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第2章:王都の雑貨店と夜の鴉
2−26:夢を売る紳士(其の一)――硝子のなかの残像
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冬の夜は長く、とある雑貨店の窓の外では、吹き付ける風が細い指先でガラスを叩くような音を立てていた。
カイトはカウンターで、最近凝っているという安ワインをちびちびと舐めながら、大きな欠伸をした。
「……なあ店主。影の次は、もっと分かりやすい依頼がいいぜ。例えば、でっかい金塊の鑑定とか、呪われた名刀の処分とかな。形がないもんを相手にするのは、どうも肩が凝って仕方ねえ。」
リヒトは、カウンターの奥で一台の「精密天秤」を調整していた。その動きは静謐で、風の音さえも彼の集中を乱すことはできない。
「カイトくん。形がないからこそ、人はそこに無限の価値を見出そうとするのです。……ですが、あなたの願いは半分だけ叶ったようですよ。……『形のある、形のない依頼』が、扉の向こうに立っています。」
リヒトの言葉が終わらぬうちに、ベルが、澄んだ、しかしどこか現実味のない音色を響かせた。 店内に滑り込んできたのは、銀髪を完璧に整え、仕立ての良い燕尾服に身を包んだ初老の紳士だった。その身のこなしには一分の隙もなく、漂う香水の香りは、王都の貴族街でも最上級のものだ。
「……こんばんは。……ここが、どんな『真実』も白日の下に晒すと噂の、魂の鑑定所ですかな?」
紳士は優雅に会釈し、胸元から一つの小さな箱を取り出した。ベルベットに包まれたその箱の中から現れたのは、親指ほどの大きさしかない、クリスタル製の小瓶であった。一見すると、それはただの空瓶に見えた。中には液体も、粉末も、何も入っていないように思える。
「……おやおや、おじいさん。うちは空き瓶の回収はやってねえぜ。」
カイトが茶化したが、リヒトの目はその瞬間に鋭く細められた。
「……静かに、カイトくん。……お名前を伺っても?」
「……人は私を、マルローと呼びます。……かつて王宮で香りを調合し、王たちの眠りを守っていた、ただの隠居人です。……今夜は、私の生涯の最高傑作……『真実の夢』を鑑定していただきたく、参りました。」
マルローと名乗った紳士は、小瓶をカウンターにそっと置いた。リヒトはルーペを取り出し、瓶の表面を、そして底を凝視した。
「……美しい瓶ですね。……ですが、マルロー殿。この瓶には『質量』がある。空気が入っているだけにしては、三ミリグラムほど、重すぎる。」
リヒトは精密天秤に小瓶を載せた。針は微かに、しかし確実に振れた。
「……さらに、瓶の底に埋め込まれたこの透明な破片……。これはダイヤモンドではなく、魔導的な共鳴を引き起こす『蓄音石(ちくおんせき)』の極小チップだ。」
カイトは不思議そうに瓶を覗き込んだ。
「重い? 石が入ってる? ……どれ、俺にも見せてくれよ。」
カイトが手を伸ばし、小瓶を手に取ろうとしたその時だった。マルローが、意味深な笑みを浮かべて囁いた。
「……どうぞ、お若いの。その栓は、少しばかり緩んでおりますゆえ……『漏れ出る夢』にご注意を。」
「あ?」
カイトが瓶に触れた瞬間、確かに、指先に微かな振動が伝わった。そして、カイトの繊細な指が、無意識に瓶のガラス栓を僅か一ミリだけ、回してしまった。
――プシュッ。
極めて微かな、霧が吹くような音がした。同時に、カイトの鼻腔を、甘く、それでいて鉄錆のような鋭い匂いが突き抜けた。
「……ッ!? な、なんだ、これ……!」
カイトの視界が、一瞬にして歪んだ。雑貨店の棚、リヒトの顔、カウンター……すべてが溶け落ち、代わりに彼の目の前に広がったのは、地獄のような光景だった。
王都が、焼けている。 空は血のように赤く、巨大な時計塔が轟音を立てて崩れ落ちていく。人々が逃げ惑い、絶望の叫びが、耳の奥で蓄音石が奏でる不気味な不協和音となって響き渡る。 熱い。頬を焼く火の粉の感触、鼻を突く焦げた肉の匂い。 それは、未来の予言か、あるいは、忘れたはずの過去の再現か。
「……カイトくん! 離しなさい!」
