203 / 497
3章 お爺ちゃんと古代の導き
177.お爺ちゃん達と[七の試練]⑥
取り敢えず何かあると思って妻には可能な限り量産の方向で話を進めていく。ある程度数が揃ったら探偵さんを除く全員でマヨイ鉱を手に持って一つ目の扉を潜り抜けた。
「どうです? 何か変化は……」
「エネミーが来ましたね。これはまたもや強化型か。しかし一回目からとは骨が折れる」
「霊装も在庫切れですし、ボチボチ行きますか」
取って間もない霊装は日に一度しか使えない制約がある。
だからって何も出来ないと言うわけでもない。
スクリーンショットで切り抜いた敵のデータをメンバー全員に拡散しつつ、全員がそれぞれの得意技を叩き込んで様子見をした。
「手応えはありませんねぇ。もしかしてこれ、マヨイ鉱石を五個消費するタイプの攻略手段ですか?」
探偵さんの考察に、いやそれはどうだろうと頭を捻る。
もしそうなら根本的に持ち運んだ数が足りなくなるからだ。
五個ピッタリ持った事で初めて現れたエネミー[スワンプマン強化型/ホバー]の攻略手段は別にあるはずだと信じたい。
ちなみにクリティカルは出なかったので攻撃手段や弱点属性は抜けなかった。耐久は10000/10000と無駄に高い。
「魔法も効いてる感じしないねぇ」
「ダメ元でモドリ草を使ってみたけどやっぱりダメね」
「僕の槍も効いてる気がしませーん」
みんながみんな難色を示した。
しかしここでジキンさんが目敏く何かに気がつく。
「そう言えばこのエネミー……ホバーとか言うくせして全然動き回りませんね」
そう言えばそうだ。のろのろと地面を這って歩いてる。
ダメージこそ通じないものの……いや、地を這ってる限りダメージが通用しないタイプか?
「何かホバリングできない理由がある?」
「敢えて動き回るまで色々行動してみましょう。マスターはスクリーンショットを頼みます」
「はいはい」
ジキンさんが借りパクした巻物を自動で巻き取る未来型光線銃を構えながら格好をつけて言う。
それを遠目に探偵さんが何か言いたそうにしていた。
私は敢えて余計な口を回さず言われた通りに返事をする。
取り敢えず地を這う理由を探るためだ。
今でこそおしゃべりしてる時間こそあるが、動き回られたらそれどころじゃない。その代わり失策だったら後で目一杯笑ってやろうと心に決めて地を蹴った。
考察は十数分に及んだ。
数々の結果がダメになった。
スクリーンショットは相も変わらず効果を震わせられず、かと言って暗号が浮かび上がるわけでもない。
影じゃないので影踏みも出来ず、空歩でスタミナを無駄に消費するばかりである。
そもそも体重が0である限り、向こうの攻撃にかすりすらしないんだけど。だからと言って無駄にダメージを受けてやるわけにもいかなかった。
そこでようやく効果が出たのが妻特性の染色アイテムを浴びせかけた時だった。
エネミーが突如苦しみだし、表面に被っていた泥が内側に取り込まれる形で収縮。
耐久が三分の一まで減っていき、第二形態に差し掛かった。
「グッジョブアキエさん!」
「来るわよ、あなた!」
今までのノロさが嘘のようにフィールド内を駆け回る。
こう早くちゃ狙いも正確につけられない。
狙えないんなら狙いやすくするだけだ。
私、ジキンさんは水操作★をスキル複合させて一面を水で覆った。考えることは同じか。しかしナイス判断ですよと心の中で喝采を送る。
突如現れた水の中に突っ込むエネミー!
