剣と魔法と愛と

御夢

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皇宮にて

俺、真っ赤です

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   「んん。」

   目を開けると、真っ白い天井が見えた。
   ここは.........。

   「あ、アカネ、起きた?」

   「れ、レオ様。お、おはようございます。」

   朝からキラキラなレオ様、眩しすぎる。

   ううう、昨日のことを思い出して、恥ずかしい。あ、あんなすごいことをしたなんて。途中から好き、大好きしか言ってない気がする。

   つ、次はレオ様がもっと気持ちよくなれるように俺が頑張らないと。恥ずかしいけど。

   「アカネ、体、大丈夫?痛くない?」

   「あ、大丈夫です。そ、その、き、気持ちよかったです.........。」

   「そう、良かった。これからは我慢しないから、頑張ってね。」

   「が、頑張ります。」

   あれよりすごくなるの?もっとしたいなーって思ってはいたけど、でもあれ以上は無理かも。

   まぁ、レオ様だからいいけど。

   「そういえば、今って何時なんですか?結構眠ってた気がするんですけど。」

   「ん?ああ、今はもう夕方だよ。だからおはよう、という挨拶は違うかな?」

   「ゆ、夕方……。」

   そ、そんなに寝てたんだ。気持ちよかったんだからいいよね。うん。

   「後でリアンの元へ行こう。リアンもアカネに会いたがっていたから。」

    「はぃ!」

   しっかりと謝らないとね、リアンに。俺のせいでリアンな辛い目にあったんだから。

   俺がしっかりしないと。俺も戦えるように筋トレでもしなきゃなー。

   俺って筋肉つくのかな?諦めたくはないけど、筋肉つかなそうだな。残念。
   
   「ねぇ、アカネ。とっても可愛かったんだけど、また見せて欲しいなって。」

   か、可愛かったって、俺にそんな魅力あるかな?

   「ふふ、じゃ、着替えよっか。私が着替えさせてあげる。おいで。」

   レオ様に服を脱がされて、新品であろう服を着た。レオ様に全部見られた。は、恥ずかしい。

   今の俺は絶対真っ赤。ううう、レオ様でも全部見られるのは恥ずかしいな。

   「うん、可愛いよ、アカネ。それじゃ、リアンの元に行こっか。リアンのことを元気づけてあげてね。」

   俺がちゃんとしないと。今は真っ赤だとしても、しっかり謝らないとね。

   .........、今行っても大丈夫だよね。旦那さんたちと何かしてる訳じゃないよね。なんか不安になっていく。

   や、することはダメじゃないんだけど、でも、その、見るのは恥ずかしいかな。

   ううう、リアンのとこに真っ赤な顔して行くなんて。でも、前に見た光景が忘れられないんだもん。

   こんな状態で、しっかり謝れるかな。

   .........が、頑張ろう。
   
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