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16 断固拒否 再び!
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怒れるハムスターの僕は朝早くからお屋敷を出て今はマシューさんの家でロウジョウちゅう。謝ったって許さないんだから!
「ルーイ、ああ…一体どうして」
「お前何したんだ」
「何もしていない!むしろ私たちは素晴らしい夜を、ああいや、とにかくだ!さあルーイ、迎えに来たから早く帰ろう。このドアを開けるんだ!」
ふんだ!絶対開けないんだからね!だって開けたらまた抱えられて運ばれちゃう!僕は学習するハムスターだよ?
「グレアム様…、申し訳ありませんがルーイは帰らないと言っています」
「だから何故⁉」
「俺が居ない間に話を聞いたんだろう?ルーイは何と言っていたんだ?」
「それがその…」
プンプン!グレアムさんのウソツキ!気持ち良いことしかしないって言ったのに…すごく痛かったんだから!!!
何度もヤメテって言ったのにちっとも言うこと聞いてくれないし…。
最初のはナデナデは気持ち良かったのに…でも頭の中がチカチカして、実は何が起きたか良く分かんない…。でも痛かったことだけはちゃんと覚えてる!
グレアムさんが僕を可愛がらないならお屋敷には帰らない!ペットを飼ったらセキニンと愛情をもって可愛がるのは飼い主のギムなんだからねっ!
グレアムさんには反省してもらわないと!
🐹🐹
「…って言って、気持ちよくしないなら帰らないって…。その…」
マシューの口から明かされるのは衝撃の事実…!全身から力が抜けるが、こ、これは…!まさかそんな…、だが、ああ…言い訳のしようもない…。
「…そ、そうか…」
「その、どういう…、いえ。なんでも」
「マシュー!残念な目で私を見るな!」
「お前…、ぷっ」
「レイモンド!何がおかしい!」
くっ!まさかこの二人からこんな憐れみの顔をされるとは…、なんたる不覚!
「グレアム…、まさかお前男娼しか相手にしてないとか言うんじゃないよな?」
「…そのまさかだ…」
「じゃあもしかして初めてのルーイにあんなことやこんなこと…。サイテー!グレアム様最低っ!」
「ち、違う!ただその…ルーイの臭気が…」
私はかいつまんで説明することにした。ルーイの発する発情臭気を嗅いでいたら理性を失い本能のままに荒ぶったことを。情けないことこのうえないが、良からぬ誤解をそのままにするよりは幾分ましだ。
「発情臭気…、リス獣人の恋鳴きみたいなものかな…?」
「確かにあれを聞くとたまらない気分にはなるが…」
「たまらないなんてものじゃない!だが私は何度も部屋を出ようとした!その私を引き留めたのはルーイなんだぞ?どうして私だけが責められるのだ!」
「そりゃお前…」
「…て、テクニック?」
ほほう?さぞかしレイモンドは技巧に長けるのだろうな!
「とにかく!これは以前とは違う、私たち二人の問題だ。よってルーイは返してもらおう」
「一応聞くけどどうやってだ…」
「こうやってだ!」
🐹🐹
ドッキー!!!
いきなり大きな音がしたと思ったらグレアムさんがドアを壊して入って来たっ!き、キブツハソンだよ!?
「レイモンド!修理代は後で回せ!ルーイ、行くぞ!」
腕を引っ張るグレアムさん。もうその手には乗らないんだから!
「キュー!帰らないってば!グレアムさんのバカ!ウソつき!」
「すまない…その、理性が飛んだ…」
「痛かったんだからね!」
「ああ、そうだろう…」
「それもすっごく!」
「すまなかった…。だが大丈夫だ!今度はあの甘い匂いも何とか…」
反省…したのかな?しょげたグレアムさんはママに叱られた後のパパみたい…。
それに、そうだよオチューシャ!オチューシャはどうなったの?またあの甘い匂いがしたら僕困っちゃう。
「またソワソワしたらどうしよう…」
「そうだろう?さあルーイ、帰って朝食にしよう。私はルーイのゆでた卵がなければ一日が始まらないのだ」
「でもマシューさんがパンケーキ焼いてくれるって…」
あれは絶品なのに…
「マシュー、パンケーキは二人前だ。持ち帰りで」
あっ!マシューさんが変な顔してる…。どうしたのかな?
