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2章
24話
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「じゃ、とりあえず先に少年に謝れ」
「えっ」
予想だにしてなかった言葉に、霧本は驚きの声を上げ、酒呑童子と女を交互に見やった。
彼女に暴力を振るわれた。しかし、別に謝罪など求めていない。脱せない絶望的な状況から抜け出せただけで御の字だ。赤崎も無傷とは言えないが、無事で居てくれるのなら、それ以上の事は求めない。
「僕はいいよ! 穏便に……済んでいないけど、そこまで求めてない」
「そっちは良くても俺は良くねぇ。沙綾香の友達に手を出しても一緒だ、なぁ?」
酒呑童子がじろっと女を見る。女は彼の視線に舌打ちしつつ、そっぽむきながら、小さな声で呟く。
「……悪かったよ」
「はい、だめぇ」
酒呑童子は女の頭を叩き、もう一度、と顎で謝罪するよう促す。それに対し、女は唇を噛み締め、小刻みに体を震わせながら頭を下げた。
「申し訳、ございませんした……っ」
霧本は頭を掻き、どうすればいいか悩んだ。
こんな時、なんて声を掛ければいいのだろうか。いいよ、って言うのだろうが、自分は謝罪を求めていない。赤崎と雪霧に誤ってくれさえすれば、それでいい。
自分謝るのは余計な事だ。
「あ、ありがとう……謝ってくれて」
「なんで、礼を言うのさ」
女が怪訝な顔で吐き捨てる。
「全くだな……」
何処からか、聞き覚えのある女性の声が聴こえ、霧本は後方を振り返る。しかし、女性の姿は見受けられず、首を傾げさせたが、高架線の上から雪霧を背負った烏丸が不機嫌そうに目を細めながら降りてきた。
「何故、我がこんなことをせねばならん……」
「雪霧さんっ、烏丸、さんっ」
烏丸は雪霧を降ろし、納得いかない様子で舌打ちをする。そんな彼の肩にしがみつくコロが、烏丸の頬を叩き、頬を膨らませる。その行為を鬱陶しそうに目を細めていると、酒呑童子の姿が目に入り、険しくさせていた顔を一層険しくさせた。
「貴様、あの時の鬼か?」
烏丸の問い掛けに、酒呑童子は楽しげに笑みを浮かべ、一度だけ頷いた。
「あぁ、礼はいらねぇぞ。友達の友達の友達を助けただけだ」
――結構離れてるな。と、思ったが、余計な事を言えば烏丸が怒りかねないので、彼らのやりとりを見守ろう。口は災いの元、とも言うのだから。
「ふん、鬼のような品の無い者に礼など言うつもりはない」
「うぅわっ、可愛くねぇな……おまえんとこの友達」
霧本の方を見て、肩を竦めさせる。
可愛くないと言われても仕方ない。雪霧は綺麗な容姿はしてはいるが、相手によって態度が異なる傾向にある。烏丸に至っては、友好的な関係を築くような事はほぼない。彼から友達と言ってくれる日が来るのが、相当な時間が掛かるだろう。
「ところで、雪霧さん。大丈夫か?」
「大丈夫に……見えるか……?」
右の袖から見える筈の細い腕が無く、その袖から滴り落ちる水滴が彼女の治癒能力の衰えを物語っていた。あれほどの怪我を負う出来事があったりすれば、女との戦闘しか考えられない。
体を僅かに動かすだけでも痛みがあるのか、無くなった右腕を抑え、顔を歪ませる。立っているのがやっとのようで、川に向かって行きたくとも、意思に反して体が動かなければ、疲労が重なる一方だ。
雪霧がしたいことを察した酒呑童子は、雪霧に歩み寄ると、彼女の襟を掴む。
そして、
「ほら」
川に向けて放り投げた。
「なっ!?」
突然の事に大きな声を上げた雪霧だったが、大勢を整える暇もなく頭から川に落ちてしまう。
本来ならば、すぐに顔を上げ、酒呑童子に向けて罵声を浴びせるのだろうが、今回は違うようだ。川に身を沈め、ピクリとも動かない。
「え、ちょ……」
「うーっ!!」
今の衝撃で気を失ってしまったのではないだろうか。立っているだけでもやっとだった相手にやる諸行ではない。理不尽すぎる。
「酒呑さんっ!? なにやってるの!?」
「え? あそこまで運ぶのも、雪霧さん辛いかなって思っての親切だろ?」
「ちがうよ! ただの追い討ちだよ!?」
