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第一章 記憶
3話 異世界という事実
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スキルの詳細が判明したところで次はプレイヤースキルと言いたいところだが、もう殆ど文字通りだったので確認は以上として、実際問題、今の俺の能力がどれくらいなのか、どうやったらレベルが上がるのかとか検証してみようと思う。
ゲームだった頃の話をすると、最低レベル最小コストのユニットの速度以外の合計ステータスが500程度だった。
だからと言って俺が一般人よりも100倍力持ちで頑丈かと問われれば、そうでは無いだろう。
皮膚は柔らかいままだし、心臓の鼓動も聞こえて、俺は生きていると実感できる。
ナイフで首を掻き切られれば死ぬだろうという予想もあるしな。
ゲーム時代、レベルは金貨を消費する事で上昇させることが出来た。
だが、当然そんな物を俺は一枚たりとも持っていない。
そもそも拠点さえ無いしな。
なのでレベル上げは早々に諦めるとしよう。
疲労や睡眠、ましてや食事さえも不要だという事は俺はここに何年だっている事が出来る。
不老でもあるしな。
なので少し実験的に色々やってみた。
先に結論を述べよう。
この身体、やべえ!
垂直飛び。
周りは山奥らしいって事が解るほどとんだ。
足下に自分の身長よりはるかに高い木々が見えた時は焦ったぜ。
『能力制御・極』のおかげか普通にジャンプする事も出来た。
50m走
大体3秒。
多分、まだまだ全力じゃない。
ゲーム時代だと車に乗ってる気分で走ってたが現実になるとマジでやばい。
握力測定。
石が粉々になる程度。
まあ現実でもマッチョマンなら出来るはず!
それと視力や聴力も大幅に強化されてるっぽい。
まあ意識しなければ一般人並みなので多分使う事はあまりない。
それに加えてゲームとまるで違う点が一点。
ユニットの召喚と魔法の発動が出来ないのだ。
全40枚のデッキがベルトのホルスターに入っている筈なのだが、体中のどこにもそれらしい物はない。
ゲームのメイン要素とも言っていいその二つが無くなると不安が増す。
大体の身体能力の確認が済んだ俺は森とも呼べる広大な場所を適当に歩いていた。
2030年代の現代っ子は森なんて生で見るのは初めてで見ていて飽きない。
嫌悪するはずの虫ですら可愛く思える程だ。
そんな中、川を辿って歩いていると、洞窟の前よりも大きな泉があった。
学校のプールよりも広いのではないだろうか。
泉の隅に隠すように布のような物が置かれていた。
なんだろうか? 風で飛ばされてってのは安直過ぎるか?
手に取って確かめてみると、どうやら衣服のようだ。
「なんでこんな所に衣服が……」
そう呟くと、途端に影が俺の身体を覆った。
「ヘンタイ……」
「え?……」
声の方を向くとそこには裸の女がいた。
え? いやだって、え?
俺は非常に混乱する。
そもそもだって泉で全裸って意味が全く……
俺は彼女の魅力的な身体に目を向けて顔を見る。
だけど、そんな魅力的な彼女の身体で一番目に留まる箇所は耳だった。
「尖ってる?」
「何の話してんのよ!ヘンタイ!」
その声が急速に現実を俺に突き付けた。
手に持つのは恐らく彼女の衣服。
そして目の前には全裸の少女。
あ、これ完全に言い訳できませんわ。
状況証拠バッチリですわ。
有罪判決待ったなしですわ。
どうみても有罪なら戦う事はしない。
「すいませんでした!」
ガチ土下座である。
言い訳に言い訳を重ねる事数十分。
キチンと服を着た彼女はこう言った。
「まあ私だって不用心だったし許してあげる。それに幻覚魔法もかけ損ねてたみたいだし」
おずおずと下げっぱなしの顔を上げる俺。
それにしても美人な女の子なのだが、やはり耳がおかしい。
「あの、その耳ってなんなんだ?」
いつもの調子を取り戻せた。
なので、取り敢えず分からない事は人に聞いて見る事とする。
「ああ、珍しい? 私エルフだから」
俺の脳ミソは超加速して考える。
もしかしたらステータスも影響も受けているかもしれない。
自分をエルフだという女。
つまり完全な病気な人。
=やばい奴。
逃げる!
