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配信者入門
生配信_キャディの最終進化
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あれから数匹ほどクリスタルに覆われてるコンドルタイプやペンギンタイプを討伐していると、キャディの殻に縦に大きくヒビが入った。
:おや、キャディの様子が?
:BBBBBBBBBBB!
:進化キャンセルしようとすんな
「キャディ、最終的に君が望んだ姿はなんだろうね?」
「くわー!」
一際大きく鳴くと、殻の中からボワンと煙が舞い上がり、出てきたのは……
「キュキューン!(お父さん、見て見て!)」
とてもキュートな姿だった。
造形はペンギンの様に丸っとしたボディ。
嘴を野球帽の様に被り、背中から首元にふわふわのたてがみ。
白と黒のツートンカラー。
背中から伸びたツルや葉っぱがまるで手の様に物を持てたりする。
なんというかよくわからない造形でありながら、キャディらしい姿となった。
植物を無理矢理ペンギンの姿に押し込めたという方が正しいか。
:かわいい!
:これは既存のモンスターではないな
:誰かこの手のモンスター情報持ってる人いる?
:まさかのマスコットの登場ですよ
:|◉〻◉)ようやく来れたと思ったら、まさかの事態に
:魚の人ーーー!
:相変わらずのタイミングよ
:と言うか、もしかしてテイマーの本質ってモンスターを自由に作れる事にある?
:生命創造系かー、意外
:これは沸る!
:固定モンスターのテイムは出来ないの?
「これはこれは随分と可愛らしくなって。そのポッケは何が入るのかな?」
「キューン(なんでも入るよ?)」
葉っぱが手のひらの様に握られれ、私の手からパタークラブを取るべく寄せられる。
これは渡せば良いのかな? 手を離すと、パターはキャディのポッケの中へとしまわれた。ああ、これ良いね。
じゃあついでだ、とばかりにスコップやツルハシも手渡す。
キャディはそれらをポッケに入れた。うん、かわいい。自慢げに胸を張る姿がなんとも愛おしい。
:アイテムボックス!?
:マジかよ、テイモン荷物持ちもできんのか
:これは検証が捗るな
:アキカゼさん、孵化回数何回でした?
:今の所二回が主流だけど、三回とか?
:孵化回数って、そんなに大事なの?
:めちゃ大事。出現部位に部位スキルが発生するから
:キャディちゃんの今までを見るに根を張る、採掘、吸収/実るで3回? で四回目?
:あれ? じゃあキャディのグレード高くね?
:卵買ったやつ涙目www
:やっぱり厳選は悪手じゃねーかwww
:テイマーは卵を所持した時点で採点されてますわ、これ
:|◉〻◉)そりゃそうですよ
「いやぁ助かる。キャディは名実共に私のキャディとなってくれました。それにしても四つ目のスキルはなんだろうね?」
「キューン(それは見てからのお楽しみ)」
はて? その言い方から察するに実際にキャディが公開するまで登録されない形か? それらも踏まえて情報か。まぁ私はその情報をカネミツ君に投げるだけだから随分と気が楽だ。
「と、言ってる側からお客様のエントリーだ。キャディ、パターを」
「キュキューン(はーい)」
キャディが鳴くと私の足元に花が咲き、そこからパタークラブが出現した。
いやいや、これは流石に予想外。
まさかそのポケットはしまう事がおまけで、本質は転送?
植物を経由しての転送は流石の私も驚いた。
もしこれが攻撃手段として用いられたら、随分と攻略も捗るぞ。
しかも咲いた花まである程度遠隔操作出来るみたいだ。
私に武器を手渡さずとも、その武器で攻撃までできてしまう。
もしこれがサブアームの役割まで果たしてるとしたら強すぎない?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:|◉〻◉)やりますねぇ
「気を取り直して、新しいキャディの力を見せて貰おうか」
「キューン(頑張るよ!)」
そこから先は圧倒的だった。
ある程度はサブアームぐらいの役割は持ってると思っていた転送は、まさかキャディの固有スキルまで模倣してるとは思わなかったのだ。
ひと鳴きする度にモンスターに直接生えた花が根を張り、拘束して地上に落とす。ペンギンも同様に根を張られて無力化された。
かわいいのに強いとかキャディは本当に凄いな。
これは私も負けてられないね。
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:|◉〻◉)まずいまずいまずい、僕のアイデンティティが上書きされちゃう!
