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問題解決ですよリリアお嬢様 3
駄目!セリ先生はこの体じゃ避けられない!お腹に当たったら赤ちゃんが!!
リリアはセリ先生の前に立ち、
両手を広げてデリスの方を見ながら火のかけらを素手で払えないか
一瞬のうちに考えていた。
(大きな火の粉と思えば何とかなるかしら!?
最悪、片手が使い物にならなくなってもお腹の子供二人分の安全に比べれば安いものよ!)
その時、セリ先生とリリアを囲むように白色の結界が張られた。
結界に当たった火のかけらは一度飲み込まれてから
もっと大きい火の玉になって飛び出してきた。
速いスピードに乗ってデリスのおでこに当たった。
自分の魔法を当てられらたデリスはそのまま後ろに倒れ込んだ。
しばらく動かなかったが数秒経って意識を取り戻し、朦朧とした状態で立ち上がる。
足元がおぼつかずよろよろしている。
「な…何が…起こってるの、よ、、。あの…若いおばさんの結界?
聞いて、ない、わよ。妊婦のくせに、魔法なんか使っちゃって。」
とよろめきながらまた魔法を仕掛ける仕草をし始めた。
「あんた!また何か出そうってのか!馬鹿野郎!
あんたみたいな根性腐ったやつ!あたしがやってやるよ…!」
リタさんが両手を構えると両手の間からバチバチと雷の塊が出現してきた。
リタさんの顔が鬼のようになっている。
あの雷はさっきの火のかけらとは比較にならない。
魔法が分からない私にでもわかる。
あれを当てられたらデリスの肉体ごと吹っ飛ぶ。
屋敷も壊れるかもしれない。リタさんを殺人者にしてはいけない!
屋敷が壊れたらセリ先生も危険な目に遭う。
リリアは結界から手を伸ばし、
そばにあった大きめの花瓶をデリスに投げつけた。
上手くデリスの頭に当たった。
2回も頭に衝撃を受けたデリスは流石に立っていられなくなりまた後ろに倒れた。
もう意識もなかった。
「リタさん、すぐデリスを縛ってください!魔法が使えないようにできますか?」
「あ…ああ。リリちゃんが投げたのかい。あんたすごいね。
コントロール上手すぎないかい?
ああ、この馬鹿を縛るんだね。任せときな。
魔力持ちの封じ方は昔母さんに教えてもらったよ。気絶しているからすぐだ。」
と素早くデリスを縛り上げ、縛ったなわに自分の魔力をねじ込んだ。
「あたし結界は張れないんだ。攻撃だけ。
でもね、自分を守る方法は両親から教わった。
物に魔力をねじ込めば結界の代用ができるんだ。あまり知ってる人は少ないだろうけどね。はい!いっちょあがり!」
デリスはぐったりしているが、しっかり呼吸はしている。
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