「ってのは無いよな」
「なに?」
普通に考えて異世界ってのが有力か。
はあ、もうホントカオスすぎて笑えない。
「いや、現実から目を背けたくなった俺氏」
「何言ってるの? 別にエルフなんて珍しい物じゃ無いでしょ。風に愛された魔法使いの種族ってね、かっこいいでしょ?」
目の前で胸を張る少女が嘘や戯言を言っているようにはどうしても見えない。
無理矢理で色々な物の性には出来るが、無理矢理すぎてオワタ。
現実的、確率的に考えて、ゲームの身体で異世界に来てしまったようである。
ゲームだった頃の話をすると、最低レベル最小コストのユニットの速度以外の合計ステータスが500程度だった。
だからと言って俺が一般人よりも100倍力持ちで頑丈かと問われれば、そうでは無いだろう。
皮膚は柔らかいままだし、心臓の鼓動も聞こえて、俺は生きていると実感できる。
ナイフで首を掻き切られれば死ぬだろうという予想もあるしな。
ゲーム時代、レベルは金貨を消費する事で上昇させることが出来た。
だが、当然そんな物を俺は一枚たりとも持っていない。
そもそも拠点さえ無いしな。
なのでレベル上げは早々に諦めるとしよう。
疲労や睡眠、ましてや食事さえも不要だという事は俺はここに何年だっている事が出来る。
不老でもあるしな。
なので少し実験的に色々やってみた。
先に結論を述べよう。
この身体、やべえ!
垂直飛び。
周りは山奥らしいって事が解るほどとんだ。
足下に自分の身長よりはるかに高い木々が見えた時は焦ったぜ。
『能力制御・極』のおかげか普通にジャンプする事も出来た。
50m走
大体3秒。
多分、まだまだ全力じゃない。
ゲーム時代だと車に乗ってる気分で走ってたが現実になるとマジでやばい。
握力測定。
石が粉々になる程度。
まあ現実でもマッチョマンなら出来るはず!
それと視力や聴力も大幅に強化されてるっぽい。
まあ意識しなければ一般人並みなので多分使う事はあまりない。
それに加えてゲームとまるで違う点が一点。
ユニットの召喚と魔法の発動が出来ないのだ。
全40枚のデッキがベルトのホルスターに入っている筈なのだが、体中のどこにもそれらしい物はない。
ゲームのメイン要素とも言っていいその二つが無くなると不安が増す。
大体の身体能力の確認が済んだ俺は森とも呼べる広大な場所を適当に歩いていた。
2030年代の現代っ子は森なんて生で見るのは初めてで見ていて飽きない。
嫌悪するはずの虫ですら可愛く思える程だ。
そんな中、川を辿って歩いていると、洞窟の前よりも大きな泉があった。
学校のプールよりも広いのではないだろうか。
泉の隅に隠すように布のような物が置かれていた。
なんだろうか? 風で飛ばされてってのは安直過ぎるか?
手に取って確かめてみると、どうやら衣服のようだ。
「なんでこんな所に衣服が……」
そう呟くと、途端に影が俺の身体を覆った。
「ヘンタイ……」
「え?……」
声の方を向くとそこには裸の女がいた。
え? いやだって、え?
俺は非常に混乱する。
そもそもだって泉で全裸って意味が全く……
俺は彼女の魅力的な身体に目を向けて顔を見る。
だけど、そんな魅力的な彼女の身体で一番目に留まる箇所は耳だった。
「尖ってる?」
「何の話してんのよ!ヘンタイ!」
その声が急速に現実を俺に突き付けた。
手に持つのは恐らく彼女の衣服。
そして目の前には全裸の少女。
あ、これ完全に言い訳できませんわ。
状況証拠バッチリですわ。
有罪判決待ったなしですわ。
どうみても有罪なら戦う事はしない。
「すいませんでした!」
ガチ土下座である。
言い訳に言い訳を重ねる事数十分。
キチンと服を着た彼女はこう言った。
「まあ私だって不用心だったし許してあげる。それに幻覚魔法もかけ損ねてたみたいだし」
おずおずと下げっぱなしの顔を上げる俺。
それにしても美人な女の子なのだが、やはり耳がおかしい。
「あの、その耳ってなんなんだ?」
いつもの調子を取り戻せた。
なので、取り敢えず分からない事は人に聞いて見る事とする。
「ああ、珍しい? 私エルフだから」
俺の脳ミソは超加速して考える。
もしかしたらステータスも影響も受けているかもしれない。
自分をエルフだという女。
つまり完全な病気な人。
=やばい奴。
逃げる!
「ってのは無いよな」
「なに?」
普通に考えて異世界ってのが有力か。
はあ、もうホントカオスすぎて笑えない。
「いや、現実から目を背けたくなった俺氏」
「何言ってるの? 別にエルフなんて珍しい物じゃ無いでしょ。風に愛された魔法使いの種族ってね、かっこいいでしょ?」
目の前で胸を張る少女が嘘や戯言を言っているようにはどうしても見えない。
無理矢理で色々な物の性には出来るが、無理矢理すぎてオワタ。
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