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「迷惑?」
そう聞かれてぶんぶん首を振った。
迷惑なわけがない。
「気になる、って変な意味じゃないからね。でも、八木さんのことはもうなんとも思ってないから、そこはわかっててくれたら…」
変な意味 って何?
気になる けど 好き には発展してないから安心してってこと……?
よくわからないけど、ドキドキがすごくて倒れそう。
「……ごめん。変な事言っちゃったけど、避けたりしないでね」
「野原君も……」
「オレは避けないよ」
触れ合うことはない指先で、野原君はメガネを上げる。
ずっと憧れていた人にこんなこと言われたのに、それでも何にも言えない私。
「波多野は、来週の勉強合宿参加する?」
うちの高校には、1泊で近郊の施設に泊まる勉強合宿があった。
学年別に1日ずつ日程がずれて実施されているので、コウキとは合わない。
「参加するよ。あれって全員参加じゃなかったの?」
「それでも来ない人はいるみたいだよ」
「そうなんだ、私も行きたくないけどね……」
「オレも」
「野原君も?」
笑い合って、自然と沈黙になる。
駅はもうすぐ。
野原君の家は、私の家とは反対方向で、改札も別だ。
ロータリーを横切り、もう私が通る改札がある。
もう終わっちゃった。帰り道。
こんなに、帰りたくないって思ったのは初めてだ。
「じゃあ…」
「うん……」
野原君も同じかな。
改札に入って行けなくて、かと言って、話も続けられない。
ただもう少し一緒にいたいと思うのに、それは言ってはいけない言葉だとわかっていた。
-*-*-*-*-*-*-
「勉強合宿?行かねぇよ。あんなの自習するだけじゃん」
いた……ここに不参加者が。
しかも私の彼氏。
「マジかよなお行くの?サボれよ!そんでオレんち泊まれば?」
「無理だよ、怖すぎるよ(コウキのお母さんが)」
「じゃ、ラブホは?」
「だめだって」
「つまんねーのー。ノリ悪っ。マジメか」
「ノリでサボりたくはないわ」
コウキといる時の自分……
言葉使い悪いし、野原君には見せられない。
ブーブーとコウキの携帯が震える。
気づかないふりしたけど、彩夏先輩からのメールなのが見えた。
コウキはわかりやすく黙ってしまって、なんか真剣な顔で返事を打っていた。
夏の夜、高架下。
アスファルトは昼の熱が冷めてきてて、生ぬるい風がたまに吹いて。
なかなか終わらないメール送信が終わるまで、膝を抱えて、高架を見上げて待つ。やっと終わったみたい。
「……で、何の話してたっけー」
「何も話してないよ」
「何スネてんだよっ。なーおー」
「スネてないし、触んないで」
ベタベタ触ってきた手を払いのけたら、後ろから羽交い締めにされた。
「もぉーっ何すんのっ。痛いよ」
「まあまあ落ちつけ。濡れてる?」
コウキはジャージの中に指突っ込んで、ぐにゅぐにゅ、掻き回してくる。
「何もしてないのに濡れるわけないでしょ、痛い」
「じゃあ舐めよー。舐められるの好きだろ?な?これで機嫌直して」
「もぉっ……」
ずるりと脱がされて下半身丸出しに……
この恰好、佐久間先生にされたことを思い出す。
ちゅ…ぺろ れろ…
硬く尖った蕾を、その日に限ってそっと優しく吸われて、思い出してしまう。
シートに映り込む街灯と水滴の影と、微かな雨音。
衣摺れする音。
車の匂い、先生の匂い。
卑猥な音を立てて、もぞもぞ動く大人の頭。
あの体験を忘れられるわけがない。
相手はコウキなのに、佐久間先生が被る。
「やめて……」
「なんで、こんな濡れてんのに」
ちゅるる ちゅる…ぺろ
「んっ、んーっ……」
「……なお……感じやすくなったよな。ヌルヌルが太ももまで垂れて濡らしてる」
「ふっうぅ……」
極限まで声を我慢する。
ペロペロペロ…
単調に舌で転がされ続けて数分。
ひく ひく…ひく
ぎゅ、ぎゅーっ……
「んーっ……」
静かに……ピクリとも動かず絶頂に達したけど、コウキには気づかれる。
「イッたな?」
