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5章 お爺ちゃんと聖魔大戦
333.お爺ちゃんと古代獣慣らし①
「こんにちは、お久しぶりの方はお久しぶり。初めましての方ははじめまして。アキカゼ・ハヤテです」
「ギョギョギョ! 助手のスズキだよ」
【おっ】
【お久しぶりー】
【おひさー】
【ギョギョギョ!】
【ギョッギョー】
【引退したかと思いました】
【おかえりなさーい】
【いよ、待ってました】
挨拶も相変わらず賑やかだ。
視聴者さんの中に何人か魚人に鞍替えした人も居るのかな?
スズキさんの挨拶に返事をする方も見受けられた。
「私がAWOを少し離れてる間に色々葛藤があったと思いますが、今回の配信はそこら辺を考慮して色々と見て回っていこうと思います」
「ドンドンぱふぱふー」
スズキさんが大道芸よろしくラッパや太鼓を叩いている。
どこから持ってきたのそれ?
そしてそれをエラの中にしまってる姿を目撃する。
そこ、物入るんだ……
いや、自分も胸ポケットからアイテム取り出すから分からなくもないんだけど彼女はNPCだからね。ついついプレイヤーと同じ感覚で見てしまいそうになる。
「さて、世界に海の気配が漂ってだいぶ経ちますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は久しぶりすぎて色々忘れてますが、配信を通して色々勉強しなおさせていただこうと思ってます」
【草】
【リアルで一週間だと数ヶ月規模で乗り遅れるもんな】
【しゃーない】
【アキカゼさんはシェリルさんの動向は把握してますか?】
「うん? うちの娘がどうかしたの?」
【過去改竄しに行ってるって話だね】
「ああ、好きにさせておけば良いんじゃないかな? そもそも人のプレイスタイルにあれこれ文句を言うのも違うしね。私は私がやりたい様にするし、あの子はあの子で考えて動いてるんでしょ? 親子だからってそこをどうこうは言わないよ」
【興味すら持たれてない?】
【過去改竄RTAをトップでクリアした人は言うことが違うな】
【情報まで出してくれたし】
【お陰でベルト持ちの意識がそっち向かったもんな】
【精巧超人帰ってきてー】
【シェリルが居ないだけで精巧超人は居るやろ】
【まぁトップ居ないと士気上がらんもわかるが】
「なんだい情けないね。攻略組が成果を出さないと君たちは攻略もできないのかい? 私だったら何回死んでもクリアするまで諦めないよ?」
【それは効率が悪すぎる……ってアキカゼさんに言うのも違うか】
「いや、君たちにも事情があるのだろう? 少し言い過ぎたよ。では言い過ぎたお詫びに一つ、私がお手本を見せようと思う」
【お手本?】
【またソロクリアRTAですか?】
【何を相手にするのか気になりますねぇ】
話題を投げかけるとすごい勢いで食いついてくる。
プレイヤーはこんなにも多いと言うのに、私の様に情報を与えてくれるプレイヤーはあまり居ないのか、食いつきがすごい。
「取り敢えず九尾君との絆を確認しに手合わせしに行くよ。他の子達は、そうだね。時間があれば様子を見に行こうか」
【初手九尾は草】
【勝負勘を取り戻す相手が極悪なんですがそれは……】
【レイドで挑んでも返り討ちにあう相手にソロかぁ】
【ブランクってなんだっけ?】
【多分俺たちの知ってるブランクと違う奴だよ】
【わかる】
わからないでくださいよ。
後スズキさんも同意しないでください。
私は手探りのつもりなんですから。
◇
そんな風に思っていた時期もありました。
結果だけ見れば圧勝で、物の数分で九尾君を倒してしまって私の方がポカンとしている。
[これを機に手加減を覚えたらどうだ? 昔と違い、余の影響力は世界に広まりつつある。つまりあのときの限定的な能力ではなく、今や世界の全てが余の掌の上よ]
心の中でクトゥルフさんの声が響く。
分かってはいた。
クトゥルフさんが支配した事でその能力が大きく向上したことは。
ただ理解が追いつかなかった。
あの日、娘相手にブラフを張った現象が、現実に引き起こせてしまった事実。
虚に実を混ぜて撤退に追い込んだ妄想が、現実に再現されてしまった。
『掌握領域・ルルイエ』
ただの技の一つだったそれは、今や世界中に浸透した海の気配を数百倍に強めて絡めとり、強制的に生物から酸素を奪い続ける極悪な技に変化した。
因みにこれ、発動しただけでこのデバフがつく。
効果はまた別に相手との距離を無視してクトゥルフの鷲掴みを任意発動、そして空間内にある全てのスキルや魔法効果を掌で再現する。
ここまでやって第一段階だ。
強くなりすぎじゃない?
