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22. 一年の終わり
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約一か月間の冬休みが終わり、二月三月と過ごせばもう三学期も終わりである。
変わらぬ毎日を過ごし穏やかな学園生活を送る中で、私一人だけが段々と気が重くなっていった。
もう間もなく、私にとって爆弾となるヒロインが現れる。そう思うと次第に気が滅入ってきてしまっていた。
ヒロインが転入してきても、私が教室で悪目立ちすることがないように、ここまで敵を作らず皆と仲良くやってきた。
最初の頃の、マリーとアネットたちが揉めたあたりが分岐点だったように思う。あれが上手く仲裁が出来ていなかったら、今のような和やかなクラスにはならなかったのではないだろうか。
万全体制で準備をしてきたつもりだけれど、拭えない不安は常にまとわりついていた。
ただそんな自分を表に出しているつもりはなかったのだけれど、マリーは何となく察したらしい。何か悩み事があるのかと訊ねてくれたけれど、説明のしようがなく曖昧な答えしか返せないことが心苦しかった。
そうして日々は過ぎ、一年の終わりを迎えようとしていた。
私はしばらく見ていなかったゲーム攻略ノートを取り出し、パラパラとめくった。
この攻略ノートは二代目になる。
最初のノートは中身を破いて燃やし、新たに鍵付きの重厚なノートを親に頼んで買ってもらったものだ。
初代ノートを使っていた当時の私は、その中身というものはただのゲーム情報でしかなかった。
でも考えてみれば、この世界に実在する人物たちのことを書き連ねていて『これはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません』と言えない代物なのだ。
しかもそこにはミラ王妃とライラによる毒殺計画などと書いてある。そんなものが第三者の目に触れでもしたら大問題だ。
まぬけなことに、学園に通い出してからそのことに気付いて、大急ぎで二代目ノートを買ってそれに書き写した。
そうして新たに作ったノートは各個人のページを多くとり、それぞれ追加で新しい情報を加えられるように直した。これでかなり整理がしやすくなったと思う。
ページをめくりながら、これまでの事を思い浮かべた。
見直すと、この一年で得られた情報は少ない。
でも一年目は自分の土台を固める事を最優先にしていたから、それは仕方がないことだと自分に言い聞かせた。変に焦って探りを入れて不審がられる方が余程痛い。
そして大事なのはこれから。新年度が始まると同時に状況が大きく変わっていくはずだ。
私はもう間もなく始まる物語の展開を想像する。
私は書き写した文字を追いながら、脳裏に当時のゲーム画面を思い浮かべた。
ミリシア学園の校舎をバックにしたスタート画面。
それを押すと『古い壁画』が映し出され、この世界に伝わるという王子と精霊姫の恋伝説が描かれる。ストーリーに沿って壁画は流れ、それはやがて白い霧となって消えてゆく。
するとヒロイン視点に画面が切り替わり、自分の家を背景に大きな荷物を持って馬車に乗り込むシーンが始まる。
ゆっくりと馬車が動き出し、車窓から見える景色をバックに説明文が上から下にスクロールされる。
『地方の学校に通い、ごく普通の暮らしをしていた一人の少女。ある日、王立ミリシア学園から手紙が届いたことにより、聖女候補の特待生として学園に通うこととなった。
生まれ育った家を離れ、王都で服飾店を経営している親戚の家に居候させてもらうことなった少女は、新たな希望を胸に新たな地へと旅立った』
正確には覚えていないけれど、たしかこんな内容だったはずだ。
ここでプレイヤーはヒロインの背景を知り、現状を把握することになる。
全ての説明が流れると、ようやく新しい家に到着して家主の『オジサマ』と挨拶を交わす。
ここでいわゆる『名前入力画面』が現れる。
プレイヤーがヒロインの名前を決める場面。私は自分の名前でプレイする派だったのでカナと名付けていたけれど、たしかデフォルト名は『ジュリア』だったと記憶している。フルネームは忘れてしまった。
そこでまず、家の中でのゲーム進行の流れをオジサマから説明を受け、翌日に学園へ登校することになる。
田舎娘のヒロインは、構える大きな門とその奥にある立派な建物を見上げ、その宮殿さながらの校舎に圧倒されてしまう。
門から続く庭園を眺めながら歩くムービーが流れ、やがて中央にある大噴水の前で足を止める。