「んんぅ……はあ…はあ…」
熱く疼いて痙攣してる。
しつこくされて勝手に体は上り詰めて、こんな場所でもイケるようになってしまった。
ぐったりしてる私の脚を開かせて、コウキが入ってくる。
奥の奥まで、コウキのが硬く大きく膨れて。
「あぅっ」
「なお、マジ気持ちいいわ。サイコー」
「いや……はぁーうんぅーんぁん」
後は、突かれて、揉まれて、コウキが果てるまで。
「ベロ出して」
「ん…ぁ」
ちゅる…むちゅ じゅる
舌が絡みあって離してくれない。
逃げても吸い上げられるし、腰が引けたらお尻をむちっと左右に開かれて、奥まで挿れられて。
どこもかしこも貪られて。
私には、野原君の隣に並ぶ価値なんてない。
問答無用で、力任せに抱かれていたら、邪な考えは薄れる。
野原君にちょっと気になるって言われただけで……告白されたわけでもないのに。
思い違いをしていた。私の居場所はここなのに。
「合宿でエロいことするなよ?男の部屋行ったりー。空室も気をつけろよ?」
「そんな暇ないでしょ」
「エロなおー。暇さえあればするのか笑」
「ちがうよ。もういいよ、そんな話は」
振り払ったら、手首をつかまれた。
「痛…っ」
「浮気したら、殺すからな」
目が……本気だ。
でもそんなことじゃビビらないんだから。
「じゃあ、コウキも浮気したら殺していい?」
するとコウキが笑い出す。
「いいよ。殺して」
にこにこしながら、私の頭を撫でた。
よくわかんないけど、嬉しかったみたい。
普通つきあってる相手にこんなこと言われたら引くけど……変なの。
変なのはお互い様か。
「コウキ、来て」
ギュ。
素直に私の前に来て、黙って抱きしめられてる。
さっきコウキがしてくれたみたいに頭を撫でる。
大きな体を、私に預けてじっとして……
大きいのに、ママに甘える小さい子みたいに。
「次は、いつ会える?」
甘えるような口調で聞いてくるコウキ。
「帰ってきたらすぐ会おう」
合宿から帰ってきた次の日に会う約束をして、その日は解散した。
そう聞かれてぶんぶん首を振った。
迷惑なわけがない。
「気になる、って変な意味じゃないからね。でも、八木さんのことはもうなんとも思ってないから、そこはわかっててくれたら…」
変な意味 って何?
気になる けど 好き には発展してないから安心してってこと……?
よくわからないけど、ドキドキがすごくて倒れそう。
「……ごめん。変な事言っちゃったけど、避けたりしないでね」
「野原君も……」
「オレは避けないよ」
触れ合うことはない指先で、野原君はメガネを上げる。
ずっと憧れていた人にこんなこと言われたのに、それでも何にも言えない私。
「波多野は、来週の勉強合宿参加する?」
うちの高校には、1泊で近郊の施設に泊まる勉強合宿があった。
学年別に1日ずつ日程がずれて実施されているので、コウキとは合わない。
「参加するよ。あれって全員参加じゃなかったの?」
「それでも来ない人はいるみたいだよ」
「そうなんだ、私も行きたくないけどね……」
「オレも」
「野原君も?」
笑い合って、自然と沈黙になる。
駅はもうすぐ。
野原君の家は、私の家とは反対方向で、改札も別だ。
ロータリーを横切り、もう私が通る改札がある。
もう終わっちゃった。帰り道。
こんなに、帰りたくないって思ったのは初めてだ。
「じゃあ…」
「うん……」
野原君も同じかな。
改札に入って行けなくて、かと言って、話も続けられない。
ただもう少し一緒にいたいと思うのに、それは言ってはいけない言葉だとわかっていた。
-*-*-*-*-*-*-
「勉強合宿?行かねぇよ。あんなの自習するだけじゃん」
いた……ここに不参加者が。
しかも私の彼氏。
「マジかよなお行くの?サボれよ!そんでオレんち泊まれば?」
「無理だよ、怖すぎるよ(コウキのお母さんが)」
「じゃ、ラブホは?」
「だめだって」
「つまんねーのー。ノリ悪っ。マジメか」
「ノリでサボりたくはないわ」
コウキといる時の自分……
言葉使い悪いし、野原君には見せられない。
