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一章 悪の組織と正義の組織
第0夜「プロローグだぜ!」
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2050年
それは突然だった。
何がきっかけなのか
何が原因なのか
いまだ何も分からない。
始まりは2人の兄弟からだったらしい。
“それ”が最初にあらわれたのは兄の方だったと伝えられている。
兄の体には刺青(いれずみ)の様な麒麟の姿らしき跡(あと)があったらしい。
そして兄に跡があらわれた少し後に弟にも同じ様な麒麟の様な跡があらわれたらしい。
そしてその二人の兄弟には不思議な力があった。
共通している力は普通の人より筋力、体力、身体能力が倍以上あるということだ。
そして始まりの男である兄には空を駆ける能力があり、弟には魔(悪霊や呪いなど)を祓う能力があった。
その二人の後にも龍(竜)や植物や星などの跡や一部そのものが生えていたり(もし植物だったら頭から花が咲いていたり)する者達が現れた。
その者達も不思議な力を持っていた。
そして不思議な力を持った者達に混乱してから数年すると少し落ち着いてきたのか顕れた跡などで違いがあることに気がついた。
龍(竜)や麒麟の跡などがある者達は強い戦闘能力があり神聖性が高い事から崇め(あがめ)られたりしていた。
植物や星などの跡などがある者達は補佐的な能力があるが戦闘能力は(龍や麒麟の跡などがある者達に比べて)低いとされて放置されがちだったが、姿がとても美しいとされてコレクターなどに狙われたりもしてきた。
そして跡について最初に分かった事が跡があらわれるのは生れつきが一番多いが後からあらわれる者もいたこと。
後から跡があらわれるのは一桁までで二桁になるとあらわれる事はないということが分かったことだ。
そんなこんなで500年近くたった現在では?
2549年 3月 日本
廃墟になっている工場がある。
その工場の外に沢山の人が集まっていてその人達の顔は恐怖と絶望で染まっている。
「なんで、、、よりによって、、、パートくんなんだ!」
「アルバイトくんだなんて、、、なんて私は不幸なの!」
「ひっ!っ、や、やだ、、、たす、助け、、ひっく、、なんでアルバイトくんが~!」
「はは、、、パートくんが相手だぜ?、、、諦めろよ、、、はは、は、、、」
恐怖と絶望に染まっている人達が言うパートくんとアルバイトくんとはただ一人の事を指している。
ちなみに何故2つの呼び名があるのかと言うと
『オレ様は夜花(よばな)でパートだが、それでも幹部様だ!
アルバイトでもパートでも好きに呼んでいいぜ?
今日はオレ様のデビューでオレの機嫌も良いからな!
特別に呼ばせてやるよ!
喜び咽(むせ)び泣いて崇(あが)める様に呼べよ?』
と初めて出て来た時に本人がそう言ったからだ。
そのパートくんやアルバイトくんと呼ばれている人は楽しげに笑いながら人々を見下ろし最低な提案をしてきた。
「ハハハ!さいっこうだ!今日はどうやって遊んでヤろうか?なぁ?どんな事をしてオレと遊びたい?目隠しして鞭で誰を叩いたか当てるゲームでもするか?それとも両手両足を縛って的当てゲームでもするか?もちろんオレ様は手を出さないで見守っていてやるぜ?なぁ?どうする?」
絶望している人々にそう問いかけているがパートくんはいつも気ままにやりたい事をするのでその問いかけには特に意味の無いモノだった。
「あ、あ、い、嫌だ!だ、誰か、」
「お、おい?落ち着けよ?何でそんなに興奮してるんだ?パートくんだからって」
「お前知らないのか?パートくんがさっき言ったのは本当に前にパートくんが実際やった事だぞ?」
「は?嘘だろ?」
「本当よ?アルバイトくんは前に私達の何人かに目隠しをして鞭を持たせて近くに居た人を叩かせたのよ?一人でも叩かない人がいたら全員を殺すって言ってね」
「え?」
「しかもその叩いた相手の悲鳴で当てろって言って間違えたらまた目隠しして鞭で叩かせるんだ」
「その前は両手足を縛ってその人を壁際に立たせて子供にナイフを持たせて壁際の人を的当てにしていたのよ?その時も無理矢理ナイフを投げさせたのよ?」
「、、、う、嘘だろ?マジかよ、、、なら、なら、、今度は?」
パートくんはそんな話をしていた人々を見回してからニヤニヤしながら楽しそうな声をあげて言った。
「決めた!今日は爆弾危機一髪だ!やり方は簡単だぜ?この爆弾の線を一本一本切っていくだけだ。まぁ失敗したら爆発するが両手が使い物にならなくなるくらいだぜ?死にはしねぇから楽しんでヤれよ?じゃあ始め、」
パートくんが絶望的な提案を出したあとそれを始めようとしたまさにその時人々の近くに空から数人降って来た。
「げっ!あいつらかよ、、、はぁ、今日はお早いお着きで?」
