全ルートで破滅予定の侯爵令嬢ですが、王子を好きになってもいいですか?

紅茶ガイデン

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54. 確執(ルーク視点)

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 目の前に座るライラがフラフラと揺れていることに気付いた時には遅かった。
 彼女の話の流れから嫌な予感がしはじめ、そこでやっと彼女の異変に気が付いた。

「……ライラ!」

 掛け声も空しく、彼女は身体をぐらりと傾け椅子から滑り落ちる。反射的に体が動いて手を伸ばし、床に頭を打ち付ける前になんとか抱きとめることができた。
 苦しそうな表情で紅茶を吐き出し、そのままだらりと手が地面に落ちる。

「ライラ、しっかりしろ、意識を手放すな!」

 周囲に誰かいないかと見渡すと、窓の向こうに大勢の人が見えた。そして出入口の扉からマリーとジュリアが駆け込んでくる。

「マリー、ジュリア、すぐに医務室と先生に連絡を頼む!」
「今アネットとエミリアが呼びに行っています! ライラ、どうして……」

 二人は倒れ込んだライラを見つめ呆然とする。
 彼女の唇の色が薄くなり、呼吸が浅くなっている。少しでもライラが楽になれるよう身体を横たえ、ハンカチを彼女の口に当てた。中の物を少しでも吐き出せるように背中をさする。
 先程の話が事実ならば、私に用意された毒を彼女が口にしたのだ。

「ライラ……なぜこんな事を……」

 深い後悔と、今まで憎むに憎みきれなかった母親への憎悪。
 あの人の考えがどういったものだったのかを知り、初めて身が震えるほどの怒りを覚えた。




 ・・・・・・・・・・




 母の悪意にうっすらと気付くようになったのは、弟のロイが生まれてから少し経った頃だった。
 それまでは、多少なりとも母親に対して慕う気持ちを抱いていたような記憶がある。
 公の場では良き母を演じ、それ以外では私に最小限でしか関わろうとしなかったのだから、悪い印象を抱くこともなかったのだろう。

 母がロイを溺愛し、弟との扱いの差を感じるようになってから幼心に疑問を抱くようになった。

 乳母がいるにも関わらず、毎日のようにロイの部屋を訪れ可愛がる母親。どうして自分は構ってもらえないのかと、たまにしか顔を出さない母に訊ねて甘えようとしたことがあった。

「ルークはいずれ国王になる第一王子なの。母に甘えない強い子になってほしいのよ」

 そう優しく諭すような口ぶりで、世話係の侍女たちに向けていた顔をこちらに向けた時、言ったことを後悔するほど母が恐ろしいモノに見えた。 
 まるで汚物を見るような顰め面で、蔑むように私を見下すあの時の母の表情は今でも忘れない。



 周囲に対して私への扱いを誤魔化し欺いていた母は、人知れず私を孤独に陥れようとしていたらしい。
 母は、私が他人と繋がりを持つことを極力避けるよう努めていた。月日の概念がまだ薄い年齢だったせいではっきりとは憶えていないものの、乳母だった女性も侍女も、年に何回も変えられていた記憶がある。
 親しみを覚えて懐くと皆目の前からいなくなり、また新しい人に替わる。それがいかに不自然なことであるかを知ったのは、もう少し大きくなってからのことだ。

 国王である父との距離は遠く、聖女である母は私以外に慈愛の笑みを見せる。そして私を大切に思うからこそ良い人材を与えたいのだと、そんな言い訳をして次々と人を替えていった。
 そういう理由でいつも新しい使用人に囲まれていた私は、名前を聞いたところでどうせすぐにいなくなるのだと、覚えることも懐くこともしなくなった。人に対して無関心になり、ずっと一人遊びを続ける子供になっていた。
 誰かによって心が満たされるなど、この頃の私には想像のつかないものであったろうと思う。


 そんな状況に置かれても、時折発作のように母が恋しくなり、可愛がられる弟を羨ましく思って涙を流すこともあった。惨めだったが、自分は兄で第一王子なのだから、弟とは立場が違うのだから仕方がないと自分に言い聞かせ、プライドを守ろうとしていた。