キャディと私との連携攻撃に、歴戦の視聴者も「は?」と言う言葉を吐き出すマシーンとなった。
一部【==検閲済み==】と言う謎のメッセージを拾ったけど、何かまずい情報でも書き込んだのかな? それともダンジョンからの介入? ダンジョンはよくわからないことが多いや。
そしてボス戦。キマイラを想わせるクリスタルマシマシのウサギが現れる。
いや、だからここバードダンジョンじゃなかったっけ?
それはさておき戦闘だ。
水晶ウサギの攻撃パターンは大きく分けて三つ。
トゲトゲクリスタルを頭部に集中させての突進、中距離からのクリスタル射出、影移動。影移動が非常に厄介だが、キャディの成長が微笑ましいで済まないくらいに強力なので、たいして苦労せずに処理できた。
「ドロップはクリスタルに封じられたラビットテイルだって。持ってると幸運が上がりそうだねぇ。他には闇のクリスタル。これはスキルが覚えられそうだ。テイムモンスターにも使えるみたいだね。生憎とキャディは最終段階を迎えたから付与できないので、私が拝借して。うん、スキルが生えた」
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:筍の水煮に続いてスキルの生えるアイテム登場か
:|◉〻◉)僕も欲しいです、ハヤテさぁん
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
「生えたと言うより書き変わったが正解だね。ネクストボール、これがシャドウボールとなった。このネクストボールは筍ダンジョンによって得られたスキルなんだ。ほら、私がゴルフボールがわりに打ってるあれ、あれの影にも攻撃判定が出る様になった。要は追撃効果だね」
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:はぁあああああああああああああああ!?
:|ー〻ー)どこまで遠くにいっちゃうの?
「他には特にないね。何か見落としあるかもだから、再走したい人は今日の配信を参考にしてくれたら嬉しいです」
「キュキューン(よろしくね!)」
「それじゃあ、今日の配信はこれまで。ご視聴ありがとうございました!」
「キュッキュー(またねー)」
ビデオカメラの撮影モードをオフにして、ボス部屋の奥に現れた転送装置によって入り口に戻る。
入手したアイテムを受付に持って行って査定。受付でキャディを見た視聴者さんから抱っこ案件がよく飛び交った。
私の目の届く位置なら大丈夫とした。
もし持ち去ろうとされても今のキャディなら余裕で帰ってこられそうだ。
査定まで配信に入れなかった理由は、ボスドロップ品がまだ表に出てない類だったから。政府側から情報を開示する際はある程度の規約が設けられている。これは研修時点であらかじめ教え込まれていた。
レアドロップの可能性として、まずは警察への納品が義務となっている。
発表の機会はそのアイテムの有用性、価値が露わになってから。
最後まで配信しなかった理由はそこである。
流石にお上に逆らう愚行は犯せないよ。
「これは見たことのない素材です。さすが先駆者様ですね。ライセンスをお返しします」
帰ってきたライセンスの攻略中ダンジョン情報には鳥の横顔マークがゴールドになっていた。
「あれ、もうゴールドですか?」
「笹井さんにはお世話になってますから。二重さんも反省してました。第一世代だからって頑なに毛嫌いしていたと仰ってます」
「まぁ、彼女の境遇については私の知るところではないけどね」
「仰るとおりです」
「しかし彼女の祖父は、どうも私のゲームフレンドだった可能性があってね。世間とはなんとも狭い物だと思ったほどだ」
「へぇ、意外な間柄だったんですね」
「うん、まぁその事を噛み砕いて考えると、嫌われてた理由ってその人が変人だったからじゃないかなって」
「まぁ」
「キュッキュー!」
二重さんへの風評被害が程よく伝わったところで、キャディが帰ってくる。
どうやら咲かせた花から自身を移動させるテレポートまでやってのける様で、万能感を周囲に見せつけまくっていた。
「はい、それでは本日はありがとうございました」
「うん、また用ができたら来ます。配信の影響で混み合ったらごめんね?」
「おかげさまで、バードダンジョンの参加人数は安定してきてます。笹井さんが以前発掘したアイテムですらこれですから、部署から警備人員を増やす要請は必要でしょう」
「トラブルが起きたら大変だもんね。ではトラブルの種はこの辺で失礼するよ」
「またいつでもお越しください」
そんなやりとりを経て、私の足はエッグダンジョンへと向かう。
やっぱりね、成長した子供の姿を母親に見せたいと言う気持ちはあるもの。
流石にそれは配信するか迷った。
卵によって母親の形態は異なるだろうから。
なのでそれはテイマーのお楽しみとする。
さぁて、お母さんから認めてもらわないとね?
:おや、キャディの様子が?
