16 / 41
第12話 「友人 」
しおりを挟む
「お疲れ様」
「おつかれ。連絡もらってたのに、遅くなって悪い」
「大丈夫だよ。前回打合せした原稿が仕上がったから、確認して欲しいと思ってね」
「了解。メールに添付しておいて」
「いま外出中だから、夕方までには送るよ」
「わかった」
在過と電話しているのは、一緒に活動している同人作家の、ノウたりんと言うペンネームを使っている友人だった。在過が物語を考え、ノウたりんが漫画を描く。専門学校時代に知り合い、専科の共通点はなかったが、意気投合して長く付き合っている人であった。
「近藤。最近忙しそうだけど、大丈夫か?」
「そうだな。仕事ってわけじゃないんだけど」
「妹さん?」
「それもあるけど、今回は違う。職場で知り合った女性と、付き合った話はしたよな」
「あぁ」
「その彼女と、母親の件でちょっとな」
「お前、いつも一人で考えて相談しないからな。また、鬱病にでもなるぞ?」
プライドが高いからなのか、在過は自分に関する問題は、余程のことがない限り友人とて相談しない。家庭環境や妹の件に関しても、今後の事を考えて、お付き合いした女性や信頼できる友人にしか話をしない。また、決定的な部分は絶対に語らなかった。
それは、現在の彼女である神鳴にも話していないし、元恋人にも話したことがない過去。親の借金や妹の病院費と言った金銭的問題を抱え、それでも念願の専門学校に通う事ができた在過。
しかし、その後も妹の病状が悪化したり、育ててもらった祖母がくも膜下出血で倒れ、さらなる金銭問題がでてくるなど、在過は精神的にも生活面でも追い込まれていた。
いつしか、疲れてしまった在過は、死を考えるようになり、楽しめるはずの学校生活が苦痛に感じていた。そんな時に助けてくれたのが、ノウたりんと言う人物。
「いやぁ……じつは。就職してからも、家のことでトラブルが多くてね。自殺するとこだったんだよね、ははは」
「はぁぁぁ? 笑い事じゃなねぇだろ。そんな事になってたなんて、私は聞いてないぞ」
「あれが、無と言うやつなのかもな。マジで、もう……どうでもいい、疲れたから死ぬか!って感じだった」
「今生きてるから、思いとどまったんだろうけど」
「そんな時に、今の彼女と出会って救われたと言うのかな。何か、してもらったわけじゃないんだけどね」
「あぁ~なるほどな。でも、その彼女と母親だっけか? なにかあったんだろ?」
「……」
「喧嘩でもしたのか?」
「喧嘩なのかな。いや、喧嘩だと思うんだけど。正直、今日電話した理由の一つで、ノウたりんに相談したかったんだ」
「任せろ! 私でよければ、いつでも聞いてやるよ。良いアドバイスできるか、わからないけど」
「ありがとう」
在過は、今まであった事情をノウたりんに全て伝えた。誰かに聞いてもらっている時間は、心がすっと安らぐひと時。その瞬間だけかもしれないが、辛かったと言う感情が消えていく感覚がある。
また、在過の中でノウたりんだけが、真剣に、親身になって聞いてくれる。たったそれだけの事かもしれないが、在過にとって何度も救われた存在。
神鳴と彼女の母親に関する話をしている僕は、どんな声色で話をしているのだろうか? 頭でそんなことを考えながら、在過は喋る言葉が止まらない。
無言で聞いてくれるノウたりんは、本当は迷惑じゃないだろうか?
無関係の彼女に、自分の問題を相談してもよかったんだろうか?
