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第3章・風雲竜虎編
第233夜・『樹里ちゃん』
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うちの店の常連の樹里ちゃんは、もう、今や、私の親友で、お互いの秘密を誰よりも話し合える関係だ。
最近の私の、若奥さんとのデートや、ずっと好きな奥さんの話を聞くにつけ、「マスター、なんか方向性が変わってきてるよね。ヴァージンキラーじゃなくなってるじゃん!」と苦言。
これは、「生涯一ロリコン」の私には耳の痛い言葉だった・・・。
「い、いや、今は偶然そうなんだ^^; でも、二人の奥さんとも、少女っぽさが残っているよ^^; うん、俺の好みは、やっぱり女子中学生っスよ!^^」
「えっ? 女子中学生?」
「う、うん、だって、女子小学生だと、法律上、よろしくないべ?」
「・・・、・・・女子中学生だって、捕まるよッ!!^^;」
・・・てな下らぬ会話が続くわけだ。
◇
さて、ある日、閉店間際で、店には、私と樹里嬢だけ、店を片づけて、帰宅する流れだ。
樹里嬢の家は近くなので、車で送って行こうと、待たせていた。
飲食店には、どうしても、黒くてカサカサと動く虫が発生するものである。
私は、本日は、新しいゴキブリホイホイを店内の数か所に設置しようとしていた。
ホウ酸団子は効くけど、奴ら、しばらくは生きていて、店内を動き回るので、やっぱ、ゴキブリホイホイで捕らえるのが一番なのだ。
私は、五個ほどのゴキブリホイホイを組み立てようとした。
「えーっ! ゴキブリ出るの~?」と、嫌そうな表情の樹里。
「こういう店は、例外なく出るの!」
「だって、うちは出ないよ~」
「あなたの店は、エステでしょッ!?」
・・・と、私はまだまだ閉店に際し、やらねばならない後片付けがいっぱいあるので、樹里さんに作らせようとした。
「これ、作ってよ!」
「やだよ」
「なんで?」
「だって、汚いもん」
「汚くないよ、卸し立てなんだから!」
「いや、イメージが汚い!」
「・・・、・・・」
・・・(2014/07/21)
最近の私の、若奥さんとのデートや、ずっと好きな奥さんの話を聞くにつけ、「マスター、なんか方向性が変わってきてるよね。ヴァージンキラーじゃなくなってるじゃん!」と苦言。
これは、「生涯一ロリコン」の私には耳の痛い言葉だった・・・。
「い、いや、今は偶然そうなんだ^^; でも、二人の奥さんとも、少女っぽさが残っているよ^^; うん、俺の好みは、やっぱり女子中学生っスよ!^^」
「えっ? 女子中学生?」
「う、うん、だって、女子小学生だと、法律上、よろしくないべ?」
「・・・、・・・女子中学生だって、捕まるよッ!!^^;」
・・・てな下らぬ会話が続くわけだ。
◇
さて、ある日、閉店間際で、店には、私と樹里嬢だけ、店を片づけて、帰宅する流れだ。
樹里嬢の家は近くなので、車で送って行こうと、待たせていた。
飲食店には、どうしても、黒くてカサカサと動く虫が発生するものである。
私は、本日は、新しいゴキブリホイホイを店内の数か所に設置しようとしていた。
ホウ酸団子は効くけど、奴ら、しばらくは生きていて、店内を動き回るので、やっぱ、ゴキブリホイホイで捕らえるのが一番なのだ。
私は、五個ほどのゴキブリホイホイを組み立てようとした。
「えーっ! ゴキブリ出るの~?」と、嫌そうな表情の樹里。
「こういう店は、例外なく出るの!」
「だって、うちは出ないよ~」
「あなたの店は、エステでしょッ!?」
・・・と、私はまだまだ閉店に際し、やらねばならない後片付けがいっぱいあるので、樹里さんに作らせようとした。
「これ、作ってよ!」
「やだよ」
「なんで?」
「だって、汚いもん」
「汚くないよ、卸し立てなんだから!」
「いや、イメージが汚い!」
「・・・、・・・」
・・・(2014/07/21)
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