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一章
第1話 プロローグ
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「これでよしと……」
「何が良いのでしょうか」
「いや、妹の安全のためにね」
「妹っていうのは誰のことでしょうか」
「え……君のことだけど……」
「は、はあ……。それで、そのカメラを設置するのが、安全のためになると……?」
「今の世の中何があるかわからないからね」
「……あの……本っ当に気持ち悪いです!!毎日毎日、付きまとって!下着盗んだのもあなたなんですよね!?もう警察を呼んでいるので、すぐに到着するはずです!」
「そんな……!お兄ちゃんはお兄ちゃんとして、君に誇れるような行動を取っているだけなのに……!」
「私はあなたの妹でも何でもありません!気持ち悪いんですよ!!……寝ても覚めてもあなたの気配を常に感じるんですから!!今日という今日はお縄についてもらいます!」
「なんでわかってくれないんだ!!君はもう僕の妹なんかじゃない!!」
「逃げられるとでも……速い!?」
僕は目尻に溜めた涙を拭いながら、サイレンの音が鳴り響く夜の住宅街を駆け抜けた――
***
僕の夢は妹と一線を超えることだ。
その目標を達成するためにあらゆるものを犠牲にしてきた。
例えば、妹を守るために仕事をしないという選択をしたこと。人によっては現実から逃げていると思うかもしれないが、そうではない。
何故なら妹と仕事は絶対に両立は出来ない。
もし、仕事中に妹が危険な状況に陥っていたら、悠長に仕事なんかやっている場合ではない。
よって、妹を守るためには、仕事というものは邪魔にしかならないのだ。
そのため、義務教育が終わった後は、妹のために生きると決めていたのだが、そんなようなことを両親に話したところ、苛烈なビンタが僕の顔を襲った。
両サイドから幾度となく張り手が打ち込まれ、僕の頬が2倍ほどに膨れ上がったところで、両親の溜飲が下がったようで、僕は一命を取り留めたのだった。
そんなことがあれば、流石の僕も首を縦に振るしかなく、やむを得ず高校に通うことになった。
高校に通っている間は、どうすれば親のすねをかじりながら生活ができるのかを必死に考えた。
要するに金を稼げればいいのだ。しかし、時間がかからないことでなければならない。
そこで、色々な方法を試した。僕は考えるより先にまずは行動するタイプなのだ。
まず、手始めにギャンブルを試してみた。
両親の預金口座からとりあえず100万ほど引き出すことで元手にすることにした。
バレたら折檻されることは確実ではあるが、どうせギャンブルで稼げば返ってくるのだ。その時に返せば何も問題はないのである。
僕は高校生であり、ギャンブルができる年齢ではないのだが、そこは父親のスーツを拝借して競馬場に足を運んだ。
やり方がよく分からないので、なにやら訳知り顔のオヤジの後ろにぴったりとくっついて、ショルダーハッキングをしながらやり方を学んだ。
とりあえず一番倍率が高いやつに持ち金全部を賭けてみたのだが、結果は何故か失敗に終わり、僕は折檻を受けた。
次に試したのは、投資だ。
ギャンブルと同様に、両親の口座から100万ほど引き出して元手とした。
これまたやり方がわからないので、ネットで調べた。
とりあえず口座を開設する必要があったので、父親の名義を勝手に使った。
投資と一概にいっても色々と種類があるようで、ちょっと調べただけでも頭がパンクしそうになった。
とりあえず手っ取り早くお金が欲しかったので、リアルタイムで取引ができるというFXを試してみた。
しかし、さすがに知識ゼロの状態から投資なんてしても上手くいくわけがなく、みるみるうちにお金が溶けていき、結果は失敗に終わった。
僕は数日に渡り、折檻を受けた。
さらに、闇バイトを試してみた。
なんと荷物を運ぶだけで、数十万の給料を得ることができるのだ。
結構稼ぐことができたのだが、どうやら違法な仕事だったらしく、警察の捜査が入り、僕以外の関係者全員が逮捕されてしまった。
後日両親から話を聞くと、捕まらなかったのは保釈金を支払ったためだと言っていた。