やっぱり、話すべきではなかったのかもしれない。会話している最中に、そんな思いが在過の口調をはやくしていく。早く終わらせなければ、親友である彼女に、これ以上迷惑は掛けられない。在過は、過去何度も相談する度にそう感じ、決定的な部分を隠してしまっていた。
在過自身は、気づいていなかった。自分を強く見せ、弱い部分を隠す。積み重なった不安やストレスが、どんどん蝕んでいくことに。そんな在過を学生時代から見てきたノウたりんは、毎回手を差し伸べているが、在過はそれに気づかない。
「そうか。まだ付き合って数ヶ月だろ? 私は、早く別れるべきだと思うけどな。でも、好きなんだな?」
「そうだね。最初は好きと言うより、一緒にいるだけで、今までに感じたことのない幸福感があったんだ。けど、話した通りだけど、こんな状態になっているはずなんだけど、より彼女を知りたい……家族になりたいと思った」
「まぁ、お前の過去の恋愛も知ってるが、そこまで言うなら、お前にとって本当の恋愛なのかもな」
「ふふ。彼女の母親には、相当恨まれているようだけどな。正直、僕の中で彼女の母親とは、二度と関わりたくないカテゴリーに分類された」
「私は、その母親のことは、聞いたことしかわからないけど。いくら一人娘だと言っても、すごいな」
「どうなんだろうか? 僕の母親は息子に対して包丁を突き付けて、父親からのお小遣いを奪う人だったからな。優しい母親と言う存在が本当にいるのかと思うことがある」
「いや、それはお前の母親が異常なだけだろ」
「小学4年生の頃にしては、面白い経験だった」
「全然おもしろくねぇ!!」
「でも、それネタにして漫画描いたじゃん」
「……わるい」
「ははは、冗談だよ」
「心臓に悪いから、やめてくれ」
何気ない、友達との会話。気を遣わず、素の自分をさらけ出すことが出来るノウたりんと言う存在は、過去も現在も居心地がいい時間だった。一緒に打合せでカラオケに行ったり、喫煙所でタバコを吸いながら飲んだコーヒーの意見を交換する。
なんてことない、普通の時間が、在過には最高の時間。
「それで。その、彼女さんの事だけど、メンヘラちゃんだね」
「あ、やっぱそうなのか」
「絶対にそうでしょ! 自分以外の女の子は許せない!って時点でそうじゃない? まぁ、ゲームのキャラの女の子に嫉妬するのは凄いと思う」
「最初はそう思ってたんだけどな。そんな彼女も、徐々に可愛いと思っている僕がいるよ」
「お前の好きになる女の子は謎すぎる」
「そうか?」
「そうだろ! 元カノだって 同じ学校に通ってた、裕美さんだろ? あの子も、お前の過去聞いて離れてすぐに、別の彼氏つくって。なのに結局、ストーカーまでされて大変だったじゃん」
「あぁ~。あれは怖かった。彼女に家教えてなかったのに、なぜか家の前にいるし。バイト先のシフトまで把握してたのはビビった」
「今の付き合ってる彼女もヤバいとは言わないけど、女運悪すぎるんだから気をつけろよ」
「ありがとう。なんかノウたりんと喋ってスッキリした」
「なら、いいんだけど。無理すんなよ? 何かあったら遠慮なく電話してこい」
「おう!」
数日間の疲れた精神が、友人と話をすることで少し解消された在過。もう一本タバコを口にくわえ、火をつける。肺に入り込む煙を堪能しながら、ゆっくりと吐き出す。
「まだ、同じの吸ってるか?」
「あれから色々試したんだけどな、やっぱりいつもの銘柄に戻って―――」
それは、悪寒。
通話しながら、タバコを吸っているだけなのだが、在過は唐突の悪寒に襲われる。吸い始めたばかりの煙草を消し、携帯灰皿に入れる。タバコの臭いと混じる、嗅ぎなれた匂い。
「わるい。腹痛がヤバくて、トイレ行くから切るな」
「はいよ。原稿確認したら、連絡くれ」
「わかった」
通話を終えて、在過は携帯をポケットにしまう。ゆっくりと立ち上がり、自分の家に戻るため後ろを向いた。玄関の扉が開いており、隙間から顔を覗かせている神鳴がいる。不安そうな表情で、涙を流して在過を見ていた。
「いつ起きたの? また泣いてるけど、なにかあった?」
「さっき起きた。起きたら在君いなくなってるんだもん」
「あぁ、ごめんな。ちょっとタバコ吸ってた」
「ねぇ、いま電話してた人だれ?」
「おつかれ。連絡もらってたのに、遅くなって悪い」
「大丈夫だよ。前回打合せした原稿が仕上がったから、確認して欲しいと思ってね」
「了解。メールに添付しておいて」
「いま外出中だから、夕方までには送るよ」
「わかった」
在過と電話しているのは、一緒に活動している同人作家の、ノウたりんと言うペンネームを使っている友人だった。在過が物語を考え、ノウたりんが漫画を描く。専門学校時代に知り合い、専科の共通点はなかったが、意気投合して長く付き合っている人であった。
「近藤。最近忙しそうだけど、大丈夫か?」
「そうだな。仕事ってわけじゃないんだけど」
「妹さん?」
「それもあるけど、今回は違う。職場で知り合った女性と、付き合った話はしたよな」
「あぁ」
「その彼女と、母親の件でちょっとな」
「お前、いつも一人で考えて相談しないからな。また、鬱病にでもなるぞ?」
