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明臣に畳に押し倒され、唇を割って熱い舌が潜り込む。迎え入れるように薄く口を開き、春信も求めていく。それだけで、春信の全身は期待を示すように熱を帯び出す。
明臣の掌が、春信の着物の隙間を縫うようにして割り込む。春信は明臣の首に腕を回す。嫌な事も全てこの一瞬で、胡散していくようだった。
「……安心しろ。俺がずっと傍にいる。いつだって、手を引いてきただろ」
「ん……あッ……」
耳元で囁かれ、それから嵌まれる。そこが弱いことを明臣は心得ている。嬲られる度に呼気が乱れ、脳内が白い霧に覆われていく。帯を解かれ、長襦袢の紐も解かれる。白い肌が晒されると体を離し、明臣自ら自分のシャツのボタンを外す。
暗がりに薄らと浮かぶ明臣の顔は、いつも以上に漢らしく精悍だった。前髪を掻き上げ、明臣が「布団出すか」と告げる。
明臣が敷き布団を引っ張り春信の傍で広げだす。常に遠くまで自転車での配達をこなしているからか、彼の肉体は引き締まっていた。それだけでなく、彼はよく海に泳ぎに行き、山にも登っているせいでもあるだろう。
上体を起こし、見つめていた春信を明臣が布団の方へと押し倒す。
「そんなに見られると恥ずかしいだろ」
明臣が春信の瞼に唇を近づける。思わず春信は片目を閉ざす。
「僕はいつも見られてる」
「綺麗だからな。見飽きない」
「……ただの貧弱な男の体だから」
「俺からしたら、どんな星や花よりも美しい」
「嘘くさい」
「だからこそお前には、これ以上傷ついて欲しくないっていうのが本心だ」
春信が言葉を発する前に、明臣の唇に封じ込められてしまう。さっきよりも大胆に明臣の手の動きが増し、春信を責め立てていく。
「あ、あっ……ん」
春信は唇を噛む。壁の向こうには、他に人が住んでいた。あまり声を上げれば、自分たちが何をしているのか、気付かれてしまうに違いない。
だからこそ、この場所で事に及ぶときは、極力春信は堪えるようにしていた。
「我慢しなくていい。好きなだけ鳴けば良いだろ」
「……ん、そうもいかないだろ。住めなくなる」
「関係ない。契約の時にここでの情交は禁止するとは言われてないからな」
「そういう問題じゃ――あっ」
これ以上の抗議は不要とばかりに、明臣の舌先が過敏になっている春信の胸元へと向けられていた。気付けば下の布も外され、明臣の手がすでに熱を持った竿に触れている。
握られただけでも、達しそうになり先端からは透明な蜜が溢れ出しているのが春信自身も察せられていた。
「自分でしてないよな?」
その蜜を纏い、手が辿るように動き出す。目眩がするような強い刺激に、春信の眦に涙が浮かぶ。
「ぁ……し、してない」
春信は首を横に振る。明臣から自分でするなと言われていた。
久しぶりということもあって、あっという間に明臣の手に吐き出してしまう。
明臣の掌が、春信の着物の隙間を縫うようにして割り込む。春信は明臣の首に腕を回す。嫌な事も全てこの一瞬で、胡散していくようだった。
「……安心しろ。俺がずっと傍にいる。いつだって、手を引いてきただろ」
「ん……あッ……」
耳元で囁かれ、それから嵌まれる。そこが弱いことを明臣は心得ている。嬲られる度に呼気が乱れ、脳内が白い霧に覆われていく。帯を解かれ、長襦袢の紐も解かれる。白い肌が晒されると体を離し、明臣自ら自分のシャツのボタンを外す。
暗がりに薄らと浮かぶ明臣の顔は、いつも以上に漢らしく精悍だった。前髪を掻き上げ、明臣が「布団出すか」と告げる。
明臣が敷き布団を引っ張り春信の傍で広げだす。常に遠くまで自転車での配達をこなしているからか、彼の肉体は引き締まっていた。それだけでなく、彼はよく海に泳ぎに行き、山にも登っているせいでもあるだろう。
上体を起こし、見つめていた春信を明臣が布団の方へと押し倒す。
「そんなに見られると恥ずかしいだろ」
明臣が春信の瞼に唇を近づける。思わず春信は片目を閉ざす。
「僕はいつも見られてる」
「綺麗だからな。見飽きない」
「……ただの貧弱な男の体だから」
「俺からしたら、どんな星や花よりも美しい」
「嘘くさい」
「だからこそお前には、これ以上傷ついて欲しくないっていうのが本心だ」
春信が言葉を発する前に、明臣の唇に封じ込められてしまう。さっきよりも大胆に明臣の手の動きが増し、春信を責め立てていく。
「あ、あっ……ん」
春信は唇を噛む。壁の向こうには、他に人が住んでいた。あまり声を上げれば、自分たちが何をしているのか、気付かれてしまうに違いない。
だからこそ、この場所で事に及ぶときは、極力春信は堪えるようにしていた。
「我慢しなくていい。好きなだけ鳴けば良いだろ」
「……ん、そうもいかないだろ。住めなくなる」
「関係ない。契約の時にここでの情交は禁止するとは言われてないからな」
「そういう問題じゃ――あっ」
これ以上の抗議は不要とばかりに、明臣の舌先が過敏になっている春信の胸元へと向けられていた。気付けば下の布も外され、明臣の手がすでに熱を持った竿に触れている。
握られただけでも、達しそうになり先端からは透明な蜜が溢れ出しているのが春信自身も察せられていた。
「自分でしてないよな?」
その蜜を纏い、手が辿るように動き出す。目眩がするような強い刺激に、春信の眦に涙が浮かぶ。
「ぁ……し、してない」
春信は首を横に振る。明臣から自分でするなと言われていた。
久しぶりということもあって、あっという間に明臣の手に吐き出してしまう。
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