『この噴水が珍しい?』
ここでエイデンが登場だ。早速一人目の攻略キャラがヒロインの前に現れ、彼の爽やかな笑顔がカットインする。
『君、転入生? 可愛い子が噴水を物珍しく見ているから気になっちゃってさ』
突然現れた美男子に驚くヒロイン。
『良かったら教室まで案内するよ。俺、女の子にはサービスしちゃう主義だから』
そう調子良く話すエイデンにヒロインは慌て、碌に返事もできないまますぐにその場を離れてしまう。
案内書通りに貴族棟に足を踏み入れたヒロインは、マルクス先生の職務室を探す途中で今度はディノと遭遇する。
『平民クラスはこっちじゃないぞ』
こちらはエイデンとは違って不愛想な感じで登場だ。おそらくヒロインのグレーの制服を見てのセリフだろう。
プレイヤー目線では、ここで初めて貴族クラスと平民クラスが存在することを知る。
『えっと……、聖女候補の特待生として転校してきました。精霊学を学ぶのはこっちの棟ですよね?』
理由を話して、彼からマルクス先生の職務室を教えてもらい目的地に辿り着いたヒロイン。そのままドアをノックして中に入ろうとすると、部屋から出てきたルーク様とばったり会うことになる。
『失礼』
職務室から出てきたルーク様の第一声。ドアの前にいたヒロインとぶつかりそうになり、一言だけ謝罪の声を掛けられる。
王子様の圧倒的なオーラにヒロインが言葉を失っていると、ルーク様はハッとしたように一瞬だけヒロインの顔を見て立ち止まった。その様子を不思議に思っている間に、彼は何も言わずにその場を去ってしまう。
そしてルーク様と入れ替わりで入室したヒロインは、マルクス先生から自己紹介を受けて学園の説明を聴くことになる。ここではゲームの目標である聖女選定の話から始まり、ゲームの進行方法とシステムメニューのガイドが語られる。
ここまでがゲーム本編に入るまでの流れだ。クラスメイトとなる攻略キャラの怒涛の登場ラッシュで、プレイヤーとしては忙しく目移りしてしまう。
今こうしてノートを読みながら改めて思い返してみると、書き記した当時よりも何か気恥ずかしさのようなものを感じた。
彼らと知り合い親しい友人となったことで、改めてゲームキャラとして見ることに違和感が出てしまったのかもしれない。
それに、何か一瞬引っかかりを覚えた気がしたけれど、結局それが何なのかわからないまま振り返りを終えることとなった。
変わらぬ毎日を過ごし穏やかな学園生活を送る中で、私一人だけが段々と気が重くなっていった。
もう間もなく、私にとって爆弾となるヒロインが現れる。そう思うと次第に気が滅入ってきてしまっていた。
ヒロインが転入してきても、私が教室で悪目立ちすることがないように、ここまで敵を作らず皆と仲良くやってきた。
最初の頃の、マリーとアネットたちが揉めたあたりが分岐点だったように思う。あれが上手く仲裁が出来ていなかったら、今のような和やかなクラスにはならなかったのではないだろうか。
万全体制で準備をしてきたつもりだけれど、拭えない不安は常にまとわりついていた。
ただそんな自分を表に出しているつもりはなかったのだけれど、マリーは何となく察したらしい。何か悩み事があるのかと訊ねてくれたけれど、説明のしようがなく曖昧な答えしか返せないことが心苦しかった。
そうして日々は過ぎ、一年の終わりを迎えようとしていた。
私はしばらく見ていなかったゲーム攻略ノートを取り出し、パラパラとめくった。
この攻略ノートは二代目になる。
最初のノートは中身を破いて燃やし、新たに鍵付きの重厚なノートを親に頼んで買ってもらったものだ。
初代ノートを使っていた当時の私は、その中身というものはただのゲーム情報でしかなかった。
でも考えてみれば、この世界に実在する人物たちのことを書き連ねていて『これはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません』と言えない代物なのだ。
しかもそこにはミラ王妃とライラによる毒殺計画などと書いてある。そんなものが第三者の目に触れでもしたら大問題だ。
まぬけなことに、学園に通い出してからそのことに気付いて、大急ぎで二代目ノートを買ってそれに書き写した。
そうして新たに作ったノートは各個人のページを多くとり、それぞれ追加で新しい情報を加えられるように直した。これでかなり整理がしやすくなったと思う。
ページをめくりながら、これまでの事を思い浮かべた。
見直すと、この一年で得られた情報は少ない。
