涙袋 ~現代居酒屋千夜一夜物語~

与四季団地

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第2章・この世界の片隅で

   第188夜・『嫌われリカの青春(3:ドラムスティック篇)』

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 ・・・私、なるべく面白いように盛り上げて書いていますが、全て実話(フェイクあり)ですから^^

 ・・・東北は、奥が深い・・・。

   ◇

     

        ・・・石川さん、勝手に写真を使ってすいません^^;

 梨華は中学校になり、部活に入った。

 何のクラブかはここでは書かない、私、なるべく人物が特定されないように、気を使っているのである。

 そうだな、私がやっていたテニス部にしとくか。

 クラブの二年先輩には姉がいて、だからと言って、姉は、部員数の多いマンモス部であったこともあり、あまり、接触がなかった。

 そして、マンモス部であるがゆえに、中での派閥争いも多かったようだ。

 そして、これも当たり前だが、他学年との差別化もあった。

 梨華は天性の大らかさもあって、派閥にも学年にも無頓着に、クラブ活動を進めていた。

 姉がいようといまいと関係なく、先輩後輩としての礼儀は守りつつ、親しく過ごしていた。

 だが、梨華の周囲には、不穏な空気が流れていた。

 しかし、梨華は気付かない。

 ある日、いつもの通り、ニコニコしながら(なんで?^^;)帰宅していると、一人の先輩が道に立ちはだかっていた。

「あっ、ミキ先輩、こんにちわ^^」と梨華。

 しかし、ミキ先輩の顔はやわらがない。

「どうかしましたか???」と、梨華は訝る。

 ミキ先輩が言った。

「あんたが・・・」とミキ先輩。

「ん???」

「あんたが・・・、調子にノッていられるのも、あんたのネーちゃんが卒業するまでだからね!」

 そして、去っていくのだった。

          宣・戦・布・告……、だった。

          ・・・(続く続く 2013/12/05)
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