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おれは神だ
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「はるゆき...
起きなさい...」
この声は...
「あんたごはんちゃんとたべたの?
もう
お母さん心配してるんだからね」
母の声..
母さんの声だ..
「ちゃんとごはん食べて、明日も仕事頑張りなさい。ね?」
母さん..
どんなときも母さんは無償の愛でこの私を育ててくれたんだ
僕は精一杯
頑張るよ
そうか
母さんは僕をマッサージしてくれているんだな
もういい歳なのに恥ずかしいな..
でもなんだろう
このまるで産まれる前のような
母さんのお腹の時にいるような
この安心感というか至福感というか...
僕が産まれる前ってこういう感じだったんだな...
なんか思い出したような気がする..
ありがとう
母さ...
ん?
誰だこの人
メイド..?
「あ、起きたー?おはよ~。」
「おはよう..です..」
「もう~席につくなりいきなり寝ちゃったからさぁ~。よっぽど疲れてたんだなぁと思って起こさなかったよ~。」
私は椅子に座りメイドさんの施術を受けていた。
裸足になりフットバス?というのだろうか
お湯に足をつけマッサージをうけていた。
「あぁー、そうだね..何分ぐらい寝ちゃったのかな?」
「んーだいたい4時間くらいかな~」
「4時間!?え、で料金いくらなの?!」
「嘘だよ~。そんなにビックリするの~?おもしろいねぇ。10分くらいだよ。」
「じ、10分か...」
ところでこのメイドさんさっきの般若バージョンとはうって変わって施術中はめちゃくちゃかわいいというか優しいというか..
なんだろうこのギャップというのがプロのやり口というものなのだろうか..
お湯加減がとても心地よい..
マッサージもとてもうまい
ヘトヘトになった身体が癒されていく..
救われた..ははは..
「お兄さん近くで見るとけっこうイケメンなんだね~。」
「イ、イケメン..?誰が?」
「お兄さんだよ~。この部屋には私とお兄さんしかいないでしょ~。」
イケメン...
死ぬまでに1度は言われてみたいランキング
堂々の1位に輝いたセリフ
イケメン..
ここで言わるのか..
もう
なにも思い残すことはない。
こんなに心地いい環境にさらに追い打ちをかけるようにイケメンか..
まるで夢みた..
ん?
もしやこれはまだ夢じゃないのか?
そうだよな。
たしかに俺はさっきまで夢の中にいた..
ということはまだ夢の中かもしれない。
あまりに出来過ぎではないか。
マッサージ
かわいいメイドさん
さらにイケメン..
そうだ。たしかめよう。
試しに大声を出してみよう。
もし夢なら大声を出した衝撃で見事夢から覚めるはず。
もし現実ならさっきのようにこのメイドさんが般若のごとくブチ切れるはず。
よぉし..
大きく息を吸ってぇ...
セリフは..セリフは..えっとぉ..
「...お、おれは神だーーーー!!!!!!!」
あれ?
夢から覚めない。
ゆ、夢じゃなかったのか...?
で、でもメイドさんもブチ切れてない。
般若になってない。
マッサージを続けている
こちらを不思議そうな目で眺めている..
え?現実なの?
夢なの?
どっち?
もうわかんねぇ~よ~~~...
「あなたは神じゃないよ。」
「え?」
「イケメンとは言ったけどあなたは神じゃない。人間だよ。」
リフレ内は静まり返っていた。
店の奥ではたまごかけ問答がまだ続いていた。
「疲れてるんだね。もっと楽にしてていいよ。」
「あ、ご、ごめん..イケメンっていままで言われたことなくて..つい熱くなっちゃって..」
もし人生で切腹するときがあるとするなら今だろう。
こんなに恥ずかしい思いをしたことはいまだかつてない。
多分最初で最後だろう。
「でも私はお兄さんのことイケメンだと思うよ~。彼女いないの~?」
「い、いないですよ.,」
「ふーん。でも自信持っていいと思うよ。お兄さんはお兄さんが思ってるよりもカッコいいとおもう。少し頑張ればモテるんじゃないかなー。」
「いや..超ありがたいですよ..そのセリフ..まぁ彼女いたことないんですけどね..」
「そっかぁ。じゃあ神様になる前に彼女作らないとだね~。」
「じゃあまた来てねー。待ってるよー。」
エレベーター前でバイバイした。
あ、そうだ
名前..
聞いてなかったな..
僕は彼女がいたこともなければ神様にもなれなかった男である..
しかしここ
日本一の電気街秋葉原には
いたんです
神が
女神がいたんです。
人は見かけによらず
天は人の上に人をつくらず?
