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「哀・戦士」編
第369夜・『最もヤバいやつ』
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(序章)
先日、車で移動中、信号待ちしていると、右前方から、最近 ちまたで流行りのデリバリーサービスのスタッフが自転車で走ってきた。
オレはいつも、このデリバリーサービスのバイトが、揃いも揃って「なんかヤバい雰囲気を醸した奴ら」だなぁと思っていたんだけど、その時の若者は比較的しっかりした顔立ちをしていた。
その若者が、走りながら、俺のほうをジッと見てくる。
俺は信号待ちをしているけど、あっちは自転車ですれ違いざまである。
でも、徐々に首を傾けて俺のほうを見てくる。
ん? ちょっと視線が違う、俺じゃない、俺の左後方を見ているんだ!
俺は左後方を振り向いた。
そこには、初老のおばちゃんが歩いていた。
「なんだよ、おばちゃんじゃん・・・、はうあっ!」
俺はおばちゃんを二度見したッ!
超巨乳だったッ!
奴は「おばちゃんであっても巨乳重視派」であったのだッ!
あなどりがたし・・・。
(終章)
その数日後、俺はポスティングバイトで、町を電動自転車で走っていた。
前方を女子高生が歩いていた。
短い制服スカートからは、太ももがあらわになっていた。
「ムヒョ~! たまらんぜ!」
俺は無表情で追い抜き様、さりげなさを装い、チラ見した!
・・・と同時に、心の中の一眼レフで活写、フィルムに焼き付け、そして現像、心の思い出アルバムに収納した!(←ここだけ、なんか読みようによってはいい表現)
・・・と、
「はうあっ!」
俺も、デリバリーの「ヤバい奴ら」と寸分 変わらないことに気づいた。
てゆーか、デリバリーの奴らは「若さゆえ」で許せる。
・・・俺のほうがヤバい・・・。
(2021/01/13)
先日、車で移動中、信号待ちしていると、右前方から、最近 ちまたで流行りのデリバリーサービスのスタッフが自転車で走ってきた。
オレはいつも、このデリバリーサービスのバイトが、揃いも揃って「なんかヤバい雰囲気を醸した奴ら」だなぁと思っていたんだけど、その時の若者は比較的しっかりした顔立ちをしていた。
その若者が、走りながら、俺のほうをジッと見てくる。
俺は信号待ちをしているけど、あっちは自転車ですれ違いざまである。
でも、徐々に首を傾けて俺のほうを見てくる。
ん? ちょっと視線が違う、俺じゃない、俺の左後方を見ているんだ!
俺は左後方を振り向いた。
そこには、初老のおばちゃんが歩いていた。
「なんだよ、おばちゃんじゃん・・・、はうあっ!」
俺はおばちゃんを二度見したッ!
超巨乳だったッ!
奴は「おばちゃんであっても巨乳重視派」であったのだッ!
あなどりがたし・・・。
(終章)
その数日後、俺はポスティングバイトで、町を電動自転車で走っていた。
前方を女子高生が歩いていた。
短い制服スカートからは、太ももがあらわになっていた。
「ムヒョ~! たまらんぜ!」
俺は無表情で追い抜き様、さりげなさを装い、チラ見した!
・・・と同時に、心の中の一眼レフで活写、フィルムに焼き付け、そして現像、心の思い出アルバムに収納した!(←ここだけ、なんか読みようによってはいい表現)
・・・と、
「はうあっ!」
俺も、デリバリーの「ヤバい奴ら」と寸分 変わらないことに気づいた。
てゆーか、デリバリーの奴らは「若さゆえ」で許せる。
・・・俺のほうがヤバい・・・。
(2021/01/13)
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