「なによその嫌みったらしい言い方は!今日という今日は貴方を捕まえてやるわよ!アルバイト!」
「はあ?いつもいつもおっそいお着きなのは何処のどいつらで?前なんか的の奴が傷だらけになってから来たのは誰だったっけなぁ?」
「ぐっ!あ、あんたのせいでしょ!アルバイト!貴方がそんなことしなければあの人は怪我なんかしなかったし、その人を貴方をのせいで無理矢理傷つけた子は心に傷を負わなかったのよ!」
「おい!お前パートの手に乗せられてるぞ?落ち着け」
「え?あ、、、ゴメン、落ち着いたわ」
「なぁ、こいつ大丈夫?こんな感情的で猪みたいに直情型でオマケに落ち着きが無いとか」
「はぁ、、、パート、お前も知ってるだろうがコイツは新人で正義感が強い奴なんだよ。これからもう少し落ち着いてしかも強くなるだろうからお前に心配される謂れはない」
「へぇ、そう?」
「それとお前みたいに非道な奴に心配されるほど落ちぶれても無いからな。それとこれ以上は何もさせないからな、悪の組織の夜花(よばな)のパート」
「確かに今日は分が悪いみたいだから退散してやるよ、正義の組織の龍麒麟(りゅうきりん)お土産も置いて行ってやるから楽しめよ?じゃあな」
パートくんがそう言うとパートくんの後ろから大勢の悪の組織の構成員達が出てきて正義の組織の龍麒麟達を襲う。
龍麒麟達は後ろに居る一般人達を守りながらも大部分の構成員達を倒したがもうそこにはパートくんの姿は無かった。
「くそっ!今日も逃がしたか」
龍麒麟達は残りの構成員達を倒しながら人々に一番畏れられ嫌われている悪の組織、夜花のパートのパートくんを取り逃がした事を悔しがった。
この世界には正義の組織の龍麒麟(りゅうきりん)と悪の組織の夜花(よばな)があり敵対している。
そしてこの話の主人公は正義の組織の話ではなく悪の組織のしかも人々に一番畏れられ嫌われているパートくんの話だ。
パートくんのことを知りたい人は次の物語を待つがいい。
この物語は秘密の物語
光は闇
闇は光がなくては存在出来ず
光もまた闇がなくては存在出来ない。
悪の組織が存在しなければ正義の組織は?
絶望を知らない者が本当の希望を知っているのか?
悩みが存在しなければ本当の幸せを感じられるのか?
痛さを全く知らない者は本当に強くなれるのか?
存在しなければ本当の存在を知ることは出来るのか?
この世は矛盾だらけだ。
この物語は矛盾の物語
悪の組織は本当に悪なのか?
正義の組織は本当に正義なのか?
それは突然だった。
何がきっかけなのか
何が原因なのか
いまだ何も分からない。
始まりは2人の兄弟からだったらしい。
“それ”が最初にあらわれたのは兄の方だったと伝えられている。
兄の体には刺青(いれずみ)の様な麒麟の姿らしき跡(あと)があったらしい。
そして兄に跡があらわれた少し後に弟にも同じ様な麒麟の様な跡があらわれたらしい。
そしてその二人の兄弟には不思議な力があった。
共通している力は普通の人より筋力、体力、身体能力が倍以上あるということだ。
そして始まりの男である兄には空を駆ける能力があり、弟には魔(悪霊や呪いなど)を祓う能力があった。
その二人の後にも龍(竜)や植物や星などの跡や一部そのものが生えていたり(もし植物だったら頭から花が咲いていたり)する者達が現れた。
その者達も不思議な力を持っていた。
そして不思議な力を持った者達に混乱してから数年すると少し落ち着いてきたのか顕れた跡などで違いがあることに気がついた。
龍(竜)や麒麟の跡などがある者達は強い戦闘能力があり神聖性が高い事から崇め(あがめ)られたりしていた。
植物や星などの跡などがある者達は補佐的な能力があるが戦闘能力は(龍や麒麟の跡などがある者達に比べて)低いとされて放置されがちだったが、姿がとても美しいとされてコレクターなどに狙われたりもしてきた。
そして跡について最初に分かった事が跡があらわれるのは生れつきが一番多いが後からあらわれる者もいたこと。
後から跡があらわれるのは一桁までで二桁になるとあらわれる事はないということが分かったことだ。
そんなこんなで500年近くたった現在では?
2549年 3月 日本
廃墟になっている工場がある。
その工場の外に沢山の人が集まっていてその人達の顔は恐怖と絶望で染まっている。
「なんで、、、よりによって、、、パートくんなんだ!」
「アルバイトくんだなんて、、、なんて私は不幸なの!」
「ひっ!っ、や、やだ、、、たす、助け、、ひっく、、なんでアルバイトくんが~!」
「はは、、、パートくんが相手だぜ?、、、諦めろよ、、、はは、は、、、」
恐怖と絶望に染まっている人達が言うパートくんとアルバイトくんとはただ一人の事を指している。
ちなみに何故2つの呼び名があるのかと言うと
『オレ様は夜花(よばな)でパートだが、それでも幹部様だ!
アルバイトでもパートでも好きに呼んでいいぜ?
