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皇宮にて
私の愛しい人 side ユーキ
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私の愛するリアンが、私の目の前で攫われました。レオンの婚約者を守ろうとして。
しかも、腹立たしいことに私とレーガは『街を破壊してしまうから』とかいう変な理由で、捜索できない。だが、レオンがもう待てないと、私たちに許可をくれました。
レーガがリアンの魔力を辿り、私は魔法の痕跡から使用者をあぶりだすこととなった。私のリアンに手を出したのだから、覚悟して欲しいですね。
リアンの場所がわかりました。もちろん、すぐに乗り込みました。大人しく待ってるわけが無いので。
入口を何人か固めていたので、さっさと拘束しました。後は知りません。ほかのものに任せたので。
1番奥まった部屋につき、そこからレオンの婚約者、アカネ様の気配があったので、レオンが扉を蹴破りました。そしたら、アカネ様が何人かの男に襲われていたので、レオンが切れまして。
「レオン、私たちはリアンの元に行きます。」
「ああ、リアンを頼む。リアンが傷つくことがあったら、アカネが悲しむ。」
「は、言われなくても!」
ここはレオンだけでいいと思ったので、すぐにリアンの気配がする部屋へ行きました。扉を破ると、そこに。
「…あ、やっ、いや!……あんっ、いやっ、あ、んぅ!」
……………………………リアンが知らない男に犯されていました。
「………てめぇ、リアンに何してんだ!!!」
「ぐっぁ。」
リアンを犯していた男はレーガがボコボコにしました。しかし、
「レーガ、程々にしてくださいよ。」
「あ?なんでだよ、こいつらはリアンを苦しめたんだぞ。」
「だって、ここだと地獄を見せてあげられないでしょう?生きるのが嫌になるくらい苦しめてやらないと。」
「………確かにそうだな、”程々に”しといてやるよ。今はな?」
野蛮な奴らはレーガに任せ、私はリアンの元に寄りました。
「………リアン?もう大丈夫ですよ。怖かったですね。」
「………ユーキ?たすけに、きて、くれたの?」
「ええ、遅くなってすみません。なかなか我々が動く許可が出なくて。……………そんなの言い訳ですね。あなたが傷つくくらいなら、命令だろうがなんだろうが無視して、すぐに助けに行くべきでした。」
「ううん、レーガとユーキは、ちゃん、と、たすけに、きてくれた。それ、だけで、じゅうぶん、だよ?」
「ごめんなさい。二度とあなたをこんな目に合わせたくなかったのに。」
「……………これは、おれ、が、決めたんだ、よ。おれ、が、やらないと、アカネさまが、きずつけ、られる、から。」
「それでも、ごめんなさい。」
「いい、のに。それ、より、アカネさまは、ぶじ?」
「ええ、一応。」
「…よかっ、た。」
………………………私は改めて決意しました。この子を二度と危険な目に合わせてはならないと。私は、そのために強くなったのだから。
私の愛しい人を守らなくては。
私の何より愛する、リアン。私のものを傷つけさせはしないから。
しかも、腹立たしいことに私とレーガは『街を破壊してしまうから』とかいう変な理由で、捜索できない。だが、レオンがもう待てないと、私たちに許可をくれました。
レーガがリアンの魔力を辿り、私は魔法の痕跡から使用者をあぶりだすこととなった。私のリアンに手を出したのだから、覚悟して欲しいですね。
リアンの場所がわかりました。もちろん、すぐに乗り込みました。大人しく待ってるわけが無いので。
入口を何人か固めていたので、さっさと拘束しました。後は知りません。ほかのものに任せたので。
1番奥まった部屋につき、そこからレオンの婚約者、アカネ様の気配があったので、レオンが扉を蹴破りました。そしたら、アカネ様が何人かの男に襲われていたので、レオンが切れまして。
「レオン、私たちはリアンの元に行きます。」
「ああ、リアンを頼む。リアンが傷つくことがあったら、アカネが悲しむ。」
「は、言われなくても!」
ここはレオンだけでいいと思ったので、すぐにリアンの気配がする部屋へ行きました。扉を破ると、そこに。
「…あ、やっ、いや!……あんっ、いやっ、あ、んぅ!」
……………………………リアンが知らない男に犯されていました。
「………てめぇ、リアンに何してんだ!!!」
「ぐっぁ。」
リアンを犯していた男はレーガがボコボコにしました。しかし、
「レーガ、程々にしてくださいよ。」
「あ?なんでだよ、こいつらはリアンを苦しめたんだぞ。」
「だって、ここだと地獄を見せてあげられないでしょう?生きるのが嫌になるくらい苦しめてやらないと。」
「………確かにそうだな、”程々に”しといてやるよ。今はな?」
野蛮な奴らはレーガに任せ、私はリアンの元に寄りました。
「………リアン?もう大丈夫ですよ。怖かったですね。」
「………ユーキ?たすけに、きて、くれたの?」
「ええ、遅くなってすみません。なかなか我々が動く許可が出なくて。……………そんなの言い訳ですね。あなたが傷つくくらいなら、命令だろうがなんだろうが無視して、すぐに助けに行くべきでした。」
「ううん、レーガとユーキは、ちゃん、と、たすけに、きてくれた。それ、だけで、じゅうぶん、だよ?」
「ごめんなさい。二度とあなたをこんな目に合わせたくなかったのに。」
「……………これは、おれ、が、決めたんだ、よ。おれ、が、やらないと、アカネさまが、きずつけ、られる、から。」
「それでも、ごめんなさい。」
「いい、のに。それ、より、アカネさまは、ぶじ?」
「ええ、一応。」
「…よかっ、た。」
………………………私は改めて決意しました。この子を二度と危険な目に合わせてはならないと。私は、そのために強くなったのだから。
私の愛しい人を守らなくては。
私の何より愛する、リアン。私のものを傷つけさせはしないから。
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