:BBBBBBBBBBB!
:進化キャンセルしようとすんな
「キャディ、最終的に君が望んだ姿はなんだろうね?」
「くわー!」
一際大きく鳴くと、殻の中からボワンと煙が舞い上がり、出てきたのは……
「キュキューン!(お父さん、見て見て!)」
とてもキュートな姿だった。
造形はペンギンの様に丸っとしたボディ。
嘴を野球帽の様に被り、背中から首元にふわふわのたてがみ。
白と黒のツートンカラー。
背中から伸びたツルや葉っぱがまるで手の様に物を持てたりする。
なんというかよくわからない造形でありながら、キャディらしい姿となった。
植物を無理矢理ペンギンの姿に押し込めたという方が正しいか。
:かわいい!
:これは既存のモンスターではないな
:誰かこの手のモンスター情報持ってる人いる?
:まさかのマスコットの登場ですよ
:|◉〻◉)ようやく来れたと思ったら、まさかの事態に
:魚の人ーーー!
:相変わらずのタイミングよ
:と言うか、もしかしてテイマーの本質ってモンスターを自由に作れる事にある?
:生命創造系かー、意外
:これは沸る!
:固定モンスターのテイムは出来ないの?
「これはこれは随分と可愛らしくなって。そのポッケは何が入るのかな?」
「キューン(なんでも入るよ?)」
葉っぱが手のひらの様に握られれ、私の手からパタークラブを取るべく寄せられる。
これは渡せば良いのかな? 手を離すと、パターはキャディのポッケの中へとしまわれた。ああ、これ良いね。
じゃあついでだ、とばかりにスコップやツルハシも手渡す。
キャディはそれらをポッケに入れた。うん、かわいい。自慢げに胸を張る姿がなんとも愛おしい。
:アイテムボックス!?
:マジかよ、テイモン荷物持ちもできんのか
:これは検証が捗るな
:アキカゼさん、孵化回数何回でした?
:今の所二回が主流だけど、三回とか?
:孵化回数って、そんなに大事なの?
:めちゃ大事。出現部位に部位スキルが発生するから
:キャディちゃんの今までを見るに根を張る、採掘、吸収/実るで3回? で四回目?
:あれ? じゃあキャディのグレード高くね?
:卵買ったやつ涙目www
:やっぱり厳選は悪手じゃねーかwww
:テイマーは卵を所持した時点で採点されてますわ、これ
:|◉〻◉)そりゃそうですよ
「いやぁ助かる。キャディは名実共に私のキャディとなってくれました。それにしても四つ目のスキルはなんだろうね?」
「キューン(それは見てからのお楽しみ)」
はて? その言い方から察するに実際にキャディが公開するまで登録されない形か? それらも踏まえて情報か。まぁ私はその情報をカネミツ君に投げるだけだから随分と気が楽だ。
「と、言ってる側からお客様のエントリーだ。キャディ、パターを」
「キュキューン(はーい)」
キャディが鳴くと私の足元に花が咲き、そこからパタークラブが出現した。
いやいや、これは流石に予想外。
まさかそのポケットはしまう事がおまけで、本質は転送?
植物を経由しての転送は流石の私も驚いた。
もしこれが攻撃手段として用いられたら、随分と攻略も捗るぞ。
しかも咲いた花まである程度遠隔操作出来るみたいだ。
私に武器を手渡さずとも、その武器で攻撃までできてしまう。
もしこれがサブアームの役割まで果たしてるとしたら強すぎない?
:は?
:は?
:は?
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:|◉〻◉)やりますねぇ
「気を取り直して、新しいキャディの力を見せて貰おうか」
「キューン(頑張るよ!)」
そこから先は圧倒的だった。
ある程度はサブアームぐらいの役割は持ってると思っていた転送は、まさかキャディの固有スキルまで模倣してるとは思わなかったのだ。
ひと鳴きする度にモンスターに直接生えた花が根を張り、拘束して地上に落とす。ペンギンも同様に根を張られて無力化された。
かわいいのに強いとかキャディは本当に凄いな。
これは私も負けてられないね。
:は?
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:は?
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:|◉〻◉)まずいまずいまずい、僕のアイデンティティが上書きされちゃう!
キャディと私との連携攻撃に、歴戦の視聴者も「は?」と言う言葉を吐き出すマシーンとなった。
一部【==検閲済み==】と言う謎のメッセージを拾ったけど、何かまずい情報でも書き込んだのかな? それともダンジョンからの介入? ダンジョンはよくわからないことが多いや。
そしてボス戦。キマイラを想わせるクリスタルマシマシのウサギが現れる。
いや、だからここバードダンジョンじゃなかったっけ?