リヒトの声が、遥か遠くの雷鳴のように聞こえた。リヒトはカイトの手を叩き、瞬時に瓶の栓を締め直した。同時に、カイトの鼻先に、自ら調合した「強い刺激臭のする嗅ぎ薬」を突きつけた。
「……ハァッ! ……ハァ、ハァ……!」
カイトは膝をつき、激しく咳き込んだ。冷たい汗が、滝のように額を流れていく。
「……な、なんだ……。今のは……。王都が……燃えて……」
リヒトは、手の中に残った小瓶を、憎しみを込めて見つめた。
「……カイトくん、大丈夫ですか。……マルロー殿。……これは『夢』などという美しいものではない。……脳の感覚中枢に、特定のイメージを強制的に書き込む、揮発性の幻覚剤……そして、記憶を補完するための『音の暗号』です。……あなたは、これを売っているのですか?」
マルローは満足そうに目を細め、胸に手を当てた。
「……左様。悩み深き要人たちに、彼らが望む『未来』を、あるいは彼らが恐れるべき『警告』を売っております。……リヒト殿。この夢は、一週間後、実際にこの王都で起こる『可能性』を鑑定した結果を抽出したもの。……さて、この悪夢の価値、あなたならいくらと鑑定されますかな?」
リヒトの瞳が、青白く燃えた。それはかつて王宮で、他人の記憶を弄び、恐怖で支配しようとした策士たちを排除した時と同じ、静かな憤怒の色だった。
「……人の脳を実験場にし、恐怖を売り捌くとは……。……鑑定するまでもありません。……これは、この世で最も不潔な『贋作』です。」
マルローは動じることなく、優雅に扉へと向かった。
「……おや、手厳しい。……ですが、瓶を開けてしまったのは彼の方だ。……一度見た『夢』は、魂に根を張りますぞ。……鑑定を終えたければ、明日の夜、旧市街の香水工房までお越しください。……真実の目覚めを、お約束しましょう。」
紳士が去った後。
店内には、カイトの荒い呼吸と、風の音だけが残された。リヒトは、カウンターに残された空の小瓶を、鋭い眼差しで見つめていた。
「……カイトくん。……今夜は眠ってはいけません。……その悪夢の残滓(ざんし)、私が今から論理の力で、すべて解体して差し上げます。」
形のない「夢」という名の暴力に対し、リヒトの鑑定士としての矜持が、深夜の雑貨店で静かに研ぎ澄まされていた。
カイトはカウンターで、最近凝っているという安ワインをちびちびと舐めながら、大きな欠伸をした。
「……なあ店主。影の次は、もっと分かりやすい依頼がいいぜ。例えば、でっかい金塊の鑑定とか、呪われた名刀の処分とかな。形がないもんを相手にするのは、どうも肩が凝って仕方ねえ。」
リヒトは、カウンターの奥で一台の「精密天秤」を調整していた。その動きは静謐で、風の音さえも彼の集中を乱すことはできない。
「カイトくん。形がないからこそ、人はそこに無限の価値を見出そうとするのです。……ですが、あなたの願いは半分だけ叶ったようですよ。……『形のある、形のない依頼』が、扉の向こうに立っています。」
リヒトの言葉が終わらぬうちに、ベルが、澄んだ、しかしどこか現実味のない音色を響かせた。 店内に滑り込んできたのは、銀髪を完璧に整え、仕立ての良い燕尾服に身を包んだ初老の紳士だった。その身のこなしには一分の隙もなく、漂う香水の香りは、王都の貴族街でも最上級のものだ。
「……こんばんは。……ここが、どんな『真実』も白日の下に晒すと噂の、魂の鑑定所ですかな?」
紳士は優雅に会釈し、胸元から一つの小さな箱を取り出した。ベルベットに包まれたその箱の中から現れたのは、親指ほどの大きさしかない、クリスタル製の小瓶であった。一見すると、それはただの空瓶に見えた。中には液体も、粉末も、何も入っていないように思える。
「……おやおや、おじいさん。うちは空き瓶の回収はやってねえぜ。」
カイトが茶化したが、リヒトの目はその瞬間に鋭く細められた。
「……静かに、カイトくん。……お名前を伺っても?」
「……人は私を、マルローと呼びます。……かつて王宮で香りを調合し、王たちの眠りを守っていた、ただの隠居人です。……今夜は、私の生涯の最高傑作……『真実の夢』を鑑定していただきたく、参りました。」
