ホモ(?)とレズ(?)の片想い

じゅの助

文字の大きさ
27 / 53

全くもって 人生ってわからない

しおりを挟む
疲れたから

昼寝をしていた


部活が終わった後は


もう疲労が溜まって


勉強しなきゃなとか


二者面談あったなとか


なんだか人生が


忙しすぎて



大人に言わせれば

「それが学生ってもんだ」


とか平然に言われても



子供から言わせれば

「大人ってズルいよね」


そうやって逃げることが出来るでしょ?




逃げることが出来ないのに


もがいて



もがいて


結局逃げれなくて



立ち向かっても



情けない姿になって








こんな人生が続くのか


そんなのは大変だろう








今日も試合があったらしい


女子だと聞いていたけれど


部活が終わってからでは


もう試合も終わっていた







どこかで道を間違えた


そんな


そんな気がする


なんだか


間違えだらけ



ああ


もう


イライラするよ


自分にイライラしている


















「泣かないで」



「君が泣いたら」



「俺も辛い」



「だから泣かないで」



「笑っていてよ」




はにかんで笑って言ってくれた


あの人を思い出した









ゆうくんじゃなかった


私が好きだった人




その人が




部活の帰りに




車に乗っていた私と


自転車に乗っているあの人が


信号で交差して止まって



不思議そうに


私を見ていた



車のガラスなんて


あっちからは見えないだろうと


私は


ずっと自転車に乗ったあの人を見ていた




雨が降っているのに


ずぶ濡れの君を



そうか



ゆうくんが似ていたんだ





あの人は


ずぶ濡れの雨の中でも



とても


とても


強かった




濡れていることなど


気にもせずに


笑っていたんだ




まるで

小さい太陽のように



ゆうくんのことを思い出す



小さい太陽のように笑っていたこと




でも

違うんだよね



私が好きだったあの人は

いつでもお昼の太陽のように

キラキラと光を照らすの


でもゆうくんは


太陽でも

まるで夕陽のように


静かに光を照らすの




なんで

ここまで来て


あの人が思い出されたのか


私が1番人生の中で


 好きなんだろうなと思っていたあの人



そんな魅力的なあの人のことを



ずっと忘れていた私



 


全くもって 人生はよくわからない




私がゆうくんを認識したのは


疲れていた私が
キラキラ輝いて楽しそうに走るゆうくんを見たから

あまりにも
私とは違う人だから



私がゆうくんを意識したのは
運動会での言葉


「抱き締めてくれないのかな」


その一言は


疲れていた私の価値観を変えた


冗談だとは分かっていたけど


そうやって笑って言ってくれる人は

そうやって絡まっていた鎖をほどいた人は

ゆうくんだったから



それから


ゆうくんを


好きだなぁって思えてきて


でもこれが


本当に恋愛感情なのか分からなくて



ただ

ゆうくんがかっこいいだけ


ゆうくんはモテるから


私はあなたと話す機会は無いし





机を一緒に運んでくれたこと


あのときは当たり前だと思っていたけど


そんなわけ


無かったよ


誰でも一緒に運んでくれるわけじゃなくて


ただ

ゆうくんが優しかっただけ




ああ


もう




ゆうくんが




ゆうくんを




振り向かせるには弱い


私はとても弱い















しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。

しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。 私たち夫婦には娘が1人。 愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。 だけど娘が選んだのは夫の方だった。 失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。 事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。 再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。

王宮に薬を届けに行ったなら

佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。 カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。 この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。 慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。 弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。 「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」 驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。 「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」 ※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...