少女のままで

chandeme

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二章 片思い

渋谷

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渋谷。


駅前では選挙演説をやっていて人が大勢いた。

大学もそろそろ夏休みに入ろうとしてる。






109の地下2階
輸入雑貨屋さんで手帳とコスメを見た後に上の階へ上がっていった。

店内を歩いている可愛い女の子達がどういう着こなしをしてるのか見ていた。


「どうぞご覧下さ~い」

ショップ店員さんのかん高い声があちこちから聞こえる。





あぁ
あそこのお店
かわいいなぁ...


「いらっしゃいませ~」



店頭にかざってあるワンピースに手をかけたとき店のなかの店員さんと目があった。









あれ...あの女の子..
どこかで見たことあるような気がする。
でもどこで会ったのか全然おぼえていない。


背丈の小さい
肌が白くて緑のワンピースにパンプス
お人形さんみたいないでたちで
すごくかわいい。



わずか1秒もない
ほんの一瞬目があっただけなのにお互いが
知っているかのような表情になった。





わたしはそのお店を後にしてエスカレーターで上の階にのぼった。




どこで会ったっけ

いや、会ってはいない
知らない子

たしか携帯の画像...

松田さんのアイコンの画像にうつってた隣の女の子だ。



これだけたくさん人がいるんだから似ている子なんていくらでもいるはずなんだけど...




向こうも私を知っているような雰囲気だった。

いや、むこうは私のことを知るはずがない。



本人なら..





あんなにかわいい子と付き合ってるのか。
背がとても小さい。
身長でいうなら155センチもない。




もう一度エスカレーターを折り返し
店のなかを覗いてみたけど
次見たときには彼女の姿は見えなかった。





運がいいのか悪いのか

写真をみた数日後にこれだけ人がいる中で本人を見つけることができた。

私の中では今一番会いたくない人物だけど。

正直私は焦った。

本人なら写真で見るよりも全然かわいかったから。

また競争心が静かに燃えようとしていた。



あのコには負けない。

ていうか別れちゃえばいいのに。

私だけを見て欲しいから。
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