いや、これこそが真の支配者の姿なのだろう。
九尾君の私を見る眼差しにどこか怯えが混じってきている。
参ったな。暫く変身は封印しておこうか。
「チョロかったですね」
「うーん、思ってたのと違うって言うか」
【これほどまで一方的にやられる九尾の姿を見たことがあるだろうか?】
【つまりアキカゼさん最強?】
「どうでしょう。クトゥルフさんがトップに居る限りの限定的な能力ですよ? シェリルの頑張り次第では失われてしまいますから、あまりアテにしないのが得策でしょう。逆に言えばこれだけの能力を得られると言う事です。ベルト持ちのプレイヤーさんはそれこそ死に物狂いで世界を変えようとしてくるでしょう。私ものんびりしてられませんよ」
【実際、過去ってそんな簡単に変えられんの?】
【それ気になってた】
「私もよくわかんないんですけどね、プレイヤーの気分じゃ神格は動いてくれないのは確かです。プレイヤーの行動次第で神格の性格が変わるのは確認してますが、私の場合は過去を変えたくて過去に行ったわけじゃなかったんですよね。事故がつながって過去に行っちゃって、そしてクトゥルフさんが行動を起こした結果が現在です。なお、帰り道にティンダロスの猟犬に出逢いますのでその日の気分で過去を変えに行くと痛い目に会いますよ」
【草】
【痛い目にあったんだ】
【やっぱり角があるところを移動するの?】
「機関車の車両は角が多くて参りますよ」
【戦って、撃退したからここに居るんだよなぁ】
【なお過去に行っても過去が変わらなきゃ猟犬は出てこない模様。ソースは僕】
「おっと、この口調は探偵さんだね? どこで油売ってたんですか?」
【言い方www】
【君の娘さんと一緒に過去にハイキングしに行ったんだ】
「許可してませんよ?」
【私が許可したのよ。もう子供じゃないんだし父さんは黙っててくれる?】
親友と軽く駄弁ってたら娘からダメ出しが飛んでくる。
これくらいいいじゃないの。
でも彼女的には癪に触るのか、私は口を噤む。
せっかく仲良くなれたのにこれ以上嫌われたくないからね、仕方ないんだ。
「それで、過去には辿り着けたの?」
【なぜか門前払いされたわ。まだ建ててないイベントフラグがあったのかもしれないわ】
【過去改竄ってそんな簡単に出来ないのか】
【そりゃそうよ、あんな力ポンポン譲渡されたら世界がやばい】
【なんの話?】
シェリルが眉間に皺を寄せて私を問い詰める。
実際に顔は見えないが語気が彼女の動かない表情を想起させる。彼女顔は変わらないけど圧がすごいんだ。
目力があるわけでもないんだけど、不思議だよね。
「アーカイブ化されるのを楽しみにしていなさい。私はこれから古代獣を順に躾をして回るから」
【よくわからないけど分かったわ。私のペットにはくれぐれも遠慮して頂戴よ?】
【遠慮、できるかなぁ?】
【遠慮してアレの可能性】
【なんだか嫌な予感がするわ】
娘は早くも諦めモード。
私だって手加減はするつもりだよ?
