社内恋愛にご注意!!

ミミリン

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この後の予定

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レストランに着くとメニューを渡される。


ああ、やっぱり全体的に値段設定が高いなあ…。


「えっと、俺このワインとコースをお願いします。メインは黒毛和牛ヒレ肉のパイ包み焼きの方を。」

え?それ一番高いコース?

「マコ早く決めなよ。俺お腹ペコペコでさ。
マコ朝ごはん用意してなかっただろ?だからこのコース料理でお腹を満たしたいんだよね。」

よ、予算オーバーだよ…。

「わ、私はこのランチパスタを…単品で。」

「お飲み物はどうなさいますか?」

「お水をお願いします…。」

「かしこまりました。」店員さんは厨房にオーダーを通しに行く。


「何だよ、マコ朝ごはん食べすぎたの?せっかく来たのに少食だね。」


流石に、よし君であってもこの振る舞いはどうなの?

予算オーバーだから帰りは激安スーパーでお米を買うしかない…。

お米の質が落ちても今日のレストラン代のせいだよって言い返そう。

よし君は上機嫌にコース料理を堪能しワインも飲んで楽しそうだった。

お会計を済まして後は激安スーパーに行くだけだ。

足は疲れているけどよし君に荷物をしっかり持ってもらえれば大丈夫。

「ふ~。結構いいお店だったね。おっと、もうこんな時間だ。じゃあ俺もう行くわ。」


「????え?今からスーパー行くんだよね?」


「え?何それ聞いてないよ。そんなのいつも通りマコが行ってよ。俺友達と約束しているから夜まで帰らないよ。じゃあね。あ、夜ご飯一応用意しておいて。忘れないでね。マコおっちょこちょいだからな。」

そう言って笑いながらよし君は足早に去って行く。


「ちょっと、待って!」と言ったらよし君が立ち止まってくれた。


そして、笑顔でこっちに戻ってきてくれた。


良かった。私の思い通じた?



よし君は私の頭に手を置きぽんぽんと撫でてくる。

撫でてもらうのは外だからちょっと恥ずかしいけど何だか嬉しい。顔がにやけてしまう。


「よしよし。マコはすごく頑張ってるよ。えらいえらい。」カッコいい顔でよし君が私を労う。


労うのも嬉しいけど、今の状況にこのセリフ関係あるかな?まあ、いいか、よし君が優しいのは幸せなことだから。

と目を閉じて幸せを感じる。



「よしっ!じゃあ行ってくる!夜ご飯頼んだからね。」と言って、さっきより更に早いスピードで私の元から駆けて離れていった。




一瞬の出来事で何が起きたか分からない。あれ?よし君はどこに行ったの?

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