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第2章・この世界の片隅で
第190夜・『嫌われリカの青春(5:ドラムスティック篇)』
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(前回からの続き)
・・・「ナマイキなんだよ・・・!」
そして、その和太鼓のバチで、梨華の顔の横の床をバッコンバッコン叩くのだった。
「ウヒャーッ!」と梨華。
しかし、そのマンガみたいな悲鳴が、黙ってみている女たちの加虐心を煽る。
泣いたかの記憶はないのだが、泣いたら泣いたで、その表情が、女たちの怒りを倍増する。
吊・し・上・げ・の・悪・循・環・!・!
バッコンバッコン!!!
梨華、意味の分からない中で謝罪。
しかし・・・。
バッコンバッコン!!!
「ちゃんと謝っている意味、分かってんのかよ!」
「えーっ???」
バッコンバッコン!!!
「そんなの自分で考えるんだよッ!!!」
・・・暗黒の中学生時代の始まりだ・・・。
◇
梨華は高校生になった。
さあ! 一か月も過ぎた。
友人もできた。
新しい環境で、新しい人間関係で心機一転、人生をやり直すぞ!!!
梨華は、新しく出来た友人カズミと、校舎を出て、帰宅の途につくのだった。
空には青空が広がっていた。
梨華は新しい青春のはじまりに、伸びをするのだった・・・。
・・・が!!!
「おい、梨華、来いッ!!!」
校舎敷地内を歩く梨華たちを見下ろすように、二つの校舎を結ぶ二階の渡り廊下から三人の先輩が声を上げていた。
「・・・えっ? えっ? また?」
梨華は呆然とする。
カズミは、足をがくがくさせながら、「こ、怖い・・・。梨華ちゃん、ごめん、私、帰る・・・」。
友人だと思っていたカズミに去られつつ、でもそれもしょうがない、と梨華は思った。
だって、私もすごく怖いもん・・・。
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・!!!
風雲急が告げられた・・・。
(まだまだ続く 2013/12/05)
次回、文鎮篇ッ!^^;;;
・・・「ナマイキなんだよ・・・!」
そして、その和太鼓のバチで、梨華の顔の横の床をバッコンバッコン叩くのだった。
「ウヒャーッ!」と梨華。
しかし、そのマンガみたいな悲鳴が、黙ってみている女たちの加虐心を煽る。
泣いたかの記憶はないのだが、泣いたら泣いたで、その表情が、女たちの怒りを倍増する。
吊・し・上・げ・の・悪・循・環・!・!
バッコンバッコン!!!
梨華、意味の分からない中で謝罪。
しかし・・・。
バッコンバッコン!!!
「ちゃんと謝っている意味、分かってんのかよ!」
「えーっ???」
バッコンバッコン!!!
「そんなの自分で考えるんだよッ!!!」
・・・暗黒の中学生時代の始まりだ・・・。
◇
梨華は高校生になった。
さあ! 一か月も過ぎた。
友人もできた。
新しい環境で、新しい人間関係で心機一転、人生をやり直すぞ!!!
梨華は、新しく出来た友人カズミと、校舎を出て、帰宅の途につくのだった。
空には青空が広がっていた。
梨華は新しい青春のはじまりに、伸びをするのだった・・・。
・・・が!!!
「おい、梨華、来いッ!!!」
校舎敷地内を歩く梨華たちを見下ろすように、二つの校舎を結ぶ二階の渡り廊下から三人の先輩が声を上げていた。
「・・・えっ? えっ? また?」
梨華は呆然とする。
カズミは、足をがくがくさせながら、「こ、怖い・・・。梨華ちゃん、ごめん、私、帰る・・・」。
友人だと思っていたカズミに去られつつ、でもそれもしょうがない、と梨華は思った。
だって、私もすごく怖いもん・・・。
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・!!!
風雲急が告げられた・・・。
(まだまだ続く 2013/12/05)
次回、文鎮篇ッ!^^;;;
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