「さあ行こうルーイ」
「お尻が痛い…」
「あ、ああ、私が抱き抱えて行こう」
レイモンドさんとマシューさんにありがとうとゴメンナサイをしてお屋敷まで帰る道にはパンケーキの甘い香りが漂っている。
今日のグレアムさんは走らない。この間みたいに走ったら僕にひびくからって。
何度も謝るグレアムさんには、「痛くないのならしていいよ」って言っておいた。またしてほしいって。
「あっ、そうだ。オチューシャいつするの?」
「それは昨夜…、そうか、気を失ったから覚えていないのだな。大丈夫だルーイ。注射は昨夜、その、済んだ…。痛くして悪かった…」
あぁっ!もしかしたらアレがオチューシャだったの? 僕ビックリ。だから痛かったんだ…!
「人間のオチューシャって大変なんだね…」
「すまない、だが発情期でなければああはならないはずだ」
ハツジョウキ専用のオチューシャなのか…。またまたビックリ…。
でも…
「グレアムさん、もっと痛くないオチューシャに出来ない?」
「ルーイのためだ。努力しよう」
でもフシギなことが1つあるの。グレアムさんは何でも知ってるから分かるかな?
「ねーねー、あのオチューシャって交尾に似てるね、わぁっ!」
あ、グレアムさんがコケた。
「ルーイ、その、昨夜私達がしたのが…まさにその交尾だ…」
えー!あれが交尾?
でもでもだって、あれはオチューシャで僕の知ってる交尾は後ろからこう…、えーと、うーと、………、ま、いっか。
「またするの?」
「ああ、何度もな。私はお前が可愛くて仕方ない…」
可愛いと交尾するんだ…。じゃあいっぱいしてもらうべき?
「僕を可愛がるのはグレアムさんの役目だもんね。がんばっていっぱいしてね」
「あ、ああ!」
こうしてまたまた僕はお屋敷に戻ってきたけど…やっぱり…帰って来てよかった。
昨日枕の下に隠したイチゴ思い出したし…
「ルーイ、ああ…一体どうして」
「お前何したんだ」
「何もしていない!むしろ私たちは素晴らしい夜を、ああいや、とにかくだ!さあルーイ、迎えに来たから早く帰ろう。このドアを開けるんだ!」
ふんだ!絶対開けないんだからね!だって開けたらまた抱えられて運ばれちゃう!僕は学習するハムスターだよ?
「グレアム様…、申し訳ありませんがルーイは帰らないと言っています」
「だから何故⁉」
「俺が居ない間に話を聞いたんだろう?ルーイは何と言っていたんだ?」
「それがその…」
プンプン!グレアムさんのウソツキ!気持ち良いことしかしないって言ったのに…すごく痛かったんだから!!!
何度もヤメテって言ったのにちっとも言うこと聞いてくれないし…。
最初のはナデナデは気持ち良かったのに…でも頭の中がチカチカして、実は何が起きたか良く分かんない…。でも痛かったことだけはちゃんと覚えてる!
グレアムさんが僕を可愛がらないならお屋敷には帰らない!ペットを飼ったらセキニンと愛情をもって可愛がるのは飼い主のギムなんだからねっ!
グレアムさんには反省してもらわないと!
🐹🐹
「…って言って、気持ちよくしないなら帰らないって…。その…」
マシューの口から明かされるのは衝撃の事実…!全身から力が抜けるが、こ、これは…!まさかそんな…、だが、ああ…言い訳のしようもない…。
「…そ、そうか…」
「その、どういう…、いえ。なんでも」
「マシュー!残念な目で私を見るな!」
「お前…、ぷっ」
「レイモンド!何がおかしい!」
くっ!まさかこの二人からこんな憐れみの顔をされるとは…、なんたる不覚!
