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第三章 ウェルカムキャンプ編
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俺たちは、あらゆる視線を集めながら1階へと戻った。
そして、俺は隠すことが何もないと言わんばかりに堂々と、阿修羅丸を抱いて元の席に座った。
「さて、アース。確認だが、従魔法の才能に目覚めたというわけではないよな?」
「うん、もちろん。俺の属性に変わりはないよ。」
「ということは、今抱えているその面妖な生物はまさか………あの時の角の生えた御仁か?」
「そのとおり! この姿の名前は、阿修羅丸。あの姿では目立つと思って、普段はこのチャーミングな姿でいてもらっているよ。」
「「「「あの姿では目立つと思って、この姿になったのか(ッスか)?」」」」
おー、すごい! ハモったぞ! さすがは、幼馴染の主従関係だ。
だけど、何が疑問なのだろうか? あと、面妖な姿とは果たして誉め言葉だっただろうか?
「えーと、そのとおりだけど何か変かな?」
俺がそういうと、キルたちは何やら視線を交わし合って、微妙な表情で首を横に振った。
うーん。キルたちには、このチャーミングな姿がイマイチ伝わらなかったようだ。まあ、一緒にいればきっと伝わるだろう。
今はとりあえず挨拶をしよう。
「阿修羅丸。まずは、間接的な主であるキルを紹介するよ。キルはこの国の第二王子で、俺達の主でもあるよ。」
俺がそう紹介すると、先程の一件で不貞腐れていた阿修羅丸は、キルに流し目を送った。
「あ、阿修羅丸殿、お久しぶりです。改めて、あの時は救っていただきありがとうございます。」
「うん? あー、あの時の泣き虫役立たず似非赤王子か。」
その瞬間、キルの爽やかな笑みがピキッと固まった。
いや、待て待て待て。何だ、その失礼な呼び方は。まさかとは思うが、あの時も同じ王なことを言っていたわけではないよな?
「ちょっと、阿修羅丸! 何て失礼な呼び方をしているんだよ! まさかとは思うけど、3年前も同じような呼び方をしたわけではないよね?」
「あー、したんじゃねーか? よく覚えてねーな。」
すかさずキルの方を向くと、固まった笑顔のまま首を横に振った。
「え、似非赤王子は初めて言われた………。」
「おい、阿修羅丸! キルは、似非王子ではなくて本物の王子だよ! それに、役立たずでも泣き虫でもないよ!」
「いやー、あん時は役立たずで泣き虫だったぜ? そっちの木属性とチャラ男の方がよっぽど役に立ってたな。黒い騎士の方は、あんまり印象にねーな。というか、あん時いたか?」
「木属性って………でも、褒められたッス。」
「チャ、チャラ男………。」
「………。」
ジールは、褒められてうれしそうで、ローウェルは顔を引きつらせていた。キースはいつもの不愛想な顔がさらに、険しくなっている。きっと、ムカついているのだろう。
それにしても、呼び方があまりにもひどい。あの時の印象が強いようだけど、もう3年もたっているのだ。ここは、召喚主としてしっかりと注意をしなければならない。
「阿修羅丸。あの時から、もう3年もたっているんだ。普通に、名前で呼んでくれないかな? ………そうしないと、今日から晩御飯はキュウリ1本にするよ。」
「はぁーーー!? ふざけるな! 俺はペットじゃねーんだぞ! ………名前で呼べと言われても、こいつらの名前なんか知らねーよ。」
「あー、なるほど。つまり、名前を教えればちゃんと呼ぶっていうこと?」
「それはわからねーな。俺のハイセンスなあだ名で呼ぶかもしれないな?」
俺は半目で阿修羅丸を見た後、改めて4人の名前を教えた。
後日、注意深く観察していると、4人の呼び方は以下のとおりで落ち着いたらしい。
キル:赤髪
ジール:木人(ぼくじん)
ローウェル:チャラ介
キース:鉄仮面
「それにしても、従魔を貴族院内に放しておくのはまずいかな?」
俺の問いに答えてくれたのは、ローウェルだった。
放し飼いがまずければ、阿修羅丸の行動が制限されることになる。あまり、フラストレーションを溜めたくないんだけどな。
「うーん、どうだろうな。別に構わないと思うが………。とりあえず、阿修羅丸がアースの従魔だと認知されるように、しばらくの間連れ歩いておけばいいんじゃないか?」
「なるほどね。じゃあ、しばらくは抱っこするか肩にのせておくことにするよ。」
「………お、おう。」
ーー
明けましておめでとうございます。
読者の皆様。
昨年は、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで、楽しく連載を続けられました。
今年も何卒、よろしくお願いします。
そして、俺は隠すことが何もないと言わんばかりに堂々と、阿修羅丸を抱いて元の席に座った。
「さて、アース。確認だが、従魔法の才能に目覚めたというわけではないよな?」
「うん、もちろん。俺の属性に変わりはないよ。」
「ということは、今抱えているその面妖な生物はまさか………あの時の角の生えた御仁か?」
「そのとおり! この姿の名前は、阿修羅丸。あの姿では目立つと思って、普段はこのチャーミングな姿でいてもらっているよ。」
「「「「あの姿では目立つと思って、この姿になったのか(ッスか)?」」」」
おー、すごい! ハモったぞ! さすがは、幼馴染の主従関係だ。
だけど、何が疑問なのだろうか? あと、面妖な姿とは果たして誉め言葉だっただろうか?
