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第4章『猫耳貴族を復興させる事にした』
イカサマの正体と特別対価
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【第二ゲーム・親クロウディア】
残りチップ
ユート&アルカ→11枚
パサル&ゼロ→7枚
クロウディア&オウミ→6枚
まき→3枚
「それじゃあ…今度は3枚賭けるとするかのぅ…」
クロウディアはそう言って参加料と賭け金3枚を出す
その後、第一ゲームと同じ様に、まき以外は3枚を賭ける
「ん? どうしたのじゃ? 主は3枚賭けんのか?…っと書けるチップがないんじゃったなぁ、ぷーくすくす」
クロウディアはそう言ってわざとらしく挑発をする…こんな挑発に乗るのはまんま素人か…ムキになりやすいバカだけである
「……2枚賭けます」
まきは顔を真っ赤にしながらチップを参加料含め3枚出す
「それじゃあ、投げるぞ?」
クロウディアは第一ゲームと同じ様に額に手を当てて念じる素振りを見せた後に、茶碗の中にサイコロを投げる
そして、サイコロが止まると…やはり役が揃っていた
【五】【四】【六】出目は『シゴロ』
「『アラシ』などを出さんでもこれで勝てるからのぅ…余裕の勝利じゃな」
クロウディアはそう言って茶碗をユートに回す…
クロウディアが行っているイカサマ…それは場合によっては幼稚園児でも思い付く単純なものであった
それは【糸引き】と呼ばれるイカサマである
サイコロの出したい面の隣の面に強く引っ張れば切れてしまう程極細の糸を付け、目が決まる瞬間に糸を引っ張る
そうすれば極自然に出したい出目を出せるというものである
クロウディアは額に手を当てるこの動作の際に三つのサイコロに糸を付け、最後のパサル達が振ったあとに糸を強く引き、糸を切っていたのだ
その後、同様の手口でユートとパサルに自身と同じ役を作り、遂にまきの手番となる
だが…まきは目の前にあるサイコロ入りの茶碗を凝視したまま動かなくなる
「どうしたのじゃ? 早く振らんか…夜が開けてしまうぞ?」
クロウディアは先程と同じ様に安い挑発をするが…急にまきに睨まれたクロウディアは一瞬固まるが、直ぐに姿勢を立て直す
「……回りくどいイカサマをしますね…」
「まぁ……私はゲームに関しては…大胆にいきますよ?」
そう呟いた後、まきはサイコロを手に取り念じるように額に手を当てる
「な…なんじゃ? 妾と同じ事をすれば役が出るとでも思っとるのか?」
クロウディアは内心焦りに焦りまくっていた…気付かれたのではないか…同じイカサマを使われるのではないか…
だが、クロウディアの不安はまったくの無意味であった
なぜなら…まきはイカサマの正体にも、イカサマを使われている事にすらまだ気付けていないのだ
要するに…まきの先程の言葉は、単なるブラフであった
「ふぅ…いきますよ……」
まきはそう言ってサイコロを振る…だが、ユート達は薄々まきに起こったある変化を感じ取っていた
チロンチロンと鳴り響く茶碗、先程と変わらない
そして止まる…ここまでは何も変わらない普通のチンチロリンである
だが…止まった出目は…一気にユート達を絶望へ叩き込んだ
【一】【一】【一】出目は『ピンゾロ』
「そんな…こんなの…有り得るわけが……」
ユート達は思い思いの言葉を口から零す
「それでは…全員私に10枚のチップを渡してください」
「……あぁ、全員もう払えないのですか…では仕方ありませんね…特別対価で支払ってもらいましょう」
まきはそう言って指を弾くと…テーブルの上に小さな魔法陣が浮かび上がり、そこに小さな女の子が現れた
「どうも~…遊戯神のテノールで~す」
「あ~れ~? ユートさんじゃないですか~…もしかして負けちゃったんですか~? 随分と情けないですね~」
小さな女の子の正体は遊戯神であった
「まだ負けてねぇよ…ただちょっとツマづいただけだ…直ぐに巻き返すさ」
ユートはそう言ってハエを払う様にシッシと手を動かすとテノールは頬を膨らませて不貞腐れる
「あ…あの~…テノール様…特別対価の撤収をお願いします…」
まきはそんな二人のやりとりを見ていて、微笑ましいと思ったのかニコニコとした顔をしてテノールに頼む
「はいは~い…さっさと仕事は終わらせるに限りますからね~」
テノールはそう言って手を振りかざすと…ユートとクロウディア、パサルの身体が光り始める
そして、光が収まるが…特に何も変化が無いように見えた
(ただあえて言うのであれば…座高がアルカ位まで縮んだ様な気がしなくもない…)
ユートは少し気分が悪くなったのか…席から立ち上がろうとした時…何故か転んでしまった
「ユート…ですよね?」
アルカにそう聞かれる…当たり前だろ、と答えるがアルカの表情は不思議そうなものであった
ユートは何かと思い両の手を見ると…手が少し小さくなっていた
よくよく見ると…服もぶかぶかでテーブルとイスの高さが変わっている
「は~い…ていう訳で撤収終わりました~…」
「ユートさんは10年分で1枚余り、クロウディアさんが20年分、パサルさんも20年分で1枚余りとなりま~す」
ユート達は全員…撤収された年齢分…若返っていた
「特別対価…それは、五年に付き2枚のチップの換算です」
【第二ゲーム終了・チップの受け渡し】
ユート・パサル・クロウディア→まきへと計三十枚のチップが移動
ユート&アルカ→1枚 特別対価【10年】
