秘密の娘を身籠りましたが、御曹司の執着愛が強すぎる。逃げ切るつもりが、失敗した結果

桜城恋詠

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7・マジックミラー越しに、羞恥プレイ

※羞恥心を煽られて(2)

 まるで彼のモノがほしいと、熱望しているかのように――。

「ん! ん……っ!」
「いつまでも、未婚の母なんて……。不名誉な称号を名乗りたくはないだろう?」
「ひ、ぁ……っ。それ、指ぃ……っ」

 片平さんは愛液を滴らせる蜜口に指先を這わせると、グイッと一気に挿し込む。
 出し入れを繰り返そうとした彼は蜜肉が指先を締めつけて離さない様子を目にして、こちらに問いかけてきた。

「咥え込んで、離さないな。そんなに、これが好きか?」

 今なら混乱に乗じて、心の奥底にずっと沈めていた気持ちを、伝えられるかもしれない。

 ――武彦さんは、酷い人だ。

 私を愛していると言いながらも、自由を奪って、鳥かごの中へ閉じ込めようとする。

 だけど――。

 どうしても、嫌いにはなれなかった。
 憧れなんて言葉で、誤魔化していたけれど……。
 本当は私も、彼のことが好きだったから……。

「す、きぃ……っ。たけ、ひこ、さ……っ。クチュクチュって、もっと……!」

 もう、意地を張るのはやめよう。
 そうやって決めたら、全身が性感帯になったかのような錯覚に陥る。
 先程よりも神経が研ぎ澄まされて――気持ちいい。
 蜜壷の腟内で指先がかき混ぜられる度に、堪らない快楽が身体中を駆け巡った。

「今日は随分と、従順だな」
「ん……っ。イキ、そ……っ!」

 意識が遠のく中で、もう少しで達せそうだとうわ言を紡いだのはよくなかったのかも知れない。

「そうか。なら、もっと気持ちよくしてやる」
「ひ、ぁ……っ!」

 彼はそう宣言すると、秘部に顔を埋めたのだ。
 武彦さんは指先でトントンとノックを繰り返しながら、花開いた蕾を重点的に唇で弄ぶ。

「ぁ、あ……!」

 甘噛みしたり、舌で転がしたり。
 誰のものかわからぬ水音が響き渡る度に、私の声も上擦った。

「甘い、な……。もっと、食べたい……」
「ん……っ。好きなだけ……っ。味わい、尽くして……!」

 手錠によって自由を奪われているのが、不快で堪らなかった。
 もしも両手足がうまく使えたら、もっと気持ちよくしてほしいと、彼の頭をグイッと秘部へ押しつけられたのに――。
 私は四肢が自由に動かせぬ代わりに、腰を小刻みに震わせてより強い快楽を得ようと必死になる。

「お言葉に、甘えるとしよう」
「んん……!」

 彼は勢いよく抽送を繰り返していた指先を引き抜くと、もう一度一気に穿つ。
 その後、大きく蜜口を2本の指でくぱぁと開き、そこへ吸いついた。

「気持ち、い……っ!」

 ちゅうちゅうと愛液を飲み干されるたびに、全身が焼けるような熱を感じる。
 ぴちゃぴちゃと絶え間なく聞こえてくるいやらしい音は羞恥心を掻き立て、より強い快楽に苛まれた。

「こん、なの……っ。すぐ、イッちゃう……!」

 ――彼に余す所なく愛されるのが、嬉しい。
 そう素直に認めれば、こんなにも気持ちよくなれるんだ……。

「遠慮するな……。イけ……!」

 片平は私がすっかりと欲に溺れて抜け出せなくなったのをいいことに、正常な判断を奪うために秘芽をグリグリと指先で苛め抜く。

 その直後――。
 ただでさえ敏感になっていた身体はビクンと小刻みにしなり、チカチカと視界が爆ぜた。

「ん……っ! ぁ!」

 私は天にも登るような夢見心地な気分を味わいながら、与えられる快楽に酔い痴れた。

「は、ぁ……っ。は……」

 荒い息を吐き出しながら、くたりと寝台に四肢を投げ出す。
 その直後、私はその場から動いていないのに、ジャラジャラと鎖が擦れる音がした。

 一体どうしたのだろうかと不思議に思っていると、身体の自由を奪っていた拘束具が外された。

「片平、さ……?」

 私を捕らえて逃すつもりはないと言っておきながら、まさか解放してくるなど思いもしない。
 状況を飲み込めずに問いかけたところ、彼は指一本すらも動かせずに疲弊した己の身体を抱き上げ、リモコンのスイッチを押してロールカーテンを上昇させた。

「な、夏希……っ!?」

 不透明な布に覆い隠されていたのは、大きな窓だったらしい。
 隣の部屋の様子が観察できるようになっており、愛娘は子守を任された秘書さんと一緒に折り紙で千羽鶴を作っていた。

「夏希……!」

 彼に無理やり捕らえられてから、一度も夏希と会わせてもらえていない。
 薄いガラス越しにも姿が見られてほっと安心すると同時に、瞳からは涙が頬を伝って溢れ出す。

「何度呼びかけても、無駄だ。あちらからは、ただの壁があるようにしか見えていない」

 耳元で片平さんの説明を受けた私は、娘の名を呼ぶのは止めた。
 どうやらマジックミラーになっているようで、こちらがどんなに叫んだところで無意味らしい。
 ただ、あちらの音声はイヤホンを通じて拾えるようだ。
 彼は私の耳元へカプリと噛みつきはむはむと下唇で刺激しながら、それを装着してくれた。

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