僕は悪いことをしているなんて知らなかったので、一ミリも非はないはずなのに、何故か数か月の間、折檻を受けることになってしまった。
そんなことを繰り返していると、頼むからもう何もしないでくれと両親から懇願された。
金を稼ぐことには失敗してしまったが、親のすねをかじるという本来の目的は達成できた。
両親にはとても迷惑をかけることになるが、妹のためならば背に腹は代えられないのだ。
しかしだ、ここで一つ大きな問題がある。
僕は昔からアニメやライトノベルが好きで、妹や妹属性の女の子が登場する物語を好んでいたのだが、そういった作品に触れる度に胸が締め付けられ、頭を掻きむしる日々を送っていた。
何故なら、僕には妹がいないのだ。
妹が大好きな僕としては絶望的な事実である。
だが、僕はこんなことでへこたれはしないのだ。
普通の人はその真実に苦しんでしまうところだろうが、僕の場合はそうはならなかった。このぐらいのことでは、妹への愛情は無くなったりはしないのである。
正直に言うと、目的のために奔走してきたこれまでの人生が無駄になってしまうことが恐ろしくなってしまったというのもある。
僕のような考えるより先に行動するタイプの欠点だ。
そして、僕は熟考に熟考を重ね、答えにたどり着いた。
いないなら、作ればいいんだと。
そこで両親に妹がほしいと懇願してみた。
すると、母親は照れたように「そんなのダメよ」と言い、父親は「大人をからかうんじゃない!」と激昂し、僕のことを折檻した。
父親の折檻はとても堪えたが、まだ諦めるつもりはない。
妹を作る方法はもう一つある。
それは義理の妹である。
しかし、両親に頼んでも折檻を受けることになるのは目に見えているため、養子になってくれる女の子を自分で探すことにした。
街を練り歩き、僕好みの妹を探して、数々の女の子を仮の妹とした。
養子とするためにはまずは人となりを知る必要がある。
どういった性格なのか、どういった趣味を持っているのか、1日の行動パターン、下着の種類、匂い、肌の感触、全てを知らなければならない。
妹を守る上で欠かせない情報だ。
勘違いしないでほしいのだが、決して邪な感情を持っているわけではない。
汚い肉欲にまみれた獣とは違うのだよ。
それからは気に入った女の子の家にお邪魔しては、妹を守るための任務を遂行している。
家の中に僕の生活スペースを設けて近くで守れるようにしたのだ。
言い訳をするわけではないが、あくまでも悪漢から守るためである。
僕が悪漢であるという突っ込みはやめてもらおう。
しかし、家の中に居を構える僕の姿を見て、妹とその家族は一様に青ざめた表情を浮かべ、顔の形が変わるのではないかというほどに僕のことを袋叩きにするのだ。
そして、最終的には警察を呼ばれてしまう。
今日だってそうだ。
僕がせっかく不審者の侵入を防ぐための防犯カメラを設置している最中に、妹が通報を済ませていた。
僕はただ妹の安全を守っているだけで、捕まるようなことはしていないのだが、それ以上に妹にそんな扱いを受けることが悔しくて悲しかった。
でも決して涙を見せることはしない。
妹にお兄ちゃんの格好悪い姿は見せられないのである。
僕としては後ろ暗いことをしているつもりはないので、堂々と警察の人に説明し、妹から尊敬の眼差しで見つめられたかった。
しかし、その機会も得ることは無くなってしまった。
僕はいつものように妹の手により警察を呼ばれ、流れる涙を拭いながら、夜の街を疾走する。
背中に迫るサイレンの音。
交差点に突入するトラック。
クラクションの音が間延びして聞こえる――気付いた時には、僕の身体は重力に逆らうように空中に投げ出されていた。
成す術もなく、固いアスファルトに叩きつけられる。
日常からかけ離れた状況だからなのか、妙に他人事のように感じられた。
しかし、すぐに身体中に痛みが走る。
「……っがは!!ごほっ!!おえぇぇ!!」
あまりの痛みにむせこんでしまう。
自分の身体を見ると、両足が明後日の方向を向いており、右腕は千切れているようで感覚がない。
どうやらここから生存できる可能性は低そうだ。
意識が遠のく中、妹たちの顔が浮かんでは消えていく。
これまで、夢のために一心不乱に生きてきたが、結局それを達成できないことに恐怖を感じた。
そして同時に怒りも感じた。
くそっ……なんで!なんでなんでなんでなんで!!
意識が薄れ、次第に全身の感覚もなくなっていく。
次こそは……次こそは成し遂げるんだ……。
そして眠りにつくかのように僕の意識は途絶えた。
僕は帰らぬ人となってしまったのだ――
「何が良いのでしょうか」
「いや、妹の安全のためにね」
「妹っていうのは誰のことでしょうか」
「え……君のことだけど……」
「は、はあ……。それで、そのカメラを設置するのが、安全のためになると……?」
「今の世の中何があるかわからないからね」
「……あの……本っ当に気持ち悪いです!!毎日毎日、付きまとって!下着盗んだのもあなたなんですよね!?もう警察を呼んでいるので、すぐに到着するはずです!」
「そんな……!お兄ちゃんはお兄ちゃんとして、君に誇れるような行動を取っているだけなのに……!」
「私はあなたの妹でも何でもありません!気持ち悪いんですよ!!……寝ても覚めてもあなたの気配を常に感じるんですから!!今日という今日はお縄についてもらいます!」
「なんでわかってくれないんだ!!君はもう僕の妹なんかじゃない!!」
「逃げられるとでも……速い!?」
僕は目尻に溜めた涙を拭いながら、サイレンの音が鳴り響く夜の住宅街を駆け抜けた――
***
僕の夢は妹と一線を超えることだ。
その目標を達成するためにあらゆるものを犠牲にしてきた。
例えば、妹を守るために仕事をしないという選択をしたこと。人によっては現実から逃げていると思うかもしれないが、そうではない。
何故なら妹と仕事は絶対に両立は出来ない。
もし、仕事中に妹が危険な状況に陥っていたら、悠長に仕事なんかやっている場合ではない。
よって、妹を守るためには、仕事というものは邪魔にしかならないのだ。
そのため、義務教育が終わった後は、妹のために生きると決めていたのだが、そんなようなことを両親に話したところ、苛烈なビンタが僕の顔を襲った。
両サイドから幾度となく張り手が打ち込まれ、僕の頬が2倍ほどに膨れ上がったところで、両親の溜飲が下がったようで、僕は一命を取り留めたのだった。
そんなことがあれば、流石の僕も首を縦に振るしかなく、やむを得ず高校に通うことになった。
高校に通っている間は、どうすれば親のすねをかじりながら生活ができるのかを必死に考えた。
要するに金を稼げればいいのだ。しかし、時間がかからないことでなければならない。
そこで、色々な方法を試した。僕は考えるより先にまずは行動するタイプなのだ。
まず、手始めにギャンブルを試してみた。
両親の預金口座からとりあえず100万ほど引き出すことで元手にすることにした。
バレたら折檻されることは確実ではあるが、どうせギャンブルで稼げば返ってくるのだ。その時に返せば何も問題はないのである。
僕は高校生であり、ギャンブルができる年齢ではないのだが、そこは父親のスーツを拝借して競馬場に足を運んだ。
やり方がよく分からないので、なにやら訳知り顔のオヤジの後ろにぴったりとくっついて、ショルダーハッキングをしながらやり方を学んだ。
とりあえず一番倍率が高いやつに持ち金全部を賭けてみたのだが、結果は何故か失敗に終わり、僕は折檻を受けた。
次に試したのは、投資だ。
ギャンブルと同様に、両親の口座から100万ほど引き出して元手とした。
これまたやり方がわからないので、ネットで調べた。
とりあえず口座を開設する必要があったので、父親の名義を勝手に使った。
投資と一概にいっても色々と種類があるようで、ちょっと調べただけでも頭がパンクしそうになった。
とりあえず手っ取り早くお金が欲しかったので、リアルタイムで取引ができるというFXを試してみた。
しかし、さすがに知識ゼロの状態から投資なんてしても上手くいくわけがなく、みるみるうちにお金が溶けていき、結果は失敗に終わった。
僕は数日に渡り、折檻を受けた。
さらに、闇バイトを試してみた。
なんと荷物を運ぶだけで、数十万の給料を得ることができるのだ。
結構稼ぐことができたのだが、どうやら違法な仕事だったらしく、警察の捜査が入り、僕以外の関係者全員が逮捕されてしまった。
後日両親から話を聞くと、捕まらなかったのは保釈金を支払ったためだと言っていた。
僕は悪いことをしているなんて知らなかったので、一ミリも非はないはずなのに、何故か数か月の間、折檻を受けることになってしまった。
そんなことを繰り返していると、頼むからもう何もしないでくれと両親から懇願された。
金を稼ぐことには失敗してしまったが、親のすねをかじるという本来の目的は達成できた。
両親にはとても迷惑をかけることになるが、妹のためならば背に腹は代えられないのだ。
しかしだ、ここで一つ大きな問題がある。
僕は昔からアニメやライトノベルが好きで、妹や妹属性の女の子が登場する物語を好んでいたのだが、そういった作品に触れる度に胸が締め付けられ、頭を掻きむしる日々を送っていた。
何故なら、僕には妹がいないのだ。
妹が大好きな僕としては絶望的な事実である。
だが、僕はこんなことでへこたれはしないのだ。
普通の人はその真実に苦しんでしまうところだろうが、僕の場合はそうはならなかった。このぐらいのことでは、妹への愛情は無くなったりはしないのである。
正直に言うと、目的のために奔走してきたこれまでの人生が無駄になってしまうことが恐ろしくなってしまったというのもある。
僕のような考えるより先に行動するタイプの欠点だ。
そして、僕は熟考に熟考を重ね、答えにたどり着いた。
いないなら、作ればいいんだと。
そこで両親に妹がほしいと懇願してみた。
すると、母親は照れたように「そんなのダメよ」と言い、父親は「大人をからかうんじゃない!」と激昂し、僕のことを折檻した。
父親の折檻はとても堪えたが、まだ諦めるつもりはない。
妹を作る方法はもう一つある。
それは義理の妹である。
しかし、両親に頼んでも折檻を受けることになるのは目に見えているため、養子になってくれる女の子を自分で探すことにした。
街を練り歩き、僕好みの妹を探して、数々の女の子を仮の妹とした。
養子とするためにはまずは人となりを知る必要がある。
どういった性格なのか、どういった趣味を持っているのか、1日の行動パターン、下着の種類、匂い、肌の感触、全てを知らなければならない。
妹を守る上で欠かせない情報だ。
勘違いしないでほしいのだが、決して邪な感情を持っているわけではない。
汚い肉欲にまみれた獣とは違うのだよ。
それからは気に入った女の子の家にお邪魔しては、妹を守るための任務を遂行している。
家の中に僕の生活スペースを設けて近くで守れるようにしたのだ。
言い訳をするわけではないが、あくまでも悪漢から守るためである。
僕が悪漢であるという突っ込みはやめてもらおう。
しかし、家の中に居を構える僕の姿を見て、妹とその家族は一様に青ざめた表情を浮かべ、顔の形が変わるのではないかというほどに僕のことを袋叩きにするのだ。
そして、最終的には警察を呼ばれてしまう。
今日だってそうだ。
僕がせっかく不審者の侵入を防ぐための防犯カメラを設置している最中に、妹が通報を済ませていた。
僕はただ妹の安全を守っているだけで、捕まるようなことはしていないのだが、それ以上に妹にそんな扱いを受けることが悔しくて悲しかった。
でも決して涙を見せることはしない。
妹にお兄ちゃんの格好悪い姿は見せられないのである。
僕としては後ろ暗いことをしているつもりはないので、堂々と警察の人に説明し、妹から尊敬の眼差しで見つめられたかった。
しかし、その機会も得ることは無くなってしまった。
僕はいつものように妹の手により警察を呼ばれ、流れる涙を拭いながら、夜の街を疾走する。
背中に迫るサイレンの音。
交差点に突入するトラック。
クラクションの音が間延びして聞こえる――気付いた時には、僕の身体は重力に逆らうように空中に投げ出されていた。
成す術もなく、固いアスファルトに叩きつけられる。
日常からかけ離れた状況だからなのか、妙に他人事のように感じられた。
しかし、すぐに身体中に痛みが走る。
「……っがは!!ごほっ!!おえぇぇ!!」
あまりの痛みにむせこんでしまう。
自分の身体を見ると、両足が明後日の方向を向いており、右腕は千切れているようで感覚がない。
どうやらここから生存できる可能性は低そうだ。
意識が遠のく中、妹たちの顔が浮かんでは消えていく。
これまで、夢のために一心不乱に生きてきたが、結局それを達成できないことに恐怖を感じた。
そして同時に怒りも感じた。
くそっ……なんで!なんでなんでなんでなんで!!
意識が薄れ、次第に全身の感覚もなくなっていく。
次こそは……次こそは成し遂げるんだ……。
そして眠りにつくかのように僕の意識は途絶えた。
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