イケメン大好きドルオタは異世界でも推し活する

kozzy

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決断の時編

エピローグ

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繊細過ぎるアデル君とあの世界は相性が悪かった…幼い心に刻みつけられたトラウマもそれに拍車をかけてしまった…
貴族社会では、友達も、将来も、結婚だって、何一つ心のままには決められなくて。それでもせっかく家族が隠してくれたのにあの王様に引きずり出された。
それに…カマーフィールドのお父様をそばで見てたら魔法使いが嫌になっちゃった?魔法の才があったばかりに不自由な事この上なかったお父様。…ここは…見た目の華やかさとは違う…弱肉強食な世界だから…。



魔力を持たず庶民に生まれてたらもう少しましだったのかな?
いやいや、この美貌じゃちょっぴり無骨なこの異世界では、たとえパーバートが居なくったって静かな人生なんて送れなかっただろう。むしろ貴族だったからこそ18年も隠れていられたんだって、そう思う。
ほんとうに…今のアデルは中身が〝雑な新太”だからこそこんなハチャメチャな世界でも楽しくやれてるんだよ、きっとね。

平和で退屈で安全な日本。そこで過ごすただの平凡でアニフレオタクな男の子。それがもう一人の新太だね。良かったねアデル。日本ここでなら挫けずに生きて行ける?

どこだって自由に出歩けるよ。自由に恋愛だってできる。勉強は…ちょっとはした方がいいけど馬鹿でも別に困らない。マナーだって貴族社会ほど大変じゃない。おっと、オタクにはオタクの厳しいルールとマナーがあるから気を付けて。変態は…いないわけじゃないけど新太の顔なら問題ない。うん、自分で言ってて泣けてきた。
山に入ったって魔獣はいないよ。猿かイノシシくらいはでるかもね。ウサギやリスとは遊べないけど地域猫なら見かけるよ。
魔法はないけどその代わり、スマホにパソコン、そう、Goo〇le先生さえ居れば困る事なんて全然ない。



ねぇねぇアデル……お父さんとお母さんとおねえちゃんを大事にしてね。その代わり、お父様とお母様とお兄様は僕がちゃぁんと守るから。
好きな事勉強して、好きな仕事に就いて、好きな人とお付き合いして…
それで、アニフレに萌えながらたくさんの友人(ちょっと濃いけど)に囲まれて……広い世界を見て毎日を楽しく暮らしてね。

この神様がくれた奇跡のようなもう一つの人生を。




あぁ…目の前の新太がぼやけてきた…もう時間?あっという間だね?
あっ、新太が気配に気が付いた…大丈夫。心配いらないよ。僕はもうそこには戻らない。を置いてけっして何処にも行かないよ。だから新太、僕の分までそこで幸せになって。絶対ならなきゃ許さない。
僕も異世界ここで幸せになるよ、アデルの分まで。きっと。必ず。愛しいアビーと、お腹の子、そして大好きなグラナダ様推しと一緒にね。





本編終わり

この後は番外編でもう少しお付き合いいただけると嬉しいです。本能の赴くままに書き散らかしたいです。
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