マルローと名乗った紳士は、小瓶をカウンターにそっと置いた。リヒトはルーペを取り出し、瓶の表面を、そして底を凝視した。
「……美しい瓶ですね。……ですが、マルロー殿。この瓶には『質量』がある。空気が入っているだけにしては、三ミリグラムほど、重すぎる。」
リヒトは精密天秤に小瓶を載せた。針は微かに、しかし確実に振れた。
「……さらに、瓶の底に埋め込まれたこの透明な破片……。これはダイヤモンドではなく、魔導的な共鳴を引き起こす『蓄音石(ちくおんせき)』の極小チップだ。」
カイトは不思議そうに瓶を覗き込んだ。
「重い? 石が入ってる? ……どれ、俺にも見せてくれよ。」
カイトが手を伸ばし、小瓶を手に取ろうとしたその時だった。マルローが、意味深な笑みを浮かべて囁いた。
「……どうぞ、お若いの。その栓は、少しばかり緩んでおりますゆえ……『漏れ出る夢』にご注意を。」
「あ?」
カイトが瓶に触れた瞬間、確かに、指先に微かな振動が伝わった。そして、カイトの繊細な指が、無意識に瓶のガラス栓を僅か一ミリだけ、回してしまった。
――プシュッ。
極めて微かな、霧が吹くような音がした。同時に、カイトの鼻腔を、甘く、それでいて鉄錆のような鋭い匂いが突き抜けた。
「……ッ!? な、なんだ、これ……!」
カイトの視界が、一瞬にして歪んだ。雑貨店の棚、リヒトの顔、カウンター……すべてが溶け落ち、代わりに彼の目の前に広がったのは、地獄のような光景だった。
王都が、焼けている。 空は血のように赤く、巨大な時計塔が轟音を立てて崩れ落ちていく。人々が逃げ惑い、絶望の叫びが、耳の奥で蓄音石が奏でる不気味な不協和音となって響き渡る。 熱い。頬を焼く火の粉の感触、鼻を突く焦げた肉の匂い。 それは、未来の予言か、あるいは、忘れたはずの過去の再現か。
「……カイトくん! 離しなさい!」
リヒトの声が、遥か遠くの雷鳴のように聞こえた。リヒトはカイトの手を叩き、瞬時に瓶の栓を締め直した。同時に、カイトの鼻先に、自ら調合した「強い刺激臭のする嗅ぎ薬」を突きつけた。
「……ハァッ! ……ハァ、ハァ……!」
カイトは膝をつき、激しく咳き込んだ。冷たい汗が、滝のように額を流れていく。
「……な、なんだ……。今のは……。王都が……燃えて……」
リヒトは、手の中に残った小瓶を、憎しみを込めて見つめた。
「……カイトくん、大丈夫ですか。……マルロー殿。……これは『夢』などという美しいものではない。……脳の感覚中枢に、特定のイメージを強制的に書き込む、揮発性の幻覚剤……そして、記憶を補完するための『音の暗号』です。……あなたは、これを売っているのですか?」
マルローは満足そうに目を細め、胸に手を当てた。
「……左様。悩み深き要人たちに、彼らが望む『未来』を、あるいは彼らが恐れるべき『警告』を売っております。……リヒト殿。この夢は、一週間後、実際にこの王都で起こる『可能性』を鑑定した結果を抽出したもの。……さて、この悪夢の価値、あなたならいくらと鑑定されますかな?」
リヒトの瞳が、青白く燃えた。それはかつて王宮で、他人の記憶を弄び、恐怖で支配しようとした策士たちを排除した時と同じ、静かな憤怒の色だった。
「……人の脳を実験場にし、恐怖を売り捌くとは……。……鑑定するまでもありません。……これは、この世で最も不潔な『贋作』です。」
マルローは動じることなく、優雅に扉へと向かった。
「……おや、手厳しい。……ですが、瓶を開けてしまったのは彼の方だ。……一度見た『夢』は、魂に根を張りますぞ。……鑑定を終えたければ、明日の夜、旧市街の香水工房までお越しください。……真実の目覚めを、お約束しましょう。」
紳士が去った後。
店内には、カイトの荒い呼吸と、風の音だけが残された。リヒトは、カウンターに残された空の小瓶を、鋭い眼差しで見つめていた。
「……カイトくん。……今夜は眠ってはいけません。……その悪夢の残滓(ざんし)、私が今から論理の力で、すべて解体して差し上げます。」
形のない「夢」という名の暴力に対し、リヒトの鑑定士としての矜持が、深夜の雑貨店で静かに研ぎ澄まされていた。
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