すると、雪霧が落ちた川の方から水が凍る音が聞こえ、彼女の方に再び目を向けると、彼女周辺に氷が貼られていた。そして、その氷は雪霧の右腕に向かって収束していき、最終的には彼女の腕を生成させた。
「おまえっ!! 常識と思いやりというものはないのか!?」
勢いよく体を起こし、雪霧は酒呑童子を指差して怒声を上げる。その光景と先程まで消失していた右腕が再生されたことに、女が少し驚いた表情を浮かべていた。
霧本は雪霧に駆け寄り、再生された右腕を恐る恐る触れる。普段と変わらず白くて冷たい右腕ようだったが、肉の感触というものは感じられず、酷く硬かった。
「大丈夫、なの?」
「あぁ。だが、元の腕に戻るには時間がかかる」
「そっか……」
「お前の方こそ、大丈夫だったか? 酒呑童子に助けられたようだが」
雪霧は酒呑童子に視線を向ける。
「俊哉を護ってくれて、感謝する」
「ん、あぁ……かまわねぇよ」
礼を言われるとは思わなかったのか、酒呑童子はどう反応すればいいのか分からない様子で、照れ臭そうに頭を掻いた。
「で、だ。お前、私に裏切り者と言っていたな。どういうことだ? 私は誰か裏切った覚えはないし、裏切るとかの関係を持った相手など俊哉達しかいないぞ。それに……子供達の事だ。洗いざらい吐いてもらう」
「ふん、あんたの中じゃそうかもしんないねぇ。盲目が」
「なんだと?」
「あんたが住んでた山の妖怪から聞いた、っていやぁいいのかい?」
雪霧は女の言葉に目を見開き、湯水のよう湧いて出てきた言葉が一瞬にして噤んでしまった。酷く動揺しているようで、視線を泳がせ、落ち着かない様子で口元に手を持っていく。
雪霧の知り合いの妖怪ということは、およそ四百年前の妖怪。その妖怪がこの街に住んでいたのか。しかし、知り合いならば、彼女が気付いていてもおかしくない筈だ。現代を生き始めて一カ月と少し、ずっと気付かないものなのか。
「そんなやつをここらで見つけるってなかなかだな。どうやって見つけんだ?」
「見つけようとして見つけた訳じゃないさ。たまたまだよ。なんせ、なんの気配も感じなかったしさ」
気配。確か、人間と妖怪はそれぞれ異なった気配を持ち合わせている。その中でも、鬼の気配は独特で、何処に鬼がいるのかすぐに嗅ぎつけることさえ可能のようだ。
「感じなかったって妖怪じゃなくなってるってこと?」
霧本の問い掛けに、女の子は彼を一瞥すると一度だけ左右に首を振った。
「いいや、妖怪さ。妖怪をそれ以上の何かになるなんてありえない。ただ、死にかけてるだけさ」
「そいつの名はなんだ!? 教えろっ!!」
川から上がり、女に詰め寄ろうするが、キズは塞がっているものの、体の状態は万全ではないようだ。苦渋に顔を歪め、その場に片膝をついてしまう。
「さぁね、聞いちゃいないよ。ただ、男さ」
とにかく、と女は続ける。
「あいつに謝らない限り、あたいはあんたに頭を下げるつもりはない」
「……えっとさ、その妖怪さんは何処にいるの?」
「ん? 大きいとこだったねぇ。みどりなんとかっていう広場だった」
おそらく、緑原公園だ。この街で大きい広場となれば、緑原公園しか該当しない。ここからそう遠くない位置にあるので、今からそちらに赴く事出来る。雪霧の回復を待った方がいいのだろうが、彼女の知り合いである妖怪は寿命も長くもたない。寸でのところで寿命が尽きてしまったら、四百年ぶりの再会を果たせなくなる。
「雪霧さん、行こう。会えば、雪霧さんが気になってた事が分かる筈だよ」
霧本は雪霧に歩み寄り、動く左手を握り締める。
「…あぁ」
「あと――」
霧本は振り返り、仄かに湧き立たせる怒りを女へと向けた。
「雪霧さんが謝ったら、謝ってね?」
女の表情が僅かに歪む。それは鬱陶しいなどという感情ではなく、また何か別のものに不快感を抱いているようにも感じた。しかし、何故彼女がその様な表情を浮かべるのか分からない。とにかく、謝ってくれるという意思表示として受け取るしかない。
「ガキにいわれ――」
その時だ。
何処からか、風の切る音が聞こえた。そして、数瞬遅れで柔らかい物を射抜く音が、近くから聞こえてきた。