しかし空気を爆発的に発射するタイプのホバーは水中でもお構い無しに速度を上げた。耐久はみるみる減っていくが、このままじゃ巻き添えだ。
「水中での速度はまだまだ僕の方が早いですね!」
スズキさんがドヤ顔を浮かべながらエネミーを上回る速度で水中内を縦横無尽に駆け回り、トドメとばかりに動きの鈍ったエネミーを氷漬けにしたのは探偵さんだった。
そこへ私のキックでトドメが入り戦闘終了。
ダメ元で足先に氷を纏ったのがよかったのか、それで耐久が削り切れてしまった。
ジキンさんがいいとこ取りばかりしてずるいですよと不満顔をしていたが、無事に戦闘終了したんだから良いじゃないの。
ドロップは特になし。チェインアタックしてる暇もなかったですし、初戦でしたからね。いやはや、強敵でした。
「それで次の部屋に向かうには、確か三個で良いんだっけか?」
門番をしていたエネミーを倒した事で現れた扉に向かって親指を向ける。
「ですです」
「じゃあ二個預かるよ」
探偵さんが氷で作った箱を差し出し、スズキさんとジキンさんがそこへ一つづつ入れる。氷の箱の上には器用に水で蓋がされ、その上がみるみる凍り付いて密封された氷の箱は探偵さんの高いコントロール技術によって付与付与浮いて私達の後方をついてくる。
そして全員が渡った先、私たちの目の前には光り輝く鉱脈があった。まるで黄金の鉱脈だ。
まさかの展開に驚きつつも、ジキンさんに差し出されたツルハシを無言で受け取り一同はカンカン採掘作業に更ける。
正直なところ、私とジキンさんとスズキさんは屑石しか入手できないのでやる意味はないんじゃないかと思うけど「パーティーの代表が黙って突っ立ってるわけにもいかないでしょう?」とジキンさんに諭されて無理やり働かされた。
やる気のありすぎるトップはこれだからいけない。金狼氏の苦労が窺えるようだよと皮肉で言ったら「これくらいでへこたれるようではまだまだですね」と返された。
出土されたのは予測通り金や白金、そしてアダマン鉱石。
別に珍しくもない鉱石らしいけど、ランダさん曰くこんな高確率でボロボロ落ちる穴場はないよと大絶賛していた。
あの、屑石しか取れない私達が余計惨めになるのでその辺で。
金や白金は融点が低く、加工しやすいので細工しやすくアクセサリーを生業としているうちの妻が大変喜んだ。
しかし奇怪なことに、ここで取れる金は、絶対に固定のアクセサリーにしかならないと不思議がっていた。それが……
[装飾アイテム:金の指輪]
効果:状態異常■■を一定確率で無効化するリング。
ある場所で使うと……?
またまた謎のメッセージ。怪しすぎたので断りを入れてからスクリーンショット。すると浮かび上がる古代文字。
[金、銀、白金、魔銀の指輪を持ち、向いくる■■に備えろ]
なる言葉がリングから浮かび上がる。
今の私じゃ■■の中身は特定出来ないのか、どうにも気になる。
「何か出てきた?」
「うん、どうもハズレと思われてた鉱石類でリングを作るのがこの先の攻略の鍵らしい」
「どう言うこと?」
「私にもわからない。浮かび上がった情報がこれだ」
いつものように情報を共有する。
すると困ったようにランダさんが唸った。
「これは一旦出直す必要があるね」
「どうして?」
「単純にリングにする手間を考えたら出土された量じゃ全然間に合わないからさ。さらに人数分作れときた。ああ、こう言う時に脱出の巻物を作らせたのか。なかなか気の利く采配をしてくれるじゃないか」
何やらブツブツと独り言を述べるランダさん。
どうしたんだろうと旦那であるジキンさんに聞いてみると、どうやらやる気スイッチがついたみたいだと肩を竦めていた。
あの拘り屋のランダさんがねぇ。
妻にも聞いたけど、こんな表情を見せたのは初めてだって。
何でもかんでもそつなくこなしちゃう反面、一度火がつくとそればっかりになると聞いて驚いていたみたいだ。
まるで十年来の付き合いのような彼女達だけど、私とジキンさん同様まだ出会って一年も立ってないんだよなぁと感じさせる。
スズキさんは往年の炭鉱夫みたいに頭に鉢巻きをくくりつけてえんやこらとツルハシを振るっていたっけ。
突っ込んだら負けた気がするので敢えて言わなかったけど、どうやって装備してるんだろう。
魚人の謎がまた一つ浮かび上がる瞬間だった。
「どうです? 何か変化は……」
「エネミーが来ましたね。これはまたもや強化型か。しかし一回目からとは骨が折れる」
「霊装も在庫切れですし、ボチボチ行きますか」
取って間もない霊装は日に一度しか使えない制約がある。
だからって何も出来ないと言うわけでもない。
スクリーンショットで切り抜いた敵のデータをメンバー全員に拡散しつつ、全員がそれぞれの得意技を叩き込んで様子見をした。
「手応えはありませんねぇ。もしかしてこれ、マヨイ鉱石を五個消費するタイプの攻略手段ですか?」
探偵さんの考察に、いやそれはどうだろうと頭を捻る。
もしそうなら根本的に持ち運んだ数が足りなくなるからだ。
五個ピッタリ持った事で初めて現れたエネミー[スワンプマン強化型/ホバー]の攻略手段は別にあるはずだと信じたい。
ちなみにクリティカルは出なかったので攻撃手段や弱点属性は抜けなかった。耐久は10000/10000と無駄に高い。
「魔法も効いてる感じしないねぇ」
「ダメ元でモドリ草を使ってみたけどやっぱりダメね」
「僕の槍も効いてる気がしませーん」
みんながみんな難色を示した。
しかしここでジキンさんが目敏く何かに気がつく。
「そう言えばこのエネミー……ホバーとか言うくせして全然動き回りませんね」
そう言えばそうだ。のろのろと地面を這って歩いてる。
ダメージこそ通じないものの……いや、地を這ってる限りダメージが通用しないタイプか?
