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思い出せない
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ゆうくんは
他の人からみて
かっこいいと言われることは
少ない
ごく稀に
かっこいい…?ってハテナ付きで
言われたことがあるだけだ
なんというか
かっこいいよりは
親しみやすいのだ
人を惹きつける魅力がある
そんなゆうくん
だから女子からは
「あいつはダメねw」
「そうそう、恋愛対象にはならないわ」
そんなことばっかり
だからかもしれない
男子にはモテモテだ
どこか女々しいところがある
ゆうくんは
男子から
「一緒にトイレ行こう」
「一緒に購買に行こう」
「一緒に帰ろう」
あんなに言われて
それでも一言も嫌だとは言わない
ゆうくんが書きかけていた
授業のノートは
ゆうくんが席を立った瞬間
黒板が綺麗に消されていた
それでもまた笑って
「いいよ、気にしないで」
だから男子はゆうくんが大好きだ
「ゆーうくん」
なぜかゆうくんだけは
クラスの中で君付けだ
他の男子は名字で呼ぶのに
ゆうくんは不思議な人だ
かすかな記憶に
ゆうくんは言っていた気がする
「普段笑ってない子が」
「笑っているところ」
「可愛いよね」
「あの子って笑うんだ」
「 」
最後の部分が
思い出せない
きっと私は嫌だった
聞きたくなかったから
忘れたフリをしてるだけ
ある男子が言った
「ここらへんの女子は皆ダセェ」
「可愛い女子いないかなぁ」
「俺はさぁ」
「どんなに可愛くなくても」
「性格のいい奴と付き合いたい」
それは女子へのフォロー?
ゆうくんの一言は
男子を盛大に笑わせた
「嘘だぁ」
「だってゆうくんのさ」
「彼女だった子小さくて可愛いし」
「性格めっちゃ悪かったじゃーん」
「やめろよぉ」
「それは黒歴史だから」
そういってもさ
ゆうくんはその子をまだ
好きなんでしょう?
その黒歴史は
あなたの愛おしい思い出なのでしょう?
ゆうくんの彼女だった人は
私は可愛いと思うのだが
性格が悪いので
皆からは、とにかく悪く言われる
それでも
好きなんだよね?
あの子のこと
身長もスタイルも
性格も頭の良さも
全部良かったら
ゆうくんは好きになってくれるか
そんなわけ
ない
部活内で
リアルに充実しちゃってます部員は
数多くいて
早く爆発しないかな
そんなことばかり思っている
このまま高校生活終わるのかな
1人を満喫しちゃってる部員は
私ともう1人の子だけ
「彼氏が出来ないんじゃない」
「つくらないだけ」
その子はそういったけど
私は?
「彼氏なんて恐れ多いです」
それが本心
ゆうくんが彼氏でもなったら
私は倒れるだろう
そう
片想いでいいんじゃないの?
付き合えても
付き合えなくても
どうせうまくいかない未来が
見えているんだ
ゆうくんが女子と会話している時
ゆうくんがクラスで発表する時
ゆうくんがまた笑う時
ゆうくんが女子から告白された時
「あの後輩可愛いよねぇ」
可愛いって
言ってる中で
私が
「めっちゃかっこいいんだよ」
「ゆうくんは」
そう言ってる
そんな自分がみじめで
恥ずかしい
ゆうくんの全ての姿に
なぜこんなにも
私がうろたえてしまうのか
「ごめんね」
「好きな人がいるんだ」
そう言って
告白された女の子に
丁寧に断る姿
なぜだろう
ゆうくんの片想いの人には
一生勝てない気がするんだ
ゆうくんと目が合わないよう
あえて見ないようにする
うろたえる姿みせたくないんだ
それなのに
どうしても視界に入る
お昼ご飯を食べ終わって水筒を片手に同じポーズをとっていた
目が合うんだ
そんなことあっちは気にしてないのにさ
バカみたいだよね
ゆうくんの名前が呼ばれるたびに
ゆうくんが私の机を横切るたびに
ゆうくんに笑いかけられるたびに
この恋を忘れたくないと願う
とても大切で
忘れたくなくて
忘れたら後悔しそうで
でも
もう諦めなきゃいけなくて
忘れなきゃいけなくて
忘れられなくても後悔しそうで
もうどうしたらいいのかな
ゆうくんを思い出せなくなれば
この恋を思い出せなくなれば
悩むことはないのかな
勝手に舞い上がって
勝手に落ち込んで
自分じゃないみたいだ
いっそ自分さえも思い出せなくなればいいんだ
それはきっと
辛くて悲しくて
だからもう少しだけ
片想いでいさせてください
この恋が終わるのは
ゆうくんに彼女が出来たら
ゆうくんの片想いが叶ったら