 そんな幼少期を送っていた私に転機が訪れたのは、忘れもしない七歳の誕生日のことだ。四大精霊の守護司である侯爵らが、その息子を連れて挨拶に訪れた。
 父親に促され、皆小さいながらしっかりと誕生日の祝いの言葉を述べる。どうやら守護司の息子たちが私と同世代ということで、早い段階から交流を持たせようということになったらしい。

 これが父の計らいだと知った時は納得した。国王である父は、母とは違い世継ぎとして私を大事に扱った。母と同様にお会いできる日は少なかったが、後に教育面では惜しみなく優秀な人材を与えられ、恵まれた環境を提供された。
 それは父親というよりも国王の責務という側面が強かったのだろうが、それでも私にとっては嬉しくありがたいことだった。

 国王が決めた事にはさすがの母も手出しはできない。
 幼少期のように私を孤立させられないことは、あの人にとって面白くない出来事の一つであっただろう。
 しかしこの出来事が、私が一人だけの世界から抜け出す始まりでもあった。


 四人と初めて顔を合わせた私は、子供相手に何を話しかけたらいいのかわからず無口でいた。
 しかしそんな私の戸惑いとは裏腹に、親から開放された四人は先程までの礼儀正しさとは打って変わって賑やかになる。

「すごい、ミラ様と同じで髪の毛が真っ白だ!」

 そう言って、いきなり私の頭を触られた。

「ディノ! お父上から失礼がないよう口を酸っぱく言われていたでしょう!」

 当時からしっかり者だったユウリがそう諫めてくれたが、彼の乱暴な行動と『ミラ様と同じ』と言われたことにむっとして私も言い返した。

「髪に触るな! 君なんか、髪が真っ赤で燃えているみたいじゃないか!」
「へへ、いいだろ。うちは火の守護司の家系だから気に入っているんだ!」

 そう言って無邪気に笑うディノに、拍子抜けしたような気がする。

「ディノは悪気はないけど、ちょっと行動が乱暴なんです。でもルーク様は本当に光の王子様みたいでカッコイイです! ね、カトル」

 その頃はまだ大人しく猫を被っていたエイデンが、一つ年下のカトルに声を掛け、彼自身もそれに促されるように小さくこくりと頷いていた。

 私の予想とは裏腹に、その日のうちに彼らと打ち解けてしまっていた。それはディノの恐れ知らずの子供らしい言動に引っ張られたことも大きいだろう。
 しかしエイデンはああ言っていたけれど、案外知略家でもある彼のことだから、わざとあんな風に砕けた態度に出たのかもしれないと今では思う。


 あの日の事は鮮明に記憶し、今でも忘れずにいる。それくらい同世代の子供との出会いは、自分にとって大きな出来事であり転機でもあった。

 もしあの時、彼らと出会わなかったら今の私はどうなっていただろうか。もしかしたら、人の心をというものを知らずに今も生きていたのかもしれない。
 そう思い始めて、ようやく自分の置かれていた環境の異常さというものに気付いた。

 そしてその誕生日を境に、私は養育から教育という過程に移ることになった。
 友人もでき、文武の師が私に付くようになってから少しずつ心身が鍛えられていったように思う。
 その頃には母が介入できる隙も少なくなり、この頃が一番心が穏やかでいられた時期でもあった。
 


 それから数年経ち、私の婚約者候補を決める茶会が開かれることになった。
 その前日、母から部屋に来るよう言い渡され、従者と共に赴いた。しかしすぐに従者は下げられ、母に付いている侍女も部屋を出るよう促される。

 その時点で何か嫌な予感はしていた。そして大きな部屋で二人きりになると、母は微笑みを消して無表情にこちらを見た。

「もう少し私から離れてくれる? 汚らわしいのよ」

 いきなり真正面から浴びた悪態。自分が何かしでかしたのかと不安になって尋ねた。

「うるさいわね、黙りなさい。私が返事をしていいと言うまで口を開かないで」

 生まれて初めて母との二人だけの会話は、心無い罵倒から始まった。
 これが私に対して母がずっと抱えていた本心なのか、と呆然とすると同時に納得する自分がいた。やはり思い違いではなかった、私はずっと母の悪意にさらされていたのだと腑に落ちる。

