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第2章・この世界の片隅で
第192夜・『嫌われリカの青春(7:paper weight篇)』
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・・・文鎮が、本来の用途とは別に、梨華を待ち伏せていた先輩たちの手に握られ、それを複数が振り上げていた。
・・・これ、私、死ぬ・・・。
先輩たちは、いつもの通り、梨華を「生意気」だと糾弾しはじめ、土下座を強要する。
梨華は、おとなしく、トイレの床で土下座する。
先輩の一人が、トイレの蛇口を指で押さえ、水流を梨華に向けた。
バシャーッ!!
梨華、水が掛かるままに、頭を下げ続けた。
「分かったね、調子こくんじゃねーぞ!」
そして、一人づつ、床にうつ伏している梨華に蹴りをくれて出ていくのだった。
梨華は、その数をカウントしていた。
・・・21!
つまり、この狭いトイレには、21人もの先輩が集まって、梨華に呪詛の念を送り続けていたのだ。
◇
「そのグループはね、50人ぐらいいたの。でね、学校には、それとは別に、4人の子たちのグループがあったの。50人の方はブスばっかだったけど、4人の方は可愛い子たちばかりだったの」
「ほう」と、私は、話に光明が見えたと思った。「50人と対立したので、そのセレブ4人とは仲良くなったんだな^^ 捨てる神あらば拾う神あり、って感じだな」
「ううん・・・。どちらからも攻撃された・・・」
「・・・、・・・」
◇
通学中、先輩に会うと、梨華は丁寧に頭を下げるのだ。
「挨拶もしやがらねえ、生意気だ」と言われたので、挨拶をすることにしたのだ。
先輩は、必ず、頭を下げる梨華に蹴りを入れたり、パンチをくれたりしていった。
他の生徒は、普通に楽しそうに登校している。
梨華は思った。
これが続けば、私は、もう、学校に来れなくなる!
ならば・・・と、梨華は、ある決意をした・・・。
(続く 2013/12/11)
・・・これ、私、死ぬ・・・。
先輩たちは、いつもの通り、梨華を「生意気」だと糾弾しはじめ、土下座を強要する。
梨華は、おとなしく、トイレの床で土下座する。
先輩の一人が、トイレの蛇口を指で押さえ、水流を梨華に向けた。
バシャーッ!!
梨華、水が掛かるままに、頭を下げ続けた。
「分かったね、調子こくんじゃねーぞ!」
そして、一人づつ、床にうつ伏している梨華に蹴りをくれて出ていくのだった。
梨華は、その数をカウントしていた。
・・・21!
つまり、この狭いトイレには、21人もの先輩が集まって、梨華に呪詛の念を送り続けていたのだ。
◇
「そのグループはね、50人ぐらいいたの。でね、学校には、それとは別に、4人の子たちのグループがあったの。50人の方はブスばっかだったけど、4人の方は可愛い子たちばかりだったの」
「ほう」と、私は、話に光明が見えたと思った。「50人と対立したので、そのセレブ4人とは仲良くなったんだな^^ 捨てる神あらば拾う神あり、って感じだな」
「ううん・・・。どちらからも攻撃された・・・」
「・・・、・・・」
◇
通学中、先輩に会うと、梨華は丁寧に頭を下げるのだ。
「挨拶もしやがらねえ、生意気だ」と言われたので、挨拶をすることにしたのだ。
先輩は、必ず、頭を下げる梨華に蹴りを入れたり、パンチをくれたりしていった。
他の生徒は、普通に楽しそうに登校している。
梨華は思った。
これが続けば、私は、もう、学校に来れなくなる!
ならば・・・と、梨華は、ある決意をした・・・。
(続く 2013/12/11)
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