それが実現したのなら
私の片想いを思い出せないようにしよう
他の人からみて
かっこいいと言われることは
少ない
ごく稀に
かっこいい…?ってハテナ付きで
言われたことがあるだけだ
なんというか
かっこいいよりは
親しみやすいのだ
人を惹きつける魅力がある
そんなゆうくん
だから女子からは
「あいつはダメねw」
「そうそう、恋愛対象にはならないわ」
そんなことばっかり
だからかもしれない
男子にはモテモテだ
どこか女々しいところがある
ゆうくんは
男子から
「一緒にトイレ行こう」
「一緒に購買に行こう」
「一緒に帰ろう」
あんなに言われて
それでも一言も嫌だとは言わない
ゆうくんが書きかけていた
授業のノートは
ゆうくんが席を立った瞬間
黒板が綺麗に消されていた
それでもまた笑って
「いいよ、気にしないで」
だから男子はゆうくんが大好きだ
「ゆーうくん」
なぜかゆうくんだけは
クラスの中で君付けだ
他の男子は名字で呼ぶのに
ゆうくんは不思議な人だ
かすかな記憶に
ゆうくんは言っていた気がする
「普段笑ってない子が」
「笑っているところ」
「可愛いよね」
「あの子って笑うんだ」
「 」
最後の部分が
思い出せない
きっと私は嫌だった
聞きたくなかったから
忘れたフリをしてるだけ
ある男子が言った
「ここらへんの女子は皆ダセェ」
「可愛い女子いないかなぁ」
「俺はさぁ」
「どんなに可愛くなくても」
「性格のいい奴と付き合いたい」
それは女子へのフォロー?
ゆうくんの一言は
男子を盛大に笑わせた
「嘘だぁ」
「だってゆうくんのさ」
「彼女だった子小さくて可愛いし」
「性格めっちゃ悪かったじゃーん」
「やめろよぉ」
「それは黒歴史だから」
そういってもさ
ゆうくんはその子をまだ
好きなんでしょう?
その黒歴史は
あなたの愛おしい思い出なのでしょう?
ゆうくんの彼女だった人は
私は可愛いと思うのだが
性格が悪いので
皆からは、とにかく悪く言われる
それでも
好きなんだよね?
あの子のこと
身長もスタイルも
性格も頭の良さも
全部良かったら
ゆうくんは好きになってくれるか
そんなわけ
ない
部活内で
リアルに充実しちゃってます部員は
数多くいて
早く爆発しないかな
そんなことばかり思っている
このまま高校生活終わるのかな
1人を満喫しちゃってる部員は
私ともう1人の子だけ
「彼氏が出来ないんじゃない」
「つくらないだけ」
その子はそういったけど
私は?
「彼氏なんて恐れ多いです」
それが本心
ゆうくんが彼氏でもなったら
私は倒れるだろう
そう
片想いでいいんじゃないの?
付き合えても
付き合えなくても
どうせうまくいかない未来が
見えているんだ
ゆうくんが女子と会話している時
ゆうくんがクラスで発表する時
ゆうくんがまた笑う時
ゆうくんが女子から告白された時
「あの後輩可愛いよねぇ」
可愛いって
言ってる中で
私が
「めっちゃかっこいいんだよ」
「ゆうくんは」
そう言ってる
そんな自分がみじめで
恥ずかしい
ゆうくんの全ての姿に
なぜこんなにも
私がうろたえてしまうのか
「ごめんね」
「好きな人がいるんだ」
そう言って
告白された女の子に
丁寧に断る姿
なぜだろう
ゆうくんの片想いの人には
一生勝てない気がするんだ
ゆうくんと目が合わないよう
あえて見ないようにする
うろたえる姿みせたくないんだ
それなのに
どうしても視界に入る
お昼ご飯を食べ終わって水筒を片手に同じポーズをとっていた
目が合うんだ
そんなことあっちは気にしてないのにさ
バカみたいだよね
ゆうくんの名前が呼ばれるたびに
ゆうくんが私の机を横切るたびに
ゆうくんに笑いかけられるたびに
この恋を忘れたくないと願う
とても大切で
忘れたくなくて
忘れたら後悔しそうで
でも
もう諦めなきゃいけなくて
忘れなきゃいけなくて
忘れられなくても後悔しそうで
もうどうしたらいいのかな
ゆうくんを思い出せなくなれば
この恋を思い出せなくなれば
悩むことはないのかな
勝手に舞い上がって
勝手に落ち込んで
自分じゃないみたいだ
いっそ自分さえも思い出せなくなればいいんだ
それはきっと
辛くて悲しくて
だからもう少しだけ
片想いでいさせてください
この恋が終わるのは
ゆうくんに彼女が出来たら
ゆうくんの片想いが叶ったら
それが実現したのなら
私の片想いを思い出せないようにしよう
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