異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

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第3章『双子の少女を救出する事にした』

勉強会と微笑ましい光景

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「それじゃあイリーナ、最初の問題だ」
「モンスターというのは何処にでも出現…ポップはするか?」
俺は教鞭の様な棒でイリーナを指す

「いや、街の中や一部例外でポップしない」
「理由は街の中心から結界が貼られていてその結界の中にはモンスターはポップしなくなる、だから何かの手違いで街の中にポップする事になっても大丈夫な様に街の中心に城が建てられるケースが多い」

「満点回答だ、流石だイリーナ」 
イリーナの頭を撫でる、すると長く綺麗な髪を指で絡める

「次の問題だドーラ、では結界が貼られていない箇所ではドラゴンやこの前の骸の王リッチーはポップするか?」
次はドーラに教鞭を向ける

「ポップする事はありますが…基本的にポップする事はあまり無いっす」
「理由としては、そういった強力なモンスターがポップするのには空気中に滞空する魔力を大量に消費するっす、だから強力なモンスターがポップするのは空気中に魔力が溢れている魔族の大陸『ヘルヘイム』でポップするっす、まぁ極希にドラゴン等が洞窟等でポップする事も無くはないっすけどね」

「ドーラも正解だ、二人とも良く勉強してるな」
ドーラの頭を撫でようとした時
ドーラは被っていた帽子を自分から脱いで撫でやすくする
……可愛いやつだな

次はアルカ…にしようとしたがここでアルカが間違えたら撫でられない
ていうか撫でてほしそうにこちらを見ている
……ヒントを出すか

「ポップするのは完全にランダムという訳では無い」
「その地域や地形に合わせたモンスターがポップするのが普通だ、例えば…森では一角兎ホーンラビット、草原等の見晴らしが良い所ではブレインファルコン、洞窟等ではボーンバッドとかだな、まぁ例外として小鬼ゴブリンやスライム等の弱小モンスターは魔力さえあればどこでもポップするのもいる」
「そして、そういった感じでポップしたモンスターはにそこから移動することは出来ない、仮に移動したとしてもその環境に適応できずに死ぬからな…まぁ縄張り争い等の理由もあるが今は省こう」

そこで俺はアルカに教鞭を向ける
「それじゃあアルカ、死霊ゴーストがポップするのは?」

アルカは少し俯き自信なさげに答える
「……墓地や廃館等のあまり人が寄り付かなそうなところですか?」

「自信を持って答えて欲しかったが…正解だ」
死霊ゴーストやゾンビはそういった所にポップする」
俺は正解の御褒美にアルカを撫でるとアルカは満足そうな顔をする

「先ほど基本的にポップしたらそこから移動はしないと言ったが例外も存在する」
「アルカも以前エンカウントしたから解るだろ?ヨロイスネークの事だ、あぁいった普通のモンスターよりも強い奴はポップしたところから出ても生き残れるんだ…まぁモンスターの体制にもよるけどな」

「それじゃあ、今回の廃館死霊ゴーストの除霊が★Ⅶに上がった理由が解るか?」
俺がそう言うと三人全員解ったようだ

「じゃあ声を合わせて言ってみな」
「はい、せーのっ」
俺が手拍子する

「生き残れる位強いモンスターが廃館に移動してきたから」
「生息地を出ても大丈夫な奴が来たんっすね」
「★が二つ上がる程の強いモンスターが移動してきたから」
う~ん…ここはお約束で全員同じ回答が来るはずだが、全員間違ってないからな
ちなみに、俺は三人同時に話されても良い様に常日頃から『豊聡耳ヒステリックイヤー』 によって聞き分けている

「全員正解、花丸回答だ」
俺がそう言うと三人とも顔を見合わせ喜ぶ

「しかし…意外だな」
イリーナが喜ぶのを辞めて少し難しい顔をする

「いつものユート殿ならばこういうのは避けていたと思うんだが……」
まぁ確かにいつもならこういうのは避けるんだが…今回は事情が違うのだ

「アルカ、このクエストの報酬を知ってるか?」
俺はアルカに教鞭を向ける

「え?…えっ~と…確か銀貨二十枚とポーション1ダースでしたっけ?」
アルカは頭に手を当て必死に思い出す

「その通りだ、凄いなアルカは」
俺はアルカの頭をわしゃわしゃする

「ユートぉ…激しいですよォ…」
アルカはくすぐったいのかクスクスと笑いながら言う

「ユート様、まさかそれだけの為に行くんすか?」
確かにこれだけの報酬で俺が出向く訳がないだろう

「ドーラよ忘れてないか?このクエストは★が二つ上がっている事を…」
「なんと、このクエストをクリアしたらこの館を貰えるのだ!!」
俺がそう言いながら天高く拳をあげる

「随分と豪華になったっすね!裏がありそうっす!」
ドーラの言葉を包まない所は相変わらずだな……

「このクエストというのは元々ある貴族がこの廃館を森の奥底で見つけたんだ、そしてその館を気に入り買ったのは良いものの、そこは死霊ゴースト溢れる正に幽霊屋敷だったのさ、でも買うのに使ったお金が勿体無いという事でギルドに除霊を依頼したって訳だ」
「だが、その貴族がこの今回★が上がる原因になった話を聞いた途端にこんな館はいらんって言い出したんだ」
「そこでその貴族はこの館の死霊ゴーストを全て除霊して、その謎の強モンスターを倒した奴に館をプレゼントするって事になったのさ」

今の俺にとったら正直に言ってナイスタイミングだ
ちょうど広い家を買おうと考えていたところなんだ
それを無料で手に入れられるなら最高だ

「つまりユート殿は安価…と言うよりも無料で家が手に入るから行くって事で良いんだな?」
まぁざっくりとまとめると、そんな感じだな

「という理由で俺は明日から出発する」
「もし一日で終わらなかったら泊まり込みで作業するから…後お前らは来ちゃダメだからな」
先に釘を刺しておいた

「え!?何でですかユート!」
「そうっすよ!心配っす!」
「ユート殿!もしユート殿の見に何かがあったら…」
俺は良い嫁を持ったなぁ……
まぁ…ダメなものはダメだが

「お腹の子に何かあったらどうするんだ?流石に死んだ胎児を治す魔法なんて俺は持ち合わせていないからな」
そう言うと全員しょんぼりとした顔をする

「……あっ~わかったわかった!帰ったらたくさん愛してやるから我慢しろ」
そう言うと全員が頬を赤らめる
さっきから思ってたんだが…リアクションのタイミングがほぼ同じだな
微笑ましいかぎりだ
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