でも視聴者は私のやらかしを期待してるようだ。
ご希望に添えるかはわからないけど、まあそこそこに頑張りましょうかね。
「ギョギョギョ! 助手のスズキだよ」
【おっ】
【お久しぶりー】
【おひさー】
【ギョギョギョ!】
【ギョッギョー】
【引退したかと思いました】
【おかえりなさーい】
【いよ、待ってました】
挨拶も相変わらず賑やかだ。
視聴者さんの中に何人か魚人に鞍替えした人も居るのかな?
スズキさんの挨拶に返事をする方も見受けられた。
「私がAWOを少し離れてる間に色々葛藤があったと思いますが、今回の配信はそこら辺を考慮して色々と見て回っていこうと思います」
「ドンドンぱふぱふー」
スズキさんが大道芸よろしくラッパや太鼓を叩いている。
どこから持ってきたのそれ?
そしてそれをエラの中にしまってる姿を目撃する。
そこ、物入るんだ……
いや、自分も胸ポケットからアイテム取り出すから分からなくもないんだけど彼女はNPCだからね。ついついプレイヤーと同じ感覚で見てしまいそうになる。
「さて、世界に海の気配が漂ってだいぶ経ちますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は久しぶりすぎて色々忘れてますが、配信を通して色々勉強しなおさせていただこうと思ってます」
【草】
【リアルで一週間だと数ヶ月規模で乗り遅れるもんな】
【しゃーない】
【アキカゼさんはシェリルさんの動向は把握してますか?】
「うん? うちの娘がどうかしたの?」
【過去改竄しに行ってるって話だね】
「ああ、好きにさせておけば良いんじゃないかな? そもそも人のプレイスタイルにあれこれ文句を言うのも違うしね。私は私がやりたい様にするし、あの子はあの子で考えて動いてるんでしょ? 親子だからってそこをどうこうは言わないよ」
【興味すら持たれてない?】
【過去改竄RTAをトップでクリアした人は言うことが違うな】
【情報まで出してくれたし】
【お陰でベルト持ちの意識がそっち向かったもんな】
【精巧超人帰ってきてー】
【シェリルが居ないだけで精巧超人は居るやろ】
【まぁトップ居ないと士気上がらんもわかるが】
「なんだい情けないね。攻略組が成果を出さないと君たちは攻略もできないのかい? 私だったら何回死んでもクリアするまで諦めないよ?」
【それは効率が悪すぎる……ってアキカゼさんに言うのも違うか】
「いや、君たちにも事情があるのだろう? 少し言い過ぎたよ。では言い過ぎたお詫びに一つ、私がお手本を見せようと思う」
【お手本?】
【またソロクリアRTAですか?】
【何を相手にするのか気になりますねぇ】
話題を投げかけるとすごい勢いで食いついてくる。
プレイヤーはこんなにも多いと言うのに、私の様に情報を与えてくれるプレイヤーはあまり居ないのか、食いつきがすごい。
「取り敢えず九尾君との絆を確認しに手合わせしに行くよ。他の子達は、そうだね。時間があれば様子を見に行こうか」
【初手九尾は草】
【勝負勘を取り戻す相手が極悪なんですがそれは……】
【レイドで挑んでも返り討ちにあう相手にソロかぁ】
【ブランクってなんだっけ?】
【多分俺たちの知ってるブランクと違う奴だよ】
【わかる】
わからないでくださいよ。
後スズキさんも同意しないでください。
私は手探りのつもりなんですから。
◇
そんな風に思っていた時期もありました。
結果だけ見れば圧勝で、物の数分で九尾君を倒してしまって私の方がポカンとしている。
[これを機に手加減を覚えたらどうだ? 昔と違い、余の影響力は世界に広まりつつある。つまりあのときの限定的な能力ではなく、今や世界の全てが余の掌の上よ]
心の中でクトゥルフさんの声が響く。
分かってはいた。
クトゥルフさんが支配した事でその能力が大きく向上したことは。
ただ理解が追いつかなかった。
あの日、娘相手にブラフを張った現象が、現実に引き起こせてしまった事実。
虚に実を混ぜて撤退に追い込んだ妄想が、現実に再現されてしまった。
『掌握領域・ルルイエ』
ただの技の一つだったそれは、今や世界中に浸透した海の気配を数百倍に強めて絡めとり、強制的に生物から酸素を奪い続ける極悪な技に変化した。
因みにこれ、発動しただけでこのデバフがつく。
効果はまた別に相手との距離を無視してクトゥルフの鷲掴みを任意発動、そして空間内にある全てのスキルや魔法効果を掌で再現する。
ここまでやって第一段階だ。
強くなりすぎじゃない?
