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第3章『双子の少女を救出する事にした』
抜刀術と地獄の番犬ケルベロス
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翌朝
宿を出た俺は駆け足で館に向かう
夜に行くのも雰囲気が出て良いと思うが…
死霊系は夜になると力が増すからなぁ仕方ない
しばらく走ったところで迷いの森とは真逆の方向に森が見えてくる
現在この森には名前が無い、件の貴族はこの森ごと買ったからだ
私有地になる前は『禁忌の森』と呼ばれていたがその貴族は名前が気に入らないとの事で名前が消されたのだ
この森の広さは…八十平方キロメートル位か?
俺からしてみれば何とも馬鹿らしい話だ、そこまでして買った物を容易く人に譲り渡すのは…金持ちの道楽って事にしておくか…
俺は早速森の中へ入る
早速五匹程の一角兎のお出迎えか…まぁ楽勝だな
俺は無限収納から鏡花水月を取り出す
「ふぅー…」
俺は呼吸を整え居合の構えをとる
『抜刀術ー忍冬ー』
約200kmを超える速さで刀を抜き相手を斬る技の一つ
忍冬は斬った箇所から凍らせるという、万が一仕留め損なった場合の保険もある
これで確実に殺せるのだ
「俺はあっちの世界では居合道を経験してたからな」
「確か五段まで取って飽きたんだっけな?」
俺は一角兎の死体を無限収納の中に入れる
「この技は殺した奴の冷凍保存も兼ねる事が出来るからな…しばらくはこれで行くか」
俺は森の奥の方へと入っていった
少し様子が変だな
館に向かう程強いモンスターが出てくるぞ……
俺はエンカウントした奴は片っ端から斬り飛ばしてるから森の外に漏れ出すことはないと思うが…流石にこの数は異常だ
一体殺したら二体出てくる…しかもおかしいのはそれだけでは無い
たまに人や他の動物を襲わない草食のモンスターにもエンカウントする事に俺は違和感を覚えていた
「これだけモンスターがポップしてるのに…なんでこいつらは無傷なんだ?」
そして、二~三時間経った頃ようやく館に到着した
「はぁ…はぁ…一体どうなってやがる…見立てでは一時間くらいで着くと思ったんだが…」
「はぁ…少しは落ち着いたし行くか、流石に落ち着いてないと抜刀術のキレが悪くなるからな」
「しかし…デカい館だなぁ…十…いや二十人は余裕で暮らせるな」
俺は館の中に入ると頭の中に声が流れ込んでくる
『出ていけ…出ていけ……』
「うぉっ?!びっくりしたな…」
俺が驚いている隙に目の前から分厚い本が二冊程飛んできた
「ポルターガイストってヤツか!?」
俺は一冊目の本を水月で斬り捨て二冊目を鞘で叩き落とす
凌いだと思ったその時
三冊目が飛んできた、俺の体制は不安定で対処できそうになかった
三冊目の本が俺の顔面にぶち当たる
「ぐぉ~!いってぇ~!」
鼻血が出てくる
俺は鼻血を手で拭う
そして、また声が聞こえてくる
『出ていけ…出ていけ……』
「くそっ!こういう役目は俺じゃなくてアルカやドーラの筈だ」
「出ていくかよ!お前が今回のボスって事だろ?早く出て来いよ!」
俺がそう言うと廊下のロウソクに火が灯る
まるで俺を誘う様に……
「この先にいるって事か?…行くか…」
俺はその誘いに乗ることにした
と言うより行かない理由がない
面倒な相手は先に片付けるのが吉だからな
誘われた先は図書室であった
端の方が見えない…外観よりも広いんじゃないか?
「私の館に何の用かしら?早急に出ていって欲しいのだけれど…」
後ろから不意に声を掛けられる
俺は直ぐに距離を取る
見た目は可愛らしい女の子であった
その手には犬のぬいぐるみを持っている
「俺が知る限りお前の館じゃないと思うが?」
「ん?だってこの館は私が生前に住んでいた所よ?私の者じゃない」
「あなたは何なの?この前も変な人が来たからちょっと眠らせて森の外に帰したんだけど…あなたはそういう訳にはいかないんだ」
「ここに来るまでに私の可愛い眷属達をたくさん殺してるしね」
濃い殺気を感じる
見た目は如何にも箱入り娘のお嬢様って感じだがこの殺気は…パサルレベルか…
「俺は冒険者のユート、まぁクエストでこの館にいる死霊の除霊と…お前を倒しに来たんだ」
そう言うと殺気がさらに濃厚になる
「ふ~ん…じゃあ死んで」
女の子が手に持っていたぬいぐるみを投げるとぬいぐるみはどんどん大きくなり姿が変化する
「私の可愛い眷属の一匹の『ケールちゃん』だよ」
「たくさん遊んであげるよ…死ぬまでね」
数十メートルの巨体に三つの首…
口からは黒い炎が溢れていて、その炎に触れたら燃やし尽くされそうだ
「ケールちゃんって…ケルベロスの事かよ」
地獄の番犬ケルベロス…
結構面倒な事になりそうだ
宿を出た俺は駆け足で館に向かう
夜に行くのも雰囲気が出て良いと思うが…
死霊系は夜になると力が増すからなぁ仕方ない
しばらく走ったところで迷いの森とは真逆の方向に森が見えてくる
現在この森には名前が無い、件の貴族はこの森ごと買ったからだ
私有地になる前は『禁忌の森』と呼ばれていたがその貴族は名前が気に入らないとの事で名前が消されたのだ
この森の広さは…八十平方キロメートル位か?
