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第2章:王都の雑貨店と夜の鴉
2−20:食べられない料理(其の一)――拒絶の晩餐
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秋の陽光が、王都の裏通りにあるとある雑貨店の窓ガラスを琥珀色に染めていた。
カイトはカウンターの端で、先日仕入れたばかりの古い銀食器を磨きながら、盛大に腹の虫を鳴らしていた。
「……なあ店主。鑑定ってのは頭を使うから腹が減る。今日の昼飯、たまには奮発して角のパイ屋で買わないか? 焼きたてのミートパイの匂いがここまで漂ってきて、俺の集中力はもう限界だぜ。」
この店の店主リヒトは、分厚い医学書から目を離さず、眼鏡のブリッジを中指で静かに押し上げた。
「カイトくん。空腹は最高の調味料と言いますが、度が過ぎれば鑑定眼を曇らせる毒になります。……ですが、安心してください。その『食い気』が、今日のお客様にとっては、絶望の底で唯一共感できる救いになるかもしれませんよ」
リヒトが予言めいた言葉を口にした直後、店の重い扉が、押し殺したような悲鳴を上げて開かれた。現れたのは、王都でも指折りの名家として知られる「ベルモンド伯爵家」の料理長、ジャンであった。真っ白なコックコートには一点のシミもないが、その顔色は土色で、両手は病的なまでに震えている。
「……助けてください、リヒト殿。……私は、もう包丁を握るのが恐ろしい。我が腕が、主(あるじ)を殺そうとしているのかもしれない。」
ジャンが震える手でカウンターの上に置いたのは、豪華な彫金が施された銀製のドームカバー(クロッシュ)であった。リヒトが促すと、ジャンは決死の覚悟でその蓋を開けた。
中に鎮座していたのは、見る者の食欲を瞬時に奪うほど、官能的で美しい「鴨のコンフィ」だった。琥珀色に輝く皮の質感、絶妙な赤みを残した肉の断面、そして芳醇な赤ワインのソース。漂ってくる香りは完璧で、王都のどの美食家も、この一皿を前にして沈黙を守ることはできないであろう。
「……おや。実に見事な一皿ですね。」
リヒトはルーペを取り出すこともなく、その料理を静かに凝視した。
「ですが、ジャン殿。あなたが震えているのは、これが『美しすぎる』からではないのでしょう? 鑑定士の目から見れば、この料理には一つだけ致命的な『欠落』があります。」
「……欠落?」
「ええ。これほど素晴らしい香りがありながら、この料理の周囲には、本来あるべき『空気の対流』が感じられない。……まるで、時間が止まっているかのような異質な静止です。」
ジャンが泣きそうな声で言った。
「……そのとおりです。主人のベルモンド伯爵様は、一ヶ月前から、私が作るどんな料理も『一口も』食べられなくなった。……味覚障害ではありません。主人がフォークを肉に突き刺そうとすると……その、料理が、世界そのものが、主人の食事を『拒絶』するんです。」
カイトが我慢できずに身を乗り出した。
「拒絶? なんだよそれ、食べ物が生き物みたいに逃げ回るってのか? まさか、新種の毒とかか?」
「毒など入っていません! 私はこの三十年、伯爵家に命を懸けて仕えてきた。……ですが、見てください!」
ジャンは懐から一本の銀のフォークを取り出し、震える手で鴨の肉を刺そうとした。
その瞬間だった。フォークの先が肉の表面に触れる直前、――キィン、という、硬質な金属同士がぶつかり合うような音が店内に響いた。フォークの刃が、まるで見えない鋼鉄の壁に阻まれたかのように、肉に触れることすらできず宙で弾き返されたのだ。
「……なっ! なんだよ今の!」
カイトが椅子から飛び上がる。肉は確かに柔らかそうに見える。しかし、物理的な干渉を一切受け付けない「拒絶の膜」が、料理の周囲数ミリを覆っているかのようだった。