たまごかけごはんにはつめたい..ごはん?
起きなさい...」
この声は...
「あんたごはんちゃんとたべたの?
もう
お母さん心配してるんだからね」
母の声..
母さんの声だ..
「ちゃんとごはん食べて、明日も仕事頑張りなさい。ね?」
母さん..
どんなときも母さんは無償の愛でこの私を育ててくれたんだ
僕は精一杯
頑張るよ
そうか
母さんは僕をマッサージしてくれているんだな
もういい歳なのに恥ずかしいな..
でもなんだろう
このまるで産まれる前のような
母さんのお腹の時にいるような
この安心感というか至福感というか...
僕が産まれる前ってこういう感じだったんだな...
なんか思い出したような気がする..
ありがとう
母さ...
ん?
誰だこの人
メイド..?
「あ、起きたー?おはよ~。」
「おはよう..です..」
「もう~席につくなりいきなり寝ちゃったからさぁ~。よっぽど疲れてたんだなぁと思って起こさなかったよ~。」
私は椅子に座りメイドさんの施術を受けていた。
裸足になりフットバス?というのだろうか
お湯に足をつけマッサージをうけていた。
「あぁー、そうだね..何分ぐらい寝ちゃったのかな?」
「んーだいたい4時間くらいかな~」
「4時間!?え、で料金いくらなの?!」
「嘘だよ~。そんなにビックリするの~?おもしろいねぇ。10分くらいだよ。」
「じ、10分か...」
ところでこのメイドさんさっきの般若バージョンとはうって変わって施術中はめちゃくちゃかわいいというか優しいというか..
なんだろうこのギャップというのがプロのやり口というものなのだろうか..
お湯加減がとても心地よい..
マッサージもとてもうまい
ヘトヘトになった身体が癒されていく..
救われた..ははは..
「お兄さん近くで見るとけっこうイケメンなんだね~。」
「イ、イケメン..?誰が?」
「お兄さんだよ~。この部屋には私とお兄さんしかいないでしょ~。」
イケメン...
死ぬまでに1度は言われてみたいランキング
堂々の1位に輝いたセリフ
イケメン..
ここで言わるのか..
もう
なにも思い残すことはない。
こんなに心地いい環境にさらに追い打ちをかけるようにイケメンか..
まるで夢みた..
ん?
もしやこれはまだ夢じゃないのか?
そうだよな。
たしかに俺はさっきまで夢の中にいた..
ということはまだ夢の中かもしれない。
あまりに出来過ぎではないか。
マッサージ
かわいいメイドさん
さらにイケメン..
そうだ。たしかめよう。
試しに大声を出してみよう。
もし夢なら大声を出した衝撃で見事夢から覚めるはず。
もし現実ならさっきのようにこのメイドさんが般若のごとくブチ切れるはず。
よぉし..
大きく息を吸ってぇ...
セリフは..セリフは..えっとぉ..
「...お、おれは神だーーーー!!!!!!!」
あれ?
夢から覚めない。
ゆ、夢じゃなかったのか...?
で、でもメイドさんもブチ切れてない。
般若になってない。
マッサージを続けている
こちらを不思議そうな目で眺めている..
え?現実なの?
夢なの?
どっち?
もうわかんねぇ~よ~~~...
「あなたは神じゃないよ。」
「え?」
「イケメンとは言ったけどあなたは神じゃない。人間だよ。」
リフレ内は静まり返っていた。
店の奥ではたまごかけ問答がまだ続いていた。
「疲れてるんだね。もっと楽にしてていいよ。」
「あ、ご、ごめん..イケメンっていままで言われたことなくて..つい熱くなっちゃって..」
もし人生で切腹するときがあるとするなら今だろう。
こんなに恥ずかしい思いをしたことはいまだかつてない。
多分最初で最後だろう。
「でも私はお兄さんのことイケメンだと思うよ~。彼女いないの~?」
「い、いないですよ.,」
「ふーん。でも自信持っていいと思うよ。お兄さんはお兄さんが思ってるよりもカッコいいとおもう。少し頑張ればモテるんじゃないかなー。」
「いや..超ありがたいですよ..そのセリフ..まぁ彼女いたことないんですけどね..」
「そっかぁ。じゃあ神様になる前に彼女作らないとだね~。」
「じゃあまた来てねー。待ってるよー。」
エレベーター前でバイバイした。
あ、そうだ
名前..
聞いてなかったな..
僕は彼女がいたこともなければ神様にもなれなかった男である..
しかしここ
日本一の電気街秋葉原には
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神が
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