何度か聞いたことある音だ。それは、矢が的を射抜くまでの間に聞こえる音に良く似ていた。いや、似ているのではなく、矢を放った音だ。
「えっ」
予想だにしてなかった言葉に、霧本は驚きの声を上げ、酒呑童子と女を交互に見やった。
彼女に暴力を振るわれた。しかし、別に謝罪など求めていない。脱せない絶望的な状況から抜け出せただけで御の字だ。赤崎も無傷とは言えないが、無事で居てくれるのなら、それ以上の事は求めない。
「僕はいいよ! 穏便に……済んでいないけど、そこまで求めてない」
「そっちは良くても俺は良くねぇ。沙綾香の友達に手を出しても一緒だ、なぁ?」
酒呑童子がじろっと女を見る。女は彼の視線に舌打ちしつつ、そっぽむきながら、小さな声で呟く。
「……悪かったよ」
「はい、だめぇ」
酒呑童子は女の頭を叩き、もう一度、と顎で謝罪するよう促す。それに対し、女は唇を噛み締め、小刻みに体を震わせながら頭を下げた。
「申し訳、ございませんした……っ」
霧本は頭を掻き、どうすればいいか悩んだ。
こんな時、なんて声を掛ければいいのだろうか。いいよ、って言うのだろうが、自分は謝罪を求めていない。赤崎と雪霧に誤ってくれさえすれば、それでいい。
自分謝るのは余計な事だ。
「あ、ありがとう……謝ってくれて」
「なんで、礼を言うのさ」
女が怪訝な顔で吐き捨てる。
「全くだな……」
何処からか、聞き覚えのある女性の声が聴こえ、霧本は後方を振り返る。しかし、女性の姿は見受けられず、首を傾げさせたが、高架線の上から雪霧を背負った烏丸が不機嫌そうに目を細めながら降りてきた。
「何故、我がこんなことをせねばならん……」
「雪霧さんっ、烏丸、さんっ」
烏丸は雪霧を降ろし、納得いかない様子で舌打ちをする。そんな彼の肩にしがみつくコロが、烏丸の頬を叩き、頬を膨らませる。その行為を鬱陶しそうに目を細めていると、酒呑童子の姿が目に入り、険しくさせていた顔を一層険しくさせた。
「貴様、あの時の鬼か?」
烏丸の問い掛けに、酒呑童子は楽しげに笑みを浮かべ、一度だけ頷いた。
「あぁ、礼はいらねぇぞ。友達の友達の友達を助けただけだ」
――結構離れてるな。と、思ったが、余計な事を言えば烏丸が怒りかねないので、彼らのやりとりを見守ろう。口は災いの元、とも言うのだから。
「ふん、鬼のような品の無い者に礼など言うつもりはない」
「うぅわっ、可愛くねぇな……おまえんとこの友達」
霧本の方を見て、肩を竦めさせる。
可愛くないと言われても仕方ない。雪霧は綺麗な容姿はしてはいるが、相手によって態度が異なる傾向にある。烏丸に至っては、友好的な関係を築くような事はほぼない。彼から友達と言ってくれる日が来るのが、相当な時間が掛かるだろう。
「ところで、雪霧さん。大丈夫か?」
「大丈夫に……見えるか……?」
右の袖から見える筈の細い腕が無く、その袖から滴り落ちる水滴が彼女の治癒能力の衰えを物語っていた。あれほどの怪我を負う出来事があったりすれば、女との戦闘しか考えられない。
体を僅かに動かすだけでも痛みがあるのか、無くなった右腕を抑え、顔を歪ませる。立っているのがやっとのようで、川に向かって行きたくとも、意思に反して体が動かなければ、疲労が重なる一方だ。
雪霧がしたいことを察した酒呑童子は、雪霧に歩み寄ると、彼女の襟を掴む。
そして、
「ほら」
川に向けて放り投げた。
「なっ!?」
突然の事に大きな声を上げた雪霧だったが、大勢を整える暇もなく頭から川に落ちてしまう。
本来ならば、すぐに顔を上げ、酒呑童子に向けて罵声を浴びせるのだろうが、今回は違うようだ。川に身を沈め、ピクリとも動かない。
「え、ちょ……」
「うーっ!!」
今の衝撃で気を失ってしまったのではないだろうか。立っているだけでもやっとだった相手にやる諸行ではない。理不尽すぎる。
「酒呑さんっ!? なにやってるの!?」
「え? あそこまで運ぶのも、雪霧さん辛いかなって思っての親切だろ?」
「ちがうよ! ただの追い討ちだよ!?」
すると、雪霧が落ちた川の方から水が凍る音が聞こえ、彼女の方に再び目を向けると、彼女周辺に氷が貼られていた。そして、その氷は雪霧の右腕に向かって収束していき、最終的には彼女の腕を生成させた。
「おまえっ!! 常識と思いやりというものはないのか!?」
勢いよく体を起こし、雪霧は酒呑童子を指差して怒声を上げる。その光景と先程まで消失していた右腕が再生されたことに、女が少し驚いた表情を浮かべていた。
霧本は雪霧に駆け寄り、再生された右腕を恐る恐る触れる。普段と変わらず白くて冷たい右腕ようだったが、肉の感触というものは感じられず、酷く硬かった。
「大丈夫、なの?」
「あぁ。だが、元の腕に戻るには時間がかかる」
「そっか……」
「お前の方こそ、大丈夫だったか? 酒呑童子に助けられたようだが」
雪霧は酒呑童子に視線を向ける。
「俊哉を護ってくれて、感謝する」
「ん、あぁ……かまわねぇよ」
礼を言われるとは思わなかったのか、酒呑童子はどう反応すればいいのか分からない様子で、照れ臭そうに頭を掻いた。
「で、だ。お前、私に裏切り者と言っていたな。どういうことだ? 私は誰か裏切った覚えはないし、裏切るとかの関係を持った相手など俊哉達しかいないぞ。それに……子供達の事だ。洗いざらい吐いてもらう」
「ふん、あんたの中じゃそうかもしんないねぇ。盲目が」
「なんだと?」
「あんたが住んでた山の妖怪から聞いた、っていやぁいいのかい?」
雪霧は女の言葉に目を見開き、湯水のよう湧いて出てきた言葉が一瞬にして噤んでしまった。酷く動揺しているようで、視線を泳がせ、落ち着かない様子で口元に手を持っていく。
雪霧の知り合いの妖怪ということは、およそ四百年前の妖怪。その妖怪がこの街に住んでいたのか。しかし、知り合いならば、彼女が気付いていてもおかしくない筈だ。現代を生き始めて一カ月と少し、ずっと気付かないものなのか。
「そんなやつをここらで見つけるってなかなかだな。どうやって見つけんだ?」
「見つけようとして見つけた訳じゃないさ。たまたまだよ。なんせ、なんの気配も感じなかったしさ」
気配。確か、人間と妖怪はそれぞれ異なった気配を持ち合わせている。その中でも、鬼の気配は独特で、何処に鬼がいるのかすぐに嗅ぎつけることさえ可能のようだ。
「感じなかったって妖怪じゃなくなってるってこと?」
霧本の問い掛けに、女の子は彼を一瞥すると一度だけ左右に首を振った。
「いいや、妖怪さ。妖怪をそれ以上の何かになるなんてありえない。ただ、死にかけてるだけさ」
「そいつの名はなんだ!? 教えろっ!!」
川から上がり、女に詰め寄ろうするが、キズは塞がっているものの、体の状態は万全ではないようだ。苦渋に顔を歪め、その場に片膝をついてしまう。
「さぁね、聞いちゃいないよ。ただ、男さ」
とにかく、と女は続ける。
「あいつに謝らない限り、あたいはあんたに頭を下げるつもりはない」
「……えっとさ、その妖怪さんは何処にいるの?」
「ん? 大きいとこだったねぇ。みどりなんとかっていう広場だった」
おそらく、緑原公園だ。この街で大きい広場となれば、緑原公園しか該当しない。ここからそう遠くない位置にあるので、今からそちらに赴く事出来る。雪霧の回復を待った方がいいのだろうが、彼女の知り合いである妖怪は寿命も長くもたない。寸でのところで寿命が尽きてしまったら、四百年ぶりの再会を果たせなくなる。
「雪霧さん、行こう。会えば、雪霧さんが気になってた事が分かる筈だよ」
霧本は雪霧に歩み寄り、動く左手を握り締める。
「…あぁ」
「あと――」
霧本は振り返り、仄かに湧き立たせる怒りを女へと向けた。
「雪霧さんが謝ったら、謝ってね?」
女の表情が僅かに歪む。それは鬱陶しいなどという感情ではなく、また何か別のものに不快感を抱いているようにも感じた。しかし、何故彼女がその様な表情を浮かべるのか分からない。とにかく、謝ってくれるという意思表示として受け取るしかない。
「ガキにいわれ――」
その時だ。
何処からか、風の切る音が聞こえた。そして、数瞬遅れで柔らかい物を射抜く音が、近くから聞こえてきた。
何度か聞いたことある音だ。それは、矢が的を射抜くまでの間に聞こえる音に良く似ていた。いや、似ているのではなく、矢を放った音だ。
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