プライドが高いからなのか、在過は自分に関する問題は、余程のことがない限り友人とて相談しない。家庭環境や妹の件に関しても、今後の事を考えて、お付き合いした女性や信頼できる友人にしか話をしない。また、決定的な部分は絶対に語らなかった。
それは、現在の彼女である神鳴にも話していないし、元恋人にも話したことがない過去。親の借金や妹の病院費と言った金銭的問題を抱え、それでも念願の専門学校に通う事ができた在過。
しかし、その後も妹の病状が悪化したり、育ててもらった祖母がくも膜下出血で倒れ、さらなる金銭問題がでてくるなど、在過は精神的にも生活面でも追い込まれていた。
いつしか、疲れてしまった在過は、死を考えるようになり、楽しめるはずの学校生活が苦痛に感じていた。そんな時に助けてくれたのが、ノウたりんと言う人物。
「いやぁ……じつは。就職してからも、家のことでトラブルが多くてね。自殺するとこだったんだよね、ははは」
「はぁぁぁ? 笑い事じゃなねぇだろ。そんな事になってたなんて、私は聞いてないぞ」
「あれが、無と言うやつなのかもな。マジで、もう……どうでもいい、疲れたから死ぬか!って感じだった」
「今生きてるから、思いとどまったんだろうけど」
「そんな時に、今の彼女と出会って救われたと言うのかな。何か、してもらったわけじゃないんだけどね」
「あぁ~なるほどな。でも、その彼女と母親だっけか? なにかあったんだろ?」
「……」
「喧嘩でもしたのか?」
「喧嘩なのかな。いや、喧嘩だと思うんだけど。正直、今日電話した理由の一つで、ノウたりんに相談したかったんだ」
「任せろ! 私でよければ、いつでも聞いてやるよ。良いアドバイスできるか、わからないけど」
「ありがとう」
在過は、今まであった事情をノウたりんに全て伝えた。誰かに聞いてもらっている時間は、心がすっと安らぐひと時。その瞬間だけかもしれないが、辛かったと言う感情が消えていく感覚がある。
また、在過の中でノウたりんだけが、真剣に、親身になって聞いてくれる。たったそれだけの事かもしれないが、在過にとって何度も救われた存在。
神鳴と彼女の母親に関する話をしている僕は、どんな声色で話をしているのだろうか? 頭でそんなことを考えながら、在過は喋る言葉が止まらない。
無言で聞いてくれるノウたりんは、本当は迷惑じゃないだろうか?
無関係の彼女に、自分の問題を相談してもよかったんだろうか?
やっぱり、話すべきではなかったのかもしれない。会話している最中に、そんな思いが在過の口調をはやくしていく。早く終わらせなければ、親友である彼女に、これ以上迷惑は掛けられない。在過は、過去何度も相談する度にそう感じ、決定的な部分を隠してしまっていた。
在過自身は、気づいていなかった。自分を強く見せ、弱い部分を隠す。積み重なった不安やストレスが、どんどん蝕んでいくことに。そんな在過を学生時代から見てきたノウたりんは、毎回手を差し伸べているが、在過はそれに気づかない。
「そうか。まだ付き合って数ヶ月だろ? 私は、早く別れるべきだと思うけどな。でも、好きなんだな?」
「そうだね。最初は好きと言うより、一緒にいるだけで、今までに感じたことのない幸福感があったんだ。けど、話した通りだけど、こんな状態になっているはずなんだけど、より彼女を知りたい……家族になりたいと思った」
「まぁ、お前の過去の恋愛も知ってるが、そこまで言うなら、お前にとって本当の恋愛なのかもな」
「ふふ。彼女の母親には、相当恨まれているようだけどな。正直、僕の中で彼女の母親とは、二度と関わりたくないカテゴリーに分類された」
「私は、その母親のことは、聞いたことしかわからないけど。いくら一人娘だと言っても、すごいな」
「どうなんだろうか? 僕の母親は息子に対して包丁を突き付けて、父親からのお小遣いを奪う人だったからな。優しい母親と言う存在が本当にいるのかと思うことがある」
「いや、それはお前の母親が異常なだけだろ」
「小学4年生の頃にしては、面白い経験だった」
「全然おもしろくねぇ!!」
「でも、それネタにして漫画描いたじゃん」
「……わるい」
「ははは、冗談だよ」
「心臓に悪いから、やめてくれ」
何気ない、友達との会話。気を遣わず、素の自分をさらけ出すことが出来るノウたりんと言う存在は、過去も現在も居心地がいい時間だった。一緒に打合せでカラオケに行ったり、喫煙所でタバコを吸いながら飲んだコーヒーの意見を交換する。
なんてことない、普通の時間が、在過には最高の時間。
「それで。その、彼女さんの事だけど、メンヘラちゃんだね」
「あ、やっぱそうなのか」
「絶対にそうでしょ! 自分以外の女の子は許せない!って時点でそうじゃない? まぁ、ゲームのキャラの女の子に嫉妬するのは凄いと思う」
「最初はそう思ってたんだけどな。そんな彼女も、徐々に可愛いと思っている僕がいるよ」
「お前の好きになる女の子は謎すぎる」
「そうか?」
「そうだろ! 元カノだって 同じ学校に通ってた、裕美さんだろ? あの子も、お前の過去聞いて離れてすぐに、別の彼氏つくって。なのに結局、ストーカーまでされて大変だったじゃん」
