サバイバー最弱の俺はハズレスキル『フェイカー』で天使な彼女とSランクを目指す

海翔

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2 レベル10

ナショナルモンスター

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ミルメコレオの溶解液はスキルによる攻撃すらも溶かしてしまうようだが、溶解液は前面にのみ放出されているようだ。

「そんな攻撃効くか。『ライトニング』」

俺のスキルの威力では正面から倒す事は出来ないが、上方からの雷による攻撃でダメージを与え動きを止める事は出来ている。

「俺はまだ無傷だぞ。こっちを見ろ!『ライトニング』」

俺はスキルの上限まで『ライトニング』をモンスターに向けて放ち時間を稼ぐ。

「倒れなさい。『エクスプロージョン』」

俺が時間を稼いでいる間に葵がミルメコレオの背後へと回り込み爆炎を放った。

「ガァアアアア!」

葵のスキルが着弾すると同時にミルメコレオが咆哮をあげた。
葵による背後からの一撃でその立派なたてがみは完全に燃え尽きて、見た目は完全にメスライオンのそれになっている。

「これで終わりです。燃え尽きてください『エクスプロージョン』 『エクスプロージョン』」

葵が更に爆炎を連続で放ち、ミルメコレオの頭部が一気に燃え上がった。
これで、勝負は決したな。そう思ってミルオコレオを見ていると、胸部から上の部分はすぐに燃え尽きてしまったが、巨大な蟻の胴体部分は燃え尽きずに僅かにまだ動いている。

「これでもまだ死なないのか。すごいな……」

もう攻撃手段を持たないので脅威では無いが、半身を無くしてもまだ消え去らないその生命力には素直に驚いてしまう。さすがはモンスターだな。
頭部を失った胴体は方向感覚を失い、見当違いの方向へと移動しようとしている。

『ボルテックファイア』

俺は、残る半身の断面に向けて炎雷を放つ。
外装は耐性が高かったが内部はあっさりとスキルによって破壊する事ができた。

「やりましたね」
「インプも強かったけど、このミルメコレオもかなり強かったな。二体とも耐久力が他とは段違いだった」
「そうですね。ミルメコレオは、あまり日本で出現したとは聞いた事がなかったのですけど強かったですね」
「日本でって?」
「ミルメコレオが主に出現するのはヨーロッパのはずです。モナコでも出現したはずですが日本では初めて見ました」
「そうなんだ。モンスターに地域性とかあるのか。そういえば前に学校でもそんなことを習った気もするけど」
「はい。ゴブリンやオークのように世界共通で出現するモンスターもいれば、地域により偏りのあるモンスターもいるようです」
「じゃあ、今回のミルオコレオはある意味レアだったのかな」
「そうですね。初見のモンスターだと対応が取り難いのであまりいいことでは無いのですけど」

ある意味レアなモンスターに手を焼きながらも結果的には、無傷で倒す事が出来たので上出来だろう。
それにしても上半身がライオンで下半身が蟻とは不思議なモンスターもいたものだ。
モンスターに地域性がある事など初耳だけどさすがは葵、博識だ。
ヨーロッパ由来のモンスターがいるって事は日本由来のモンスターもいるって事だろうから、見た事は無いけど妖怪っぽいのがいるのかもしれない。
サバイバーを続けていればいずれ遭遇するかもしれないな。
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