59 / 247
王位交代開始編
父子の対面 ③
しおりを挟む
食後はシッティングルームに場所を移してもっとリラックスした家族のお話。
「しかしアデルがそのような魔法を…領地では開花し得なかった才ですな」
「そうなのか?素晴らしい魔法であった。ヒールもメタモルも、そしてあの…あれはなんだアデル?剣に付与した雷の…」
「あっ、あっ、えと、サンダーのことですか?ちょっとかけすぎちゃった、えへ。」
「アデル、もしや…魔獣との戦いに参加したのか…?まさかお前のように気の弱い子が…そんな…」
「し、してません。まさか!あの、付与を…剣に付与をかけただけデス…」
おっと、やばいやばい。やる気満々で観に行ってアドレナリン出まくりでバフりまくったのはナイショです。
「そうだろうとも、驚かせる…だがこちらに来ても研鑽を積み続けたのだな。母に伝えておこう、きっと喜ぶ」
「お母様は教育熱心ですもんね。あの、たくさんの魔法書…本当に助けになりました。あれだけでもとっても高価だって…今ならわかります。持たせてくれてありがとう…。」
売ってしまった宝飾品のことはナイショだ。グラナダ様が買い戻してくれるって言って今トマスさんが追跡してくれている。高いものではないんだけど…大切なものだから。
親子の間にあたたかい時間が流れてたその時、空気を読まないグラナダ様がとんでもないことを言い出した。
「だが卿よ、アデルにはその、一部教育が足りぬのではないか?…特に閨関係の…」
「ぶっ!」
「と言いますと…?」
「いや、責めておるのではない。むしろ構わぬのだが、どうしたものかと思ったまでだ」
「ちょ、グラナダ様、あの「夫夫の営みについてほとんど無知であるのだぞ」」
「そ、そ、そうでございましたか?あ、いや、その辺りは妻にその、任せきりでして。いやはや、家庭教師などを満足に雇うことも出来ぬ有様でしてな、妻が、そう妻が何かと躾けておったのですが、アデルはその、少々勉強嫌いでしてな」
「詳しく聞かせよ」
「いつも逃げ出しては領地の山野で花を摘んだり」「ほう」
「リスやウサギと戯れ」「ふむ」
「鳥と歌ったりしておったのでございます」
ぐっはぁ、誰だそれ。乙女かっ!
「ふふ、アデルらしい。ん、ゴホン、確かにそのようであるな、私の妻は時にずいぶんと幼い。」ちゅっ
「っあー、えーと、そのー」
「あー、うほん、時に閣下、その…腰に回した腕は「いつもの事だ気にするな」」
「ももに置かれた手「それもいつもの事だ」」
「旦那様は奥方様をいつも膝に乗せようとして逃げられているのですよ」
「言うでないわトマス」
あっ、お父様が激しく動揺してる!
「は、はあ、いえまあ、父としては夫夫仲が良好なようで一安心…で、ございますなぁ…」
もうほんとモウシワケナイ…
「しかしそうかアデルはウサギが好きか。では今度ホーンラビットでも捕まえてくるか?」
「え、欲し「旦那様、アデル様が戯れられたのはそのウサギではないかと…」」
ー良いな。ウサギの耳かー
不穏なワードが耳に聞こえた気がするけど…気のせいだよね?
