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愛するがゆえに
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愛するがゆえに
彼の負担にならないように
彼を悩ませないように
その誠実なお心遣いが彼との距離を近づかせると信じています
焦らないでください
押したら引く
引いたら押す
どこかで
そんなアドバイスを聞いた
何だが
正論だけど
正論だけど
モヤモヤする
フラレることを
考えるな
そうやって
1ヶ月過ごしてきたけど
やっぱり
駄目なんだ
昨日
ゆうくんと
ゆうくんの片想いの人が
付き合う
そんな夢をみた
皆が
「お似合いだね」
そう祝福した
私も
「お似合いだね」
そう言うしかなかった
起きたとき
まだ朝の4時で
人生で最も
目覚めの悪い朝だった
何かから追われる夢より
何かから殺される夢より
何かから裏切られる夢より
何かから見放される夢より
怖い夢だった
現実に近い夢は
1番怖い
まるで
本当に起こる出来事のようで
今日もまた
不眠症だ
愛するがゆえに
ゆうくんに告白をするという行動に出て
彼の負担になった
彼を悩ませることになった
不誠実な心遣いがゆうくんとの距離を遠ざけた
焦らないでなんて
綺麗事で
押してダメなら
引いてみたって
きっとゆうくんには気づかれもしない
あーあ
私はとても性格がひねくれているのでしょう
こんなやつ
自分自身が嫌になる
何からも
逃げようとする自分
嫌いなくせに
直そうとしない
いつだって自分が正しいと思って
人とは違うことをしたくて
頭が固くて融通が利かなくて
それなのに
周りからは良いやつとか言われて
そんな事ナイノニ
こんな自分キライデショ
だったら
隠さないとね
こんな
こんな
醜い私は嫌い
でも
隠したところで
残るのは何?
薄っぺらい友情?
話がつまらない学校?
味気のない家庭?
そんなのも
嫌だ
醜い私のことを
「良いやつだなぁ、面白いやつだなぁ」
話しかけてくれるクラスメート
「貴女とルームシェアがしたい」
重すぎる愛情の病んでるあの子
「これからも親友でいよう」
固く誓った一生の親友
「泣かないで」
「いつだって君には笑っていてほしい」
慰めてくれた初恋の優しい人
「いつだって味方で」
「いつだって仲間」
冗談まじりの励ましをくれた部活の人達
お父さんはいつも幸せそうだねって言うと
「だって家族がいるから」
ニコニコ笑っていてくれる
お母さんはいつも忙しそうだねって言うと
「だって家族が待っているから」
やれやれとため息をつく
お姉ちゃんはいつも楽しそうだねって言うと
「だって家族と一緒だから」
能天気にはしゃいでいる
「本当に俺?」
「ありがとう」
暖かいゆうくんの手は
私のチョコを受け取ってくれた
それだけで
それだけで
私をこんなにも想ってくれる人がいるだけで
ゆうくんが
私を嫌いでも
これから1年クラスが一緒だとしても
「そんな事もあったね」
なんて
笑い合える人生なら
私は
私自身を
隠さないで
生きていける
彼の負担にならないように
彼を悩ませないように
その誠実なお心遣いが彼との距離を近づかせると信じています
焦らないでください
押したら引く
引いたら押す
どこかで
そんなアドバイスを聞いた
何だが
正論だけど
正論だけど
モヤモヤする
フラレることを
考えるな
そうやって
1ヶ月過ごしてきたけど
やっぱり
駄目なんだ
昨日
ゆうくんと
ゆうくんの片想いの人が
付き合う
そんな夢をみた
皆が
「お似合いだね」
そう祝福した
私も
「お似合いだね」
そう言うしかなかった
起きたとき
まだ朝の4時で
人生で最も
目覚めの悪い朝だった
何かから追われる夢より
何かから殺される夢より
何かから裏切られる夢より
何かから見放される夢より
怖い夢だった
現実に近い夢は
1番怖い
まるで
本当に起こる出来事のようで
今日もまた
不眠症だ
愛するがゆえに
ゆうくんに告白をするという行動に出て
彼の負担になった
彼を悩ませることになった
不誠実な心遣いがゆうくんとの距離を遠ざけた
焦らないでなんて
綺麗事で
押してダメなら
引いてみたって
きっとゆうくんには気づかれもしない
あーあ
私はとても性格がひねくれているのでしょう
こんなやつ
自分自身が嫌になる
何からも
逃げようとする自分
嫌いなくせに
直そうとしない
いつだって自分が正しいと思って
人とは違うことをしたくて
頭が固くて融通が利かなくて
それなのに
周りからは良いやつとか言われて
そんな事ナイノニ
こんな自分キライデショ
だったら
隠さないとね
こんな
こんな
醜い私は嫌い
でも
隠したところで
残るのは何?
薄っぺらい友情?
話がつまらない学校?
味気のない家庭?
そんなのも
嫌だ
醜い私のことを
「良いやつだなぁ、面白いやつだなぁ」
話しかけてくれるクラスメート
「貴女とルームシェアがしたい」
重すぎる愛情の病んでるあの子
「これからも親友でいよう」
固く誓った一生の親友
「泣かないで」
「いつだって君には笑っていてほしい」
慰めてくれた初恋の優しい人
「いつだって味方で」
「いつだって仲間」
冗談まじりの励ましをくれた部活の人達
お父さんはいつも幸せそうだねって言うと
「だって家族がいるから」
ニコニコ笑っていてくれる
お母さんはいつも忙しそうだねって言うと
「だって家族が待っているから」
やれやれとため息をつく
お姉ちゃんはいつも楽しそうだねって言うと
「だって家族と一緒だから」
能天気にはしゃいでいる
「本当に俺?」
「ありがとう」
暖かいゆうくんの手は
私のチョコを受け取ってくれた
それだけで
それだけで
私をこんなにも想ってくれる人がいるだけで
ゆうくんが
私を嫌いでも
これから1年クラスが一緒だとしても
「そんな事もあったね」
なんて
笑い合える人生なら
私は
私自身を
隠さないで
生きていける
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