リヒトは無言のまま、カウンターの下から一本の「真鍮製のピン」を取り出した。彼はそのピンを、肉ではなく、皿の縁に添えられた「ハーブ」の茎へと向けた。
――パチッ。
青い火花が小さく散り、ピンはリヒトの手から弾き飛ばされた。
「……なるほど。ジャン殿。これは料理の腕の問題でも、幽霊の仕業でもありません。極めて緻密な『静電気的、あるいは磁気的な干渉』によるものです。」
リヒトは眼鏡を外し、丁寧に磨き始めた。その瞳には、かつて王宮で数々の策略を見てきた者特有の、冷徹な輝きが宿っている。
「カイトくん。……店の奥の地下室から、私の『砂鉄の瓶』と、それから『絶縁処理を施したピンセット』を持ってきてください。……今から、この料理を『硬化』させている透明な檻の正体を鑑定します。」
数分後。
リヒトは皿の周囲に、微細な砂鉄を慎重に、かつ一定のリズムで撒いた。すると、驚くべき光景が広がった。砂鉄は鴨の肉の上に落ちることはなく、肉の周囲を囲むように、幾何学的な「格子状の模様」を描いて空中に整列したのだ。
「……やはり。カイトくん、見てください。この料理を包んでいるのは、物理的な壁ではありません。極薄の『魔導金属の粉末』が形成する、強力な磁気フィールドです。……それも、特定の『波長』に反応して、瞬時に斥力を生むように設計されています。」
「魔導金属? 誰がそんなもん、伯爵の飯に混ぜるんだよ。」
「それが鑑定の核心です、カイトくん。……ジャン殿、伯爵家の中で最近、新しい『食器』を新調した方はおられませんか? あるいは、食事の席で常に特定の『宝石』を身につけている方は。」
ジャンの顔が、一気に青ざめた。
「……あ。そういえば、一ヶ月前、伯爵夫人が『食欲を増進させる、北方の奇跡の指輪』というものを購入されました。主人の食事の世話は、常に夫人が、その指輪をはめた手でなされており……」
「……『食欲を増進させる指輪』、ですか。皮肉なネーミングですね。」
リヒトの瞳が、薄氷のように冷たくなった。
「その指輪こそが、この魔導金属を活性化させる『発信機(トリガー)』だ。……夫人が指輪をはめた手で皿に近づくたびに、伯爵の体内、あるいは料理に含まれた金属粉末が反応し、物理的に口を塞ぐ。……伯爵夫人は、伯爵を『餓死』させようとしている。それも、目の前に最高級の料理を並べ、その香りを嗅がせながら、決して口にさせないという、最も残酷な『鑑定不能の殺意』を持ってね。」
「……奥様が、旦那様を……?」
「奥様の真意は私には分かりかねます。もう少し調べますので、後日またきていただけますか?」
「え、ええ。分かりました。」
ジャンは今にも倒れそうなほどのふらつく足取りで、、店のドアを潜っていった。
「……本来なら然るべき手順で伯爵邸へ正式に抗議すべきですが、証拠もなしに乗り込めば、それこそ私たちが不敬罪で捕らえられかねません。……困りましたね。誰か、正式な手続きを経ずに、夫人が伯爵にだけ与えているという『特製の健康塩』の成分を、こっそりと鑑定に回してくれる身軽な助手がいてくれればいいのですが。」
リヒトはわざとらしく溜息をつき、手元の医学書に目を戻した。カイトはニヤリと笑った。店主は決して「盗め」とは言わない。だが、その言葉が自分に何を求めているか、彼は誰よりも理解していた。
「……店主。俺、ちょっと夜食を調達しに行ってくるわ。明日の朝までには戻るからよ。」
「おやおや、夜食ですか。それは健康的ですね、カイトくん。……くれぐれも、夜風に当たって風邪など引かないように。」
カイトが影のように店を飛び出していくのを、リヒトは本を閉じることなく見送った。王子として、毒と策謀に満ちた王宮で育った彼にとって、愛という名の衣をまとった「殺意」の匂いは、どんな香辛料よりも鼻につくものだった。
