呪われた装備が外れません‼~お気の毒ですが悪役令嬢は呪われてしまいました~

久楼

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07 ネロリのキモチ

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部屋へに着くとすぐさまネロリに湯の準備を頼んだ。


いち早く身も心もさっぱりしたい。


それに少し考えをまとめたかった。


私はベッドの上でゴロゴロと寝そべっているとネロリがノックなしで入って来た。


「お嬢様、湯のご用意を…って、ドレスのままで寝そべらないで下さい!!シワがついてしまいます!!」


「うぅ、もう何もかもどうでもいいのよ…」


半ば諦めの境地に達した私は今さらドレスがシワになろうが知ったこっちゃない。


「やっぱり私のせいですよね…。すみませんでした!!」


ネロリはこの世の終わりかと言うぐらい顔面蒼白で首がもげそうな勢いでぶんぶんと頭を下げ、謝罪して来た。


「…もう、いいわ。ネロリのせいじゃないから」


確かにネロリの持って来たブラシェールがこんな状況を生んだ原因の一つだが、元をただせば私がラインハルトを池に突き落とそうしなければこんなことにはならなかった。


結局は因果応報。


悪いことをすれば必ず自分に帰ってくる。


また一つ勉強になったと思おう。


…うん、そう考えないとやってられない。


そんな私とは裏腹にネロリは自分を責めてばかり。


終いには泣き出してしまった。


「ふえぇーん、すみません、すみません!!私が呪われれば良かったんですー!!」


「ネ、ネロリ落ち着いて!!私は大丈夫だから、ね?」


もはや別の呪いドジっ子がかかっているよとは言えず、優しく声をかけると少しは落ち着いたようだ。


「ぐすっ、お嬢様…」


「ほら、なんともないでしょ?」


さらに落ち着かせるために私はその場で一回転をし、身体に異常がないことを教えた。


「だからもう、自分を責めないでネロリ」


「…わかりました」


とりあえずネロリを泣き止ますことに成功し、ほっと胸を撫で下ろした。


そしてぽつりとネロリが語り始めた。


「…こんな状況じゃ言えなかったですが先程のお嬢様とお坊ちゃんのやり取り観ました」


「あぁ…あれ、ね」


自分でも驚きだが他の人から観たらもっと驚いただろう。


「お嬢様が謝罪するなんて絶対、いや一生しないだろうと思ってました。…それもお坊ちゃんに」


自分でもそう思う。


今までの行いを考えるとラインハルトにはそれ相当なひどい行いをして来た。


それらを含めあの謝罪は衝撃的だった。


記憶を取り戻さなかったら絶対にしていなかっただろう。


「…私は以前のお嬢様に戻って欲しいのです。あのお優しいお嬢様に…」


「……」


ふと私はネロリに出会った頃を思い出した。


あの頃はまだ純粋だった。


「陰でお嬢様を悪く言っている使用人達が私はどうしても許せないんです。本当のお嬢様はとてもお優しいのに」


「…そうかしら?少なくともそう思ってくれる使用人はネロリだけよ」


「そんなことありません!!私達は…!!」


するとそこでバンっと勢いよく扉が開かれた。
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感想 2

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みんなの感想(2件)

クロノス
2019.07.18 クロノス

更新ありがとうございます!!!( ☆∀☆)
続き面白かったです(*´・ω・`)b
ラインハルトは騒動に巻き込まれる感じが半端なくフラグを感じました♪ヽ(´▽`)/
これからも応援しています(^_^)
読んでいてテンポも良くさくさく読める感じがとても好きです!!!(⌒‐⌒)
読んでいて笑いが………出ちゃう今日この頃です(*´・ω・`)b

解除
クロノス
2019.07.09 クロノス

とても面白かったです(*´・ω・`)b
続き読みたいです((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
これからも応援しています(^_^)
R18でもこの物語読みたいです(*´・ω・`)b

2019.07.16 久楼

初めての感想ありがとうございます( ;∀;)

亀更新ですが出来るだけ多くの続きを書いて行こうと思います。

本当に感想ありがとうございます‼️
書く活力になります\(^^)/

解除

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