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第二章 初学院編
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授業が終わり、少しキルたちと話していると魔導士団員がいや、若い魔導士団員おそらく新人と思われる二人魔導士団員が俺のことをにらみつけているのが見えた。そこそこ高位の貴族のように見える。そして俺に聞こえるか聞こえないかの声で、何か話し始めた。
「なあなあ、なんであんな奴が団長とカーナイト様のご指導を受けているんだ? 俺たちでさえ受けたことがないのにな。」
「本当だよな。ただ魔力量が多いだけの貧弱らしいぜ。まったく、魔力が多いだけなのに羨ましいよな。」
うーん、口は少々悪いと思うけど事実なんだよな………。俺はまだ何も功績を立てていない、ずぶの素人だし貧弱だ。同級生のみんなは優しい人ばかりで、俺がサール様やカーナイト様の指導を受けていることをほめてくれる人が多いけど、一般的に見たら彼らの意見が多数派のような気がする。
「あいつら………。俺、一言言ってくる。」
キルがそういうと、ジールたちも彼らの方に歩き出した。俺の近くにいたから、もちろん聞こえていたのだ。
「ちょっと待って! 俺は大丈夫だから! というか、ほとんど事実だよ! 俺を客観的に見たら、彼らのような意見が出ても仕方がないよ。」
俺がそういうと、不機嫌オーラ丸出しでみんなが俺の方に振り返った。俺のために怒ってくれることはもちろんうれしい。だけど………。
「いや、だが………。アースの苦労を何も知らずに言ってるじゃないか!」
「そうッスよ! 魔力量が多いというのは、それなりの代償があるじゃないッスか!」
「それはまだ調査中の話だよ、知らない人が魔力量の多いことを羨ましがっても仕方のないことだよ。」
俺がそういうと、皆は怒りを少し鎮めてくれた。これに関しては、俺が早く成長することが最短の道だ。これから夏休みもあるし、後期開始までには何とか形にしたい。俺がそのことを話そうとすると、再び新人たちが話し始めた。
「あの貧弱もそうだけど、一緒にいる殿下にもあだ名があったよな?」
「あったあった、あれだろ? 「母親殺し」。」
その単語が聞こえた瞬間、俺の中でどす黒い感情があふれ出るのを感じた。そして、周囲には雪が降り始め、新人二人の首から下の部分が氷漬けとなった。
生まれて初めて直接聞いたな、その単語………。
………ふぅー、感情に任せてはいけない。俺は冷静だ、冷静に怒っている。俺は新人二人に向かって、笑顔で近づいた。
「いきなりこのようなことをしてしまい、申し訳ありません。今、殿下を侮辱する発言が聞こえましたが、なぜそのようなことをおっしゃるのでしょうか? 私、今初めて直接その単語を聞いたので、少々感情が荒ぶってしまいました。」
新人二人は、首を横に振るだけで何も答えなかった。寒さで口を動かせないのだろう。しかし、首を振るということは否定しているのだろうか? 俺にははっきりと聞こえた、その単語が。
「私のことはいくら侮辱していただいても構いません、事実ですから。ただ、私の主を侮辱することは許しません。………それ以前に、この国の王族に対して失礼すぎる。そして、二度とどの単語を口にするな。口に出したその時は………お前らの口を一生開かなくさせるぞ。」
俺がそこまで言うと、肩をひかれた。俺は一つ息を吐き後ろを振り返ると、キルが穏やかな表情で俺のことを見ていた。
「アース、俺のために怒ってくれてありがとう。だが、俺は大丈夫だ。その単語のせいで、アースがこんなにも気を荒げる必要はない。俺は、俺の周りに人がいることを知っている。アースたちがわかってくれているだけで、俺は十分だ。怒ってくれて、ありがとう。」
………確かに、今のキルにはキルのことを慕っている人がたくさんいる。だけど、だからってその単語を許容する必要はないんだよ。
「………キルヴェスター殿下、たしかに殿下の周りにはたくさんの人がいることを私も知っています。しかし、だからといってあなたへの悪意に慣れる必要はありません。ましてや許容する必要もありません。あなたの憂いを晴らすために、私たち側近はいるのですから。」
俺がそう笑顔で言うと、キルは顔に手を当てそっぽを向いてしまった。そして一言、小さな声で、「そんなこと初めていわれた………」とつぶやいた。