「……贅沢な空腹。伯爵夫人、あなたが仕掛けたその『見えない檻』、私が余さず鑑定させていただきましょう。」
王都の美食の裏側に隠された、残酷な「拒絶」の真実に、リヒトの鋭いメスが入り込もうとしていた。
カイトはカウンターの端で、先日仕入れたばかりの古い銀食器を磨きながら、盛大に腹の虫を鳴らしていた。
「……なあ店主。鑑定ってのは頭を使うから腹が減る。今日の昼飯、たまには奮発して角のパイ屋で買わないか? 焼きたてのミートパイの匂いがここまで漂ってきて、俺の集中力はもう限界だぜ。」
この店の店主リヒトは、分厚い医学書から目を離さず、眼鏡のブリッジを中指で静かに押し上げた。
「カイトくん。空腹は最高の調味料と言いますが、度が過ぎれば鑑定眼を曇らせる毒になります。……ですが、安心してください。その『食い気』が、今日のお客様にとっては、絶望の底で唯一共感できる救いになるかもしれませんよ」
リヒトが予言めいた言葉を口にした直後、店の重い扉が、押し殺したような悲鳴を上げて開かれた。現れたのは、王都でも指折りの名家として知られる「ベルモンド伯爵家」の料理長、ジャンであった。真っ白なコックコートには一点のシミもないが、その顔色は土色で、両手は病的なまでに震えている。
「……助けてください、リヒト殿。……私は、もう包丁を握るのが恐ろしい。我が腕が、主(あるじ)を殺そうとしているのかもしれない。」
ジャンが震える手でカウンターの上に置いたのは、豪華な彫金が施された銀製のドームカバー(クロッシュ)であった。リヒトが促すと、ジャンは決死の覚悟でその蓋を開けた。
中に鎮座していたのは、見る者の食欲を瞬時に奪うほど、官能的で美しい「鴨のコンフィ」だった。琥珀色に輝く皮の質感、絶妙な赤みを残した肉の断面、そして芳醇な赤ワインのソース。漂ってくる香りは完璧で、王都のどの美食家も、この一皿を前にして沈黙を守ることはできないであろう。
「……おや。実に見事な一皿ですね。」
リヒトはルーペを取り出すこともなく、その料理を静かに凝視した。
「ですが、ジャン殿。あなたが震えているのは、これが『美しすぎる』からではないのでしょう? 鑑定士の目から見れば、この料理には一つだけ致命的な『欠落』があります。」
「……欠落?」
「ええ。これほど素晴らしい香りがありながら、この料理の周囲には、本来あるべき『空気の対流』が感じられない。……まるで、時間が止まっているかのような異質な静止です。」
ジャンが泣きそうな声で言った。
「……そのとおりです。主人のベルモンド伯爵様は、一ヶ月前から、私が作るどんな料理も『一口も』食べられなくなった。……味覚障害ではありません。主人がフォークを肉に突き刺そうとすると……その、料理が、世界そのものが、主人の食事を『拒絶』するんです。」
カイトが我慢できずに身を乗り出した。
「拒絶? なんだよそれ、食べ物が生き物みたいに逃げ回るってのか? まさか、新種の毒とかか?」
「毒など入っていません! 私はこの三十年、伯爵家に命を懸けて仕えてきた。……ですが、見てください!」
ジャンは懐から一本の銀のフォークを取り出し、震える手で鴨の肉を刺そうとした。
その瞬間だった。フォークの先が肉の表面に触れる直前、――キィン、という、硬質な金属同士がぶつかり合うような音が店内に響いた。フォークの刃が、まるで見えない鋼鉄の壁に阻まれたかのように、肉に触れることすらできず宙で弾き返されたのだ。
「……なっ! なんだよ今の!」
カイトが椅子から飛び上がる。肉は確かに柔らかそうに見える。しかし、物理的な干渉を一切受け付けない「拒絶の膜」が、料理の周囲数ミリを覆っているかのようだった。
リヒトは無言のまま、カウンターの下から一本の「真鍮製のピン」を取り出した。彼はそのピンを、肉ではなく、皿の縁に添えられた「ハーブ」の茎へと向けた。
――パチッ。