「グレアム…、まさかお前男娼しか相手にしてないとか言うんじゃないよな?」
「…そのまさかだ…」
「じゃあもしかして初めてのルーイにあんなことやこんなこと…。サイテー!グレアム様最低っ!」
「ち、違う!ただその…ルーイの臭気が…」
私はかいつまんで説明することにした。ルーイの発する発情臭気を嗅いでいたら理性を失い本能のままに荒ぶったことを。情けないことこのうえないが、良からぬ誤解をそのままにするよりは幾分ましだ。
「発情臭気…、リス獣人の恋鳴きみたいなものかな…?」
「確かにあれを聞くとたまらない気分にはなるが…」
「たまらないなんてものじゃない!だが私は何度も部屋を出ようとした!その私を引き留めたのはルーイなんだぞ?どうして私だけが責められるのだ!」
「そりゃお前…」
「…て、テクニック?」
ほほう?さぞかしレイモンドは技巧に長けるのだろうな!
「とにかく!これは以前とは違う、私たち二人の問題だ。よってルーイは返してもらおう」
「一応聞くけどどうやってだ…」
「こうやってだ!」
🐹🐹
ドッキー!!!
いきなり大きな音がしたと思ったらグレアムさんがドアを壊して入って来たっ!き、キブツハソンだよ!?
「レイモンド!修理代は後で回せ!ルーイ、行くぞ!」
腕を引っ張るグレアムさん。もうその手には乗らないんだから!
「キュー!帰らないってば!グレアムさんのバカ!ウソつき!」
「すまない…その、理性が飛んだ…」
「痛かったんだからね!」
「ああ、そうだろう…」
「それもすっごく!」
「すまなかった…。だが大丈夫だ!今度はあの甘い匂いも何とか…」
反省…したのかな?しょげたグレアムさんはママに叱られた後のパパみたい…。
それに、そうだよオチューシャ!オチューシャはどうなったの?またあの甘い匂いがしたら僕困っちゃう。
「またソワソワしたらどうしよう…」
「そうだろう?さあルーイ、帰って朝食にしよう。私はルーイのゆでた卵がなければ一日が始まらないのだ」
「でもマシューさんがパンケーキ焼いてくれるって…」
あれは絶品なのに…
「マシュー、パンケーキは二人前だ。持ち帰りで」
あっ!マシューさんが変な顔してる…。どうしたのかな?
「さあ行こうルーイ」
「お尻が痛い…」
「あ、ああ、私が抱き抱えて行こう」
レイモンドさんとマシューさんにありがとうとゴメンナサイをしてお屋敷まで帰る道にはパンケーキの甘い香りが漂っている。
今日のグレアムさんは走らない。この間みたいに走ったら僕にひびくからって。
何度も謝るグレアムさんには、「痛くないのならしていいよ」って言っておいた。またしてほしいって。
「あっ、そうだ。オチューシャいつするの?」
「それは昨夜…、そうか、気を失ったから覚えていないのだな。大丈夫だルーイ。注射は昨夜、その、済んだ…。痛くして悪かった…」
あぁっ!もしかしたらアレがオチューシャだったの? 僕ビックリ。だから痛かったんだ…!
「人間のオチューシャって大変なんだね…」
「すまない、だが発情期でなければああはならないはずだ」
ハツジョウキ専用のオチューシャなのか…。またまたビックリ…。
でも…
「グレアムさん、もっと痛くないオチューシャに出来ない?」
「ルーイのためだ。努力しよう」
でもフシギなことが1つあるの。グレアムさんは何でも知ってるから分かるかな?
「ねーねー、あのオチューシャって交尾に似てるね、わぁっ!」
あ、グレアムさんがコケた。
「ルーイ、その、昨夜私達がしたのが…まさにその交尾だ…」
えー!あれが交尾?
でもでもだって、あれはオチューシャで僕の知ってる交尾は後ろからこう…、えーと、うーと、………、ま、いっか。
「またするの?」
「ああ、何度もな。私はお前が可愛くて仕方ない…」
可愛いと交尾するんだ…。じゃあいっぱいしてもらうべき?
「僕を可愛がるのはグレアムさんの役目だもんね。がんばっていっぱいしてね」
「あ、ああ!」
こうしてまたまた僕はお屋敷に戻ってきたけど…やっぱり…帰って来てよかった。
昨日枕の下に隠したイチゴ思い出したし…
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