いや、これこそが真の支配者の姿なのだろう。
九尾君の私を見る眼差しにどこか怯えが混じってきている。
参ったな。暫く変身は封印しておこうか。
「チョロかったですね」
「うーん、思ってたのと違うって言うか」
【これほどまで一方的にやられる九尾の姿を見たことがあるだろうか?】
【つまりアキカゼさん最強?】
「どうでしょう。クトゥルフさんがトップに居る限りの限定的な能力ですよ? シェリルの頑張り次第では失われてしまいますから、あまりアテにしないのが得策でしょう。逆に言えばこれだけの能力を得られると言う事です。ベルト持ちのプレイヤーさんはそれこそ死に物狂いで世界を変えようとしてくるでしょう。私ものんびりしてられませんよ」
【実際、過去ってそんな簡単に変えられんの?】
【それ気になってた】
「私もよくわかんないんですけどね、プレイヤーの気分じゃ神格は動いてくれないのは確かです。プレイヤーの行動次第で神格の性格が変わるのは確認してますが、私の場合は過去を変えたくて過去に行ったわけじゃなかったんですよね。事故がつながって過去に行っちゃって、そしてクトゥルフさんが行動を起こした結果が現在です。なお、帰り道にティンダロスの猟犬に出逢いますのでその日の気分で過去を変えに行くと痛い目に会いますよ」
【草】
【痛い目にあったんだ】
【やっぱり角があるところを移動するの?】
「機関車の車両は角が多くて参りますよ」
【戦って、撃退したからここに居るんだよなぁ】
【なお過去に行っても過去が変わらなきゃ猟犬は出てこない模様。ソースは僕】
「おっと、この口調は探偵さんだね? どこで油売ってたんですか?」
【言い方www】
【君の娘さんと一緒に過去にハイキングしに行ったんだ】
「許可してませんよ?」
【私が許可したのよ。もう子供じゃないんだし父さんは黙っててくれる?】
親友と軽く駄弁ってたら娘からダメ出しが飛んでくる。
これくらいいいじゃないの。
でも彼女的には癪に触るのか、私は口を噤む。
せっかく仲良くなれたのにこれ以上嫌われたくないからね、仕方ないんだ。
「それで、過去には辿り着けたの?」
【なぜか門前払いされたわ。まだ建ててないイベントフラグがあったのかもしれないわ】
【過去改竄ってそんな簡単に出来ないのか】
【そりゃそうよ、あんな力ポンポン譲渡されたら世界がやばい】
【なんの話?】
シェリルが眉間に皺を寄せて私を問い詰める。
実際に顔は見えないが語気が彼女の動かない表情を想起させる。彼女顔は変わらないけど圧がすごいんだ。
目力があるわけでもないんだけど、不思議だよね。
「アーカイブ化されるのを楽しみにしていなさい。私はこれから古代獣を順に躾をして回るから」
【よくわからないけど分かったわ。私のペットにはくれぐれも遠慮して頂戴よ?】
【遠慮、できるかなぁ?】
【遠慮してアレの可能性】
【なんだか嫌な予感がするわ】
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