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第2章・この世界の片隅で
第193夜・『嫌われリカの青春(8:paper weight篇)』
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(前回からの続き)
毎日のように、代わる代わるの先輩にはたかれる高校生活。
「このままでは、私、学校に来れなくなる!」
梨華は危機感を持った。
ちゅうか、私(団地)は聞いてて、「それに気付くのは遅くないか・・・?」と思った^^;
だが、彼女は、悲惨な事象を語っているが、それは、長い「青春」の作為的に抽出した事例の数々に過ぎない。
楽しいこともあったのだ。
・・・そう、彼女は、中学・高校と、ちゃんと彼氏さえいたのである。
「・・・でも、中学生の時の彼氏たちは、そんなエッチになるようなつきあいじゃないし、高校生の時の彼氏たちは・・・」
「か、彼氏たち・・・、『たち』って・・・!!!」
こいつがいじめられる原因が、はっきりと分かった。
◇
・・・梨華は、先輩たちからの度重なるイビリに対し、決断をした。
「やり返す!! 一人づつ、潰す!!」
可愛い声で、昔話を語る梨華・・・、これを聞いて、私は、全身に鳥肌を立てて興奮した。
・・・こ、こいつ、バカだ。
「で、やり返したのか?」
「うん」
◇
ある日の朝、先輩を見かけ、立ち止り、丁寧に挨拶をした梨華は、いつもの通り、ゴスっ! とふくらはぎを横から蹴られた。
と、同時に、梨華は、バチコーン! と、その先輩をビンタした。
いい音が鳴った。
会心の一撃だ。
先輩は、殴られた頬を信じられないように触った後、「こ、こいつぅ~!」と校舎内に走っていった。
・・・(続く 2013/12/13)
毎日のように、代わる代わるの先輩にはたかれる高校生活。
「このままでは、私、学校に来れなくなる!」
梨華は危機感を持った。
ちゅうか、私(団地)は聞いてて、「それに気付くのは遅くないか・・・?」と思った^^;
だが、彼女は、悲惨な事象を語っているが、それは、長い「青春」の作為的に抽出した事例の数々に過ぎない。
楽しいこともあったのだ。
・・・そう、彼女は、中学・高校と、ちゃんと彼氏さえいたのである。
「・・・でも、中学生の時の彼氏たちは、そんなエッチになるようなつきあいじゃないし、高校生の時の彼氏たちは・・・」
「か、彼氏たち・・・、『たち』って・・・!!!」
こいつがいじめられる原因が、はっきりと分かった。
◇
・・・梨華は、先輩たちからの度重なるイビリに対し、決断をした。
「やり返す!! 一人づつ、潰す!!」
可愛い声で、昔話を語る梨華・・・、これを聞いて、私は、全身に鳥肌を立てて興奮した。
・・・こ、こいつ、バカだ。
「で、やり返したのか?」
「うん」
◇
ある日の朝、先輩を見かけ、立ち止り、丁寧に挨拶をした梨華は、いつもの通り、ゴスっ! とふくらはぎを横から蹴られた。
と、同時に、梨華は、バチコーン! と、その先輩をビンタした。
いい音が鳴った。
会心の一撃だ。
先輩は、殴られた頬を信じられないように触った後、「こ、こいつぅ~!」と校舎内に走っていった。
・・・(続く 2013/12/13)
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