見知らぬ隣人さん

岩石の扉

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おばさん4

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そのライトは、以前釣りにはまった時に買ったUVライトだった。

2階のトイレに置かれていて、キレイだといって何かを思い出したようにトイレに行き蓄光クロスを光らせる唯香のおもちゃになっていた。


トイレにあるUVライトを手に取り、1階のトイレの前で待っていたおばさんにライトを渡した。

「このライトで照らすと蓄光の部分が光ります。どうぞ」

「うわ!凄いやん!凄いやん!へーこんなんあったんや。子供さん喜ぶやろ!」

「はい、2階のトイレに長いこと入ってる時もあるぐらいです。」

「せやろな良いもんみせてもろたわ!ありがとう!雨どやろ?」

そう言って玄関のドアを開けて外を見た。
雨はほぼ止んでいた。
それを見たおばさんは今のうちに帰ると言って簡単な挨拶をした後帰って行った。

騒がしい人だ。あと少し厚かましい。が悪い人ではないのだろうと公介は思った。

少しして自転車の空気入れも終わり空気入れを片付けている時に羽衣音と唯香が帰ってきた。
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