「何かホバリングできない理由がある?」
「敢えて動き回るまで色々行動してみましょう。マスターはスクリーンショットを頼みます」
「はいはい」
ジキンさんが借りパクした巻物を自動で巻き取る未来型光線銃を構えながら格好をつけて言う。
それを遠目に探偵さんが何か言いたそうにしていた。
私は敢えて余計な口を回さず言われた通りに返事をする。
取り敢えず地を這う理由を探るためだ。
今でこそおしゃべりしてる時間こそあるが、動き回られたらそれどころじゃない。その代わり失策だったら後で目一杯笑ってやろうと心に決めて地を蹴った。
考察は十数分に及んだ。
数々の結果がダメになった。
スクリーンショットは相も変わらず効果を震わせられず、かと言って暗号が浮かび上がるわけでもない。
影じゃないので影踏みも出来ず、空歩でスタミナを無駄に消費するばかりである。
そもそも体重が0である限り、向こうの攻撃にかすりすらしないんだけど。だからと言って無駄にダメージを受けてやるわけにもいかなかった。
そこでようやく効果が出たのが妻特性の染色アイテムを浴びせかけた時だった。
エネミーが突如苦しみだし、表面に被っていた泥が内側に取り込まれる形で収縮。
耐久が三分の一まで減っていき、第二形態に差し掛かった。
「グッジョブアキエさん!」
「来るわよ、あなた!」
今までのノロさが嘘のようにフィールド内を駆け回る。
こう早くちゃ狙いも正確につけられない。
狙えないんなら狙いやすくするだけだ。
私、ジキンさんは水操作★をスキル複合させて一面を水で覆った。考えることは同じか。しかしナイス判断ですよと心の中で喝采を送る。
突如現れた水の中に突っ込むエネミー!
しかし空気を爆発的に発射するタイプのホバーは水中でもお構い無しに速度を上げた。耐久はみるみる減っていくが、このままじゃ巻き添えだ。
「水中での速度はまだまだ僕の方が早いですね!」
スズキさんがドヤ顔を浮かべながらエネミーを上回る速度で水中内を縦横無尽に駆け回り、トドメとばかりに動きの鈍ったエネミーを氷漬けにしたのは探偵さんだった。
そこへ私のキックでトドメが入り戦闘終了。
ダメ元で足先に氷を纏ったのがよかったのか、それで耐久が削り切れてしまった。
ジキンさんがいいとこ取りばかりしてずるいですよと不満顔をしていたが、無事に戦闘終了したんだから良いじゃないの。
ドロップは特になし。チェインアタックしてる暇もなかったですし、初戦でしたからね。いやはや、強敵でした。
「それで次の部屋に向かうには、確か三個で良いんだっけか?」
門番をしていたエネミーを倒した事で現れた扉に向かって親指を向ける。
「ですです」
「じゃあ二個預かるよ」
探偵さんが氷で作った箱を差し出し、スズキさんとジキンさんがそこへ一つづつ入れる。氷の箱の上には器用に水で蓋がされ、その上がみるみる凍り付いて密封された氷の箱は探偵さんの高いコントロール技術によって付与付与浮いて私達の後方をついてくる。
そして全員が渡った先、私たちの目の前には光り輝く鉱脈があった。まるで黄金の鉱脈だ。
まさかの展開に驚きつつも、ジキンさんに差し出されたツルハシを無言で受け取り一同はカンカン採掘作業に更ける。
正直なところ、私とジキンさんとスズキさんは屑石しか入手できないのでやる意味はないんじゃないかと思うけど「パーティーの代表が黙って突っ立ってるわけにもいかないでしょう?」とジキンさんに諭されて無理やり働かされた。
やる気のありすぎるトップはこれだからいけない。金狼氏の苦労が窺えるようだよと皮肉で言ったら「これくらいでへこたれるようではまだまだですね」と返された。