それはさておき戦闘だ。
水晶ウサギの攻撃パターンは大きく分けて三つ。
トゲトゲクリスタルを頭部に集中させての突進、中距離からのクリスタル射出、影移動。影移動が非常に厄介だが、キャディの成長が微笑ましいで済まないくらいに強力なので、たいして苦労せずに処理できた。
「ドロップはクリスタルに封じられたラビットテイルだって。持ってると幸運が上がりそうだねぇ。他には闇のクリスタル。これはスキルが覚えられそうだ。テイムモンスターにも使えるみたいだね。生憎とキャディは最終段階を迎えたから付与できないので、私が拝借して。うん、スキルが生えた」
:は?
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:は?
:は?
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:筍の水煮に続いてスキルの生えるアイテム登場か
:|◉〻◉)僕も欲しいです、ハヤテさぁん
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
:は?
「生えたと言うより書き変わったが正解だね。ネクストボール、これがシャドウボールとなった。このネクストボールは筍ダンジョンによって得られたスキルなんだ。ほら、私がゴルフボールがわりに打ってるあれ、あれの影にも攻撃判定が出る様になった。要は追撃効果だね」
:は?
:は?
:は?
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:はぁあああああああああああああああ!?
:|ー〻ー)どこまで遠くにいっちゃうの?
「他には特にないね。何か見落としあるかもだから、再走したい人は今日の配信を参考にしてくれたら嬉しいです」
「キュキューン(よろしくね!)」
「それじゃあ、今日の配信はこれまで。ご視聴ありがとうございました!」
「キュッキュー(またねー)」
ビデオカメラの撮影モードをオフにして、ボス部屋の奥に現れた転送装置によって入り口に戻る。
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私の目の届く位置なら大丈夫とした。
もし持ち去ろうとされても今のキャディなら余裕で帰ってこられそうだ。
査定まで配信に入れなかった理由は、ボスドロップ品がまだ表に出てない類だったから。政府側から情報を開示する際はある程度の規約が設けられている。これは研修時点であらかじめ教え込まれていた。
レアドロップの可能性として、まずは警察への納品が義務となっている。
発表の機会はそのアイテムの有用性、価値が露わになってから。
最後まで配信しなかった理由はそこである。
流石にお上に逆らう愚行は犯せないよ。
「これは見たことのない素材です。さすが先駆者様ですね。ライセンスをお返しします」
帰ってきたライセンスの攻略中ダンジョン情報には鳥の横顔マークがゴールドになっていた。
「あれ、もうゴールドですか?」
「笹井さんにはお世話になってますから。二重さんも反省してました。第一世代だからって頑なに毛嫌いしていたと仰ってます」
「まぁ、彼女の境遇については私の知るところではないけどね」
「仰るとおりです」
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「へぇ、意外な間柄だったんですね」
「うん、まぁその事を噛み砕いて考えると、嫌われてた理由ってその人が変人だったからじゃないかなって」
「まぁ」
「キュッキュー!」
二重さんへの風評被害が程よく伝わったところで、キャディが帰ってくる。
どうやら咲かせた花から自身を移動させるテレポートまでやってのける様で、万能感を周囲に見せつけまくっていた。
「はい、それでは本日はありがとうございました」
「うん、また用ができたら来ます。配信の影響で混み合ったらごめんね?」
「おかげさまで、バードダンジョンの参加人数は安定してきてます。笹井さんが以前発掘したアイテムですらこれですから、部署から警備人員を増やす要請は必要でしょう」
「トラブルが起きたら大変だもんね。ではトラブルの種はこの辺で失礼するよ」
「またいつでもお越しください」
そんなやりとりを経て、私の足はエッグダンジョンへと向かう。
やっぱりね、成長した子供の姿を母親に見せたいと言う気持ちはあるもの。
流石にそれは配信するか迷った。
卵によって母親の形態は異なるだろうから。
なのでそれはテイマーのお楽しみとする。
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|>〻<)「やっとコメント欄に来れたのにまたハヤテさんが遠い存在に、、、」
|>〻<)「ペット枠は僕のポジションなのにー」
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|◉〻◉)「これぞハヤテさんクオリティ」
そんじょそこらのおじいちゃん
いつまでも掲示板で情報クレクレは嫌われるよ?ゲームじゃないんだ。情報ほしけりゃ自分の足で稼がないと
そんじょそこらの|◉〻◉)
言われてるぞー若いのww