パサル&ゼロ→1枚 特別対価【20年】
クロウディア&オウミ→0枚 特別対価【20年】
まき→32枚 特別対価【未使用】
残りチップ
ユート&アルカ→11枚
パサル&ゼロ→7枚
クロウディア&オウミ→6枚
まき→3枚
「それじゃあ…今度は3枚賭けるとするかのぅ…」
クロウディアはそう言って参加料と賭け金3枚を出す
その後、第一ゲームと同じ様に、まき以外は3枚を賭ける
「ん? どうしたのじゃ? 主は3枚賭けんのか?…っと書けるチップがないんじゃったなぁ、ぷーくすくす」
クロウディアはそう言ってわざとらしく挑発をする…こんな挑発に乗るのはまんま素人か…ムキになりやすいバカだけである
「……2枚賭けます」
まきは顔を真っ赤にしながらチップを参加料含め3枚出す
「それじゃあ、投げるぞ?」
クロウディアは第一ゲームと同じ様に額に手を当てて念じる素振りを見せた後に、茶碗の中にサイコロを投げる
そして、サイコロが止まると…やはり役が揃っていた
【五】【四】【六】出目は『シゴロ』
「『アラシ』などを出さんでもこれで勝てるからのぅ…余裕の勝利じゃな」
クロウディアはそう言って茶碗をユートに回す…
クロウディアが行っているイカサマ…それは場合によっては幼稚園児でも思い付く単純なものであった
それは【糸引き】と呼ばれるイカサマである
サイコロの出したい面の隣の面に強く引っ張れば切れてしまう程極細の糸を付け、目が決まる瞬間に糸を引っ張る
そうすれば極自然に出したい出目を出せるというものである
クロウディアは額に手を当てるこの動作の際に三つのサイコロに糸を付け、最後のパサル達が振ったあとに糸を強く引き、糸を切っていたのだ
その後、同様の手口でユートとパサルに自身と同じ役を作り、遂にまきの手番となる
だが…まきは目の前にあるサイコロ入りの茶碗を凝視したまま動かなくなる
「どうしたのじゃ? 早く振らんか…夜が開けてしまうぞ?」
クロウディアは先程と同じ様に安い挑発をするが…急にまきに睨まれたクロウディアは一瞬固まるが、直ぐに姿勢を立て直す
「……回りくどいイカサマをしますね…」
「まぁ……私はゲームに関しては…大胆にいきますよ?」
そう呟いた後、まきはサイコロを手に取り念じるように額に手を当てる
「な…なんじゃ? 妾と同じ事をすれば役が出るとでも思っとるのか?」
クロウディアは内心焦りに焦りまくっていた…気付かれたのではないか…同じイカサマを使われるのではないか…
だが、クロウディアの不安はまったくの無意味であった
なぜなら…まきはイカサマの正体にも、イカサマを使われている事にすらまだ気付けていないのだ
要するに…まきの先程の言葉は、単なるブラフであった
「ふぅ…いきますよ……」
まきはそう言ってサイコロを振る…だが、ユート達は薄々まきに起こったある変化を感じ取っていた
チロンチロンと鳴り響く茶碗、先程と変わらない
そして止まる…ここまでは何も変わらない普通のチンチロリンである
だが…止まった出目は…一気にユート達を絶望へ叩き込んだ
【一】【一】【一】出目は『ピンゾロ』
「そんな…こんなの…有り得るわけが……」
ユート達は思い思いの言葉を口から零す
「それでは…全員私に10枚のチップを渡してください」
「……あぁ、全員もう払えないのですか…では仕方ありませんね…特別対価で支払ってもらいましょう」
まきはそう言って指を弾くと…テーブルの上に小さな魔法陣が浮かび上がり、そこに小さな女の子が現れた
「どうも~…遊戯神のテノールで~す」
「あ~れ~? ユートさんじゃないですか~…もしかして負けちゃったんですか~? 随分と情けないですね~」
小さな女の子の正体は遊戯神であった
「まだ負けてねぇよ…ただちょっとツマづいただけだ…直ぐに巻き返すさ」
ユートはそう言ってハエを払う様にシッシと手を動かすとテノールは頬を膨らませて不貞腐れる
「あ…あの~…テノール様…特別対価の撤収をお願いします…」
まきはそんな二人のやりとりを見ていて、微笑ましいと思ったのかニコニコとした顔をしてテノールに頼む
「はいは~い…さっさと仕事は終わらせるに限りますからね~」
テノールはそう言って手を振りかざすと…ユートとクロウディア、パサルの身体が光り始める
そして、光が収まるが…特に何も変化が無いように見えた
(ただあえて言うのであれば…座高がアルカ位まで縮んだ様な気がしなくもない…)
ユートは少し気分が悪くなったのか…席から立ち上がろうとした時…何故か転んでしまった
「ユート…ですよね?」
アルカにそう聞かれる…当たり前だろ、と答えるがアルカの表情は不思議そうなものであった
ユートは何かと思い両の手を見ると…手が少し小さくなっていた
よくよく見ると…服もぶかぶかでテーブルとイスの高さが変わっている
「は~い…ていう訳で撤収終わりました~…」
「ユートさんは10年分で1枚余り、クロウディアさんが20年分、パサルさんも20年分で1枚余りとなりま~す」
ユート達は全員…撤収された年齢分…若返っていた
「特別対価…それは、五年に付き2枚のチップの換算です」
【第二ゲーム終了・チップの受け渡し】
ユート・パサル・クロウディア→まきへと計三十枚のチップが移動
ユート&アルカ→1枚 特別対価【10年】
パサル&ゼロ→1枚 特別対価【20年】
クロウディア&オウミ→0枚 特別対価【20年】
まき→32枚 特別対価【未使用】
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