪みがあり、もう片方にはそれがハマる突起が出ています。結局これだと言われてもさっぱりわかりません。
『これは?』
「これは、こうするんだ」
ウッディさんは二つの木材を重ねてから窪みと突起を合わせるようにスライドさせました。するとどうした事でしょう、スライドさせた状態でピッタリとくっついてしまったのです。しっかりと内側で繋がったように、そのあとは上下に降っても動きませんでした。
「わぁ、くっついちゃった?」
『すごいね』
「これに気づかせてくれたのは君だよ、ミュウ君」
『わたしですか?』
「そう、今まで僕はスキルというのに頼りすぎていたのかもしれないんだ」
「最初はそこにハマるよな?」
ウッディさんの導き出した答えにシグルドさんが乗っかります。答えながらも鮮やかな包丁さばきでブロック肉を解体してました。はぇ~凄いですね。
「するとこの見識は料理にも?」
尋ねるウッディさんにゲンさんはニンマリ笑顔で返します。
「そうだ。俺らは料理をする際スキルを使ってねぇ。と、いうかまず料理っていう概念がこの世界にねぇんだ。
そのくせ肉を切ることや突く事は出来る上に火の魔法で焼くこともできる。それを利用しているに過ぎん」
「確かに……僕はそんな事にも気づかないで」
「結局なにがどうなってんの?」
「つまりはあれだ。ここがゲームで、スキルがあるならそれ以外の方法は無いものだと思い込んでた。それがウッディという木工師の限界を作り出していた。だろ?」
「シグさんの言う通りです。僕は勝手に限界を感じていました。なかなか上がらない熟練度に解放されてもいまいちピンと来ない木工スキル。しかし現実と同じ処理が、理屈が通じるんならやり方はいくらでもあります。それに、こっちでは根を詰めてもリアルに影響しませんしね」
そう言って笑うウッディさんに、シグルドさんは無言で皿を突き出した。そこには今方焼きあがったばかりの串焼きや唐揚げがどっさりと乗せられている。
丁度マリさんの視界の上であり、マリさんには皿の底しか見えていない。のにもかかわらず匂いで察知したのかぴょんぴょんと跳ねていた。
「これ持ってって、みんなで分けな」
「あとこいつもいるだろう?」
シグルドさんに被せるようにゲンさんが大荷物を持って移動し始めます。
それは大きな樽でした。中身はエールですね。樽の側面をポンポンと叩き、こう続けます。
「こういう見識は仲間内に共有し合うべきだ。白熱すれば当然喉も乾くし腹も減る。という事で休憩をしよう。オレらも食材が切れてこれ以上は作れそうもない」
シグルドさんの言葉に、ウッディさんは、そうですねと返し、今日ここへ来れて良かったですと目頭を熱くさせていました。
木材を糸で持ち上げて、おもむろに《斬糸》でスッパリと真っ二つに切り落として。うん、こんなもんかな?
そうだ、椅子を作ってみよう。
認めてもらうんならウッディさん専用でいいかな? 背格好を《魔力解析》で測って、ふむふむ。だいたいオッケー。
やることが決まればあとは材料を切り出すだけ。
ざっくざく切り落として、あとは組み立てる。と、ここで問題が発生。
そう、重ねればくっつくわけではないということですね。ここで種族LV15で覚えた新兵器の【ホール】の出番です。言ってみれば任意の場所に任意の大きさの穴を穿つスキルですね。合わせる場所に一直線に穴を開けて、その穴へ通すようにくり抜いた穴を通せば……よし、くっついた!
「ミュウさんすごーい。あとであたし専用の椅子も作ってよ」
『いいよー。これの後ね』
「いえーい、やったー!」
「何が一体どうなって? ミュウ君、木工スキルも無いのにどうすればこんなことができるんだい?」
『え? 普通にできませんか?』
「いやいやいや、理屈だけじゃどうにも……いや、ちょっと待てよ?」
ウッディさんはオーバー気味なアクションで驚いた後、何かを思いついて作業を始めてしまいました。
『どしたんだろね?』
「さぁ。でもミュウさんに触発されて火がついたんじゃない? さっきよりも俄然やる気出して打ち込んでるもん」
『そっか、そだね』
何がきっかけになったのかわからないけど、わたしの一言で彼は何かを見出したようです。木材を選別し始めて事にあたる姿は、なるほど……情熱を感じさせました。
さて、適当に切りそろえた脚を組み立て終えたら背もたれをくっつけましょうか。ここは体重を乗せる場所なのでしなる方がいいですかね?