照れてるということでいいのかな? この場合、言った俺の方が照れ臭いような気もするんだけど………。
すると、カーナイト様が拍手をしながらこちらに向かってきた。
「いやはや、お見事でございます。しかし、相手は魔導士です。魔導士は口さえ動かすことができれば、その脅威度は下がりません。ですので、次回から拘束するときは問答無用で口をふさいでください。アース様の氷魔法なら、うってつけでございます。あとは、今は無意識でできたようですが、次回からは意識的に今回のような魔法を発動できるようにしていきましょう。よろしいですね?」
魔導士は口さえ動かすことができれば戦闘不能にはならないから、カーナイト様の言うとおりだ。他の属性と違い、氷属性なら相手の口をふさぐことができるし、いい属性を賜ったな。
「かしこまりました、ご指導ありがとうございます。………あの、よろしければ今後カーナイト様のことをお師匠様、と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?」
俺がそういうと、カーナイト様は鷹揚に頷いた。
「それは光栄ですね。ぜひそうお呼びください。それからジール、お前にもそろそろ私のことを師匠と呼ぶことを許そう。よいな?」
「はいッス! ………出会っちゃいけない二人が、出会っちゃったッスね(小声)。」
「「何か言った(か)?」」
俺とカーナイト様が笑顔でそう聞くと、ジールは首をぶんぶんと横に振った。素晴らしい出会いだというのに、失礼な話だ。
「ではアース様、この新人二人には私どもが教育的指導を与えます。殿下におかれましても私の顔に免じて、お許しいただきたい。」
「祖父上にお任せします。アースもそれでいいな?」
「はい、殿下。お師匠様、よろしくお願いいたします。」
俺たちの言葉にカーナイト様は頷くと、サール様に目配せをした。サール様は一礼すると、新人二人と共に一瞬にしてどこかに転移した。どのような教育的指導が行われるかはわからないけど、二人の指導があれば初学院につながりのない人たちにもキルのことが伝わるだろう。初学院ではアルベルト殿下とキルが仲のいいことが周知の事実だけど、初学院とかかわりのない人はこの情報を知らない可能性があるのだ。多くの人達に伝えていきたい。
それから俺は、以前は「白銀」や「白銀の君」と呼ばれていたけど今では、「白銀の狼」よばれるようになった。狼なんて、とてもかっこいいあだ名でうれしい! ………ということで、いいんだよな?
「なあなあ、なんであんな奴が団長とカーナイト様のご指導を受けているんだ? 俺たちでさえ受けたことがないのにな。」
「本当だよな。ただ魔力量が多いだけの貧弱らしいぜ。まったく、魔力が多いだけなのに羨ましいよな。」
うーん、口は少々悪いと思うけど事実なんだよな………。俺はまだ何も功績を立てていない、ずぶの素人だし貧弱だ。同級生のみんなは優しい人ばかりで、俺がサール様やカーナイト様の指導を受けていることをほめてくれる人が多いけど、一般的に見たら彼らの意見が多数派のような気がする。
「あいつら………。俺、一言言ってくる。」
キルがそういうと、ジールたちも彼らの方に歩き出した。俺の近くにいたから、もちろん聞こえていたのだ。
「ちょっと待って! 俺は大丈夫だから! というか、ほとんど事実だよ! 俺を客観的に見たら、彼らのような意見が出ても仕方がないよ。」
俺がそういうと、不機嫌オーラ丸出しでみんなが俺の方に振り返った。俺のために怒ってくれることはもちろんうれしい。だけど………。
「いや、だが………。アースの苦労を何も知らずに言ってるじゃないか!」
「そうッスよ! 魔力量が多いというのは、それなりの代償があるじゃないッスか!」
「それはまだ調査中の話だよ、知らない人が魔力量の多いことを羨ましがっても仕方のないことだよ。」
俺がそういうと、皆は怒りを少し鎮めてくれた。これに関しては、俺が早く成長することが最短の道だ。これから夏休みもあるし、後期開始までには何とか形にしたい。俺がそのことを話そうとすると、再び新人たちが話し始めた。
「あの貧弱もそうだけど、一緒にいる殿下にもあだ名があったよな?」
「あったあった、あれだろ? 「母親殺し」。」
その単語が聞こえた瞬間、俺の中でどす黒い感情があふれ出るのを感じた。そして、周囲には雪が降り始め、新人二人の首から下の部分が氷漬けとなった。
生まれて初めて直接聞いたな、その単語………。
………ふぅー、感情に任せてはいけない。俺は冷静だ、冷静に怒っている。俺は新人二人に向かって、笑顔で近づいた。
