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第3章・風雲竜虎編
第298夜・『偉いですね^^(公共心がある幼児)』
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昨夜は外泊し、今、帰宅した。
帰宅時に100円ショップに寄って、会社で皆が使う文房具等を物色した(注:この頃、私は請負現場の責任者をやっていた)。
・・・幼児がいた。...
年の頃2歳ほどの男の子だ。
お父さんに連れられて、お菓子を二つほど握らされていた。
そのお父さんは、「まだ買う物あるから、お前、ちょっと待っておけ」てな風情で、店の奥に消えた。
幼児は、お菓子を両手に握りながら、レジからちょっと離れた場所に立っていた。
すると、陳列棚から飴の袋が一つドサッと落ちた。
私は、幼児を黙視した。
いや、別に、その幼児が落としたわけではない。
陳列し過ぎで、はみ出ていたのが落ちたのだ。
だが、その幼児がどういった反応を示すのか知りたかった。
選択肢の問題なのだが、
私は、その幼い子にあっては、その落ちたお菓子袋を無視する選択肢しかないだろうと思った。
それを拾って棚に戻すと言う選択肢は、私の考える2歳児の思考には存在しないはずだった。
・・・、・・・しかし、その幼児は、一秒ほど考えた後、自分のお菓子二つを片手に持ち、屈み込んで、落ちたお菓子袋を拾い上げたのだ。
とても感動した^^
本来は、2歳の子供が出来ようことではないはずだ。
男の子は、お菓子袋を拾ったはいいが、それを元に戻そうとする段において、自分の背丈以上の棚であることに気づくだろう。
そこではじめて、困惑するか・・・。
だが、そこは「大人」がフォローしなくてはならない。
私は、男の子が困ってしまう前に、その菓子袋をヒョイと取り上げ、棚に戻すことを引き継いだ。
すると、そこへお父さんが戻ってきた。
お父さんは、私を訝しげに見た。
私は、穏やかに言った。
「この子は偉いですね。自分が落としたわけでもないのに、拾って棚に戻そうとしてましたよ^^」
お父さんの顔が綻んだ。
・・・あなたの教育が偉いんですよ^^
・・・(2007/06/29)
帰宅時に100円ショップに寄って、会社で皆が使う文房具等を物色した(注:この頃、私は請負現場の責任者をやっていた)。
・・・幼児がいた。...
年の頃2歳ほどの男の子だ。
お父さんに連れられて、お菓子を二つほど握らされていた。
そのお父さんは、「まだ買う物あるから、お前、ちょっと待っておけ」てな風情で、店の奥に消えた。
幼児は、お菓子を両手に握りながら、レジからちょっと離れた場所に立っていた。
すると、陳列棚から飴の袋が一つドサッと落ちた。
私は、幼児を黙視した。
いや、別に、その幼児が落としたわけではない。
陳列し過ぎで、はみ出ていたのが落ちたのだ。
だが、その幼児がどういった反応を示すのか知りたかった。
選択肢の問題なのだが、
私は、その幼い子にあっては、その落ちたお菓子袋を無視する選択肢しかないだろうと思った。
それを拾って棚に戻すと言う選択肢は、私の考える2歳児の思考には存在しないはずだった。
・・・、・・・しかし、その幼児は、一秒ほど考えた後、自分のお菓子二つを片手に持ち、屈み込んで、落ちたお菓子袋を拾い上げたのだ。
とても感動した^^
本来は、2歳の子供が出来ようことではないはずだ。
男の子は、お菓子袋を拾ったはいいが、それを元に戻そうとする段において、自分の背丈以上の棚であることに気づくだろう。
そこではじめて、困惑するか・・・。
だが、そこは「大人」がフォローしなくてはならない。
私は、男の子が困ってしまう前に、その菓子袋をヒョイと取り上げ、棚に戻すことを引き継いだ。
すると、そこへお父さんが戻ってきた。
お父さんは、私を訝しげに見た。
私は、穏やかに言った。
「この子は偉いですね。自分が落としたわけでもないのに、拾って棚に戻そうとしてましたよ^^」
お父さんの顔が綻んだ。
・・・あなたの教育が偉いんですよ^^
・・・(2007/06/29)
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