青い火花が小さく散り、ピンはリヒトの手から弾き飛ばされた。
「……なるほど。ジャン殿。これは料理の腕の問題でも、幽霊の仕業でもありません。極めて緻密な『静電気的、あるいは磁気的な干渉』によるものです。」
リヒトは眼鏡を外し、丁寧に磨き始めた。その瞳には、かつて王宮で数々の策略を見てきた者特有の、冷徹な輝きが宿っている。
「カイトくん。……店の奥の地下室から、私の『砂鉄の瓶』と、それから『絶縁処理を施したピンセット』を持ってきてください。……今から、この料理を『硬化』させている透明な檻の正体を鑑定します。」
数分後。
リヒトは皿の周囲に、微細な砂鉄を慎重に、かつ一定のリズムで撒いた。すると、驚くべき光景が広がった。砂鉄は鴨の肉の上に落ちることはなく、肉の周囲を囲むように、幾何学的な「格子状の模様」を描いて空中に整列したのだ。
「……やはり。カイトくん、見てください。この料理を包んでいるのは、物理的な壁ではありません。極薄の『魔導金属の粉末』が形成する、強力な磁気フィールドです。……それも、特定の『波長』に反応して、瞬時に斥力を生むように設計されています。」
「魔導金属? 誰がそんなもん、伯爵の飯に混ぜるんだよ。」
「それが鑑定の核心です、カイトくん。……ジャン殿、伯爵家の中で最近、新しい『食器』を新調した方はおられませんか? あるいは、食事の席で常に特定の『宝石』を身につけている方は。」
ジャンの顔が、一気に青ざめた。
「……あ。そういえば、一ヶ月前、伯爵夫人が『食欲を増進させる、北方の奇跡の指輪』というものを購入されました。主人の食事の世話は、常に夫人が、その指輪をはめた手でなされており……」
「……『食欲を増進させる指輪』、ですか。皮肉なネーミングですね。」
リヒトの瞳が、薄氷のように冷たくなった。
「その指輪こそが、この魔導金属を活性化させる『発信機(トリガー)』だ。……夫人が指輪をはめた手で皿に近づくたびに、伯爵の体内、あるいは料理に含まれた金属粉末が反応し、物理的に口を塞ぐ。……伯爵夫人は、伯爵を『餓死』させようとしている。それも、目の前に最高級の料理を並べ、その香りを嗅がせながら、決して口にさせないという、最も残酷な『鑑定不能の殺意』を持ってね。」
「……奥様が、旦那様を……?」
「奥様の真意は私には分かりかねます。もう少し調べますので、後日またきていただけますか?」
「え、ええ。分かりました。」
ジャンは今にも倒れそうなほどのふらつく足取りで、、店のドアを潜っていった。
「……本来なら然るべき手順で伯爵邸へ正式に抗議すべきですが、証拠もなしに乗り込めば、それこそ私たちが不敬罪で捕らえられかねません。……困りましたね。誰か、正式な手続きを経ずに、夫人が伯爵にだけ与えているという『特製の健康塩』の成分を、こっそりと鑑定に回してくれる身軽な助手がいてくれればいいのですが。」
リヒトはわざとらしく溜息をつき、手元の医学書に目を戻した。カイトはニヤリと笑った。店主は決して「盗め」とは言わない。だが、その言葉が自分に何を求めているか、彼は誰よりも理解していた。
「……店主。俺、ちょっと夜食を調達しに行ってくるわ。明日の朝までには戻るからよ。」
「おやおや、夜食ですか。それは健康的ですね、カイトくん。……くれぐれも、夜風に当たって風邪など引かないように。」
カイトが影のように店を飛び出していくのを、リヒトは本を閉じることなく見送った。王子として、毒と策謀に満ちた王宮で育った彼にとって、愛という名の衣をまとった「殺意」の匂いは、どんな香辛料よりも鼻につくものだった。
「……贅沢な空腹。伯爵夫人、あなたが仕掛けたその『見えない檻』、私が余さず鑑定させていただきましょう。」
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