でも一年目は自分の土台を固める事を最優先にしていたから、それは仕方がないことだと自分に言い聞かせた。変に焦って探りを入れて不審がられる方が余程痛い。
そして大事なのはこれから。新年度が始まると同時に状況が大きく変わっていくはずだ。
私はもう間もなく始まる物語の展開を想像する。
私は書き写した文字を追いながら、脳裏に当時のゲーム画面を思い浮かべた。
ミリシア学園の校舎をバックにしたスタート画面。
それを押すと『古い壁画』が映し出され、この世界に伝わるという王子と精霊姫の恋伝説が描かれる。ストーリーに沿って壁画は流れ、それはやがて白い霧となって消えてゆく。
するとヒロイン視点に画面が切り替わり、自分の家を背景に大きな荷物を持って馬車に乗り込むシーンが始まる。
ゆっくりと馬車が動き出し、車窓から見える景色をバックに説明文が上から下にスクロールされる。
『地方の学校に通い、ごく普通の暮らしをしていた一人の少女。ある日、王立ミリシア学園から手紙が届いたことにより、聖女候補の特待生として学園に通うこととなった。
生まれ育った家を離れ、王都で服飾店を経営している親戚の家に居候させてもらうことなった少女は、新たな希望を胸に新たな地へと旅立った』
正確には覚えていないけれど、たしかこんな内容だったはずだ。
ここでプレイヤーはヒロインの背景を知り、現状を把握することになる。
全ての説明が流れると、ようやく新しい家に到着して家主の『オジサマ』と挨拶を交わす。
ここでいわゆる『名前入力画面』が現れる。
プレイヤーがヒロインの名前を決める場面。私は自分の名前でプレイする派だったのでカナと名付けていたけれど、たしかデフォルト名は『ジュリア』だったと記憶している。フルネームは忘れてしまった。
そこでまず、家の中でのゲーム進行の流れをオジサマから説明を受け、翌日に学園へ登校することになる。
田舎娘のヒロインは、構える大きな門とその奥にある立派な建物を見上げ、その宮殿さながらの校舎に圧倒されてしまう。
門から続く庭園を眺めながら歩くムービーが流れ、やがて中央にある大噴水の前で足を止める。
『この噴水が珍しい?』
ここでエイデンが登場だ。早速一人目の攻略キャラがヒロインの前に現れ、彼の爽やかな笑顔がカットインする。
『君、転入生? 可愛い子が噴水を物珍しく見ているから気になっちゃってさ』
突然現れた美男子に驚くヒロイン。
『良かったら教室まで案内するよ。俺、女の子にはサービスしちゃう主義だから』
そう調子良く話すエイデンにヒロインは慌て、碌に返事もできないまますぐにその場を離れてしまう。
案内書通りに貴族棟に足を踏み入れたヒロインは、マルクス先生の職務室を探す途中で今度はディノと遭遇する。
『平民クラスはこっちじゃないぞ』
こちらはエイデンとは違って不愛想な感じで登場だ。おそらくヒロインのグレーの制服を見てのセリフだろう。
プレイヤー目線では、ここで初めて貴族クラスと平民クラスが存在することを知る。
『えっと……、聖女候補の特待生として転校してきました。精霊学を学ぶのはこっちの棟ですよね?』
理由を話して、彼からマルクス先生の職務室を教えてもらい目的地に辿り着いたヒロイン。そのままドアをノックして中に入ろうとすると、部屋から出てきたルーク様とばったり会うことになる。
『失礼』
職務室から出てきたルーク様の第一声。ドアの前にいたヒロインとぶつかりそうになり、一言だけ謝罪の声を掛けられる。
王子様の圧倒的なオーラにヒロインが言葉を失っていると、ルーク様はハッとしたように一瞬だけヒロインの顔を見て立ち止まった。その様子を不思議に思っている間に、彼は何も言わずにその場を去ってしまう。
そしてルーク様と入れ替わりで入室したヒロインは、マルクス先生から自己紹介を受けて学園の説明を聴くことになる。ここではゲームの目標である聖女選定の話から始まり、ゲームの進行方法とシステムメニューのガイドが語られる。
ここまでがゲーム本編に入るまでの流れだ。クラスメイトとなる攻略キャラの怒涛の登場ラッシュで、プレイヤーとしては忙しく目移りしてしまう。
今こうしてノートを読みながら改めて思い返してみると、書き記した当時よりも何か気恥ずかしさのようなものを感じた。
彼らと知り合い親しい友人となったことで、改めてゲームキャラとして見ることに違和感が出てしまったのかもしれない。
それに、何か一瞬引っかかりを覚えた気がしたけれど、結局それが何なのかわからないまま振り返りを終えることとなった。
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