「あぁ~。あれは怖かった。彼女に家教えてなかったのに、なぜか家の前にいるし。バイト先のシフトまで把握してたのはビビった」
「今の付き合ってる彼女もヤバいとは言わないけど、女運悪すぎるんだから気をつけろよ」
「ありがとう。なんかノウたりんと喋ってスッキリした」
「なら、いいんだけど。無理すんなよ? 何かあったら遠慮なく電話してこい」
「おう!」
数日間の疲れた精神が、友人と話をすることで少し解消された在過。もう一本タバコを口にくわえ、火をつける。肺に入り込む煙を堪能しながら、ゆっくりと吐き出す。
「まだ、同じの吸ってるか?」
「あれから色々試したんだけどな、やっぱりいつもの銘柄に戻って―――」
それは、悪寒。
通話しながら、タバコを吸っているだけなのだが、在過は唐突の悪寒に襲われる。吸い始めたばかりの煙草を消し、携帯灰皿に入れる。タバコの臭いと混じる、嗅ぎなれた匂い。
「わるい。腹痛がヤバくて、トイレ行くから切るな」
「はいよ。原稿確認したら、連絡くれ」
「わかった」
通話を終えて、在過は携帯をポケットにしまう。ゆっくりと立ち上がり、自分の家に戻るため後ろを向いた。玄関の扉が開いており、隙間から顔を覗かせている神鳴がいる。不安そうな表情で、涙を流して在過を見ていた。
「いつ起きたの? また泣いてるけど、なにかあった?」
「さっき起きた。起きたら在君いなくなってるんだもん」
「あぁ、ごめんな。ちょっとタバコ吸ってた」
「ねぇ、いま電話してた人だれ?」
0
あなたにおすすめの小説
繰り返す夜と嘘 〜【実録】既婚の僕と後輩の彼女、あの夜のキスから始まった13年の秘密〜
まさき
恋愛
結婚して半年の僕と、同じ職場の彼女。
出会った頃は、ただの先輩と新入社員だった。
互いに意識しながらも、
数年間、距離を保ち続けた。
ただ見つめるだけの関係。
けれど――
ある夏の夜。
納涼会の帰り道。
僕が彼女の手を握った瞬間、
すべてが変わった。
これは恋でも、友情でもない。
けれど理性では止められない、
名前のない関係。
13年続いた秘密。
誓約書。
そして、5年の沈黙。
これは――
実際にあった「夜」の記録。
救助隊との色恋はご自由に。
すずなり。
恋愛
22歳のほたるは幼稚園の先生。訳ありな雇用形態で仕事をしている。
ある日、買い物をしていたらエレベーターに閉じ込められてしまった。
助けに来たのはエレベーターの会社の人間ではなく・・・
香川「消防署の香川です!大丈夫ですか!?」
ほたる(消防関係の人だ・・・!)
『消防署員』には苦い思い出がある。
できれば関わりたくなかったのに、どんどん仲良くなっていく私。
しまいには・・・
「ほたるから手を引け・・!」
「あきらめない!」
「俺とヨリを戻してくれ・・!」
「・・・・好きだ。」
「俺のものになれよ。」
みんな私の病気のことを知ったら・・・どうなるんだろう。
『俺がいるから大丈夫』
そう言ってくれるのは誰?
私はもう・・・重荷になりたくない・・・!
※お話に出てくるものは全て、想像の世界です。現実のものとは何ら関係ありません。
※コメントや感想は受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
ただただ暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しく思います。
すずなり。
籠の鳥〜見えない鎖に囚われて✿❦二人の愛から…逃れられない。
クラゲ散歩
恋愛
私。ユリアナ=オリーブ(17)は、自然豊かなオータム国にあるグローパー学院に在籍している。
3年生になって一ヶ月が経ったある日。学院長に呼ばれた。技術と魔術の発展しているフォール国にある。姉妹校のカイト学院に。同じクラスで3年生の男子3名と女子3名(私を含め)。計6名で、半年の交換留学をする事になった。
ユリアナは、気楽な気持ちで留学をしたのだが…まさか学院で…あの二人に会うなんて。これは…仕組まれていたの?幼い頃の記憶。
「早く。早く。逃げなきゃ。誰か〜私を…ここから…。」
背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)
MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。
しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。
母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。
その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。
純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。
交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる