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三章 私とイズミの誘拐冒険
なるほど、だから私を連れて来たのか
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モンスター達は死んではいないみたいだけど顔色?が悪い。
「どうしたんだろう?気分が悪いだけなのかな?」
「クルクルホゥ」
「ん?あっち?」
虹フクロウに示された所を見てみる。
(今の鳴き声は鳩?、、、何か箱?みたいなのが落ちてる)
「なんだコレ?何か書いてある。えーと、この箱は混乱の箱です。箱を開けると人もモンスターも関係なく発動します。くれぐれもお取り扱いに注意して下さい。この箱の効果は混乱ですがその後、気分が悪くなり体力が減っていきます。治す為には吟遊詩人に混乱を治す為の音楽とやる気を上げる音楽と癒しの音楽を頼むか、治癒~、」
コレを読んで分かった。
まず、虹フクロウは文字を読める。
吟遊科や吟遊詩人は布を被っている。
(つまり、布を被った私(吟遊詩人)を見つけたからこの子達を治してもらう為にここに連れて来たのか)
「君はこの子達を治して欲しいの?」
「ホゥ!」
「まぁ、小さい子達だけみたいだし、このままだと可哀想だから良いよ」
「ホゥ!ホゥホゥ!」
「くすぐったいって。君も良い子みたいだしね?」
「みぃー!みぃー!」
「うん。イズミも良い子だよ」
虹フクロウとイズミを撫でてから座れそうな石を見つけたのでそこに座る。
「あれ?横笛がない?あ、そういえば泉の所で吹こうと思ってたから手に持ってたんだった。捕まれた時に落としたのか」
「ホゥ?ホゥホゥ」
「ん?大丈夫だよ。歌声でも大丈夫だからね。モンスター達だけなら恥ずかしくないしね?」
私は少し声を整えてから歌った。
(まずは混乱を治す歌から)
「~♪ー♪~♪ー♪♪♪ーーー~♪ー~♪」
唄い終わるとまだ気分は悪そうだけど目を回している子は居なかった。
(やる気を上げる歌と癒しの歌は続けて唄おう)
「♪♪♪ーー♪♪♪♪ーー♪♪ー♪♪♪♪♪♪」
「~♪~♪。~♪~♪。。♪~~♪。~♪~~~♪、、、ハァハァ」
一気に歌を唄ったので少し息が乱れた。
周りを見るとモンスター達はみんな元気になったみたいだ。
(何かみんなこっちを見てる?)
「キュイ!キュッ」
「ちぃ、ちぃ!」
「ホン、ホーン」
みんな何かを訴えてるけど、私はコンくんみたいにモンスターの言葉は解らない。
困って虹フクロウの方を見ると、虹フクロウは(多分)少し考えてから声を出した。
「ホゥホゥ♪ホゥ♪」
何か唄ってるみたいだ。
(あれ?、、、もしかして)
「もっと唄って欲しいの?」
「ホゥホゥ!」
「キュイ!」
「ちぃ!」
「ホーン!」
「私の歌声が気に入ったの?」
そう聞くとみんな揃って頷いた。
「ふふ、ありがとう。なら、もう少し唄おうかな?聞いてくれる?」
「ホゥホゥ」
私は少しの間この子達の為に歌を唄った。
歌を三曲くらい唄ったけど、モンスター達はもう少し唄って欲しいみたいだ。
「もう少し?なら、コレが最後だよ?」
歌を唄おうとしたら人の声が聞こえた。
「~、だー!」
「ー、今の~」
「分かっ~、」
だんだん近づいて来る。
私は一応、吟遊科なので声とか音には敏感で普通の人よりは聞こえる範囲が広いけど、流石に隠密科の人達にはかなわない。
隠密科の人達は普通を遥かに越えている。
声や音に敏感なモンスター達も警戒している。
(何を言ってるんだろう?集中して聞いてみるか)
「あんたが、あの時あの箱を開けるからまた戻るはめになったのよ!」
「仕方ないだろ!あんなデカイ、モンスターがいるとは思わなかったんだよ!」
「まぁまぁ、二人共。一度町に戻って吟遊詩人さんに治してもらったんだから、今はモンスターを倒す事を考えよう?あの箱の効果が効いてる今がチャンスなんだから」
そんな事を話しながらこっちに向かって来る。
(あの三人組があの箱を開けた犯人か)
「ホゥホゥ!」
「え?何?みんな押さないで?」
「ホゥホゥ!クルックー!」
「キュイ!」
「シャーッ!」
私とイズミはみんなに押されて男の人が二人入れるくらいの小さな洞穴に入った。
(みんな、私達を避難させたんだ!)
