コスプレ令息 王子を養う

kozzy

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お風呂遊び ※ほんのり

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チャポ…パチャ…

深夜のお風呂場に響くのは水の揺れる音と…ちょっぴりアダルトな二人の声…
フラヴィオはさっきから向かい合って座る僕の肩にお湯をかけたり泡を乗せたり…とても楽しそうだ。

「ひゃ、くすぐったい」
「君の肌はいつも滑らかだね…」

「お手入れしてるから…」
「わたしのために?」
「うん…まあ…」

観られるのも仕事の一つ、プロレイヤー足るものお手入れは必須だ。それに生まれつき吸いつくようなイヴァーノの肌を劣化させるなんてもったいない!

けどそれ以上に僕がせっせとすべすべのお肌を維持する理由とは…

このお肌をフラヴィオはそれはそれは愛おしそうに触れたりキスしたりしてて…
その様子はまるでニャンコに誘われては無意識にモフモフを吸ったり撫でたりしてしまう自分のようで…〝好きで好きでたまらない” そんな感情が伝わってきて僕はキュンキュンしてしまうからだ。

フラヴィオの大事なものは僕も大切にしないと…

僕の自分磨きはフラヴィオのため、そしてエヴァを応援するみんなのためでもあるのだ。

「イヴ…、君と出会ったばかりの頃、ここはたった1本のキャンドルしかない薄暗い浴室だった」

「そうでしたね」

あの頃は切実に超節約モードだったから…
今?今は貯金のための微節約モード、くらいだよ。

「あの時私は月明かりに照らされる君の姿に実は欲情していた。知っていたかい?」
「し、知りませんよそんなこと!だってあの頃のフラヴィオは…」

NLの人…

「それほど君が魅力的だったということだ。どう責任をとってもらおうか」

なんちゅー暴論。でもイヤじゃない。
こういう暴君なら大歓迎なんだからねっ♡



チュ「…最後まではダメですよ…」
「分かっているよ。春とはいえここでは風邪をひく」

「ん…ふぁ…気持ちいい…」
「ふふ、春らしく胸元に花を咲かせてあげよう。君の望んだ紅白の花だ」

「望ん…え?何のはな…あっ!ふ、うぅん…」

のけぞる僕の胸に顔をうずめるフラヴィオは、位置を変えながら少し強めに吸い上げていく。
さすがにこの行為にもそろそろ慣れてきた僕は、このあと自分の身体がどうなるか簡単に想像がつく。

「み、見えるとこは止めてね…」
「残念な事だ。君が私だけのものだと誰にも知らしめたいというのに」

そう言いながらフラヴィオの唇が向かった先は襟元ギリギリ、かぁー!そこを攻めて来るか!玄人だね!

「ば、ばかっ!」
「やれやれ、君はいつも注文が多い…」

フラヴィオが無茶ばっかりするからでしょうが!

「よろしい。では小花と言わず大輪の花を咲かせてあげよう」
「ひゃっ!」

膝裏に手を差し入れると僕をお姫様抱っこしたままザバっとお湯から上がるフラヴィオ。今現在僕とフラヴィオは真っ裸だ。

背中にまわした手で器用に壁にかかったガウンを取ると、彼は軽くそれを羽織りそのまま寝室へと僕を運ぶ。

「ちょ!」
「しー、イヴ、静かにしないとロデオが起きて来てしまうよ」

くっ!
幸いなことにリコたちの部屋は屋根裏だしルイージ君の部屋は二階のつき当りだ。つまり…関門はロデじいだけ。

「……」キュ
「そうだ」

くぁー!真っ裸で屋敷を移動するとか…羞恥大爆発…

トントントントン…ギィィ…パタン

「さあイヴ、見事な花を咲かせてくれるね」
「…そ、それはガーデナーさんの腕次第カナ~…なんて…」

「なるほど。君のいう通りだ」
「フラヴ」

続く言葉は飲み込まれた。暴君フラヴィオの唇によって…




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