秘密の娘を身籠りましたが、御曹司の執着愛が強すぎる。逃げ切るつもりが、失敗した結果

桜城恋詠

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8・約束

※愛し合う2人(2)

「ひゃ、ぅ!?」
「ちゃんと言わないと、一生このままだぞ?」

 秘芽を摘んで、全身に力が入ったら指先が離れて。
 熱を帯びた身体が冷え始めた頃、再び秘部をぐちゃぐちゃにかき回され
 る。
 その繰り返し。

「は、ぁ……っ。は……っ。はぁ……っ」

 まるで拷問のように永遠と続く寸止めを受け続けていると、だんだんと自分が何をすればいいのかすらもわからなくなる。
 頬は赤らみ、「気持ちよくなりたい」以外のことを考えられなくなり、早く彼のオスで蜜壷の中を穿ってほしいと願い始めてしまう。

「余裕のなさそうな顔だな……。快楽に蕩けきって、俺がほしくて堪らない……。そんな表情をしている……」
「や、らぁ……っ。言わ、ないでぇ……っ」

 快楽に屈した私の姿を観察していた彼は、満足そうにほくそ笑む。
 そんな夫に向かって恥ずかしがる余裕はあったが、それもいつまで持つかはわからない。

「希美は言葉責めが、大好きだからな……」
「そ、んなこと、な……っ!」
「ほら。また期待して、溢れ出した」
「んん……!」
「大洪水だな。ピチャピチャと、淫靡な音が聞こえてくる。いやらしい……」
「ん……っ。あ!」

 彼は蜜口に指先を挿入し、浅い場所で何度かピストン抽送を行う。
 すると、今まで感じたことのない快感に身体が打ち震えた。

「何、これぇ……っ。気持ち、い……!」
「あぁ……。Gスポットか……」
「ゃあ……っ。カリカリって、引っかかないでぇ……!」

 武彦さんはこちらの願い通り、指を挿入したまま動きを止めた。

「なんでぇ……? 意地悪、するの……?」

 早くイキたい。
 もっと気持ちよくなりたい。
 なのに、彼はいつまで経っても寸止めを繰り返し続ける。
 蜜肉で大きな指先をぎゅうぎゅうと締めつけて泣きじゃくれば、武彦さんは私の唇から望む言葉を引き出すためにこちらへ問いかけてきた。

「ここを擦って、もっと気持ちよくなりたいなら……。何を言えばいいか、わかるだろう」
「ぁ……!」

 武彦さんはどうしても私から「もっと気持ちよくなりたい」という願望を引き摺り出したいようだ。

「希美。俺に、教えてくれ。このあと、どうなりたいんだ?」

 普段の自分なら、絶対に彼の思い通りになんかなりたくないと、もっと抵抗していただろう。
 しかし、それが無意味だと知ってしまったら――。
 抗う必要などないと、唇は素直にさらなる快楽を求めて動き出す。

「もっ、と……っ。武彦さんのことしか考えられないくらいに、気持ち、よく……っ。なりたい……!」
「それから?」
「ぐちゃぐちゃに掻き回して、ちゃんとイカせてぇ……っ!」
「よくできました」

 彼は顔を真っ赤にして告げたこちらの懇願にようやく満足そうな笑みを浮かべると、望み通り浅い場所で指先の抽送を始めた。

「ん! あ……っ!」
「イけ」
「ん……っ。やっと、イけるぅ……! ぁ、あ……っ!」

 さんざん焦らされたあと、待ち望んでいた快感を得たからか。
 私の身体はあっさりと限界を迎え、ピクビクと全身を小刻みに震わせながら達してしまった。

「は、ぁ……」

 指先一つすらも動かせるようになるまで、随分と長い時間がかかる。

 ――気持ちよすぎて一瞬、意識……。
 失ってた……?

 そんな錯覚に陥りながらも余韻に浸っていたところ、己の髪を優しく手櫛で梳く彼の指先に心地よさを感じ、瞳がとろんと潤む。

「頑張ったな。偉いぞ」
「ん……」

 ふわふわと全身が宙に浮かんでいるかのような幸福感に包まれた私は、彼の様子がいつもと異なることに気づく。

 ――もしかして、今日はこれで終わりなの?

 普段であれば、こちらが快感の余韻に浸っている間に彼が準備を整え、1つになっていた。
 しかし――。

 せっかく相思相愛になれたのだ。
 されてばかりは、よくない。
 ずっと前からそうした気持ちがあったからこそ、今回は私が武彦さんを気持ちよくさせたかった。

「あ、の……。今日は、私が……!」
「希美が?」
「えっと……。頑張る、から……」
「へぇ?」

 彼は上半身を起こして気合を入れる私をじっと見つめ、口元を綻ばせた。

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