今日はオレ様のデビューでオレの機嫌も良いからな!
特別に呼ばせてやるよ!
喜び咽(むせ)び泣いて崇(あが)める様に呼べよ?』
と初めて出て来た時に本人がそう言ったからだ。
そのパートくんやアルバイトくんと呼ばれている人は楽しげに笑いながら人々を見下ろし最低な提案をしてきた。
「ハハハ!さいっこうだ!今日はどうやって遊んでヤろうか?なぁ?どんな事をしてオレと遊びたい?目隠しして鞭で誰を叩いたか当てるゲームでもするか?それとも両手両足を縛って的当てゲームでもするか?もちろんオレ様は手を出さないで見守っていてやるぜ?なぁ?どうする?」
絶望している人々にそう問いかけているがパートくんはいつも気ままにやりたい事をするのでその問いかけには特に意味の無いモノだった。
「あ、あ、い、嫌だ!だ、誰か、」
「お、おい?落ち着けよ?何でそんなに興奮してるんだ?パートくんだからって」
「お前知らないのか?パートくんがさっき言ったのは本当に前にパートくんが実際やった事だぞ?」
「は?嘘だろ?」
「本当よ?アルバイトくんは前に私達の何人かに目隠しをして鞭を持たせて近くに居た人を叩かせたのよ?一人でも叩かない人がいたら全員を殺すって言ってね」
「え?」
「しかもその叩いた相手の悲鳴で当てろって言って間違えたらまた目隠しして鞭で叩かせるんだ」
「その前は両手足を縛ってその人を壁際に立たせて子供にナイフを持たせて壁際の人を的当てにしていたのよ?その時も無理矢理ナイフを投げさせたのよ?」
「、、、う、嘘だろ?マジかよ、、、なら、なら、、今度は?」
パートくんはそんな話をしていた人々を見回してからニヤニヤしながら楽しそうな声をあげて言った。
「決めた!今日は爆弾危機一髪だ!やり方は簡単だぜ?この爆弾の線を一本一本切っていくだけだ。まぁ失敗したら爆発するが両手が使い物にならなくなるくらいだぜ?死にはしねぇから楽しんでヤれよ?じゃあ始め、」
パートくんが絶望的な提案を出したあとそれを始めようとしたまさにその時人々の近くに空から数人降って来た。
「げっ!あいつらかよ、、、はぁ、今日はお早いお着きで?」
「なによその嫌みったらしい言い方は!今日という今日は貴方を捕まえてやるわよ!アルバイト!」
「はあ?いつもいつもおっそいお着きなのは何処のどいつらで?前なんか的の奴が傷だらけになってから来たのは誰だったっけなぁ?」
「ぐっ!あ、あんたのせいでしょ!アルバイト!貴方がそんなことしなければあの人は怪我なんかしなかったし、その人を貴方をのせいで無理矢理傷つけた子は心に傷を負わなかったのよ!」
「おい!お前パートの手に乗せられてるぞ?落ち着け」
「え?あ、、、ゴメン、落ち着いたわ」
「なぁ、こいつ大丈夫?こんな感情的で猪みたいに直情型でオマケに落ち着きが無いとか」
「はぁ、、、パート、お前も知ってるだろうがコイツは新人で正義感が強い奴なんだよ。これからもう少し落ち着いてしかも強くなるだろうからお前に心配される謂れはない」
「へぇ、そう?」
「それとお前みたいに非道な奴に心配されるほど落ちぶれても無いからな。それとこれ以上は何もさせないからな、悪の組織の夜花(よばな)のパート」
「確かに今日は分が悪いみたいだから退散してやるよ、正義の組織の龍麒麟(りゅうきりん)お土産も置いて行ってやるから楽しめよ?じゃあな」
パートくんがそう言うとパートくんの後ろから大勢の悪の組織の構成員達が出てきて正義の組織の龍麒麟達を襲う。
龍麒麟達は後ろに居る一般人達を守りながらも大部分の構成員達を倒したがもうそこにはパートくんの姿は無かった。
「くそっ!今日も逃がしたか」
龍麒麟達は残りの構成員達を倒しながら人々に一番畏れられ嫌われている悪の組織、夜花のパートのパートくんを取り逃がした事を悔しがった。
この世界には正義の組織の龍麒麟(りゅうきりん)と悪の組織の夜花(よばな)があり敵対している。
そしてこの話の主人公は正義の組織の話ではなく悪の組織のしかも人々に一番畏れられ嫌われているパートくんの話だ。
パートくんのことを知りたい人は次の物語を待つがいい。
この物語は秘密の物語
光は闇
闇は光がなくては存在出来ず
光もまた闇がなくては存在出来ない。
悪の組織が存在しなければ正義の組織は?
絶望を知らない者が本当の希望を知っているのか?
悩みが存在しなければ本当の幸せを感じられるのか?
痛さを全く知らない者は本当に強くなれるのか?
存在しなければ本当の存在を知ることは出来るのか?
この世は矛盾だらけだ。
この物語は矛盾の物語
悪の組織は本当に悪なのか?
正義の組織は本当に正義なのか?
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