うむぅ、穴埋めだけじゃ、後方にのしかかる強度が足りなさそうですね。普通はどうやってくっつけているんでしょうか? マリさんに聞いてみましょう。
『マリさん、背もたれってどうやって重心を支えてるんですかね?』
「え? そんなの知らないよ。あたしそっちの知識全然だもん」
チッ 使えないですね。
「あ、今心の中で舌打ちしたでしょー? あたしそういうのわかるんだからねー?」
『し、してないもん! マリさんたら自意識過剰じゃないの?』
慌てて誤魔化してみたけど、彼女には通用しませんでした。わたしは抵抗むなしく彼女のおもちゃにされ、擽りの刑に処されました。
いやね、全然くすぐったくはないのですけど、言うなればスキンシップみたいなものです。少し抵抗するとより過激に責めてくるんですよ。それでムキになってつい長引いてしまうことがよくあるんです。それが原因かは知りませんが、何故か皆さんのこちらをみる目が暖かなものに変わっていました。
先ほどまでは若干畏怖すら感じていた様子でしたのに、今ではそれすら感じさせないように、すっかりとそんな感情は溶けて流れていったようです。まさかこれを狙って? はは、マリさんに限って、ないない。
結局背もたれの件は力技で解決しました。横がダメなら縦に突き刺そう。それで耐久は兎も角なんとか出来上がります。突き刺した場所に横から貫通させて再度埋める事で安定性をキープさせました。実用させるには要検討ですね。
それは普段座っているアンティークなチェアとは似ても似つかない無骨な作りですが、我ながら上出来だと自分を褒め称えます。誰も褒めてくれないときはせめて自分だけでも褒めてあげませんとね。悲しいかな、できて当たり前と育てられてきましたので褒められた事なかったんですよね。なので何か作り上げたときは自分で褒める習慣がすっかり定着してました。悲しい。
早速レシピ登録してもう一個作り、ゲンさん達にプレゼント。
彼らは何故かウッディさんにお礼を言ってましたが、それ作ったのわたしなのに。ぐぬぬ……
しかしそれを切り出してしまうのは野暮な事。ですので、違うところでストレスを発散しました。
『はい、出来たよ、マリさんの専用チェア』
「わーい! ありがとう、って……ねぇミュウさん、これってどう見ても樹木を真横にスライスしただけだよね?」
『気のせいですよ。さ、座ってみてください。マリさんの大き過ぎるお尻がベストフィットする筈です』
「あ、ほんとだ。見た目に反して座り心地は最高! ねぇ……今サラッとディスった?」
『し、してないもん。自意識過剰なんじゃないの?』
その返しに彼女はにっこり。
反面わたしは後退ります。だって彼女の目の奥は全然にっこりしてないんですもん。
すっかり周りからの視線が生暖かくなった頃、スタミナ切れでグデっとしているマリさんの元へ、ウッディさんが駆けつけてきました。
「おーい」
「どったの棟梁」
『さっきのやつができたんじゃない?』
「ああ、で? さっきは結局何作ってたわけ?」
「これだ!」
そう言われて見せてもらったのは木の板を斜めにスライスした物。片方には窪みがあり、もう片方にはそれがハマる突起が出ています。結局これだと言われてもさっぱりわかりません。
『これは?』
「これは、こうするんだ」
ウッディさんは二つの木材を重ねてから窪みと突起を合わせるようにスライドさせました。するとどうした事でしょう、スライドさせた状態でピッタリとくっついてしまったのです。しっかりと内側で繋がったように、そのあとは上下に降っても動きませんでした。
「わぁ、くっついちゃった?」
『すごいね』
「これに気づかせてくれたのは君だよ、ミュウ君」
『わたしですか?』
「そう、今まで僕はスキルというのに頼りすぎていたのかもしれないんだ」
「最初はそこにハマるよな?」
ウッディさんの導き出した答えにシグルドさんが乗っかります。答えながらも鮮やかな包丁さばきでブロック肉を解体してました。はぇ~凄いですね。
「するとこの見識は料理にも?」
尋ねるウッディさんにゲンさんはニンマリ笑顔で返します。
「そうだ。俺らは料理をする際スキルを使ってねぇ。と、いうかまず料理っていう概念がこの世界にねぇんだ。
そのくせ肉を切ることや突く事は出来る上に火の魔法で焼くこともできる。それを利用しているに過ぎん」
「確かに……僕はそんな事にも気づかないで」
「結局なにがどうなってんの?」
「つまりはあれだ。ここがゲームで、スキルがあるならそれ以外の方法は無いものだと思い込んでた。それがウッディという木工師の限界を作り出していた。だろ?」
「シグさんの言う通りです。僕は勝手に限界を感じていました。なかなか上がらない熟練度に解放されてもいまいちピンと来ない木工スキル。しかし現実と同じ処理が、理屈が通じるんならやり方はいくらでもあります。それに、こっちでは根を詰めてもリアルに影響しませんしね」
そう言って笑うウッディさんに、シグルドさんは無言で皿を突き出した。そこには今方焼きあがったばかりの串焼きや唐揚げがどっさりと乗せられている。
丁度マリさんの視界の上であり、マリさんには皿の底しか見えていない。のにもかかわらず匂いで察知したのかぴょんぴょんと跳ねていた。
「これ持ってって、みんなで分けな」
「あとこいつもいるだろう?」
シグルドさんに被せるようにゲンさんが大荷物を持って移動し始めます。
それは大きな樽でした。中身はエールですね。樽の側面をポンポンと叩き、こう続けます。
「こういう見識は仲間内に共有し合うべきだ。白熱すれば当然喉も乾くし腹も減る。という事で休憩をしよう。オレらも食材が切れてこれ以上は作れそうもない」
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