「……それで明日行われる、あなたの婚約者候補を選ぶお茶会のことなのだけれど」

 代々行われているという令嬢選びで何か企んでいるのだろうかと、憂鬱な気持ちで母の言葉を聞いた。

「その会には、コンスティ侯爵令嬢が来るの。あなたもコンスティ夫人は知っているわよね? そのお嬢さんをあなたの婚約者候補に入れてもらいたいのよ」

 あの夫人の事は知っている。あの母親は他の貴族から眉を顰められるほどしつこく娘を売り込んでいた。母はそれをわざわざ汲んでやるつもりなのだろうか? と不快な気持ちになる。

「私は……」
「私がいいと言うまで口を開くなと言っているでしょう!」

 イライラした様子で言葉を続ける。

「……気に入った娘がいれば、他はあなたが好きなように何人でも選んでもいいの。ただ、一人だけそこに加えてもらえればいいのよ。難しくはないでしょう?」

「………」
「話はそれだけ。もう出て行っていいわよ」


 結局私は何も発言しないまま、部屋を後にすることになった。
 母は、私を今でも思い通りに扱える幼い子供だと思っているのだろう。
 この時、私は初めて母親に逆らうことに決めた。
 
 あのコンスティ夫人を見れば、娘にどういった教育をしているのかある程度は想像がつく。母への反抗心と夫人への不快感で、私はライラの事を強く警戒して見ていた。


 お茶会が終わった後、ディノからどうだったかと聞かれ、何ともいえない不明瞭な気持ちを抱えたことは確かだ。それを口にしたらディノがからかうので面白くなかったが、私は気になった彼女を選んだ。
 今思えば、結果的には母の願い通りにライラを選んだ私も、彼女が言っていた通り運命であったのかもしれない。


 二人の聖女候補生を選んだ私は、学園に入学すると幼馴染も交えて親しい友人となった。

 そして夏が近づいた頃、ライラが殆ど王都から出たことがないと話をしていたことを思い出し、それならばと離宮に招くことをディノの提案した。いい案だと話に乗った彼は、すぐにグライアム侯爵に話をつけ話はまとまった。



 王都から離れたこの場所は、自然に囲まれた緑豊かな土地だ。深窓の令嬢ともなればなかなか自由に動けることもないだろうと、そんな軽い気持ちだった。

 けれど、母が婚約者候補の二人を引き止め長話に興じているとの知らせを聞き、嫌な予感がした。
 その時にふと、ライラを候補に入れてほしいとお願いをしてきた母の言葉を思い出し、あれはもしかしたら何か意味があったのだろうかと、初めて引っ掛かりを覚えた。


 次の日、昼食後に彼女を誘い、母と何を話したのか聞き出そうとした。するとライラが気になることを口にする。

「それにしてもルーク様、私が放課後にマルクス先生の所へ押しかけていることをミラ様にお話されていたんですね」

 見に覚えのないことを言われ戸惑った。私は母と日常会話など交わさない。
 私から聞いたとなぜ彼女に嘘をついた?
 聖女候補生である彼女達の素行を、聖女選定に関わる母が把握していること自体は理解出来るものだ。知っていることは不思議ではないが、なぜそれを私から聞いたと偽ってライラに話すのかわからない。
 ライラは無邪気に話を続け、母から誘いの言葉を受けていることも嬉しそうに報告した。
 
 これほど何か気にかかるのは、おそらく長きに渡る母への不信感があるせいだろう。誰にも知られず狡猾に害をなそうとする人だからこそ、危機感が働いたのかもしれない。

 また嫌な思いをするのか、また何かを奪われるのだろうか。そう考えているうちに、だんだんと視界が狭まり息が苦しくなっていった。
 暗く沈んだ水の中にいるように、周囲の音が消えてゆく。
 そんな時、彼女の声が届いた。


「ルーク様も! 精霊殿に通うようになったらルーク様もご一緒にミラ様のところへ行きましょう!」

 突然の大きな声に意識を呼び戻される。
 腕を強く掴まれて、思わず固まってしまった。不安そうな顔をした彼女は、私と目が合うなりすぐに手を離して謝罪の言葉を口にする。

 どうして謝るのだろうと不思議に思った。鈍った思考がぼんやりとそう捉えて、彼女を眺める。
 冷えかかっていた身体に与えてくれたその手の温かさは、その時かけがえのないもののように思えていたから。

 これまでライラに対して捉えきれなかった感情が、その熱と共に私の心に浮き上がらせた。
 

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