「なによコレ!何でモンスター達が元気になってるのよ!」
「しらねぇよ!くそ、誰かが治したんじゃねぇのか!」
「そうかもしれない。偶々、ここを通りかかったのかは知らないけど」
「ホゥホゥ!ホゥホゥ!ホゥー!」
戦いが始まったみたいだけど、出入口をモンスター達が木や岩で防いでしまったのでどうにもならない。
(みんな大丈夫かな?)
「ホゥホゥ!ホゥー!」
「くそ、もう少しだってぇのに!」
「あいつ、あんまり体力無いはずなのに何で!」
「二人共、退却です。あの大きなモンスターの力が箱のおかげで弱まっている時に戦ってもコレです。諦めましょう」
「くっ、分かったわ」
「ちっ、行くぞ!」
どうやらモンスター達の方が勝ったみたいだ。
(あ、出入口を防いでいたモノがなくなってく)
「みんな、大丈夫?」
「、、、キュイ」
「、、、ちぃ」
「ホゥ、、、ホゥ、、」
みんな倒されて無いみたいだけど、大丈夫ではない。
怪我をしている子がいっぱい居るので、私はカバンの中に入ってた薬草を取り出し、予備の布を破り包帯の代わりにしてみんなの手当てをした。
「よし、終わり!みんな怪我が治るまで大人しくしてるんだよ?」
「シャー!」
「シュイ!」
「プヨヨン!」
「良い子だね?」
虹フクロウを見ると、虹フクロウはかなり疲れているみたいで首が、コックリ、コックリとしている。
「少し休んだら私達を元の所に戻してくれる?」
「ホゥ!ホゥホゥ!」
「うん、ありがとう」
「ホゥ!、、、、ホゥ!ホゥホゥー!ホゥホゥー!」
「っ!、、どうしたの!大丈夫?」
元の所に戻してくれるって返事をした虹フクロウがそのあと突然、鳴き声をあげて光だしたのだ。
「どうしたんだろう?気分が悪いだけなのかな?」
「クルクルホゥ」
「ん?あっち?」
虹フクロウに示された所を見てみる。
(今の鳴き声は鳩?、、、何か箱?みたいなのが落ちてる)
「なんだコレ?何か書いてある。えーと、この箱は混乱の箱です。箱を開けると人もモンスターも関係なく発動します。くれぐれもお取り扱いに注意して下さい。この箱の効果は混乱ですがその後、気分が悪くなり体力が減っていきます。治す為には吟遊詩人に混乱を治す為の音楽とやる気を上げる音楽と癒しの音楽を頼むか、治癒~、」
コレを読んで分かった。
まず、虹フクロウは文字を読める。
吟遊科や吟遊詩人は布を被っている。
(つまり、布を被った私(吟遊詩人)を見つけたからこの子達を治してもらう為にここに連れて来たのか)
「君はこの子達を治して欲しいの?」
「ホゥ!」
「まぁ、小さい子達だけみたいだし、このままだと可哀想だから良いよ」
「ホゥ!ホゥホゥ!」
「くすぐったいって。君も良い子みたいだしね?」
「みぃー!みぃー!」
「うん。イズミも良い子だよ」
虹フクロウとイズミを撫でてから座れそうな石を見つけたのでそこに座る。
「あれ?横笛がない?あ、そういえば泉の所で吹こうと思ってたから手に持ってたんだった。捕まれた時に落としたのか」
「ホゥ?ホゥホゥ」
「ん?大丈夫だよ。歌声でも大丈夫だからね。モンスター達だけなら恥ずかしくないしね?」
私は少し声を整えてから歌った。
(まずは混乱を治す歌から)
「~♪ー♪~♪ー♪♪♪ーーー~♪ー~♪」
唄い終わるとまだ気分は悪そうだけど目を回している子は居なかった。
(やる気を上げる歌と癒しの歌は続けて唄おう)
「♪♪♪ーー♪♪♪♪ーー♪♪ー♪♪♪♪♪♪」
「~♪~♪。~♪~♪。。♪~~♪。~♪~~~♪、、、ハァハァ」
一気に歌を唄ったので少し息が乱れた。
周りを見るとモンスター達はみんな元気になったみたいだ。
(何かみんなこっちを見てる?)
「キュイ!キュッ」
「ちぃ、ちぃ!」
「ホン、ホーン」
みんな何かを訴えてるけど、私はコンくんみたいにモンスターの言葉は解らない。
困って虹フクロウの方を見ると、虹フクロウは(多分)少し考えてから声を出した。
「ホゥホゥ♪ホゥ♪」
何か唄ってるみたいだ。
(あれ?、、、もしかして)
「もっと唄って欲しいの?」
「ホゥホゥ!」
「キュイ!」
「ちぃ!」
「ホーン!」
「私の歌声が気に入ったの?」
そう聞くとみんな揃って頷いた。
「ふふ、ありがとう。なら、もう少し唄おうかな?聞いてくれる?」
「ホゥホゥ」
私は少しの間この子達の為に歌を唄った。
歌を三曲くらい唄ったけど、モンスター達はもう少し唄って欲しいみたいだ。
「もう少し?なら、コレが最後だよ?」
歌を唄おうとしたら人の声が聞こえた。
「~、だー!」
「ー、今の~」
「分かっ~、」
だんだん近づいて来る。
私は一応、吟遊科なので声とか音には敏感で普通の人よりは聞こえる範囲が広いけど、流石に隠密科の人達にはかなわない。
隠密科の人達は普通を遥かに越えている。
声や音に敏感なモンスター達も警戒している。
(何を言ってるんだろう?集中して聞いてみるか)
「あんたが、あの時あの箱を開けるからまた戻るはめになったのよ!」
「仕方ないだろ!あんなデカイ、モンスターがいるとは思わなかったんだよ!」
「まぁまぁ、二人共。一度町に戻って吟遊詩人さんに治してもらったんだから、今はモンスターを倒す事を考えよう?あの箱の効果が効いてる今がチャンスなんだから」
そんな事を話しながらこっちに向かって来る。
(あの三人組があの箱を開けた犯人か)
「ホゥホゥ!」
「え?何?みんな押さないで?」
「ホゥホゥ!クルックー!」
「キュイ!」
「シャーッ!」
私とイズミはみんなに押されて男の人が二人入れるくらいの小さな洞穴に入った。
(みんな、私達を避難させたんだ!)
「なによコレ!何でモンスター達が元気になってるのよ!」
「しらねぇよ!くそ、誰かが治したんじゃねぇのか!」
「そうかもしれない。偶々、ここを通りかかったのかは知らないけど」
「ホゥホゥ!ホゥホゥ!ホゥー!」
戦いが始まったみたいだけど、出入口をモンスター達が木や岩で防いでしまったのでどうにもならない。
(みんな大丈夫かな?)
「ホゥホゥ!ホゥー!」
「くそ、もう少しだってぇのに!」
「あいつ、あんまり体力無いはずなのに何で!」
「二人共、退却です。あの大きなモンスターの力が箱のおかげで弱まっている時に戦ってもコレです。諦めましょう」
「くっ、分かったわ」
「ちっ、行くぞ!」
どうやらモンスター達の方が勝ったみたいだ。
(あ、出入口を防いでいたモノがなくなってく)
「みんな、大丈夫?」
「、、、キュイ」
「、、、ちぃ」
「ホゥ、、、ホゥ、、」
みんな倒されて無いみたいだけど、大丈夫ではない。
怪我をしている子がいっぱい居るので、私はカバンの中に入ってた薬草を取り出し、予備の布を破り包帯の代わりにしてみんなの手当てをした。
「よし、終わり!みんな怪我が治るまで大人しくしてるんだよ?」
「シャー!」
「シュイ!」
「プヨヨン!」
「良い子だね?」
虹フクロウを見ると、虹フクロウはかなり疲れているみたいで首が、コックリ、コックリとしている。
「少し休んだら私達を元の所に戻してくれる?」
「ホゥ!ホゥホゥ!」
「うん、ありがとう」
「ホゥ!、、、、ホゥ!ホゥホゥー!ホゥホゥー!」
「っ!、、どうしたの!大丈夫?」
元の所に戻してくれるって返事をした虹フクロウがそのあと突然、鳴き声をあげて光だしたのだ。
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