出土されたのは予測通り金や白金、そしてアダマン鉱石。
別に珍しくもない鉱石らしいけど、ランダさん曰くこんな高確率でボロボロ落ちる穴場はないよと大絶賛していた。
あの、屑石しか取れない私達が余計惨めになるのでその辺で。
金や白金は融点が低く、加工しやすいので細工しやすくアクセサリーを生業としているうちの妻が大変喜んだ。
しかし奇怪なことに、ここで取れる金は、絶対に固定のアクセサリーにしかならないと不思議がっていた。それが……
[装飾アイテム:金の指輪]
効果:状態異常■■を一定確率で無効化するリング。
ある場所で使うと……?
またまた謎のメッセージ。怪しすぎたので断りを入れてからスクリーンショット。すると浮かび上がる古代文字。
[金、銀、白金、魔銀の指輪を持ち、向いくる■■に備えろ]
なる言葉がリングから浮かび上がる。
今の私じゃ■■の中身は特定出来ないのか、どうにも気になる。
「何か出てきた?」
「うん、どうもハズレと思われてた鉱石類でリングを作るのがこの先の攻略の鍵らしい」
「どう言うこと?」
「私にもわからない。浮かび上がった情報がこれだ」
いつものように情報を共有する。
すると困ったようにランダさんが唸った。
「これは一旦出直す必要があるね」
「どうして?」
「単純にリングにする手間を考えたら出土された量じゃ全然間に合わないからさ。さらに人数分作れときた。ああ、こう言う時に脱出の巻物を作らせたのか。なかなか気の利く采配をしてくれるじゃないか」
何やらブツブツと独り言を述べるランダさん。
どうしたんだろうと旦那であるジキンさんに聞いてみると、どうやらやる気スイッチがついたみたいだと肩を竦めていた。
あの拘り屋のランダさんがねぇ。
妻にも聞いたけど、こんな表情を見せたのは初めてだって。
何でもかんでもそつなくこなしちゃう反面、一度火がつくとそればっかりになると聞いて驚いていたみたいだ。
まるで十年来の付き合いのような彼女達だけど、私とジキンさん同様まだ出会って一年も立ってないんだよなぁと感じさせる。
スズキさんは往年の炭鉱夫みたいに頭に鉢巻きをくくりつけてえんやこらとツルハシを振るっていたっけ。
突っ込んだら負けた気がするので敢えて言わなかったけど、どうやって装備してるんだろう。
魚人の謎がまた一つ浮かび上がる瞬間だった。
あなたにおすすめの小説
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
歩人
ファンタジー
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
無実の罪で謹慎中ですが、静かな暮らしが快適なので戻る気はありません
けろ
恋愛
王太子妃候補だった伯爵令嬢エレシア・ヴァレンティスは、ある日突然、身に覚えのない疑いをかけられ、婚約破棄と無期限謹慎を言い渡される。
外出禁止。職務停止。干渉禁止。
誰がどう見ても理不尽な処分――のはずだった。
けれどエレシアは、その命令を前にして気づいてしまう。
誰にも呼ばれない。誰にも期待されない。誰にも干渉されない。
それは、前世で決して手に入らなかった“静かな時間”そのものだと。
こうして始まった、誰にも邪魔されない穏やかな謹慎生活。
一方その頃、彼女を切り捨てた王城では、思わぬ方向へ事態が転がり始めて――?
これは、無実の罪で閉じ込められた令嬢が、皮肉にも理想の生活を手に入れてしまう物語。
叫ばず、争わず、ただ静かに距離を取ることで完成する、異色の婚約破棄ざまぁです。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。