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リフレ-
メイドリフレとはメイドのリフレクソロジーということらしい。
そのいまにも毒を吐きそうなメイドさんに連れられエレベーターにのりビルの4階へと案内された...
「こちらへどうぞ~」
恐る恐る店内に入ってみる..
店の内装は綺麗ですな。
ピンク色のジュータンが敷き詰められ靴を脱ぎスリッパへと履き替えた。
スリッパの棚にはフィギアなどが飾れており壁にはアイドルのポスターが貼られていた。
どうやら怪しいお店ではないようですが。
店のカウンターに腰をかけた。
「コースなんですけど~手と足のコースか背面リフレのコースかお選び頂けますがどうしますか~?」
「んん?背面..そうだねぇ..」
私は完全にバテていた。
そもそも来たこともない異国の地秋葉原で
普段話し慣れていない女性とこんなにもたくさん会話し
おまけにこの酷暑...
残りの体力はごくわずか。
もしこのメイドさんになにか毒のある一言を吐かれ傷ついたあかつきには店を出て福岡へと帰る電車にのりこんでいるだろう。
まさしく今このメイドリフレでは
癒されるか倒されるかという一進一退の攻防戦が繰り広げられようとしていた。
店のカウンターの奥には背の高い男性..店主だろうか?
男性店主と男のお客さんがなにやら楽しそうに会話をしている。
秋葉人は一体どんな会話をするんだろうか?
聞き耳をたてた。
「...うまいっすよねぇ。」
「ね。ほんとにたまごかけごはんはおいしいよねぇ。」
「そうなんすよ。おいしいっすよね?」
「そうだよ。おいしいんだよ。」
「うまいっすよね!たまごかけごはん。うまいっすよね?」
なんの確認なんだ
そもそもたまごかけごはんがうまいかまずいか誰かに確かめないと不安になってしまうというのはよっぽど自分を信じていないのだろう。
親から愛情をもらわずに育ってしまったのだろうか...
しかし
残り少ないHPなのにどうでもよい会話を盗み聞きすることにエネルギーを使ってしまった..
不覚だった。
残りのライフは..あと..4?
いやまだ5くらいは...
「どのコースにするかさっさと決めろやごらああああ!!!」
「ご、ごめなさい!!」
「おうおう、さきからワレわけのわからんことブツブツ言っとるけん、やっぱりしゃぶやっとんのちゃうんか?おー?おまわりよぶか?けーむしょ入りたいんか?おー?」
「す、すいませんでした...ちなみにしゃぶはやってないです..はい、たしかに..」
般若に豹変したメイドさんを前に
リフレ内は静まり返った。
店の奥からたまごかけごはん問答だけがよく聞こえてきた。
「じゃあ~おまかせコースで決まりだね~。」
「は、はい..なんでも..それで..」
私の残りHPは0になった。
もう帰りの福岡行きの電車に乗る体力すら残っていない。
私はぐったり無抵抗なまま奥の個室へと案内された。
こうなったらもうなされるがままである。
全てをゆだねるしかないのだ
神に
これから先のことは神のみぞ知るである。
「冷たいごはんのほうがいいんすよ、あれは。」
「そう?俺はあったかいごはんがいいなぁ。」
メイドリフレとはメイドのリフレクソロジーということらしい。
そのいまにも毒を吐きそうなメイドさんに連れられエレベーターにのりビルの4階へと案内された...
「こちらへどうぞ~」
恐る恐る店内に入ってみる..
店の内装は綺麗ですな。
ピンク色のジュータンが敷き詰められ靴を脱ぎスリッパへと履き替えた。
スリッパの棚にはフィギアなどが飾れており壁にはアイドルのポスターが貼られていた。
どうやら怪しいお店ではないようですが。
店のカウンターに腰をかけた。
「コースなんですけど~手と足のコースか背面リフレのコースかお選び頂けますがどうしますか~?」
「んん?背面..そうだねぇ..」
私は完全にバテていた。
そもそも来たこともない異国の地秋葉原で
普段話し慣れていない女性とこんなにもたくさん会話し
おまけにこの酷暑...
残りの体力はごくわずか。
もしこのメイドさんになにか毒のある一言を吐かれ傷ついたあかつきには店を出て福岡へと帰る電車にのりこんでいるだろう。
まさしく今このメイドリフレでは
癒されるか倒されるかという一進一退の攻防戦が繰り広げられようとしていた。
店のカウンターの奥には背の高い男性..店主だろうか?
男性店主と男のお客さんがなにやら楽しそうに会話をしている。
秋葉人は一体どんな会話をするんだろうか?
聞き耳をたてた。
「...うまいっすよねぇ。」
「ね。ほんとにたまごかけごはんはおいしいよねぇ。」
「そうなんすよ。おいしいっすよね?」
「そうだよ。おいしいんだよ。」
「うまいっすよね!たまごかけごはん。うまいっすよね?」
なんの確認なんだ
そもそもたまごかけごはんがうまいかまずいか誰かに確かめないと不安になってしまうというのはよっぽど自分を信じていないのだろう。
親から愛情をもらわずに育ってしまったのだろうか...
しかし
残り少ないHPなのにどうでもよい会話を盗み聞きすることにエネルギーを使ってしまった..
不覚だった。
残りのライフは..あと..4?
いやまだ5くらいは...
「どのコースにするかさっさと決めろやごらああああ!!!」
「ご、ごめなさい!!」
「おうおう、さきからワレわけのわからんことブツブツ言っとるけん、やっぱりしゃぶやっとんのちゃうんか?おー?おまわりよぶか?けーむしょ入りたいんか?おー?」
「す、すいませんでした...ちなみにしゃぶはやってないです..はい、たしかに..」
般若に豹変したメイドさんを前に
リフレ内は静まり返った。
店の奥からたまごかけごはん問答だけがよく聞こえてきた。
「じゃあ~おまかせコースで決まりだね~。」
「は、はい..なんでも..それで..」
私の残りHPは0になった。
もう帰りの福岡行きの電車に乗る体力すら残っていない。
私はぐったり無抵抗なまま奥の個室へと案内された。
こうなったらもうなされるがままである。
全てをゆだねるしかないのだ
神に
これから先のことは神のみぞ知るである。
「冷たいごはんのほうがいいんすよ、あれは。」
「そう?俺はあったかいごはんがいいなぁ。」
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