「いきなりこのようなことをしてしまい、申し訳ありません。今、殿下を侮辱する発言が聞こえましたが、なぜそのようなことをおっしゃるのでしょうか? 私、今初めて直接その単語を聞いたので、少々感情が荒ぶってしまいました。」
新人二人は、首を横に振るだけで何も答えなかった。寒さで口を動かせないのだろう。しかし、首を振るということは否定しているのだろうか? 俺にははっきりと聞こえた、その単語が。
「私のことはいくら侮辱していただいても構いません、事実ですから。ただ、私の主を侮辱することは許しません。………それ以前に、この国の王族に対して失礼すぎる。そして、二度とどの単語を口にするな。口に出したその時は………お前らの口を一生開かなくさせるぞ。」
俺がそこまで言うと、肩をひかれた。俺は一つ息を吐き後ろを振り返ると、キルが穏やかな表情で俺のことを見ていた。
「アース、俺のために怒ってくれてありがとう。だが、俺は大丈夫だ。その単語のせいで、アースがこんなにも気を荒げる必要はない。俺は、俺の周りに人がいることを知っている。アースたちがわかってくれているだけで、俺は十分だ。怒ってくれて、ありがとう。」
………確かに、今のキルにはキルのことを慕っている人がたくさんいる。だけど、だからってその単語を許容する必要はないんだよ。
「………キルヴェスター殿下、たしかに殿下の周りにはたくさんの人がいることを私も知っています。しかし、だからといってあなたへの悪意に慣れる必要はありません。ましてや許容する必要もありません。あなたの憂いを晴らすために、私たち側近はいるのですから。」
俺がそう笑顔で言うと、キルは顔に手を当てそっぽを向いてしまった。そして一言、小さな声で、「そんなこと初めていわれた………」とつぶやいた。
照れてるということでいいのかな? この場合、言った俺の方が照れ臭いような気もするんだけど………。
すると、カーナイト様が拍手をしながらこちらに向かってきた。
「いやはや、お見事でございます。しかし、相手は魔導士です。魔導士は口さえ動かすことができれば、その脅威度は下がりません。ですので、次回から拘束するときは問答無用で口をふさいでください。アース様の氷魔法なら、うってつけでございます。あとは、今は無意識でできたようですが、次回からは意識的に今回のような魔法を発動できるようにしていきましょう。よろしいですね?」
魔導士は口さえ動かすことができれば戦闘不能にはならないから、カーナイト様の言うとおりだ。他の属性と違い、氷属性なら相手の口をふさぐことができるし、いい属性を賜ったな。
「かしこまりました、ご指導ありがとうございます。………あの、よろしければ今後カーナイト様のことをお師匠様、と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?」
俺がそういうと、カーナイト様は鷹揚に頷いた。
「それは光栄ですね。ぜひそうお呼びください。それからジール、お前にもそろそろ私のことを師匠と呼ぶことを許そう。よいな?」
「はいッス! ………出会っちゃいけない二人が、出会っちゃったッスね(小声)。」
「「何か言った(か)?」」
俺とカーナイト様が笑顔でそう聞くと、ジールは首をぶんぶんと横に振った。素晴らしい出会いだというのに、失礼な話だ。
「ではアース様、この新人二人には私どもが教育的指導を与えます。殿下におかれましても私の顔に免じて、お許しいただきたい。」
「祖父上にお任せします。アースもそれでいいな?」
「はい、殿下。お師匠様、よろしくお願いいたします。」
俺たちの言葉にカーナイト様は頷くと、サール様に目配せをした。サール様は一礼すると、新人二人と共に一瞬にしてどこかに転移した。どのような教育的指導が行われるかはわからないけど、二人の指導があれば初学院につながりのない人たちにもキルのことが伝わるだろう。初学院ではアルベルト殿下とキルが仲のいいことが周知の事実だけど、初学院とかかわりのない人はこの情報を知らない可能性があるのだ。多くの人達に伝えていきたい。
それから俺は、以前は「白銀」や「白銀の君」と呼ばれていたけど今では、「白銀の狼」よばれるようになった。狼なんて、とてもかっこいいあだ名でうれしい! ………ということで、いいんだよな?
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