俺からしてみれば何とも馬鹿らしい話だ、そこまでして買った物を容易く人に譲り渡すのは…金持ちの道楽って事にしておくか…
俺は早速森の中へ入る
早速五匹程の一角兎のお出迎えか…まぁ楽勝だな
俺は無限収納から鏡花水月を取り出す
「ふぅー…」
俺は呼吸を整え居合の構えをとる
『抜刀術ー忍冬ー』
約200kmを超える速さで刀を抜き相手を斬る技の一つ
忍冬は斬った箇所から凍らせるという、万が一仕留め損なった場合の保険もある
これで確実に殺せるのだ
「俺はあっちの世界では居合道を経験してたからな」
「確か五段まで取って飽きたんだっけな?」
俺は一角兎の死体を無限収納の中に入れる
「この技は殺した奴の冷凍保存も兼ねる事が出来るからな…しばらくはこれで行くか」
俺は森の奥の方へと入っていった
少し様子が変だな
館に向かう程強いモンスターが出てくるぞ……
俺はエンカウントした奴は片っ端から斬り飛ばしてるから森の外に漏れ出すことはないと思うが…流石にこの数は異常だ
一体殺したら二体出てくる…しかもおかしいのはそれだけでは無い
たまに人や他の動物を襲わない草食のモンスターにもエンカウントする事に俺は違和感を覚えていた
「これだけモンスターがポップしてるのに…なんでこいつらは無傷なんだ?」
そして、二~三時間経った頃ようやく館に到着した
「はぁ…はぁ…一体どうなってやがる…見立てでは一時間くらいで着くと思ったんだが…」
「はぁ…少しは落ち着いたし行くか、流石に落ち着いてないと抜刀術のキレが悪くなるからな」
「しかし…デカい館だなぁ…十…いや二十人は余裕で暮らせるな」
俺は館の中に入ると頭の中に声が流れ込んでくる
『出ていけ…出ていけ……』
「うぉっ?!びっくりしたな…」
俺が驚いている隙に目の前から分厚い本が二冊程飛んできた
「ポルターガイストってヤツか!?」
俺は一冊目の本を水月で斬り捨て二冊目を鞘で叩き落とす
凌いだと思ったその時
三冊目が飛んできた、俺の体制は不安定で対処できそうになかった
三冊目の本が俺の顔面にぶち当たる
「ぐぉ~!いってぇ~!」
鼻血が出てくる
俺は鼻血を手で拭う
そして、また声が聞こえてくる
『出ていけ…出ていけ……』
「くそっ!こういう役目は俺じゃなくてアルカやドーラの筈だ」
「出ていくかよ!お前が今回のボスって事だろ?早く出て来いよ!」
俺がそう言うと廊下のロウソクに火が灯る
まるで俺を誘う様に……
「この先にいるって事か?…行くか…」
俺はその誘いに乗ることにした
と言うより行かない理由がない
面倒な相手は先に片付けるのが吉だからな
誘われた先は図書室であった
端の方が見えない…外観よりも広いんじゃないか?
「私の館に何の用かしら?早急に出ていって欲しいのだけれど…」
後ろから不意に声を掛けられる
俺は直ぐに距離を取る
見た目は可愛らしい女の子であった
その手には犬のぬいぐるみを持っている
「俺が知る限りお前の館じゃないと思うが?」
「ん?だってこの館は私が生前に住んでいた所よ?私の者じゃない」
「あなたは何なの?この前も変な人が来たからちょっと眠らせて森の外に帰したんだけど…あなたはそういう訳にはいかないんだ」
「ここに来るまでに私の可愛い眷属達をたくさん殺してるしね」
濃い殺気を感じる
見た目は如何にも箱入り娘のお嬢様って感じだがこの殺気は…パサルレベルか…
「俺は冒険者のユート、まぁクエストでこの館にいる死霊の除霊と…お前を倒しに来たんだ」
そう言うと殺気がさらに濃厚になる
「ふ~ん…じゃあ死んで」
女の子が手に持っていたぬいぐるみを投げるとぬいぐるみはどんどん大きくなり姿が変化する
「私の可愛い眷属の一匹の『ケールちゃん』だよ」
「たくさん遊んであげるよ…死ぬまでね」
数十メートルの巨体に三つの首…
口からは黒い炎が溢れていて、その炎に触れたら燃やし尽くされそうだ
「ケールちゃんって…ケルベロスの事かよ」
地獄の番犬ケルベロス…
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