ブーブーとコウキの携帯が震える。
気づかないふりしたけど、彩夏先輩からのメールなのが見えた。
コウキはわかりやすく黙ってしまって、なんか真剣な顔で返事を打っていた。
夏の夜、高架下。
アスファルトは昼の熱が冷めてきてて、生ぬるい風がたまに吹いて。
なかなか終わらないメール送信が終わるまで、膝を抱えて、高架を見上げて待つ。やっと終わったみたい。
「……で、何の話してたっけー」
「何も話してないよ」
「何スネてんだよっ。なーおー」
「スネてないし、触んないで」
ベタベタ触ってきた手を払いのけたら、後ろから羽交い締めにされた。
「もぉーっ何すんのっ。痛いよ」
「まあまあ落ちつけ。濡れてる?」
コウキはジャージの中に指突っ込んで、ぐにゅぐにゅ、掻き回してくる。
「何もしてないのに濡れるわけないでしょ、痛い」
「じゃあ舐めよー。舐められるの好きだろ?な?これで機嫌直して」
「もぉっ……」
ずるりと脱がされて下半身丸出しに……
この恰好、佐久間先生にされたことを思い出す。
ちゅ…ぺろ れろ…
硬く尖った蕾を、その日に限ってそっと優しく吸われて、思い出してしまう。
シートに映り込む街灯と水滴の影と、微かな雨音。
衣摺れする音。
車の匂い、先生の匂い。
卑猥な音を立てて、もぞもぞ動く大人の頭。
あの体験を忘れられるわけがない。
相手はコウキなのに、佐久間先生が被る。
「やめて……」
「なんで、こんな濡れてんのに」
ちゅるる ちゅる…ぺろ
「んっ、んーっ……」
「……なお……感じやすくなったよな。ヌルヌルが太ももまで垂れて濡らしてる」
「ふっうぅ……」
極限まで声を我慢する。
ペロペロペロ…
単調に舌で転がされ続けて数分。
ひく ひく…ひく
ぎゅ、ぎゅーっ……
「んーっ……」
静かに……ピクリとも動かず絶頂に達したけど、コウキには気づかれる。
「イッたな?」
「んんぅ……はあ…はあ…」
熱く疼いて痙攣してる。
しつこくされて勝手に体は上り詰めて、こんな場所でもイケるようになってしまった。
ぐったりしてる私の脚を開かせて、コウキが入ってくる。
奥の奥まで、コウキのが硬く大きく膨れて。
「あぅっ」
「なお、マジ気持ちいいわ。サイコー」
「いや……はぁーうんぅーんぁん」
後は、突かれて、揉まれて、コウキが果てるまで。
「ベロ出して」
「ん…ぁ」
ちゅる…むちゅ じゅる
舌が絡みあって離してくれない。
逃げても吸い上げられるし、腰が引けたらお尻をむちっと左右に開かれて、奥まで挿れられて。
どこもかしこも貪られて。
私には、野原君の隣に並ぶ価値なんてない。
問答無用で、力任せに抱かれていたら、邪な考えは薄れる。
野原君にちょっと気になるって言われただけで……告白されたわけでもないのに。
思い違いをしていた。私の居場所はここなのに。
「合宿でエロいことするなよ?男の部屋行ったりー。空室も気をつけろよ?」
「そんな暇ないでしょ」
「エロなおー。暇さえあればするのか笑」
「ちがうよ。もういいよ、そんな話は」
振り払ったら、手首をつかまれた。
「痛…っ」
「浮気したら、殺すからな」
目が……本気だ。
でもそんなことじゃビビらないんだから。
「じゃあ、コウキも浮気したら殺していい?」
するとコウキが笑い出す。
「いいよ。殺して」
にこにこしながら、私の頭を撫でた。
よくわかんないけど、嬉しかったみたい。
普通つきあってる相手にこんなこと言われたら引くけど……変なの。
変なのはお互い様か。
「コウキ、来て」
ギュ。
素直に私の前に来て、黙って抱きしめられてる。
さっきコウキがしてくれたみたいに頭を撫でる。
大きな体を、私に預けてじっとして……
大きいのに、ママに甘える小さい子みたいに。
「次は、いつ会える?」
甘えるような口調で聞いてくるコウキ。
「帰ってきたらすぐ会おう」
合宿から帰ってきた次の日に会う約束をして、その日は解散した。
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