「しかしアデルがそのような魔法を…領地では開花し得なかった才ですな」
「そうなのか?素晴らしい魔法であった。ヒールもメタモルも、そしてあの…あれはなんだアデル?剣に付与した雷の…」
「あっ、あっ、えと、サンダーのことですか?ちょっとかけすぎちゃった、えへ。」
「アデル、もしや…魔獣との戦いに参加したのか…?まさかお前のように気の弱い子が…そんな…」
「し、してません。まさか!あの、付与を…剣に付与をかけただけデス…」
おっと、やばいやばい。やる気満々で観に行ってアドレナリン出まくりでバフりまくったのはナイショです。
「そうだろうとも、驚かせる…だがこちらに来ても研鑽を積み続けたのだな。母に伝えておこう、きっと喜ぶ」
「お母様は教育熱心ですもんね。あの、たくさんの魔法書…本当に助けになりました。あれだけでもとっても高価だって…今ならわかります。持たせてくれてありがとう…。」
売ってしまった宝飾品のことはナイショだ。グラナダ様が買い戻してくれるって言って今トマスさんが追跡してくれている。高いものではないんだけど…大切なものだから。
親子の間にあたたかい時間が流れてたその時、空気を読まないグラナダ様がとんでもないことを言い出した。
「だが卿よ、アデルにはその、一部教育が足りぬのではないか?…特に閨関係の…」
「ぶっ!」
「と言いますと…?」
「いや、責めておるのではない。むしろ構わぬのだが、どうしたものかと思ったまでだ」
「ちょ、グラナダ様、あの「夫夫の営みについてほとんど無知であるのだぞ」」
「そ、そ、そうでございましたか?あ、いや、その辺りは妻にその、任せきりでして。いやはや、家庭教師などを満足に雇うことも出来ぬ有様でしてな、妻が、そう妻が何かと躾けておったのですが、アデルはその、少々勉強嫌いでしてな」
「詳しく聞かせよ」
「いつも逃げ出しては領地の山野で花を摘んだり」「ほう」
「リスやウサギと戯れ」「ふむ」
「鳥と歌ったりしておったのでございます」
ぐっはぁ、誰だそれ。乙女かっ!
「ふふ、アデルらしい。ん、ゴホン、確かにそのようであるな、私の妻は時にずいぶんと幼い。」ちゅっ
「っあー、えーと、そのー」
「あー、うほん、時に閣下、その…腰に回した腕は「いつもの事だ気にするな」」
「ももに置かれた手「それもいつもの事だ」」
「旦那様は奥方様をいつも膝に乗せようとして逃げられているのですよ」
「言うでないわトマス」
あっ、お父様が激しく動揺してる!
「は、はあ、いえまあ、父としては夫夫仲が良好なようで一安心…で、ございますなぁ…」
もうほんとモウシワケナイ…
「しかしそうかアデルはウサギが好きか。では今度ホーンラビットでも捕まえてくるか?」
「え、欲し「旦那様、アデル様が戯れられたのはそのウサギではないかと…」」
ー良いな。ウサギの耳かー
不穏なワードが耳に聞こえた気がするけど…気のせいだよね?
570
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。
するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。
だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。
過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。
ところが、ひょんなことから再会してしまう。
しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。
「今度は、もう離さないから」
「お願いだから、僕にもう近づかないで…」
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
【完結】薄幸文官志望は嘘をつく
七咲陸
BL
サシャ=ジルヴァールは伯爵家の長男として産まれるが、紫の瞳のせいで両親に疎まれ、弟からも蔑まれる日々を送っていた。
忌々しい紫眼と言う両親に幼い頃からサシャに魔道具の眼鏡を強要する。認識阻害がかかったメガネをかけている間は、サシャの顔や瞳、髪色までまるで別人だった。
学園に入学しても、サシャはあらぬ噂をされてどこにも居場所がない毎日。そんな中でもサシャのことを好きだと言ってくれたクラークと言う茶色の瞳を持つ騎士学生に惹かれ、お付き合いをする事に。
しかし、クラークにキスをせがまれ恥ずかしくて逃げ出したサシャは、アーヴィン=イブリックという翠眼を持つ騎士学生にぶつかってしまい、メガネが外れてしまったーーー…
認識阻害魔道具メガネのせいで2人の騎士の間で別人を演じることになった文官学生の恋の話。
全17話
2/28 番外編を更新しました
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
優秀な婚約者が去った後の世界
月樹《つき》
BL
公爵令嬢パトリシアは婚約者である王太子ラファエル様に会った瞬間、前世の記憶を思い出した。そして、ここが前世の自分が読んでいた小説『光溢れる国であなたと…』の世界で、自分は光の聖女と王太子ラファエルの恋を邪魔する悪役令嬢パトリシアだと…。
パトリシアは前世の知識もフル活用し、幼い頃からいつでも逃げ出せるよう腕を磨き、そして準備が整ったところでこちらから婚約破棄を告げ、母国を捨てた…。
このお話は捨てられた後の王太子ラファエルのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる