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第2章:王都の雑貨店と夜の鴉
2−10:真贋の決闘
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王都の朝は、いつになく騒がしい幕開けとなった。とある雑貨店の入り口に吊るされた真鍮のベルが、壊れんばかりの勢いで鳴り響いたのは、開店直後のことだった。
「出しなさい! あの、目利きを気取った店主を引きずり出しなさい!」
店内に踏み込んできたのは、肥満気味の体にこれ見よがしな金鎖をいくつも巻き付けた男――王都でも強欲で名高い古物商、ガストンだ。その後ろには、用心棒と思わしきガタイの良い男たちが二人、威圧的に控えている。
カイトは奥の棚で商品の整理をしていたが、その怒鳴り声を聞くや否や、箒を握りしめてカウンターへ飛び出した。
「おい、朝っぱらから何の騒ぎだ? ここはあんたみたいな品のない奴が喚く場所じゃねえぞ。」
「黙れ、小僧! 店主を呼べと言っているんだ。私がわざわざ持ち込んだ『建国時代の金貨』を、偽物だと切り捨ててくれたあいつをな! おかげで大口の取引が台無しになったんだぞ!」
ガストンが唾を飛ばして喚き散らす中、店の奥のカーテンが静かに開いた。現れたのは、いつもどおり一点の曇りもないワイシャツに身を包んだこの店の店主、リヒト。彼は眼鏡を指先で微かに上げ、ガストンを冷ややかな、しかし丁寧な視線で射抜いた。
「おはようございます、ガストン殿。相変わらず、声のボリュームの鑑定は私の耳に厳しいようです。」
「リヒト! 貴様、よくもぬけぬけと……! あの金貨は、歴史ある鑑定書も付いていた本物だ。貴様のせいで私の面目は丸潰れだ。今すぐ鑑定を撤回し、本物だという証明書を書き直せ!」
リヒトは優雅にカウンターの内側に入ると、ガストンが叩きつけた一枚の金貨を、白い手袋をはめた手でそっと拾いあげた。
「ガストン殿、何度仰られても、偽物は偽物ですよ。……カイト、少しこちらへ。」
呼ばれたカイトが、警戒しながらもリヒトの隣に並んだ。
「カイト、この金貨の縁(ふち)をよく見てください。何か気づくことはありますか?」
「え? ……ああ、なんか、彫りが妙に綺麗すぎるっていうか……。建国時代のもんなら、もっとこう、使い込まれた跡があってもいいんじゃねえか?」
「お見事。素晴らしい鑑定眼の芽吹きですね。」
リヒトはカイトを褒めると、再びガストンに向き直りました。
「聞こえましたか? 私の助手にすら見抜かれるほど、この金貨は『完璧すぎる』のですよ。本物の建国金貨は、当時の粗末な鋳造技術ゆえに、縁には必ず微細な亀裂(クラック)が生じます。この品は、現代の精密なプレス機で作られた、あまりに品のない模造品です。」
「貴様……! ああ言えばこう言うと! ええい、者共! この無礼な店を、少し教育してやれ!」
ガストンの合図と共に、用心棒の男たちが一歩前に出ました。カイトが反射的に身を構え、懐の道具に手をかけようとしたその時――リヒトの手が、静かに、しかし力強くカイトの肩を制しました。
「待ってください、カイトくん。……暴力で真実をねじ伏せようとするのは、私の美学に反します。ガストン殿、そこまで仰るなら『決闘』と洒落込もうではありませんか。」
「決闘だあ?」
「ええ。真贋を見極める、鑑定士の決闘です。今から私が、この店にある『ある品物』を二つ並べます。一つは数万金の値がつく国宝級の真作。もう一つは、私が昨夜趣味で作った精巧な偽物です。あなたがもし、本物を正しく言い当てられたなら、私は鑑定を撤回し、この店を畳んで王都を去りましょう」
「店主!? 何言ってんだよ!」
カイトが驚愕して声を上げたが、リヒトは静かに微笑んで彼を制した。
「ですがガストン殿。もしあなたが間違えたなら……その時は、あなたが不当に溜め込んでいる孤児院への寄付金を、すべて本来の場所へ返していただきますよ。」
ガストンは計算高い目を光らせました。自分が偽物を掴まされた恨みを晴らし、さらにこの邪魔な鑑定士を追い出せる。しかも相手は「昨夜作った偽物」と言うではないか。本物の鑑定士である自分が、素人の手作りに騙されるはずがない。
「いいだろう。受けて立ってやる。さあ、出したまえ!」
リヒトは奥の金庫から、小さな黒い布に包まれた二つの「指輪」を取り出した。それは、王家の紋章が刻まれた、重厚なエメラルドの印章リング。光を吸い込むような深い緑、繊細な金の装飾。二つの指輪は、素人目には、いや、プロの目を持ってしても全く同じに見えた。
ガストンはルーペを取り出し、額に汗を浮かべながら交互に指輪を睨みつけた。
「(……右か? いや、左の金の輝きの方が重厚だ。宝石のカットも、左の方がわずかに古い技法に見える……。よし!)」
「決まったぞ! 本物は……この左の指輪だ!」
ガストンが自信満々に左の指輪を指し示した瞬間、店内を冷ややかな沈黙が包んだ。リヒトは、ゆっくりと、そして悲しげに首を振った。
「……残念ながら、ガストン殿。そちらは私が昨夜、溶かした真鍮と色硝子で作った『駄作』です。」
「な、何だと!? バカな、そんなはずはない! 宝石の照りも、金の質感も完璧だったぞ!」
「ええ。見た目だけは、ね。……ですがカイトくん、右の指輪を持ってごらんなさい。」
促されたカイトが、右の指輪を手にとった。
「……うわ、重てえ! 見た目は一緒なのに、こっちの方がずっしりくるぜ!」
「それが『本物』の重みです、ガストン殿。真実というものは、どれほど見た目を飾っても、手にした瞬間の重みまでは偽れない。金(きん)の比重、そして何より、代々の持ち主が込めてきた想いの重さが宿っている。……欲に目が眩んだあなたには、その重みの鑑定は不可能だったようですね。」
ガストンは顔を真っ赤にし、崩れ落ちた。用心棒たちも、リヒトの纏う圧倒的な威圧感に気圧され、手出しができずに後ず去った。
「約束ですよ、ガストン殿。明日までに、孤児院への寄付金の返還手続きを。……もし滞るようであれば、私の『別の鑑定眼』で、あなたの裏帳簿の真贋を衛兵に報告することになりますが?」
リヒトの丁寧な宣告に、ガストンたちは逃げるように店を飛び出していった。
ベルが穏やかな音を立てて閉まった後、カイトは深い溜息をついた。
「……店主。あんた、マジで心臓に悪いぜ。もしあいつが当ててたらどうしたんだよ。」
「ふふ、ご心配なく。実は……どちらも私が作った偽物だった、という可能性も考えませんでしたか?」
「はああ!? じゃあ、本物はどこに……」
「本物は、最初からあなたの心の中にありますよ、カイトくん。……というのは冗談ですが。」
リヒトは楽しげに笑い、隠していた「三つ目」の指輪をポケットから出した。
「最初から、彼に選ばせる選択肢に本物など入れない。それが、悪党と渡り合うための私の『鑑定法』です。」
「……あんた、本当に、史上最高に性格が悪いな。」
カイトは呆れ果てたが、その顔はどこか誇らしげだった。リヒトは優雅に椅子に腰を下ろし、再び真鍮の秤を磨き始めた。
「さあ、カイトくん。無駄話はこれくらいにして、仕事に戻りましょう。明日は孤児院の子供たちに、ガストン殿からの『誠意ある贈り物』を届けに行かなければなりませんからね。」
「……ああ、分かってるよ。店主!」
窓から差し込む陽光が、二人の住む雑貨店を、昨日よりも少しだけ明るく照らし出していた。
「出しなさい! あの、目利きを気取った店主を引きずり出しなさい!」
店内に踏み込んできたのは、肥満気味の体にこれ見よがしな金鎖をいくつも巻き付けた男――王都でも強欲で名高い古物商、ガストンだ。その後ろには、用心棒と思わしきガタイの良い男たちが二人、威圧的に控えている。
カイトは奥の棚で商品の整理をしていたが、その怒鳴り声を聞くや否や、箒を握りしめてカウンターへ飛び出した。
「おい、朝っぱらから何の騒ぎだ? ここはあんたみたいな品のない奴が喚く場所じゃねえぞ。」
「黙れ、小僧! 店主を呼べと言っているんだ。私がわざわざ持ち込んだ『建国時代の金貨』を、偽物だと切り捨ててくれたあいつをな! おかげで大口の取引が台無しになったんだぞ!」
ガストンが唾を飛ばして喚き散らす中、店の奥のカーテンが静かに開いた。現れたのは、いつもどおり一点の曇りもないワイシャツに身を包んだこの店の店主、リヒト。彼は眼鏡を指先で微かに上げ、ガストンを冷ややかな、しかし丁寧な視線で射抜いた。
「おはようございます、ガストン殿。相変わらず、声のボリュームの鑑定は私の耳に厳しいようです。」
「リヒト! 貴様、よくもぬけぬけと……! あの金貨は、歴史ある鑑定書も付いていた本物だ。貴様のせいで私の面目は丸潰れだ。今すぐ鑑定を撤回し、本物だという証明書を書き直せ!」
リヒトは優雅にカウンターの内側に入ると、ガストンが叩きつけた一枚の金貨を、白い手袋をはめた手でそっと拾いあげた。
「ガストン殿、何度仰られても、偽物は偽物ですよ。……カイト、少しこちらへ。」
呼ばれたカイトが、警戒しながらもリヒトの隣に並んだ。
「カイト、この金貨の縁(ふち)をよく見てください。何か気づくことはありますか?」
「え? ……ああ、なんか、彫りが妙に綺麗すぎるっていうか……。建国時代のもんなら、もっとこう、使い込まれた跡があってもいいんじゃねえか?」
「お見事。素晴らしい鑑定眼の芽吹きですね。」
リヒトはカイトを褒めると、再びガストンに向き直りました。
「聞こえましたか? 私の助手にすら見抜かれるほど、この金貨は『完璧すぎる』のですよ。本物の建国金貨は、当時の粗末な鋳造技術ゆえに、縁には必ず微細な亀裂(クラック)が生じます。この品は、現代の精密なプレス機で作られた、あまりに品のない模造品です。」
「貴様……! ああ言えばこう言うと! ええい、者共! この無礼な店を、少し教育してやれ!」
ガストンの合図と共に、用心棒の男たちが一歩前に出ました。カイトが反射的に身を構え、懐の道具に手をかけようとしたその時――リヒトの手が、静かに、しかし力強くカイトの肩を制しました。
「待ってください、カイトくん。……暴力で真実をねじ伏せようとするのは、私の美学に反します。ガストン殿、そこまで仰るなら『決闘』と洒落込もうではありませんか。」
「決闘だあ?」
「ええ。真贋を見極める、鑑定士の決闘です。今から私が、この店にある『ある品物』を二つ並べます。一つは数万金の値がつく国宝級の真作。もう一つは、私が昨夜趣味で作った精巧な偽物です。あなたがもし、本物を正しく言い当てられたなら、私は鑑定を撤回し、この店を畳んで王都を去りましょう」
「店主!? 何言ってんだよ!」
カイトが驚愕して声を上げたが、リヒトは静かに微笑んで彼を制した。
「ですがガストン殿。もしあなたが間違えたなら……その時は、あなたが不当に溜め込んでいる孤児院への寄付金を、すべて本来の場所へ返していただきますよ。」
ガストンは計算高い目を光らせました。自分が偽物を掴まされた恨みを晴らし、さらにこの邪魔な鑑定士を追い出せる。しかも相手は「昨夜作った偽物」と言うではないか。本物の鑑定士である自分が、素人の手作りに騙されるはずがない。
「いいだろう。受けて立ってやる。さあ、出したまえ!」
リヒトは奥の金庫から、小さな黒い布に包まれた二つの「指輪」を取り出した。それは、王家の紋章が刻まれた、重厚なエメラルドの印章リング。光を吸い込むような深い緑、繊細な金の装飾。二つの指輪は、素人目には、いや、プロの目を持ってしても全く同じに見えた。
ガストンはルーペを取り出し、額に汗を浮かべながら交互に指輪を睨みつけた。
「(……右か? いや、左の金の輝きの方が重厚だ。宝石のカットも、左の方がわずかに古い技法に見える……。よし!)」
「決まったぞ! 本物は……この左の指輪だ!」
ガストンが自信満々に左の指輪を指し示した瞬間、店内を冷ややかな沈黙が包んだ。リヒトは、ゆっくりと、そして悲しげに首を振った。
「……残念ながら、ガストン殿。そちらは私が昨夜、溶かした真鍮と色硝子で作った『駄作』です。」
「な、何だと!? バカな、そんなはずはない! 宝石の照りも、金の質感も完璧だったぞ!」
「ええ。見た目だけは、ね。……ですがカイトくん、右の指輪を持ってごらんなさい。」
促されたカイトが、右の指輪を手にとった。
「……うわ、重てえ! 見た目は一緒なのに、こっちの方がずっしりくるぜ!」
「それが『本物』の重みです、ガストン殿。真実というものは、どれほど見た目を飾っても、手にした瞬間の重みまでは偽れない。金(きん)の比重、そして何より、代々の持ち主が込めてきた想いの重さが宿っている。……欲に目が眩んだあなたには、その重みの鑑定は不可能だったようですね。」
ガストンは顔を真っ赤にし、崩れ落ちた。用心棒たちも、リヒトの纏う圧倒的な威圧感に気圧され、手出しができずに後ず去った。
「約束ですよ、ガストン殿。明日までに、孤児院への寄付金の返還手続きを。……もし滞るようであれば、私の『別の鑑定眼』で、あなたの裏帳簿の真贋を衛兵に報告することになりますが?」
リヒトの丁寧な宣告に、ガストンたちは逃げるように店を飛び出していった。
ベルが穏やかな音を立てて閉まった後、カイトは深い溜息をついた。
「……店主。あんた、マジで心臓に悪いぜ。もしあいつが当ててたらどうしたんだよ。」
「ふふ、ご心配なく。実は……どちらも私が作った偽物だった、という可能性も考えませんでしたか?」
「はああ!? じゃあ、本物はどこに……」
「本物は、最初からあなたの心の中にありますよ、カイトくん。……というのは冗談ですが。」
リヒトは楽しげに笑い、隠していた「三つ目」の指輪をポケットから出した。
「最初から、彼に選ばせる選択肢に本物など入れない。それが、悪党と渡り合うための私の『鑑定法』です。」
「……あんた、本当に、史上最高に性格が悪いな。」
カイトは呆れ果てたが、その顔はどこか誇らしげだった。リヒトは優雅に椅子に腰を下ろし、再び真鍮の秤を磨き始めた。
「さあ、カイトくん。無駄話はこれくらいにして、仕事に戻りましょう。明日は孤児院の子供たちに、ガストン殿からの『誠意ある贈り物』を届けに行かなければなりませんからね。」
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