「えーと、そのとおりだけど何か変かな?」
俺がそういうと、キルたちは何やら視線を交わし合って、微妙な表情で首を横に振った。
うーん。キルたちには、このチャーミングな姿がイマイチ伝わらなかったようだ。まあ、一緒にいればきっと伝わるだろう。
今はとりあえず挨拶をしよう。
「阿修羅丸。まずは、間接的な主であるキルを紹介するよ。キルはこの国の第二王子で、俺達の主でもあるよ。」
俺がそう紹介すると、先程の一件で不貞腐れていた阿修羅丸は、キルに流し目を送った。
「あ、阿修羅丸殿、お久しぶりです。改めて、あの時は救っていただきありがとうございます。」
「うん? あー、あの時の泣き虫役立たず似非赤王子か。」
その瞬間、キルの爽やかな笑みがピキッと固まった。
いや、待て待て待て。何だ、その失礼な呼び方は。まさかとは思うが、あの時も同じ王なことを言っていたわけではないよな?
「ちょっと、阿修羅丸! 何て失礼な呼び方をしているんだよ! まさかとは思うけど、3年前も同じような呼び方をしたわけではないよね?」
「あー、したんじゃねーか? よく覚えてねーな。」
すかさずキルの方を向くと、固まった笑顔のまま首を横に振った。
「え、似非赤王子は初めて言われた………。」
「おい、阿修羅丸! キルは、似非王子ではなくて本物の王子だよ! それに、役立たずでも泣き虫でもないよ!」
「いやー、あん時は役立たずで泣き虫だったぜ? そっちの木属性とチャラ男の方がよっぽど役に立ってたな。黒い騎士の方は、あんまり印象にねーな。というか、あん時いたか?」
「木属性って………でも、褒められたッス。」
「チャ、チャラ男………。」
「………。」
ジールは、褒められてうれしそうで、ローウェルは顔を引きつらせていた。キースはいつもの不愛想な顔がさらに、険しくなっている。きっと、ムカついているのだろう。
それにしても、呼び方があまりにもひどい。あの時の印象が強いようだけど、もう3年もたっているのだ。ここは、召喚主としてしっかりと注意をしなければならない。
「阿修羅丸。あの時から、もう3年もたっているんだ。普通に、名前で呼んでくれないかな? ………そうしないと、今日から晩御飯はキュウリ1本にするよ。」
「はぁーーー!? ふざけるな! 俺はペットじゃねーんだぞ! ………名前で呼べと言われても、こいつらの名前なんか知らねーよ。」
「あー、なるほど。つまり、名前を教えればちゃんと呼ぶっていうこと?」
「それはわからねーな。俺のハイセンスなあだ名で呼ぶかもしれないな?」
俺は半目で阿修羅丸を見た後、改めて4人の名前を教えた。
後日、注意深く観察していると、4人の呼び方は以下のとおりで落ち着いたらしい。
キル:赤髪
ジール:木人(ぼくじん)
ローウェル:チャラ介
キース:鉄仮面
「それにしても、従魔を貴族院内に放しておくのはまずいかな?」
俺の問いに答えてくれたのは、ローウェルだった。
放し飼いがまずければ、阿修羅丸の行動が制限されることになる。あまり、フラストレーションを溜めたくないんだけどな。
「うーん、どうだろうな。別に構わないと思うが………。とりあえず、阿修羅丸がアースの従魔だと認知されるように、しばらくの間連れ歩いておけばいいんじゃないか?」
「なるほどね。じゃあ、しばらくは抱っこするか肩にのせておくことにするよ。」
「………お、おう。」
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明けましておめでとうございます。
読者の皆様。
昨年は、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで、楽しく連載を続けられました。
今年も何卒、よろしくお願いします。
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